| № | 掲載 | 英単語 / 発音 | コアイメージと説明 | 意味/例文 |
|---|---|---|---|---|
| 0126■■■ | 17/23 | absorb [əbˈsɔɚb] |
完全に取り込んで消す absorb のコアイメージは「外にあるものを内部へと完全に取り込み、もとの形を消してしまう」こと。スポンジが水を吸い込んで表面を乾かすように、対象を内部に引き込み、外部から見えなくしてしまうイメージです。この「完全に取り込む」感覚が土台にあるため、物理的な吸収(水・光・衝撃)だけでなく、精神や意識が何かに完全に取り込まれる「夢中になる」状態、さらには資源や注意を根こそぎ「奪う」意味にも広がります。日本語の「吸収する」より取り込みの完全性・深さが強調されている点が重要です。 |
動(液体・光・熱などを)吸収する 動(衝撃・ダメージなどを)やわらげる/受け止める 動(時間・費用・資源などを)奪う/消費し尽くす 動(人を)夢中にさせる/没頭させる 動(知識・文化などを)消化して自分のものにする 例文 The sponge absorbs water well. そのスポンジは水をよく吸収する。 She was so absorbed in the novel that she didn't hear the doorbell. 彼女は小説に夢中になりすぎて、ドアベルの音が聞こえなかった。 The new project absorbed most of our budget. 新しいプロジェクトが予算のほとんどを使い果たした。 |
| 0127■■■ | 17/23 | abstract [ˈæbstrækt] |
具体から引き離されたもの abstractの語源はラテン語のabstractus(abs=離れて+trahere=引っ張る)。つまり「具体的な現実から引き離された状態」がコアイメージ。目に見える具体物から切り離して考える思考の様子が「抽象的な」という形容詞の意味を生む。また、論文や書籍の内容を本文から「引き抜いてまとめたもの」が「要約・抄録」という名詞の意味につながる。さらに動詞では「〜から引き離す・抽出する」という意味になる。抽象絵画(abstract art)が「具体的な形から解放された絵画」を指すのも同じ発想だ。「何かから引っ張り離す」という一つのイメージが形・名・動それぞれの意味を統一的に説明している。 |
形抽象的な、観念的な、難解な 名要約、抄録(論文などの);抽象概念 動〜を抽出する、要約する、(婉曲)盗む 例文 Philosophy involves many abstract concepts. 哲学は多くの抽象的な概念を含む。 Please read the abstract before you decide whether to read the full paper. 本文を読むかどうか決める前に要約を読んでください。 The artist moved from realistic portraits to abstract paintings in his later years. その芸術家は晩年、写実的な肖像画から抽象画へと移行した。 |
| 0128■■■ | 17/23 | accurate [ˈækjʊrət] |
狙い通りにピタリと当たる accurateの語源はラテン語のaccurare(念入りに気を配る)で、ad-(〜に向かって)+ cura(注意・ケア)から成る。コアイメージは「目標に対してズレなく当たっている」状態。弓矢がターゲットの中心を射貫くイメージが根底にある。だから「正確な数値」「的確な描写」「精密な計器」など、どの文脈でも「現実・目標・事実からのズレがない」という共通の感覚がある。単に「まちがいがない」というより、「狙いとした対象に対してピッタリ一致している」という能動的・積極的なニュアンスが重要。 |
形正確な、的確な 形精密な、精確な(計測・道具・射撃など) 形(人が)正確を期した、緻密な 例文 Her explanation of the city is accurate. It's really busy, crowded, and loud. その都市に関する彼女の説明は正確だ。本当に人通りが多く、混んでいて、うるさい。 This thermometer is highly accurate, with an error of less than 0.1 degrees. この温度計は非常に精密で、誤差が0.1度未満だ。 The archer's accurate shot hit the center of the target. そのアーチャーの的確な一射は的の中心を射抜いた。 |
| 0129■■■ | 17/23 | achieve [ətʃíːv] |
努力して手に入れる achieveの語源はフランス語の「achever(頭〔先端・終端〕まで持っていく=やり遂げる)」に由来し、「努力の末に目標を自分の手元に引き寄せる」というイメージがコアにあります。重要なのは「ただ結果がある」のではなく、「相応の労力・プロセスを経て成果を得る」という点です。だから「成功を achieve する」というとき、単に成功したという事実だけでなく、努力して勝ち取ったというニュアンスが自然に込められています。このコアイメージがあるため、目標・成功・成果など「目指して取り組んできたもの」とセットで使われることがほとんどです。 |
動(努力して)達成する・成し遂げる 動(地位・名声などを)獲得する・手に入れる 動(ある水準・状態に)到達する 例文 She has achieved success as an actress. 彼女は女優として成功を勝ち取った。 He finally achieved his goal of running a marathon. 彼はついにマラソンを走るという目標を達成した。 The team achieved a high level of performance under pressure. そのチームはプレッシャーの下で高いパフォーマンスを発揮した。 |
| 0130■■■ | 17/23 | adequate [ˈædɪkwət] |
ギリギリ合格ラインに届いている adequateの語源はラテン語のadaequare(「〜に等しくする」)で、adは「〜に向かって」、aequusは「等しい、平ら」を意味します。つまりコアイメージは「基準・要求にちょうど等しいレベルに達している」こと。「十分」と訳されますが、日本語の「十分」が持つ「余裕がある」「申し分ない」というニュアンスとは異なり、「最低限の基準をクリアしている」というニュアンスが強いです。excellentやsufficient(余裕を持って十分)とは違い、adequateは「合格はしているが、優秀とは言えない」という含意を持つことがあります。「適切な」「まあまあの」「可もなく不可もない」と訳されることもあり、文脈によっては控えめな評価を表します。 |
形(最低限)十分な、足りている 形適切な、ふさわしい 形まあまあの、そこそこの(やや控えめな評価として) 例文 We must find an adequate supply of water. 十分な(必要量を満たす)水の供給源を見つけなければならない。 His performance was adequate, but not impressive. 彼のパフォーマンスはまあまあだったが、印象的ではなかった。 Is this room adequate for a meeting of twenty people? この部屋は20人の会議に適していますか? |
| 0131■■■ | 17/23 | adjust [ədʒˈʌst] |
ちょうどよい状態に合わせる adjustのコアイメージは「現在の状態と理想の状態のズレを埋めるように、細かく位置や量・度合いを動かすこと」。語源はad-(〜に向かって)+just(正確な・公正な)で、「ぴったり正しい状態に向けて動かす」という発想が根底にある。物理的な「調整・調節」だけでなく、人が新しい環境・状況に自分を合わせていく「順応・適応」にも使われるのは、どちらも「ズレをなくしてフィットさせる」という同じコアイメージが働いているからだ。大きく作り直すのではなく、すでにあるものを微調整してちょうどよい状態に整えるニュアンスが特徴的で、fineTuningのような繊細さを含む。 |
動詞(他動詞)(機器・設定などを)調節する、調整する 動詞(自動詞)(新しい環境・状況に)順応する、慣れる 動詞(他動詞)(保険・損害などの)示談交渉をする・査定する 例文 Please adjust the volume. It is a little too loud. ボリュームを調節してください。少しうるさ過ぎます。 It took him several months to adjust to life in a foreign country. 彼が海外生活に順応するまでに数か月かかった。 She adjusted her schedule to accommodate the new meetings. 彼女は新しい会議に合わせてスケジュールを調整した。 |
| 0132■■■ | 17/23 | adopt [ədɑ́pt] |
外から選び取って自分のものにする adoptのコアイメージは「外部にあったものを意識的に選択し、自分(または自分の組織)のものとして受け入れる」こと。ポイントは「もともと自分のものではなかった」という出発点と、「能動的・意図的に取り込む」という動作の2点にある。子どもを養子にする場合も、他者の方針を採用する場合も、文体を取り入れる場合も、すべて「外にあったものを選んで自分の内側に引き入れる」という同じ動きが根底にある。単に受動的に影響を受けるのではなく、「これを選ぶ」という意志が必ず含まれるのがadoptの本質だ。 |
動(方針・手段・習慣などを)採用する、取り入れる 動(議案・憲法・決議などを)承認する、可決する 動養子にする、(動物を)引き取る 動(態度・口調などを)とる、身につける 例文 I started to adopt Billy's writing style. 私はビリーの文体を取り入れはじめた。 The United Nations adopted a resolution calling for a ceasefire. 国連は停戦を求める決議を採択した。 She adopted a calm tone even though she was furious inside. 彼女は内心激怒しながらも、落ち着いた口調をとった。 |
| 0133■■■ | 17/23 | aggressive [əgrésɪv] |
前へ前へと押し出す力 aggressiveの語源はラテン語の「aggredi(前へ進む・攻めかかる)」で、ad-(〜に向かって)+ gradi(歩む・進む)から成る。コアイメージは「外へ向かって積極的に力を押し出す」こと。この「押し出す力」がネガティブな方向に向かえば「攻撃的・侵略的」になり、ポジティブな方向に向かえば「積極的・意欲的」になる。日本語では状況に応じて全く異なる訳語が当てられるが、どの文脈でも「内にとどまらず外へ向けて力強く押し進める」というエネルギーが根底にある。ビジネスや競争の場では肯定的ニュアンスで使われることも多い。 |
形攻撃的な、好戦的な 形積極的な、意欲的な、精力的な 形侵略的な、強引な 形(治療・手術などが)積極的な、強力な 例文 Dogs are aggressive to people they don't know. 犬は知らない人に対して攻撃的だ。 The company launched an aggressive marketing campaign to capture new markets. その会社は新市場を獲得するために積極的なマーケティングキャンペーンを展開した。 Doctors decided to pursue aggressive treatment for the cancer. 医師たちはそのがんに対して積極的(強力)な治療を行うことを決定した。 |
| 0134■■■ | 17/23 | allow [əlɑ́ʊ] |
道を開いてあげる allowのコアイメージは「障害を取り除いて、何かが起きる余地・道を与える」こと。「許可する」という訳が有名だが、それはあくまで一面にすぎない。権力者が積極的に認める「permit」とは違い、allowは「あえて止めずにいる・妨げない」という受け身的なニュアンスを持つ。「可能にする」「余裕を見ておく」「(時間・お金を)確保する」といった意味も、すべて「その余地を与える」というイメージから生まれる。法律や規則が何かを「認める」のも、事情を考慮して「引き当てる」のも、同じ根っこにある。 |
動(人や物事に)許可する・許す 動可能にする・させておく(主語が物・状況の場合) 動(時間・費用などを)見込む・確保する・余裕をみておく 動(事実・主張を)認める・承認する 例文 The king will allow the use of guns in the country in the near future. 近い将来、王は国内での銃の使用を許可するつもりだ。 Please allow at least two hours for the journey to the airport. 空港までの移動には少なくとも2時間は見ておいてください。 The new technology allows scientists to observe cells in real time. 新しい技術のおかげで、科学者たちはリアルタイムで細胞を観察できるようになった。 |
| 0135■■■ | 17/23 | amount [əmɑ́ʊnt] |
積み上がった総まとまり amountの語源はラテン語の「ad montem(山へ向かう)」で、何かが山のように積み上がっていくイメージが根底にある。数えられないもの(不可算名詞)がどれだけ積み重なっているかを示すのが本来の用法。「量」「額」「総計」はどれも、バラバラな個々を一つのまとまりとして捉えた結果である。動詞として使うと「(結果として)〜に達する・〜に相当する」という意味になるが、これも「積み上がって最終的にその地点に到達する」というコアイメージから自然に導かれる。重要なのは、countable(数えられるもの)には使わず、uncountable(数えられないもの)の分量を指す点。 |
名量、分量(数えられないものの) 名額、金額 名総計、合計 動(〜に)達する、相当する(amount to〜) 例文 This is a huge amount of chocolate. こりゃあ大量のチョコだね。 The total amount due is $500. 支払うべき総額は500ドルです。 His efforts amounted to nothing in the end. 彼の努力は結局何にもならなかった。 |
| 0136■■■ | 17/23 | annual [ˈænjuəl] |
一年という単位で区切る annualのコアイメージは「一年という時間的単位に基づいている」こと。ラテン語のannus(年)が語源で、「一年ごとに繰り返される」あるいは「一年という期間を単位として測られる」という感覚が根底にある。「年一回の」「例年の」という意味は「一年ごとに区切って繰り返す」イメージから、「一年の(期間全体にわたる)」という意味は「一年という枠の中に収まる」イメージからくる。また名詞として「一年草(一年で一生を終える植物)」や「年鑑(毎年発行される出版物)」という意味にも展開する。日本語の「年〇〇」「年次〇〇」に相当する表現によく使われる。 |
形年一回の、毎年の、例年の 形一年間の(期間・数量を年単位で表す) 名年鑑、年報(毎年刊行される出版物) 名一年草(一年で枯れる植物) 例文 Every civil servant has two weeks of annual leave. すべての公務員には年に2週間の休暇がある。 The company's annual revenue exceeded one billion dollars. その会社の年間収益は10億ドルを超えた。 The town holds an annual festival every August. その町では毎年8月に祭りが開催される。 |
| 0137■■■ | 17/23 | apologize [əpɑ́lədʒɑ̀ɪz] |
自分の非を認めて相手に向き合う apologizeのコアイメージは「自分の言動が相手に対して不適切・不十分だったと認め、その責任を言葉にして伝える行為」です。語源はギリシャ語の'apologia'(弁明・弁護)で、もともとは「自分の立場を説明して正当化する」というニュアンスを持っていました。現代英語では「謝罪する」が主な意味ですが、単に「ごめんなさい」と言うだけでなく、相手への配慮・誠意・責任感を言語化するという深い含意があります。また、自分の信念・行動を説明・弁護するという語源的な意味も「弁解する」という訳に残っています。 |
動謝る、詫びる 動弁解する、釈明する 動(遺憾・残念の意を)伝える(丁寧な断りや欠席の連絡など) 例文 No need to apologize. I would've done the same thing myself. 謝る必要はないよ。私も同じ立場なら同じことをしただろう。 She apologized for being late to the meeting. 彼女は会議に遅刻したことを詫びた。 I must apologize, but I will not be able to attend the ceremony. 申し訳ありませんが、式典には出席できません。 |
| 0138■■■ | 17/23 | arise [ərɑ́ɪz] |
下から上へと浮かび上がる ariseのコアイメージは「下から上へと浮かび上がってくる」こと。古英語の「ā(上へ)+ rīsan(立ち上がる)」に由来し、もともとは物理的に「立ち上がる」動作を表していた。そこから比喩的に、問題・状況・感情などが「水面下からじわじわと現れ出る」ニュアンスに発展した。単なる「起こる」ではなく、何もなかったところからひとりでに浮かび上がってくる、という自然発生的・内発的なイメージが強い。そのため、外部から強制されたり突発的に生じたりする出来事より、徐々に条件が整って生まれてくる問題・機会・感情・状況に使われることが多い。 |
動(問題・状況・感情などが)生じる、起こる、発生する 動(機会・必要性などが)生まれる、出てくる 動(〜から)生じる、〜に起因する(arise from / out of) 例文 A new civilization has arisen. 新たな文明が生まれた。 Many problems arose from the misunderstanding. その誤解からさまざまな問題が生じた。 Please contact us if any questions arise. 何かご不明な点が出てきましたら、ご連絡ください。 |
| 0139■■■ | 17/23 | article [ɑ́ɚṭɪkl] |
独立して切り出された一つの単位 articleのコアイメージは「ひとつひとつに切り分けられた個別の単位」です。もともとラテン語のarticulus(小さな関節・つなぎ目)に由来し、「全体からはっきりと区別されて取り出されたひとまとまりのもの」というイメージを持ちます。新聞の中から1本の「記事」として切り出されたもの、法律や契約書の中で番号を振られた1つの「条項」、商品として識別された1つの「物品」、そして文法では名詞に付いて「この名詞はどういう存在か」を明示する「冠詞」——すべてが「全体の中から独立して識別された一個の単位」というコアイメージでつながっています。 |
名(新聞・雑誌などの)記事 名(契約・法律などの)条項・条文 名物品・品物・一品 名(文法)冠詞(a/an・the) 例文 He read an article about Russia in the newspaper. 彼は新聞でロシアに関する記事を読んだ。 Article 9 of the Japanese Constitution renounces war. 日本国憲法第9条は戦争を放棄している。 The store sells articles of clothing at low prices. その店では衣料品を安く販売している。 |
| 0140■■■ | 17/23 | artificial [ɑ̀ɚṭəfíʃəl] |
人の手によって作られた 「artificial」の語源はラテン語の「artificium」(技術・工芸)で、「ars(技術)」と「facere(作る)」が組み合わさったもの。コアイメージは「自然に生まれたのではなく、人間が意図的に作り出した」こと。自然界に本来存在するものを人間が再現・代替した場合(人工甘味料・人工知能)から、感情や態度が「本心から自然に出たものではなく、演じて作られたもの」(わざとらしい・きざな)という意味まで、すべて「本物の自然ではなく、人為的に生み出されたもの」という1つのイメージでつながっている。「本物らしく見せようとして作ったが、どこかぎこちない」という含意が生まれるのもこのためだ。 |
形人工の、人工的な(自然に対して) 形わざとらしい、不自然な、きざな 形見せかけの、本物でない 例文 Artificial intelligence will change our lives. 人工知能は私たちの生活を変えるだろう。 The flowers in the vase were artificial, but they looked surprisingly real. 花瓶の花は造花だったが、驚くほど本物らしく見えた。 Her smile seemed artificial, as if she were hiding her true feelings. 彼女の笑顔はわざとらしく、本当の気持ちを隠しているようだった。 |
| 0141■■■ | 17/23 | ashamed [əʃéɪmd] |
自分に失望し、顔を伏せたくなる感覚 ashamed の根底にあるイメージは「自分自身の行動・状態・特徴に対して内側から湧き出る恥の感情」です。他人の目を気にする表面的な恥ずかしさではなく、自分の良心や価値観に照らして「こんな自分はよくない」「こんなことをしてしまった」という自責・後悔を伴う感覚が特徴です。語源は古英語で「顔を覆う・隠す」に関連し、恥ずかしさで顔を伏せたくなる状態を表します。そのため、単なる照れや気恥ずかしさではなく、道徳的・倫理的な引け目や、他者に対する申し訳なさを含む場面で使われることが多いです。 |
形(自分の行為・状態を)恥じて、恥ずかしく思って 形(他者への)申し訳なさ・後ろめたさを感じて 形(〜するのを)恥として憚って、気が引けて 例文 I'm ashamed to ask you such a silly question. こんなばかげた質問をするのは恥ずかしいのですが。 He was deeply ashamed of how he had treated his friend. 彼は友人への自分の仕打ちを深く恥じた(申し訳なく思った)。 You should be ashamed of yourself for lying like that. そんな嘘をついて、自分を恥じるべきだ。 |
| 0142■■■ | 17/23 | authority [əθɑ́rəṭi] |
根拠のある『正当な力』 authorityのコアイメージは「正当な根拠に裏打ちされた力・影響力」である。語源はラテン語のauctor(創始者・保証者)で、「信頼できる源」というイメージが根底にある。だから単なる物理的な「力(power)」と違い、社会的・制度的・専門的な裏付けがある「正当な力」を指す。国家機関を「当局」と呼ぶのはその組織が権限を与えられているから、「専門家の権威」を意味するのはその人の知識が信頼の源となるから、「許可・認可」を意味するのはその力を使って認める行為だからである。どの用法でも「正当性のある源からの力・影響」というコアが貫いている。 |
名権限・権力 名当局・官庁(複数形 authorities で用いることが多い) 名許可・認可 名権威・信頼できる専門家 例文 You do not have the authority to do this. あなたにはこれをする権限がありません。 The local authorities have decided to close the road. 地方当局はその道路を閉鎖することを決定した。 Professor Tanaka is a leading authority on ancient Japanese history. 田中教授は日本古代史の第一人者です。 |
| 0143■■■ | 17/23 | award [əwˈɔɚd] |
正式な評価として与えられるもの awardの根底にあるのは「公的・正式な判断に基づいて、ふさわしい人・組織に何かを与える」というイメージです。単なる「プレゼント」や「お祝い」とは異なり、審査や評価のプロセスを経て、その人が値すると認められたものが贈られる、という「正式な授与」の感覚が核心にあります。名詞として使えば「授与された賞・賞金・賞品」、動詞として使えば「(評価に基づいて)授与する・与える」になります。裁判での損害賠償金や奨学金など、金銭的な「給付」を指すこともあるのは、「公的な判断に基づいて与えられる」というコアから自然に広がった用法です。 |
名賞、賞品、賞金 名(裁判などによる)賠償金、給付金 動(賞・金銭などを)授与する、与える 例文 My coworker received an award for being the most hardworking employee. 私の同僚は最も一生懸命働いたことで賞を受けた。 The court awarded the victim $50,000 in damages. 裁判所は被害者に5万ドルの損害賠償金を与えた。 She was awarded a scholarship to study abroad. 彼女は留学のための奨学金を授与された。 |
| 0144■■■ | 17/23 | bother [bɑ́ðɚ] |
わざわざ手間をかけて干渉する botherのコアイメージは「本来なくてもいいのに、わざわざ労力や時間をかけて誰か(または自分自身)に関わること」。相手への干渉なら「悩ます・迷惑をかける」になり、自分自身への干渉なら「わざわざ〜する(手間をかける)」になる。どちらの用法も、「そこに介入するエネルギーをかける」という共通イメージを持つ。否定形 don't bother は「その手間をかけるな=気にしなくていい」という意味になり、日常会話で非常に頻繁に登場する。感情的には「煩わしさ・面倒くささ」を帯びているのが特徴で、単なる trouble より主観的で口語的なトーンを持つ。 |
動詞(他動詞)〜を悩ます、煩わせる、迷惑をかける 動詞(自動詞)わざわざ〜する、手間をかける(通例否定・疑問で使用) 動詞(自動詞)気にする、頓着する 名面倒、手間、やっかいなこと(人) 例文 Sorry to bother you, but could you help me with this? お手数をおかけして申し訳ないのですが、これを手伝っていただけますか? Don't bother talking to him. He's angry. わざわざ彼に話しかけなくていいよ、怒っているから。 What bothers me most is that no one told the truth. 私が一番気になるのは、誰も真実を言わなかったことだ。 |
| 0145■■■ | 17/23 | brief [bríːf] |
必要最小限に凝縮された briefのコアイメージは「必要なものだけに絞り込まれた、余分を削ぎ落とした状態」です。時間・言葉・内容などが「本質のみに圧縮されている」感覚です。会議が短いのも、説明が簡潔なのも、すべて「余白を排除して核心だけが残っている」という一点から生まれています。またこのコアから、名詞では「要点をまとめた指示書・概要書(ブリーフィング)」、動詞では「要点を伝えて事前に説明する」という意味も生まれます。日常語の『ブリーフ(下着)』も体にぴったりフィットした最小限の形から来ています。「短い」と覚えるだけでは文脈によって「そっけない」「手短な報告書」「事前説明する」などの訳を見落とすので注意が必要です。 |
形手短な、簡潔な 形(時間が)短い 形そっけない、無愛想な 名(業務・任務の)概要、指示書、(弁護士の)要約書 動(人に)要点を伝える、事前に説明する 例文 The meeting was very brief. 会議は非常に短かった。 She was brief and to the point when delivering bad news. 彼女は悪い知らせを伝える際、簡潔で要領を得ていた。 The general briefed the soldiers on their mission. 将軍は兵士たちに任務の要点を説明した。 |
| 0146■■■ | 17/23 | budget [bˈʌdʒɪt] |
使えるお金の入れ物 budgetの語源は古フランス語の「bougette(小さな袋)」。つまり、使えるお金をあらかじめ「袋に入れて管理する」イメージが根底にある。この「あらかじめ割り当てられた限られたリソース」という感覚が核心だ。名詞では「予算・家計」、形容詞では「低価格の・格安の(=限られた予算に収まる)」、動詞では「予算を組む・やりくりする」という意味が生まれる。単なる「お金の計画」ではなく、「限られた枠の中でどう使うかを管理する」というニュアンスを常に意識しよう。 |
名予算、家計、予算案 形格安の、低価格の 動予算を組む、(お金・時間などを)やりくりする 例文 The government announced its annual budget last week. 政府は先週、年間予算案を発表した。 We stayed at a budget hotel to save money during the trip. 旅行中の節約のため、私たちは格安ホテルに泊まった。 You need to budget your time as well as your money. お金だけでなく、時間もうまくやりくりする必要がある。 |
| 0147■■■ | 17/23 | burst [bˈɚːst] |
内側から外へ一気に溢れ出す burstのコアイメージは「内部に蓄積された力・エネルギー・感情が限界に達し、一気に外へ放出される」こと。風船が破裂するのも、感情が爆発するのも、人が突然部屋に飛び込んでくるのも、すべて「抑えていたものが一瞬で外に出る」という同じ感覚から来ている。日本語で「破裂する」と訳すと物理的な爆発に限定されてしまうが、英語のburstはもっと広く、感情・動作・音など、あらゆる「急激で爆発的な放出」に使える。この「一瞬の爆発的解放」というコアイメージを押さえておくと、文脈に応じた自然な日本語訳を自分で導き出せる。 |
動(物が)破裂する・爆発する 動(感情が)爆発する・こらえきれなくなる 動突然〜し始める(burst into / burst out) 動(場所に)突然飛び込む・押し入る 名(一時的な)爆発・噴出・ひと頑張り 例文 The balloon burst. 風船が破裂した。 She burst into tears when she heard the news. 彼女はその知らせを聞いて突然泣き出した。 He burst into the room, shouting her name. 彼は彼女の名前を叫びながら突然部屋に飛び込んできた。 |
| 0148■■■ | 17/23 | capture [kˈæptʃɚ] |
逃がさず手中に収める captureのコアイメージは「動いている・消えていくものを逃さず手中に収める」こと。ラテン語の capere(つかむ)に由来し、もともとは敵兵や動物を「捕まえて逃げられなくする」ことを指していた。このイメージが広がり、記憶や感情・場面のように「消えてしまうもの」を写真・映像・言葉に「封じ込める(保存する)」意味になった。さらに「人の心・興味・注目」を引きつけてそらせない、という比喩的な用法にもつながる。つまり「逃げようとするもの・はかないものを、確実につかみ取って手放さない」という動的な緊張感がこの単語の本質である。 |
動捕まえる、捕らえる 動(写真・映像・文章などに)記録する、保存する 動(注意・関心・心などを)引きつける、とらえる 動(本質・雰囲気を)うまく表現する、とらえる 名捕獲、(データなどの)取得・キャプチャ 例文 The police captured the escaped convict near the border. 警察は国境付近で脱獄犯を捕まえた。 The photograph perfectly captured the joy on her face. その写真は彼女の顔の喜びを完璧にとらえていた。 The new campaign immediately captured the public's imagination. その新しいキャンペーンはすぐさま人々の想像力をとらえた。 |
| 0149■■■ | 17/23 | career [kəríɚ] |
人生をかけた道のり careerのコアイメージは「ある特定の道をずっと進んでいく、継続的な歩み」です。語源はラテン語の「carrus(荷車)」や「carraria(車道)」に由来し、もともとは「道」「走路」を意味していました。そこから「人生の中でひとつの方向に向かって積み重ねてきた職業的・社会的な歩み」というイメージが生まれました。単なるその時々の「職業(job)」ではなく、時間軸を伴った連続性・継続性が本質です。「今何の仕事をしているか」ではなく、「人生をかけてどんな道を歩んできたか・歩んでいくか」というニュアンスを持ちます。 |
名(生涯をかけた)職業・仕事上の道 名経歴・キャリア(これまでの職業上の歩み) 名(人生の)進路・歩み 形職業・仕事を優先した(career womanなど) 例文 I have a career in nursing. 私は看護師として(長きにわたり)働いてきました。 She decided to pursue a career in music rather than law. 彼女は法律の道ではなく、音楽の道を追求することに決めた。 He made a brilliant career as a diplomat. 彼は外交官として輝かしい経歴を築いた。 |
| 0150■■■ | 17/23 | colleague [kɑ́liːg] |
同じ職場・職業を共にする仲間 colleagueはラテン語の「collega(共に選ばれた者)」に由来し、「col-(共に)+legare(任命する・選ぶ)」が語源。単なる「知り合い」ではなく、同じ職場・職業・組織の中で「共に任務を担う者」というイメージが核心にある。日本語の「同僚」に近いが、colleagueは職位の上下を問わず用いられ、同じ分野で働く専門家同士にも広く使える。友人関係(friend)でも部下・上司関係(subordinate / superior)でもなく、「プロフェッショナルとして同じ場に立つ存在」という公式・中立的なニュアンスが強い。 |
名同僚・仕事仲間 名(同じ分野・職業の)仲間・同業者 例文 John wanted the promotion, but it was given to his colleague instead. ジョンはその昇進を望んでいたが、代わりに彼の同僚に与えられた。 She presented her research findings to colleagues at the international conference. 彼女は国際会議で同業の研究者たちに研究結果を発表した。 I'd like to introduce you to my colleague, Dr. Smith. 同僚のスミス博士をご紹介させてください。 |
| 0151■■■ | 17/23 | common [kɑ́mən] |
みんなが共に持っている commonのコアイメージは「多くの人・もの・場所に広く行き渡っている」状態です。ラテン語のcommunis(共に持つ)が語源で、「特定の誰かだけのものではなく、広く分かち合われている」というニュアンスが根底にあります。だから「共通の」「共同の」「公共の」という意味になるのはもちろん、「広く行き渡っている=よくある・ありふれた」という意味にもなります。逆に言えば「珍しくない・特別ではない」という含みも生まれ、文脈によっては「粗野な・下品な」(上品さが広く共有されていない)というやや否定的なニュアンスにもなります。コアは「広く共有されている」という一点です。 |
形共通の、共同の 形公共の、みんなのための 形よくある、ありふれた、普通の 形(やや否定的に)粗野な、下品な、教養のない 名(the ~s)平民、庶民、下院(House of Commons) 例文 It's common sense; you don't even have to think about it. それは常識だよ、考える必要さえない。 Colds are more common in winter than in summer. 風邪は夏よりも冬によく見られる。 The two countries share a common border and a common language. その2カ国は共通の国境と共通の言語を持っている。 |
| 0152■■■ | 17/23 | concern [kənsˈɚːn] |
心がそこへと向かっていく concernの語源はラテン語の「con-(共に)+ cernere(ふるいにかける・見分ける)」。何かを真剣に「見つめ、選り分け、注意を払う」イメージが根底にある。心や注意が特定の対象に向かい、絡みつくように関係を持つのがconcernの本質だ。「心配する」は、心が悪い可能性へと向かって離れられない状態。「関係する・かかわる」は、ある事柄や人物と心(意識・利害)がつながっている状態。名詞では「心配事」「関心事」「関係する事柄・企業(会社)」という意味にもなる。つまりconcernは、心や利害関係がある対象へ「向かい、結びつく」という一つのコアイメージから派生している。 |
動〜を心配させる、〜に不安を抱かせる 動〜に関係する、〜にかかわる 名心配(事)、懸念 名関心事、重要事項 名会社、企業(やや古風・フォーマル) 例文 I am concerned about your health. あなたの健康のことが心配です。 This matter concerns everyone in the company. この件は会社の全員に関係する。 Her main concern is making ends meet. 彼女の最大の関心事(悩み)は家計をやりくりすることだ。 |
| 0153■■■ | 17/23 | consist [kənsíst] |
内側にしっかりと立っている consistはラテン語の「con-(共に・完全に)+ sistere(立つ・位置する)」から生まれた。コアイメージは「複数のものが内側で共に立ち、全体を構成している」あるいは「何かの中にしっかりと根ざして存在している」こと。だから「…から成る(構成要素が内側に立っている)」にも、「…に存する(本質・価値が内側に根ざしている)」にも、「一致する(考え方が互いにしっかりと立ち合う)」にもなる。表面的には別々の訳に見えても、すべて「内側でしっかりと成り立っている」という一つのイメージから派生している。 |
動…から成る、構成される(consist of) 動…に存する、…にある(consist in) 動(…と)一致する、矛盾しない(consist with) 例文 Our group consists of ten students and a mentor. 私たちのグループは10人の生徒と1人の先生で構成されています。 True happiness does not consist in wealth alone. 真の幸福は富だけに存するものではない。 His actions do not consist with what he has always claimed to believe. 彼の行動は、彼が常に信じてきたと主張するものと一致しない。 |
| 0154■■■ | 17/23 | content [kəntént] |
中に収まっているもの contentのコアイメージは「何かの中に収まっている・満たされているもの」。ラテン語のcontineō(con-「共に」+teneō「保持する」)が語源で、「内側に保持されたもの」というイメージが根底にある。名詞として使えば容器や文書の「中身・内容」になり、複数形contentsになると書籍の「目次(中身の一覧)」を指す。形容詞・動詞として使うと「自分の内側が満たされている状態」つまり「満足している」という意味になる。つまりどの品詞でも「内側が満ちている」感覚が一貫しており、その対象が外の物か内側の心かによって意味が切り替わる。 |
名詞(不可算・単数扱い)(書物・発言・メディアなどの)内容、中身 名詞(複数形 contents)目次;(箱・袋などの)中身一覧 名詞(不可算)(物質・文書中の)含有量、含有率 形(現状に)満足して、甘んじて 動(〜で)満足させる 例文 The contents of the meeting are explained below. 以下、会議の内容が説明されています。 This yogurt has a high fat content. このヨーグルトは脂肪含有量が高い。 She seemed content to sit quietly and read. 彼女は静かに座って読書しているだけで満足そうだった。 |
| 0155■■■ | 17/23 | convenient [kənvíːnjənt] |
手間なく目的を達成できる convenientの語源はラテン語のconvenire(一緒に来る・ぴったり合う)。コアイメージは「状況が自分のニーズにぴったり合っていて、余分な手間・距離・時間がかからない」こと。物理的な距離が近い(近い)、使いやすい・手軽(便利な)、相手のスケジュールや状況に合っている(都合が良い)という三つの訳はすべて、「余計な障壁がなくスムーズに目的が達成できる」という同じ根っこから生まれている。あくまで『誰かの目的・ニーズ』を基準にして「ぴったり合っている」状態を表す点が重要で、物そのものの性能ではなく、人との関係性の中で「便利・都合よい」という評価が生まれる。 |
形便利な・使い勝手がよい 形都合が良い(日時・状況が) 形近くにある・アクセスしやすい 形(皮肉・批判的文脈で)都合のよい・いいかげんな 例文 It's more convenient to drive a car than to take a bus. バスに乗るより車を運転する方が便利だ。 Is Saturday convenient for you? 土曜日はご都合よろしいですか? He had a convenient memory loss right before the hearing. 彼は聴聞会の直前に都合よく記憶を失った。 |
| 0156■■■ | 17/23 | convince [kənvíns] |
頭の中に真実を打ち込む convinceのラテン語源はcon-(完全に)+vincere(征服する・勝つ)。つまり「相手の心・思考を完全に征服する」というイメージが根底にある。単に「お願いして行動させる」のではなく、「相手の頭の中に確信・真実を叩き込み、納得した状態にする」のがconvinceの本質。だから「納得させる」「確信させる」という意味が生まれる。persuadeとの違いもここにあり、persuadeは働きかけのプロセス(説得する行為)に焦点があるのに対し、convinceは相手の内側に確信が生まれた結果の状態に焦点がある。 |
動(人を)納得させる、確信させる 動説得して…させる(convince A to do) 動(自分自身が)思い込む、言い聞かせる(convince oneself) 例文 I convinced her to come to the library with me. 私は彼女を説得して、一緒に図書館に連れて行った。 Nothing will convince me that he is innocent. 何があっても彼が無実だとは納得できない。 She convinced herself that everything would be fine. 彼女は何もかもうまくいくと自分に言い聞かせた。 |
| 0157■■■ | 17/23 | crime [krɑ́ɪm] |
社会の法を侵す行為 crimeのコアイメージは「法律や社会規範に対する重大な違反行為」です。単なる「悪いこと」や「道徳的な罪」とは異なり、crimeは基本的に法的・社会的な枠組みに照らして定義される点が特徴です。殺人や窃盗のような具体的な犯罪行為はもちろん、「犯罪という現象・問題」(例:crime is increasing)としても使われます。さらに口語では「もったいない!許せない!」というニュアンスで「It's a crime to...(〜するのは罪だ)」のように、法律を超えた強い非難や嘆きを表す表現にも使われます。この幅広い用法の底流に「許されない社会への侵害」というコアイメージがあります。 |
名犯罪、違法行為 名(道義的な)罪、許しがたい行為 例文 Murder is a crime. 殺人は犯罪だ。 Crime has been rising in the city. その都市では犯罪が増加している。 It's a crime to waste such talent. そんな才能を無駄にするなんて、もったいない(罪だ)。 |
| 0158■■■ | 17/23 | curious [kjˈʊ(ə)riəs] |
引き寄せられる心の動き curiousのコアイメージは「何かに強く引き寄せられている心の状態」です。ラテン語のcura(注意・関心・ケア)が語源で、「対象に心が向かって離れられない」感覚を表します。この「引き寄せられ感」が強ければ「好奇心旺盛な」という意味になり、対象が普通とは異なる方向へ心を引っ張るほど変わっていれば「奇妙な・不思議な」という意味になります。つまり「好奇心が強い」と「奇異な」は別々の意味ではなく、「心が引き寄せられるほど特別な何か」という一つのコアイメージから自然に派生しているのです。 |
形好奇心の強い、知りたがりの 形奇妙な、不思議な 形(やや古・文語)念入りな、精巧な 例文 I was curious about what was happening. 何が起きているのか気になっていた。 There is a curious smell coming from the kitchen. 台所から不思議な匂いがしている。 Children are naturally curious creatures. 子どもたちは生まれつき好奇心旺盛な生き物だ。 |
| 0159■■■ | 17/23 | current [ˈkɚːrənt] |
今この瞬間を流れているもの currentの語源はラテン語の「currere(走る・流れる)」です。川の「流れ」をイメージしてください。川の水は止まらず、今この瞬間も流れ続けています。形容詞では「今まさに流れている=現在の・今の」、名詞では「水や空気・電気の流れ」を意味します。「流行している」も、今の時代の流れに乗っているというイメージ。重要なのは、単に「今」というだけでなく、「動き続けている今の流れの中にある」という躍動感があることです。この1つのコアイメージから、形容詞・名詞の複数の意味が自然につながっています。 |
形現在の、今の 形流行している、通用している 名(水・空気・電気などの)流れ、電流 例文 The interviewer asked my opinion on current events. インタビュアーは時事問題についての私の意見を尋ねた。 Be careful not to swim against the strong current. 強い流れに逆らって泳がないように注意しなさい。 Is this word still current in modern English? この単語は現代英語でまだ通用しますか? |
| 0160■■■ | 17/23 | debt [dét] |
返すべきものがある状態 debtのコアイメージは「誰かに対して何かを返す義務を負っている状態」です。これはお金に限らず、恩や感謝など目に見えないものも含みます。ラテン語の「debitum(負うべきもの)」に由来し、「まだ清算されていない、相手側に残っているもの」というニュアンスが根底にあります。金銭的な「借金・負債」は最も典型的な用例ですが、人から受けた親切や助けに対して「まだお返しができていない」という感覚も同じコアで表現できます。だからこそ「恩義」「お世話になっていること」という意味でも自然に使われるのです。 |
名借金、負債 名恩義、恩(返すべき感情的な負い目) 名(文語)罪、過ち 例文 I'll be forever in your debt. このご恩は一生忘れません。 She struggled to pay off her student debt. 彼女は学生ローンを返済するのに苦労した。 The country's national debt has reached a record high. その国の国家債務は過去最高に達した。 |
| 0161■■■ | 17/23 | declare [dɪkléɚ] |
公式に・はっきりと表明する declareのコアイメージは「公的・正式な場において、自分の立場・判断・意図を明確に外部に向けて発信すること」。ラテン語のdeclarare(de=完全に+clarare=明らかにする)が語源で、「曖昧さゼロにして明らかにする」ニュアンスが根底にある。日常の会話でポロっと言うのではなく、公式な場・重要な状況で、誰の目にも疑いなく伝えるというイメージ。だから「宣言する」「断言する」はもちろん、税関での申告(自分が持っているものを正式に提示する)や、スポーツでのイニングス宣言にも同じ核心がある。 |
動宣言する・布告する 動断言する・明言する 動(税関などで)申告する 動(クリケットなどで)イニングスを打ち切り宣言する 例文 The government declared war on the neighboring country. 政府は隣国に宣戦布告した。 Do you have anything to declare at customs? 税関で申告するものはありますか? She declared that she had never seen the suspect before. 彼女はその容疑者に以前会ったことはないと断言した。 |
| 0162■■■ | 17/23 | defeat [dɪfíːt] |
相手の力を完全に打ち砕く defeatのコアイメージは「相手が持っていた力・可能性・目的を完全に無効化する」こと。語源はラテン語のdisfacere(作ったものをなしにする)に由来し、単に「勝つ」以上の意味がある。戦いで敵を打ち負かすのはもちろん、法案や計画を「葬り去る」、希望や目的を「挫く」といった文脈にも使われる。「win」が自分側の達成に焦点を当てるのに対し、「defeat」は相手・障害の側が無力化されることに焦点があるのが特徴。名詞としても「敗北」の意味で使われ、「挫折・失敗」という心理的な重みを持つ場合も多い。 |
動(相手・敵を)負かす、打ち破る 動(計画・法案・希望などを)挫折させる、葬り去る 動(問題・課題が人を)手こずらせる、お手上げにさせる 名敗北、失敗、挫折 例文 The challenger defeated the champion in the final round. 挑戦者は最終ラウンドでチャンピオンを打ち負かした。 The bill was defeated in the Senate by a narrow margin. その法案はわずかの差で上院で否決された。 The whole purpose of the exercise is defeated if you cheat. カンニングをすれば、その演習の目的が完全に台無しになる。 |
| 0163■■■ | 17/23 | degree [dɪgríː] |
刻まれた目盛りの一段階 degreeの語源はラテン語の de-(下へ)+ gradus(段・歩み)に由来し、古フランス語 degré を経て英語に入った。階段や温度計の目盛りのように、連続したスケールの上に「一定の間隔で刻まれた段階・位置」がコアイメージ。温度計の「度(℃)」も、角度の「度(°)」も、社会的な「等級・地位」も、学業修了の「学位」も、すべて「ある尺度の上での位置・達成点」という共通の感覚から派生している。そのため「どの程度か」「どの段階か」を問うときに自然と使われる。英語話者にとってdegreeは「ぼんやりした程度」ではなく、スケール上の具体的な位置を指し示すニュアンスを持つ。 |
名程度、度合い 名度(温度・角度の単位) 名学位 名等級、階級 名(比較の)級(文法用語) 例文 That's just a matter of degree. それはただの程度問題だね。 She earned a degree in economics from the University of Tokyo. 彼女は東京大学で経済学の学位(資格)を取得した。 To some degree, I understand why he was angry. ある程度、彼がなぜ怒っていたか理解できる。 |
| 0164■■■ | 17/23 | delay [dɪléɪ] |
時間を後ろにずらす delayのコアイメージは「本来あるべきタイミングより後ろに時間をずらす」こと。予定されていた出来事や行動が、何らかの理由で本来の時点から先送りされる感覚だ。重要なのは、完全に中止するのではなく、「後ろにずれる・ずらす」点にある。だから動詞では「遅らせる(他動詞)」「遅れる(自動詞)」、名詞では「遅延・遅れ」という意味が生まれる。「時間軸上でのずれ」という感覚を持つと、どんな文脈でも意味が自然に理解できる。 |
動詞(他動詞)〜を遅らせる、延ばす 動詞(自動詞)遅れる、手間取る 名遅延、遅れ、猶予 例文 The train was delayed due to an accident. 事故のため電車が遅延した。 Don't delay making a decision any longer. これ以上決断を先延ばしにしてはいけない。 Please send the documents without delay. 書類を直ちに送ってください。 |
| 0165■■■ | 17/23 | deliver [dɪlívɚ] |
目的地へ確実に届ける deliverの核心は「ある場所・人から別の場所・人へ、何かを確実に到達させる」というイメージです。物理的な荷物の配達だけでなく、スピーチ・演説を「届ける」、赤ちゃんを「この世に送り出す(分娩させる)」、ボールを「投げ届ける」、約束・結果を「確実に実現させる(やり遂げる)」など、すべて「何かが目的の相手・場所に確実に到達する」という流れで説明できます。de-(完全に)+ liver(解放する・自由にする)という語源からも「完全に手渡す=確実に届け切る」というニュアンスが感じ取れます。 |
動配達する・届ける 動伝える・述べる(スピーチ・メッセージなどを) 動手渡す・引き渡す 動投げる(ボール・パンチなど) 動分娩させる・出産を助ける 動(約束・期待などを)果たす・実現する 例文 When will my package be delivered? 私の荷物はいつ配達されますか。 The president delivered a powerful speech at the ceremony. 大統領は式典で力強い演説を行った。 The new manager finally delivered on his promises to reform the company. 新しいマネージャーはついに会社を改革するという約束を果たした。 |
| 0166■■■ | 17/23 | demonstrate [démənstrèɪt] |
目の前で明らかにして見せる demonstrateの語源はラテン語のdemonstrāre(完全に示す)で、de-(完全に)+monstrāre(示す)から成ります。コアイメージは「疑いの余地がないよう、目の前で明確に示す・見せる」こと。ただ口で言うのではなく、証拠や動作を通じて「これが事実だ」「こうやるんだ」と可視化するニュアンスが核心です。だから「論証する(議論で示す)」「実演する(動作で示す)」「デモをする(行動で主張を示す)」といった一見バラバラな意味が、すべて同じコアイメージからつながっています。 |
動論証する・証明する 動実演する・やってみせる 動(感情・態度などを)表す・示す 動デモ(示威運動)をする 例文 The students observed as the teacher demonstrated the science experiment. 先生が科学実験を実演するのを生徒たちは観察した。 The data clearly demonstrates that the new drug is effective. データはその新薬が効果的であることを明確に証明している。 Thousands of people demonstrated in the streets against the new law. 何千人もの人々が新しい法律に反対して街頭でデモを行った。 |
| 0167■■■ | 17/23 | deserve [dɪzˈɚːv] |
ふさわしい報いを受けるべき状態 deserveのコアイメージは「ある行為・性質・状態に対して、それに見合った結果が自然に帰属する」というものです。語源はラテン語のdeservire(十分に奉仕する)で、「それだけの働きをした」→「それを受け取るのが当然だ」という流れです。良いことにも悪いことにも使われるのが特徴で、「褒美に値する」だけでなく「罰を受けて当然だ」という場面でも登場します。重要なのは、外から与えられるかどうかでなく、その人・物事が本質的にその扱いにふさわしい状態にあることを指している点です。 |
他動詞〜に値する、〜を受けるに足る(良いことについて) 他動詞〜を受けて当然だ(悪いことについて) 他動詞〜する価値がある、〜に注目・検討の余地がある 例文 She worked so hard on this project—she really deserves the promotion. 彼女はこのプロジェクトに本当に一生懸命取り組んだ。昇進は当然の報いだ。 If you cheat on the exam, you deserve to fail. 試験でカンニングをするなら、落第しても自業自得だ。 This issue deserves more attention from the government. この問題は政府からもっと注目されるべきだ。 |
| 0168■■■ | 17/23 | device [dɪvɑ́ɪs] |
目的のために仕組まれたもの deviceの根底にあるイメージは「ある目的を達成するために意図的に設計・考案されたもの」です。語源はラテン語 dividere(分ける)に由来する古フランス語 devise(分割・計画・考案)から来ており、「頭の中で分けて整理し、工夫して生み出したもの」という意味合いを持ちます。これが物理的な「装置・機器」にも、抽象的な「計略・方策」にも使われる理由です。どちらの使い方でも「人が知恵を絞って作り出した手段」という共通したイメージがあります。単なる「物体」ではなく「機能・目的を持って設計されたもの」というニュアンスが重要で、文学的な「技法・仕掛け」の意味にも自然に繋がります。 |
名装置・機器 名工夫・方策・策略 名(文学・修辞上の)技法・仕掛け 例文 A computer is an electronic device. コンピューターは電子機器である。 He used every device he could think of to avoid the question. 彼はその質問をかわすためにあらゆる策略を用いた。 The flashback is a common literary device in novels. フラッシュバックは小説でよく使われる文学的技法だ。 |
| 0169■■■ | 17/23 | devote [dɪvóʊt] |
一点に向けて差し出す devoteの語源はラテン語のdevovere(誓いを立てて神に捧げる)。「de-(完全に)+vovere(誓う・捧げる)」が根底にある。コアイメージは「ある対象に向けて、自分の時間・エネルギー・人生を完全に差し出す」こと。宗教的な献身から始まった言葉なので、中途半端ではなく「全力で・専念して」というニュアンスが常に漂う。だから「時間をさく」という訳でも、「一部だけ」ではなく「まとまった量をそこに向ける」感覚が伴う。「自分を捧げる」「専心する」「割り当てる」など文脈で訳は変わるが、いずれも一方向へのベクトルが強いのが特徴だ。 |
動(時間・労力・人生などを)〜に捧げる、ささげる 動〜に専心する、専念する(devote oneself to の形で) 動(場所・ページ・資金などを)〜のために割り当てる・充てる 例文 I decided to devote myself to the job I'd always wanted. 私はずっと望んでいた仕事に全力を捧げる決心をした。 She devotes two hours every morning to reading. 彼女は毎朝2時間を読書に充てている。 The entire chapter is devoted to climate change. その章全体が気候変動を扱っている。 |
| 0170■■■ | 17/23 | disaster [dɪzˈæstɚ] |
星が凶兆を告げる壊滅的出来事 disasterの語源はラテン語の「dis(否定・逆)」+「astrum(星)」。かつて「星の巡りが悪いこと」が不幸をもたらすと信じられていた時代の発想に由来する。コアイメージは「壊滅的な打撃を与え、取り返しのつかない状態にする出来事」。自然災害のような大規模な物理的破壊から、プロジェクトの大失敗・パーティーの大惨敗まで、「深刻なダメージ」があればスケールを問わず使える。単なる「不運な出来事」ではなく、「ひどい結果・甚大な損害」というインパクトの強さがポイント。 |
名(自然)災害、大惨事 名大失敗、惨憺たる結果 名(人・物が)手の付けられないほどひどいもの・人 例文 Lately, there have been a lot of natural disasters. 最近、多くの自然災害が起きている。 The product launch turned out to be a complete disaster. その製品発売は完全な大失敗に終わった。 Without a good plan, the event could be a disaster. しっかりした計画がなければ、そのイベントはひどいことになりかねない。 |
| 0171■■■ | 17/23 | discrimination [dɪskrìmənéɪʃən] |
違いを見分けて選り分けること discriminationの語源はラテン語の「discriminare(分ける・区別する)」。コアイメージは「ものごとの違いを鋭く見分け、そこで選り分けを行う」こと。この「選り分け」が公平な基準に基づいていれば「識別・弁別・審美眼」という肯定的な意味になり、人種・性別・年齢など不当な属性を根拠にした選り分けであれば「差別」という否定的な意味になる。同じコアイメージが文脈によってまったく異なる評価を持つ点が特徴で、「差別」という訳語だけを覚えると肯定的な用法を見落としてしまう。根底にあるのは常に「違いを認識してカテゴリー分けする」という一本の軸である。 |
名差別(不当な選り分け) 名区別・識別(ものを見分ける行為) 名審美眼・識別力・鑑識眼(洗練された判断力) 例文 I have faced discrimination because of the colour of my skin. 私は肌の色のために差別に遭ったことがある。 The law makes no discrimination between men and women. その法律は男性と女性を区別しない。 She chose the furniture with great discrimination. 彼女は卓越した審美眼で家具を選んだ。 |
| 0172■■■ | 17/23 | dismiss [dɪsmís] |
『もう関係ない』と切り離す dismissのコアイメージは「ある対象を自分(または特定の場・状況)との関係から切り離し、遠ざける」こと。dis-(離れて)+miss(送る)という語源が示すように、「向こうへ送り出す=もう関係ない」という感覚が根底にある。人を解雇したり退出させたりするのも、考えや意見を「取るに足らない」と切り捨てるのも、すべてこの「あなた(それ)はもういい、終わり」というコアイメージから生まれている。物理的な切り離しだけでなく、精神的・心理的な「却下・無視」にも広く使われる点が特徴で、日本語では文脈によって「解雇する」「退ける」「一蹴する」「却下する」など多様な訳語が当てはまる。 |
動解雇する 動解散させる・退出させる 動(考え・意見・懸念などを)退ける・一蹴する・無視する 動(訴訟・申し立てを)却下する 例文 The hospital dismissed 18 nurses the other day. 先日その病院は18人の看護師を解雇した。 The teacher dismissed the class early because of the storm. 嵐のため、先生は授業を早めに終わらせて生徒たちを帰らせた。 He dismissed her concerns as mere overreaction. 彼は彼女の懸念を単なる過剰反応として一蹴した。 |
| 0173■■■ | 17/23 | district [dístrɪkt] |
目的で区切られた区域 districtのコアイメージは「特定の目的・機能・特徴によって他から区別された区域」。語源はラテン語のdistringere(引き離す)で、「引いた線によって区切られた空間」というイメージを持つ。単なる「場所」や「地域」と違い、行政・商業・文化など何らかの機能や境界によって明確に区分されているニュアンスが強い。そのため「school district(学区)」「business district(商業地区)」のように、何らかの役割や制度によって設けられた区域を指すことが多い。日本語の「地区・管区・地域」はどれも文脈次第で当てはまるが、常に「目的や機能で区切られた区域」というイメージが根底にある。 |
名地区・区域(行政・機能・特徴によって区分された地域) 名管区・行政区(公的・制度的に定められた区域) 名(地区の)一帯・街区(景観・文化的特色による区分) 例文 The district was well known for its beautiful scenery. その地区は美しい景色があることでよく知られている。 She lives in a different school district, so she cannot attend this school. 彼女は別の学区に住んでいるため、この学校に通うことができない。 The business district of the city is always crowded on weekdays. その市のビジネス街は平日いつも混雑している。 |
| 0174■■■ | 17/23 | divide [dɪvɑ́ɪd] |
境界線を引いて二つに裂く divideのコアイメージは「もともと一つだったものに境界線を引き、はっきりと二つ(またはそれ以上)に分かつ」こと。ラテン語のdividere(分割する)が語源で、単に「分ける」というよりも、切り口が鮮明で、分かれた後のそれぞれがはっきり区別されるというニュアンスが強い。物理的なものだけでなく、意見・集団・数学的な割り算にも使われるのは、いずれも「一つの全体に明確な境界をつくる」イメージが共通しているから。また「意見が分かれる=対立する」という意味でも使われ、人々の間に「分断の境界線」が生じるイメージをそのまま表している。 |
動(物・空間などを)分ける、切り分ける 動分配する、割り当てる 動分類する、区別する 動(意見・集団などを)分裂させる、対立させる 動(数を)割る(数学の除算) 名(考え方・立場などの)隔たり、分断;(地形上の)分水嶺 例文 The mother divided the cake into three parts. 母親はケーキを3つに分けた。 The issue deeply divided the nation. その問題は国民を深く分断した。 Divide 20 by 4 and you get 5. 20を4で割ると5になる。 |
| 0175■■■ | 17/23 | doubt [dɑ́ʊt] |
心の中に霧がかかった状態 doubtのコアイメージは「確信が持てず、心が揺れている・濁っている状態」です。ラテン語のdubitare(二つに揺れる)が語源で、白か黒か決められず、グレーゾーンに留まっている感覚です。動詞として使うと「〜を疑う・信用しない」になりますが、英語ではとくに「〜ではないだろう」という否定寄りのニュアンスが強く出ます。I doubt she will come.が「彼女は来ないだろう」と訳されるのはこのためです。名詞では「疑念・不確かさ」そのものを指し、この霧(=doubt)が晴れた状態がno doubtやwithout doubt(疑いなく)になります。コアイメージを押さえると、文脈に応じて「信じられない」「〜ないと思う」「疑問」など多彩な訳を自然に導けます。 |
動〜を疑う、信用しない 動〜ないと思う、〜しそうにないと思う 名疑念、疑い、不確かさ 名(複数形 doubts で)懸念、不安 例文 I doubt she will come to the party. 彼女はパーティーに来ないだろう。 He began to doubt his own judgment. 彼は自分の判断を信用できなくなり始めた。 There is no doubt that she is the best candidate. 彼女が最良の候補者であることは疑いようがない。 |
| 0176■■■ | 17/23 | duty [d(j)úːṭi] |
立場から生じる『しなければならないこと』 dutyのコアイメージは「自分の立場・役割・社会的関係から生じる義務感」である。obligation(一般的な義務)と異なり、dutyには「それをしないと恥・背信・違反になる」という道徳的・社会的プレッシャーが伴う。軍人が任務を果たし、親が子を守り、役人が職務を遂行するように、「その立場に就いた者として当然果たすべき責務」というニュアンスが根底にある。そこから「職務」という意味に自然につながり、さらに「国境を通過する商品がその国に入る立場から課される税(義務的な支払い)」という意味でも用いられる。コアは「役割・立場から逃れられないしなければならないこと」。 |
名義務・責務 名職務・任務 名(輸入)税・関税 名(機械・物質の)機能・働き 例文 It is my duty to protect you. あなたを守ることが私の責務です。 He reported for duty at 6 a.m. every morning. 彼は毎朝6時に職務のために出勤した。 You may have to pay customs duty on goods bought abroad. 海外で購入した商品には関税を支払う必要があるかもしれない。 |
| 0177■■■ | 17/23 | effect [ɪfékt] |
原因が生み出した『結果の実体』 effectのコアイメージは「ある原因・行為から生み出された、実際に目に見える・感じられる結果の実体」です。ラテン語のeffectus(成し遂げられたもの)が語源で、「外へ(ex-)作り出す(facere)」が根本にあります。単なる抽象的な「結果」ではなく、現実に現れた変化・作用・印象そのものを指します。だから「薬の効果」「映像の効果」「法律の効力(=実際に作用している状態)」「演説の趣旨(=伝わった実体)」など、すべて「何かが実際に生み出したもの」として一貫して理解できます。 |
名効果・影響 名結果 名効力・有効性(法律・制度などが実際に機能している状態) 名趣旨・要旨(言葉が生み出した実質的な内容) 動(変化・結果を)もたらす・実現する 例文 The medicine had an immediate effect on his fever. その薬は彼の熱にすぐ効果を示した。 The new law will come into effect next April. 新しい法律は来年4月に施行される(効力を持つ)。 The special effects in the movie were amazing! あの映画の特殊効果は素晴らしかった! |
| 0178■■■ | 17/23 | eliminate [əlímənèɪt] |
存在の余地をゼロにする eliminateはラテン語の「e-(外へ)+ limen(敷居・境界)」に由来する。つまり「境界の外へ追い出す」というのが原義だ。単に「取り除く」ではなく、対象を完全にそのシステムや領域の外へ出して、存在できなくするというイメージが核心にある。消去・根絶・排除・脱落——これらはすべて「もはやそこに居場所がない状態にする」という同じコアから派生している。だから選択肢を「除く」場面でも、敵を「排除する」場面でも、廃棄物を「除去する」場面でも自然に使われる。単なる「remove(移動させる)」と違い、eliminateには「完全に存在の余地を断つ」という強い断絶感がある。 |
動除去する、取り除く 動(可能性・選択肢を)除外する、排除する 動(競技などで)敗退させる、ふるい落とす 動(人を)抹殺する、消す(婉曲表現) 例文 Eliminate the choices that do not match the content of the article. 記事の内容に合わない選択肢を除きなさい。 The team was eliminated in the first round of the tournament. そのチームはトーナメントの1回戦で敗退した。 We must eliminate all sources of pollution from the river. 川からあらゆる汚染源を根絶しなければならない。 |
| 0179■■■ | 17/23 | emerge [ɪmˈɚːdʒ] |
隠れていたものが外へ出てくる emergeの語源はラテン語の「e-(外へ)+mergere(沈む・浸る)」。もともと「水の中から浮かび上がる」イメージが根底にある。つまり、これまで隠れていたもの・見えなかったものが、あるタイミングで表面に出てきて可視化されるという感覚だ。物理的な「登場」だけでなく、混沌や困難な状況を抜け出てくるニュアンス、あるいは議論や調査の中から事実・真相が「浮かび上がる」ニュアンスも含む。「出現する」と訳されることが多いが、単なる「現れる」より、何かを突き破って・潜在状態から可視状態へと移行するダイナミズムがある。 |
動(隠れた状態・内部から)現れる、出てくる 動(困難・危機的状況から)抜け出す、脱する 動(事実・情報・考えなどが)明らかになる、浮かび上がる 動(新しい存在・勢力・リーダーなどとして)台頭する 例文 It is fascinating to watch a sculptor at work—the figure seems to emerge from the stone as if by magic. 彫刻家の作業を見るのは魅惑的だ。彫像が石から現れるさまは魔法のようだ。 New evidence has emerged that could change the outcome of the trial. 裁判の結果を左右しうる新たな証拠が明らかになった。 After years of civil war, the country finally emerged as a stable democracy. 長年の内戦を経て、その国はついに安定した民主主義国家として台頭した。 |
| 0180■■■ | 17/23 | encounter [ɪnkɑ́ʊnṭɚ] |
予期せず正面からぶつかる encounterの語源はフランス語のencontrerで、「contre(反対側・向かい側)」に「en(中に入る)」が組み合わさったもの。つまり「向こう側からやってくるものと正面で出くわす」というイメージが核心にある。日本語の「出会う」より偶然性・予期しない感覚が強く、さらに「困難・障害・敵」など手強い相手と対峙するニュアンスも持つ。単なる「会う(meet)」と違い、遭遇した相手や状況が自分にとってある種の衝撃や挑戦をもたらすことが多い。名詞としても「遭遇・接触」のほか「(武力)衝突」を意味することがあり、このコアイメージから自然に導かれる。 |
動(偶然・予期せず)出会う、遭遇する 動(困難・問題・反対意見などに)直面する、ぶつかる 名遭遇、出会い;(武力・言語上の)衝突、対立 例文 Sherry encountered someone she didn't expect: a childhood friend of hers. シェリーは思いがけない人と出くわした。幼馴染だ。 The explorers encountered many obstacles on their way to the summit. 探検隊は頂上へ向かう途中、多くの障害に直面した。 The two patrol units had a brief encounter near the border. 2つの哨戒部隊は国境付近で短い衝突を起こした。 |
| 0181■■■ | 17/23 | entire [ɪntɑ́ɪɚ] |
どこも欠けていない・まるごと全部 entireのコアイメージは「どこにも欠け・中断・例外がない、まるごと一体のもの」です。語源はラテン語 integer(完全な・手つかずの)の対格形 integrum に遡り、古フランス語 entier を経て英語に入った語で、「分割されていない・傷ついていない完全な状態」が根本にあります。allが「すべてのものを集めた総計」に注目するのに対し、entireは「一つのまとまりとして、そこから何も切り取られていない」という一体感・連続性・欠如なしの感覚を持ちます。そのため「夜通し(途切れなく)」「国全体(どの部分も含めて)」のように、時間・空間・集合体のどれにも使え、「全部の・完全な」という訳になります。 |
形全体の、全部の(何も欠けていない) 形完全な(損なわれていない、例外のない) 形ひたすら〜な、まったくもって〜(強調) 例文 I thought about it the entire night. 私は夜通しそのことを考え続けた。 The storm destroyed the entire village. 嵐は村全体を壊滅させた。 She devoted her entire life to medical research. 彼女は生涯を丸ごと医学研究に捧げた。 |
| 0182■■■ | 17/23 | environment [ɪnvɑ́ɪ(ə)rə(n)mənt] |
取り囲む周囲の状況全体 environmentの語源はフランス語のenvironner(=取り囲む)。en-(周囲に)+viron(回る)という構造から、「ある対象を取り囲んでいるもの全体」というコアイメージが生まれる。自然の生態系・気候といった「自然環境」から、職場・家庭・学校といった「社会的な取り巻く状況」、さらにはコンピュータの動作基盤である「動作環境」まで、スケールが大きくても小さくても、「何かを取り囲んでいる外側の条件や状況の総体」を指す。単なる場所ではなく、対象に影響を与える外部要因の集まりという点がポイントである。 |
名(自然)環境 名(社会的・心理的)環境、状況 名(コンピュータの)動作環境 例文 Polar bears have thick fur, which helps them endure the cold environment. ホッキョクグマは厚い毛を持っており、寒い環境に耐えることができる。 The company strives to create a positive work environment for its employees. その会社は従業員のために良好な職場環境を作ろうと努力している。 We must take steps to protect the environment before it is too late. 手遅れになる前に、自然環境を守るための手を打たなければならない。 |
| 0183■■■ | 17/23 | era [í(ə)rə] |
明確な区切りを持つ時間の塊 eraのコアイメージは「歴史や文明の流れの中で、ある際立った特徴によって他と明確に区別される、まとまった時間の塊」です。単なる「時間の流れ」ではなく、「この時代はこれが特徴だ」と名前をつけられるほど個性のある時代を指します。地質学では岩石層の特徴で区切られる「代(Era)」、歴史では社会・文化の転換点で区切られる「時代」として使われます。timeやperiodよりも「歴史的な断絶・転換を伴う大きな区切り」という重みがあり、「今とは質的に違う時代が終わり/始まった」という感覚が込められています。 |
名(特徴・性格で区切られた)時代・時期 名紀元(年代を数え始める起点) 名(地質学)代(生物・地層の特徴で区分される地質時代の大単位) 例文 The modern era is full of surprises. 現代という時代は驚きに満ちている。 His retirement marked the end of an era in Japanese baseball. 彼の引退は、日本野球における一つの時代の終わりを告げた。 We are now living in the era of artificial intelligence. 私たちは今、人工知能の時代に生きている。 |
| 0184■■■ | 17/23 | establish [ɪstˈæblɪʃ] |
揺るぎなく根付かせる establishのコアイメージは「何かをしっかりと根付かせ、揺るぎない状態にする」こと。ラテン語のstabilis(安定した)が語源で、「sta-(立つ・安定)」という要素が中心にある。組織を「設立する」のも、法律を「制定する」のも、事実を「立証する」のも、すべて「それが確かに存在する・成立している状態をしっかりと固定する」という一貫したイメージから来ている。ふわっと始めるのではなく、しっかりとした基盤に根付かせるニュアンスが重要。人や名声が「確立される」場合も同様で、社会的に認められた安定した地位を得ることを意味する。 |
動設立する・創設する 動制定する・確立する 動立証する・証明する 動(地位・名声などを)確立する 動(関係・連絡などを)樹立する・構築する 例文 This academic organization was established in 1920. この学術機関は1920年に設立された。 The lawyer failed to establish that her client was innocent. その弁護士は依頼人の無実を立証することができなかった。 She has established herself as one of the finest novelists of her generation. 彼女は同世代で最も優れた小説家の一人としての地位を確立した。 |
| 0185■■■ | 17/23 | estimate [éstəmət] |
根拠に基づいた値踏み estimateのコアイメージは「手元にある情報や経験をもとに、おおよその値や評価を導き出す」こと。ラテン語のaestimare(価値を定める)に由来し、「完全な情報がなくても、合理的な根拠から判断する」というニュアンスが根底にある。単なる当てずっぽう(guess)ではなく、ある程度の根拠・計算・経験に裏打ちされた「見当をつける」行為である。数量を概算するときにも、人や物の価値を評価するときにも使えるのは、「根拠ある値踏み」というコアが共通しているからだ。名詞では「その行為の結果=見積もり・推定値」を指す。 |
動(根拠に基づいて)推定する、概算する 動見積もりを出す 動(人・能力・価値などを)評価する 名推定(値)、概算、見積もり(書) 例文 When you don't know the time, you can estimate it by looking at the direction of the shadows. 時間がわからないときは、影の向きを見て推定することができる。 The contractor gave us a free estimate for the renovation work. 業者はリフォーム工事の無料見積もりを出してくれた。 I have always estimated him to be one of the most talented writers of his generation. 私はずっと彼を、その世代で最も才能ある作家の一人だと評価してきた。 |
| 0186■■■ | 17/23 | exceed [eksíːd] |
境界線をはみ出して先へ行く exceedの語源はラテン語の「ex-(外へ)+ cedere(行く)」。つまり「ある基準・限界・境界の外側へ踏み出す」というイメージが核心にある。数値が上限を超えるときも、誰かの能力を上回るときも、期待という枠からはみ出るときも、すべて「ある線の外側へ出る」という動きを表している。「超える」と訳しても、あくまでそれは「枠の外へ出た結果」を日本語に置き換えたもの。量・質・程度いずれにも使え、「わずかでも境界の外側に出た」という客観的な事実を述べるニュアンスが強い。 |
動(数値・量・限度を)超える、超過する 動(他者・期待・基準を)上回る、凌駕する 動(許容範囲・権限を)逸脱する、越権する 例文 This exceeds my expectations. これは私の期待を超えています。 The cost of the project exceeded the budget by 20%. プロジェクトのコストは予算を20%超過した。 The officer exceeded his authority in making that decision. その役人はその決定を下すにあたって越権行為をした。 |
| 0187■■■ | 17/23 | expand [ɪkspˈænd] |
内側から外へ広がる expandの語源はラテン語のexpandere(ex-「外へ」+pandere「広げる」)です。重要なのは「内側から外側へと押し広げる」という動的なイメージです。単に「広い」状態を指すのではなく、何かが力を持って外側へと拡張していくプロセスを表します。風船が膨らむ・企業が事業を拡大する・知識が広がる、これらすべてに共通するのは「内部から外部へ、中心から周縁へ」と広がっていく動きです。日本語の「拡大する」「広げる」「膨張させる」はどれもこのコアイメージの一側面であり、文脈に応じて使い分けるだけです。 |
動(自)(内側から外へ)広がる・膨張する 動(他)~を拡大する・広げる・拡張する 動(自)(話題・考えを)詳しく述べる(expand on ~) 動(自)(人が)のびのびする・視野が広がる 例文 I want to expand my knowledge of the arts. 芸術に関する知識を広げたい。 Metals expand when heated. 金属は熱すると膨張する。 Could you expand on that point a little more? その点についてもう少し詳しく説明していただけますか? |
| 0188■■■ | 17/23 | expect [ekspékt] |
当然そうなるはずと見込む expectのコアイメージは「根拠に基づいて、そうなるはずだと前もって見込んでいる」こと。ラテン語のexspectare(外を見て待つ)が語源で、「起こることを確信をもって待ち構えている」感覚がある。単なる「いいなあ」という願望(hope)とは異なり、かなりの確信・根拠がある点が特徴。「当然そうなるはずだ」という前提があるため、「期待する(良いことを)」「予期する(悪いことも含め)」「〜するものだと思っている(義務的ニュアンスも)」「妊娠している(赤ちゃんが来るはずと見込んでいる)」といった幅広い意味が生まれる。日本語の「期待」より客観的・確信的なニュアンスを持つ。 |
動予期する、〜だろうと思う 動期待する、楽しみに待つ 動〜するものだと思っている、〜を当然と見なす(義務・要求のニュアンス) 動(赤ちゃんを)授かっている、妊娠している 例文 We are expecting something amazing. 私たちは何か素晴らしいことが起こるはずだと思っています。 You are expected to submit the report by Friday. あなたは金曜日までにレポートを提出するものとされています。 I expect it will rain tomorrow, so bring an umbrella. 明日は雨になりそうだから、傘を持っていきなさい。 |
| 0189■■■ | 17/23 | explore [ɪksplˈɔɚ] |
未知の領域に踏み込んで調べる exploreの語源はラテン語の「explorare(叫びながら偵察する)」に由来し、「まだ知られていない・よくわかっていない領域に積極的に入り込み、その全体像を把握しようとする」という動的なプロセスがコアイメージです。物理的な場所を歩き回る「探検」だけでなく、アイデアや可能性・問題の内部を丁寧に調べる「探求・検討」、さらに医師が体の内部を診て状態を把握する「精密診察」まで、すべて「未知・不明なものの中に入り込んで理解しようとする」という一つのイメージでつながっています。単なる「見る」ではなく、能動的・包括的に調べ尽くそうとするニュアンスが重要です。 |
動(場所を)探検する、踏査する 動(問題・可能性などを)探求する、検討する 動(体の内部などを)細かく診察する、触診する 動(テーマ・作品などを)深く掘り下げる 例文 I want to explore a new place. 新しい場所を探索してみたい。 The committee will explore all possible options before making a decision. 委員会は決定を下す前に、あらゆる選択肢を検討するだろう。 The novel explores the themes of loss and identity. その小説は喪失とアイデンティティというテーマを深く掘り下げている。 |
| 0190■■■ | 17/23 | expose [ɪkspóʊz] |
覆いを取り除いて外に出す exposeの語源はラテン語のex-(外へ)+ponere(置く)。「中に隠れていたものを、外へと置き出す」というイメージが根底にある。皮膚を日光にさらす、秘密をあばく、写真フィルムを光にさらす——これらすべてに共通するのは、「何らかの覆いや保護が取り除かれ、内側のものが外の何かと接触できる状態になる」という構造だ。重要なのは、必ずしも意図的でなくてもよく、また「さらされる側にとってリスクがある」ニュアンスを伴うことが多い点。「暴露する」「露出する」「さらす」という日本語訳は、どれもこの一つのコアイメージから導かれる文脈別の言い換えにすぎない。 |
動(危険・悪影響などに)さらす 動暴露する、摘発する 動露出する、外に出す 動(光・情報などに)触れさせる、接触させる 動(カメラのフィルム・センサーを)露光する 例文 I don't want to expose my skin to the sun. 肌を日光にさらしたくありません。 The journalist exposed the politician's corruption. そのジャーナリストは政治家の汚職を暴露した。 Children should be exposed to different cultures from an early age. 子どもは幼い頃からさまざまな文化に触れさせるべきだ。 |
| 0191■■■ | 17/23 | false [fɔ́ːls] |
本物からずれた・外れた falseのコアイメージは「あるべき正しい状態・本物の基準からずれている」こと。ラテン語のfallere(欺く・つまずかせる)に由来し、「本来あるべき真実や正しさ」から外れた状態を広く表す。「嘘」なら真実から外れた言葉、「間違い」なら正解から外れた答え、「不正」なら正当なルールから外れた行為、「仮の」なら本物から外れた代替品——すべてが「本物・正しい基準からのズレ」という一つのイメージでつながっている。だから単純に「嘘をついている」という意図がなくても、客観的に事実と一致しない場合にもfalseを使う点が重要。 |
形間違った、事実でない 形嘘の、虚偽の 形不正の、偽りの 形仮の、本物でない(義歯・まつ毛など) 形(警報・期待などが)空の、的外れの 例文 He has three girlfriends? That rumor is false. 彼には三人の彼女がいるって?その噂は嘘だよ。 The patient was fitted with a false leg after the accident. その患者は事故の後、義足を装着した。 Don't be deceived by his false smile. 彼の作り笑いに騙されるな。 |
| 0192■■■ | 17/23 | fee [fíː] |
サービスへの対価として支払う金銭 feeのコアイメージは「専門的なサービスや施設の利用に対して支払われる、公式・正式な対価」です。単なる物の値段(price)や買い物の代金(charge)とは異なり、プロフェッショナルの知識・技術や、特定の施設・機会へのアクセスに対して支払うお金というニュアンスが根底にあります。医師への報酬も、弁護士への謝礼も、大学の授業料も、美術館の入場料も、すべて「専門性・権威ある何かへのアクセス料」という共通イメージでつながっています。そのため文脈によって「入場料」「手数料」「授業料」「報酬」と訳し分けが生じますが、本質は変わりません。 |
名入場料・利用料 名手数料・費用 名授業料・学費 名報酬・謝礼(専門職への) 名会費・登録料 例文 The entrance fee for the art gallery is $20. その美術館の入場料は20ドルです。 The lawyer charged a hefty fee for her services. その弁護士は自分のサービスに対してかなり高額な報酬を請求した。 Students who cannot afford the tuition fees may apply for a scholarship. 授業料を払えない学生は奨学金を申請できる。 |
| 0193■■■ | 17/23 | firm [fˈɚːm] |
ぐらつかずに安定した状態 firmのコアイメージは「外から力を加えてもびくともしない、安定した状態」です。物理的に「硬い・しっかりした」(firm ground=しっかりした地面)も、精神的に「意志が揺るがない・断固とした」(firm decision=固い決意)も、すべてこの「ぐらつかない」感覚から来ています。名詞の「企業・会社」という意味は少し飛躍に見えますが、「しっかりとした基盤の上に立つ組織」というイメージでラテン語のfirmare(強固にする)に由来しています。要するにfirmは、物理的にも精神的にも「外圧に対して動じない、安定した状態」を表す単語です。 |
形硬い、しっかりした(物理的) 形断固とした、揺るぎない(意志・態度) 形安定した、値崩れしない(価格・相場) 名企業、商会 副しっかりと、断固として 例文 Her decision to leave the country was firm. 国を離れるという彼女の決心は固かった。 The mattress is too firm for me to sleep comfortably. そのマットレスは硬すぎて、快適に眠れない。 He works for a law firm in Tokyo. 彼は東京の法律事務所に勤めている。 |
| 0194■■■ | 17/23 | fix [fíks] |
あるべき状態に『定める』 fixのコアイメージは「何かを特定の状態・位置・形にしっかりと定める」こと。物理的に「固定する」のも、壊れたものを「あるべき正常な状態に定める=修理する」のも、日時や計画を「定める=決定する」のも、すべてこの一つのイメージから来ている。さらに「視線を一点に固定する=じっと見つめる」や「状況を特定のやり方で処理する=食事を用意する・問題を解決する」といった意味も派生する。「バラバラに動いていたものをある一点に落ち着かせる」感覚をつかめば、文脈ごとの訳語を自分で導き出せるようになる。 |
動固定する、取り付ける 動修理する、直す 動(日時・計画などを)決める、確定する 動(視線・注意などを)集中させる、じっと向ける 名窮地、苦境;(麻薬などの)一服;(試合などの)不正操作 例文 The computer wasn't working, but I fixed it. コンピューターが正しく作動していなかったが、直しました。 Let's fix a date for the next meeting. 次回の会議の日程を決めましょう。 She fixed her eyes on the stage and didn't move. 彼女はステージに視線を釘付けにして、微動だにしなかった。 |
| 0195■■■ | 17/23 | focus [fóʊkəs] |
一点に光を集める focusの語源はラテン語で「炉・かまど」を意味する言葉です。光が一点に集まる「焦点」のイメージがコアです。虫眼鏡で太陽光を一点に集めると火がつくように、「散らばったものを一点に向けて絞り込む」感覚がこの単語の本質です。カメラのピントを合わせる、注意や意識を一点に絞り込む、議論の中心点を定めるなど、あらゆる用法に共通するのは「散漫→一点集中」という方向性です。「集中する」と訳されることが多いですが、単に頑張るというより『どこに向けるか』という方向の定まり感が核にあります。 |
動(注意・努力などを)集中させる、焦点を合わせる 名焦点、中心、集中(の対象) 名(地震の)震源 動(カメラ・目などの)ピントを合わせる 例文 It is important to focus when you study math. 数学を勉強するときには集中することが大切だ。 The debate should focus on economic issues, not personal attacks. 議論は個人攻撃ではなく経済問題に焦点を絞るべきだ。 Climate change has become the main focus of global attention. 気候変動は世界的な関心の中心となっている。 |
| 0196■■■ | 17/23 | force [fˈɔɚs] |
抵抗を押し切る外圧 forceのコアイメージは「抵抗を押しのけて何かを動かす・させる外からの力」です。物理的な力(押す・こじあける)から、意志や状況による強制(〜せざるを得なくする)まで、「本来そうなりたくない状態を、外圧によって実現させる」という共通のニュアンスが貫かれています。名詞としては「物理的・社会的な力・勢力」を表し、動詞としては「その力を使って対象に何かをさせる」意味になります。日本語の「強いる」「強引に〜する」はその一側面に過ぎず、文脈によって「無理やり開ける」「余儀なくさせる」「強制的に進める」など多様な訳が生まれます。 |
動〜するよう強いる・余儀なくさせる 動強引に押し進める・こじあける 動無理に〜する・絞り出す 名力・勢力・武力 名(法律・規則などの)効力・拘束力 例文 Cinderella was forced to do housework for her sisters. シンデレラは姉のために家事をすることを強いられた。 The burglar forced open the window to get inside. 強盗は中に入るために窓を無理やりこじ開けた。 She forced a smile despite the pain. 彼女は痛みをこらえながら作り笑いをした。 |
| 0197■■■ | 17/23 | gain [géɪn] |
努力や過程を経て手に入れる gainのコアイメージは「プラスの方向への移動・増加」です。単なる「もらう(receive)」や「取る(take)」と違い、gainには「努力・時間・条件を経て、何かが増えたり手に入ったりする」というニュアンスが根底にあります。物理的なもの(体重・速度・距離)から抽象的なもの(知識・信頼・自信)まで、幅広いものが「増加・獲得」される対象になりえます。この「じわじわと積み上がる・増える」感覚が、「得る」「増す」「勝つ(優位を得る)」といった多様な訳語を生み出しており、いずれもコアイメージの自然な延長です。 |
動(努力・過程を経て)得る・獲得する 動(量・数値などが)増す・増加する 動(競争・議論などで)優位に立つ・勝る 動(時計が)進む 名利益・利得・増加 例文 As I continued the training, I could tell I was gaining more and more strength. トレーニングを続けていると、どんどん強くなっているのが自分でもわかった。 She gained the trust of her colleagues through years of hard work. 彼女は何年もの懸命な努力を通じて、同僚たちの信頼を勝ち取った。 The car gained speed as it went down the hill. 車は坂を下るにつれてスピードが増した。 |
| 0198■■■ | 17/23 | genuine [dʒénjuɪn] |
混じりけのない『本来の姿』 genuineはラテン語 genuinus(生まれながらの・生来の)に由来し、「産む・生じる」を意味する gignere と同根とされています。「生まれつきそのものである=本来の姿のまま」というところから「正真正銘の、本来のものである」というコアイメージが生まれました。なお、「genu(膝)に乗せて子を認知する古代ローマの習慣から」とする説も語源談として広く紹介されますが、OED・AHD等の語源辞典では支持されていません。人工的・偽物・見せかけが一切ない「ありのままの本来の姿」というニュアンスが核心です。モノに使えば「本物の(偽物でない)」、人の感情や態度に使えば「心からの・偽りのない」、人の性格に使えば「誠実な・純粋な」と訳が変わりますが、すべて「飾りや嘘のない本来の姿」という一点でつながっています。 |
形本物の、純正の(偽物でない) 形心からの、誠実な(感情・態度が本物の) 形(性格が)誠実な、真摯な、裏表のない 例文 Her apology wasn't very genuine. She didn't even look me in the eyes. 彼女の謝罪は心からのものじゃなかった。目さえ合わせなかったんだよ。 Experts confirmed that the painting was a genuine Picasso. 専門家たちはその絵がピカソの真作であると確認した。 He's a genuine person — what you see is what you get. 彼は本当に誠実な人だよ——見た目通りの人間なんだ。 |
| 0199■■■ | 17/23 | guarantee [g`ærəntíː] |
責任を持って確約する guaranteeのコアイメージは「自分が責任の引き受け手となって、ある結果や品質を確実なものにする」こと。単なる「約束(promise)」とは異なり、『もし問題が起きたときは自分が責任を取る』という強いコミットメントが含まれている。製品の保証書(guarantee)、身元保証人(guarantor)、これらはすべて「何かがうまくいかなかった場合に責任を負う存在がいる」という構図である。だから動詞としては「保証する・請け合う」、名詞としては「保証・保証書」という意味が生まれる。話し手が自信を持って断言するニュアンスも強く、単純な予測や希望とは一線を画す。 |
動保証する、請け合う 動(人の)身元を保証する、(債務などを)連帯保証する 名保証、保証書、(製品の)品質保証 名(確実に起こることの)確かな見込み、保証 例文 I guarantee that you will succeed in life. あなたが人生で成功することを、私が責任を持って保証します。 The product comes with a two-year guarantee. その製品には2年間の品質保証が付いています。 Hard work doesn't guarantee success, but it certainly improves your chances. 努力が必ずしも成功を約束するわけではないが、確実に可能性は高まる。 |
| 0200■■■ | 17/23 | huge [hjúːdʒ] |
普通の尺度をはるかに超えた大きさ hugeのコアイメージは「通常の感覚・基準をはるかに超えてしまっている」という圧倒的な規模感です。物理的な「大きさ」だけでなく、数量・影響力・感情的な重みにまで幅広く使われます。bigやlargeが単に「(基準より)大きい」という客観的な比較を表すのに対し、hugeは「こんなに大きいのか!」という話者の驚きや強調のニュアンスが含まれています。また、近年の口語では「すごく人気がある/大成功している」という意味でも頻繁に使われ、これも「影響の規模が桁違い」というコアイメージから自然に派生しています。 |
形巨大な、(物理的サイズが)途方もなく大きい 形莫大な、(数量・程度が)非常に大きい 形(影響・重要性が)絶大な、大変重大な 形容詞【口語】大人気の、大成功している 例文 She made a huge amount of money as an actress. 彼女は女優業で莫大な金を稼いだ。 Losing that game was a huge disappointment for the whole team. その試合の敗戦はチーム全体にとって非常に大きな失望だった。 That band was huge in the 1990s. あのバンドは1990年代に大人気だった。 |
| 0201■■■ | 17/23 | illustrate [íləstrèɪt] |
光を当てて見えやすくする illustrateの語源はラテン語の「illustrare」で、「in(中に)+ lustrare(光を当てる)」が原義です。つまり「暗闇の中にあるものに光を当て、明るく見えるようにする」というのがコアイメージです。抽象的でわかりにくいものを、図・絵・具体例などの手段で「パッと見えやすくする・明らかにする」という動作全体を指します。絵を描いて説明するのも、具体例を挙げて説明するのも、どちらも「見えにくいものを照らし出す」という同じ根っこのイメージから生まれています。 |
動(図・絵などで)図解する、挿絵を入れる 動(具体例・事実などで)説明する、例証する 動(あることが別のことを)示す、裏付ける 例文 The teacher used diagrams to illustrate the structure of DNA. 先生はDNAの構造を図解するために図を使った。 Let me illustrate my point with a simple example. 簡単な例を挙げて私の主張を説明させてください。 This incident clearly illustrates the dangers of reckless driving. この事件は無謀な運転の危険性を如実に示している。 |
| 0202■■■ | 17/23 | imply [ɪmplɑ́ɪ] |
言葉の中に折りたたむ implyの語源はラテン語の「implico(中に折り込む)」。imは「中に」、plyは「折りたたむ」を意味する。つまり、情報や意味を言葉の中に折りたたんで包み込み、直接は取り出さずに伝えるというイメージだ。「暗示する」「ほのめかす」という訳はこのコアイメージから来ており、明示的に言わなくても、言葉や状況の内側にある意味が相手に伝わるというニュアンスを持つ。また、論理的な文脈では「(事実・命題が別の事実を)必然的に含意する」という意味にもなる。これも「ある事柄の中にすでに別の事柄が折りたたまれている」というコアイメージそのものだ。 |
動(言葉や態度が)暗に示す、ほのめかす 動(事実・状況が何かを)必然的に含意する、意味する 動(批判・不満などを)遠回しに示す 例文 Her silence implied that she disagreed with the plan. 彼女の沈黙は、計画に反対していることをほのめかしていた。 Being innocent does not necessarily imply being naive. 無邪気であることは、必ずしも世間知らずを意味しない。 Are you implying that I made a mistake? 私がミスをしたとおっしゃりたいのですか? |
| 0203■■■ | 17/23 | improve [ɪmprúːv] |
現状をより良い状態へ引き上げる improveの語源は古フランス語 en prou(利益のために)に由来し、中英語で emprouen を経て improve へと変化しました。prou はラテン語 prode(有益な)に遡り、「利益・価値を取り込む」というイメージが根底にあります。つまり、今よりも価値・質・状態を高い方向へ変化させるという感覚です。日本語の「改善する」「上達する」「好転する」はどれもこのコアイメージから派生したもの。重要なのは、すでに存在するものを対象にして、そこに「上昇・前進」のベクトルを与えるという点。ゼロから作り出す(create)や根本から変える(transform)とは異なり、既存の状態をより良くするのがimproveの本質です。 |
他動詞(状態・質・能力などを)改善する、改良する、向上させる 自動詞よくなる、上向く、好転する 他動詞(土地・財産などの)価値を高める、開発する 例文 I want to improve my Japanese so that I can go to Japan alone one day. いつか日本に一人で行けるように、日本語を上達させたい。 The patient's condition has improved significantly since the surgery. 手術後、患者の容態は大幅に好転した。 The government plans to improve the infrastructure in rural areas. 政府は地方の社会基盤を整備する計画を立てている。 |
| 0204■■■ | 17/23 | incident [ínsədnt] |
流れを断ち切る『ひと幕』 incidentの語源はラテン語の「incidere(落ちかかる・起こる)」で、in-(上に)+cadere(落ちる)から成る。コアイメージは「日常の流れの中に突然割り込んで起こること」。大きな事件でも小さなトラブルでも、普通の状態に何かが「割り込んで起きたひと幕」である点が本質。そのため「些細な出来事」から「外交問題に発展するような紛争」まで幅広く使われる。重要なのは、出来事の大小より「それ自体がひとつのまとまった出来事として切り取られる」というイメージ。形容詞 incidental(付随的な・副次的な)も同語源で、「メインの流れにたまたま付随して起こること」を表す。 |
名(日常に割り込む)出来事・事件 名(外交・軍事上の)紛争・問題事 名(映画・小説などの)插話・エピソード 形容詞(やや格式)(~に)付随して起こる・伴いがちな 例文 The incident took most of her family members' lives. その事件は彼女の家族のほとんどの命を奪った。 The border incident nearly triggered a diplomatic crisis between the two countries. その国境紛争は、両国間の外交危機をあやうく引き起こしかけた。 He recounted a minor incident from his childhood that changed his perspective on life. 彼は、自分の人生観を変えた幼少期のちょっとした出来事を話して聞かせた。 |
| 0205■■■ | 17/23 | include [ɪnklúːd] |
閉じた空間の中に取り込む includeは、ラテン語のincludere(in=中に+claudere=閉じる)に由来します。「ある境界の内側にしっかりと取り込む」というのがコアイメージです。単に「隣に並べる」のではなく、ある集合・範囲・グループの一部として内包するイメージです。「情報を含める」「メンバーに含む」「費用に含まれる」など、どんな文脈でも「境界の内側に組み込まれている」という感覚が根底にあります。この感覚を掴むと、「含む(すでにそこにある)」と「含める(意図的に入れる)」の両方を自然に使い分けられるようになります。 |
動(全体の一部として)〜を含む 動〜を(意図的に)含める・組み入れる 動〜も(例外なく)含めて・〜をも含む 例文 The price includes tax. 価格には税金が含まれています。 I have included information that will be useful for your research. あなたの研究に役立つであろう情報を含めておきました。 All team members, including the manager, attended the meeting. マネージャーも含め、チームメンバー全員が会議に出席した。 |
| 0206■■■ | 17/23 | increase [ɪnkríːs] |
量・程度が上向きに伸びる increaseのコアイメージは「数量・程度・規模などが連続的に上向きへと拡大していく動き」です。接頭辞 in-(中へ・上へ)+ crease(grow:成長する)の組み合わせで、「内側から膨らんでいく・積み重なって大きくなっていく」感覚があります。単なる「増える」だけでなく、動詞としても名詞としても使える点が特徴で、「増加する(動詞)」と「増加・増大(名詞)」を1語でカバーします。数(人口・価格)でも程度(不安・関心)でも使え、急激な変化よりも「継続的・段階的な拡大」のニュアンスを含むことが多いです。 |
動詞(自動詞)増加する、増える、大きくなる 動詞(他動詞)~を増やす、~を増大させる 名増加、増大、上昇(量) 例文 The world population keeps increasing. 世界の人口は増え続けている。 The company decided to increase its budget for research. その会社は研究予算を増やすことを決めた。 There has been a sharp increase in the number of online shoppers. オンライン購入者の数が急激に増加している。 |
| 0207■■■ | 17/23 | individual [ìndəvídʒuəl] |
群れから切り離された『一つ』 individualの語源はラテン語のindividuus(分割できない)。in-(否定)+dividuus(分割可能な)で、「これ以上分けられない最小単位」がコアイメージ。大きな集合体・群れの中から「切り離された一個体」であることを強調する。だから形容詞では「個々の・個別の・その人特有の」、名詞では「一人の人間・個人」という意味になる。単に「一人」というだけでなく、「全体の中の、独立した一つ一つ」というニュアンスが常に含まれており、集合との対比が意識されているのが英語らしい特徴。 |
形個々の、個別の 形個人の、個人向けの 形(その人・その物)特有の、独特の 名個人、一人の人間 名(やや皮肉・口語)やつ、人物 例文 The rise in sea level isn't just one individual problem. It's connected to other environmental issues. 海面上昇は個別の問題ではありません。ほかの環境問題とつながっているのです。 Every individual has the right to freedom of expression. すべての個人は表現の自由に対する権利を持つ。 She has a very individual style of writing that you can recognize immediately. 彼女には誰が見てもすぐわかる独特の文体がある。 |
| 0208■■■ | 17/23 | industry [índəstri] |
人間が組織的に働き続ける営み industryのラテン語源 industria は「勤勉・精力的な活動」を意味する。コアイメージは「人が組織的かつ継続的に労力を注いで何かを生み出す営み」。個人レベルでは「勤勉さ・努力」という徳目になり、社会・経済レベルでは「多くの人が組織的に働いて財を生み出す産業・工業」になる。どちらも「ただ漠然とあるのではなく、人の手と意志によって動かされ続けているもの」というニュアンスが共通している。また「特定の種類の事業が集まった業界全体」という意味にも広がる。日本語の「産業」よりも「人の働きかけ」という動的な感覚が強い単語。 |
名産業・工業・製造業 名(特定の)業界・業種 名勤勉・精励 例文 I work in the mining industry. 私は鉱業(という業界)で働いています。 Heavy industry has declined in many developed countries. 多くの先進国で重工業が衰退している。 She succeeded through talent and industry. 彼女は才能と勤勉さによって成功した。 |
| 0209■■■ | 17/23 | innocent [ínəsnt] |
何も汚れが触れていない状態 innocentの語源はラテン語の「in-(〜でない)+nocere(害を与える、傷つける)」。つまり「何も傷つけていない/傷つけられていない、汚れに触れていない」がコアイメージ。法的文脈では「悪意や罪を犯していない→無罪の」、人柄を表すときは「世の汚れに染まっていない→無邪気な・純粋な」、物事を表すときは「危険や毒素が混じっていない→無害な」となる。どの用法も「汚れや害が一切介在していないクリーンな状態」という一点から派生している。 |
形(法的に)無罪の、潔白な 形無邪気な、純粋な 形無害な、害のない 形(〜を)知らない、経験のない(innocent of 〜) 名無実の人、無邪気な人(複数形 innocents で「罪のない人々」) 例文 The court declared him innocent of all charges. 裁判所はすべての容疑について彼を無罪と宣告した。 She looked like an innocent little girl. No one could've imagined that she'd become a criminal. 彼女は無邪気な小さい女の子のように見えた。のちに犯罪者になろうとは誰も想像できなかった。 It was just an innocent joke; I didn't mean to hurt anyone. ただの他愛ないジョークだった。誰かを傷つけるつもりはなかった。 |
| 0210■■■ | 17/23 | insurance [ɪnʃˈʊ(ə)rəns] |
万一に備えた安全網 insuranceの語根はラテン語の「securus(安全な)」に由来し、「ensure(確実にする)」と同じ語源を持つ。コアイメージは「もし何か悪いことが起きたとき、損害を補填・回避するための仕組みや手段を事前に用意しておくこと」。だから「保険」という制度的な意味だけでなく、「予防策・用心」という広い意味にもなる。たとえば雨の日に傘を2本持っていくような行為も insurance と呼べる。「リスクに備えた安全装置」のイメージを持つと、金融の文脈でも日常の文脈でも自然に使いこなせる。 |
名保険(制度・契約) 名保険料 名保険金(受け取る金額) 名予防策・用心・備え 名(損失への)保障・補償 例文 I called my car insurance company because I needed to get my car repaired. 車を修理する必要があったので自動車保険会社に電話した。 She took an umbrella as insurance against the rain. 彼女は雨に備えて傘を持っていった。 He received a large insurance payout after the accident. 事故の後、彼は多額の保険金を受け取った。 |
| 0211■■■ | 17/23 | intend [ɪnténd] |
心の中で的を定める intend の語源はラテン語 intendere(「~に向けて伸ばす」)で、in-(向かって)+ tendere(伸ばす・張る)から成る。つまり「自分の意識・意思を特定の目標・目的に向けて意図的に向ける」というのがコアイメージ。矢を的に向けて引き絞るようなイメージで、ある行動や結果に向けて心のベクトルをしっかり定めている状態を表す。だから「~するつもりだ(行動への意図)」「~を意味する(言葉が特定の意味に向けられている)」「~のために用意されている(設計・目的が向けられている)」といった意味がすべてこの一つのコアイメージから派生する。 |
動(~する)つもりである、意図する 動(言葉・行動が)~を意味する、指す 動(物・事が)~のために設計・意図されている 例文 Did you intend to hurt him or not? 彼を傷つける意図はありましたか、それともなかったですか? What exactly do you intend by that remark? その発言で、あなたは一体何を言いたいのですか? This program is intended for beginners. このプログラムは初心者向けに設計されています。 |
| 0212■■■ | 17/23 | intense [ɪnténs] |
極限まで張り詰めた状態 intenseの語源はラテン語の「intensus(引き伸ばされた、張り詰めた)」に由来し、in(中へ)+ tendere(伸ばす)という構造を持つ。コアイメージは「エネルギーや力が内側に向かって最大限に凝縮・集中している状態」。物理的な刺激(光・熱・音)が極度に強い場合、感情や関係性が高い密度で圧縮されている場合、あるいは人が全力を内に集中させている場合など、いずれも「限界まで張り詰めた密度の高さ」という点で共通している。だから「強烈な」とも「懸命な」とも訳せるのは、外に発散せず内に凝縮したエネルギーの方向性がそれぞれの文脈で表れているからだ。 |
形強烈な、激しい(刺激・感覚・状況が) 形熱烈な、激しい(感情・関係性が) 形懸命な、真剣な、集中した(人・取り組みが) 形(色・光などが)濃い、鮮烈な 例文 She felt an intense pain in her chest. 彼女は胸に激しい痛みを感じた。 He is so intense that talking to him for an hour completely drains me. 彼はあまりにも真剣すぎて、1時間話すと完全に消耗してしまう。 The two countries held intense negotiations over the trade deal. 両国は貿易協定をめぐって激しい交渉を行った。 |
| 0213■■■ | 17/23 | lack [lˈæk] |
あるべきものが『そこにない』 lackのコアイメージは「本来あるべきもの・必要なものが存在しない、または不十分な状態」です。単なる「無い」ではなく、「あってしかるべきなのに、ない」という欠落の感覚が根底にあります。名詞では「その欠落した状態そのもの(欠如・不足)」を、動詞では「〜が欠けている・足りない」という状態を表します。重要なのは、lackは「物が足りない」だけでなく、「能力・資質・感情・時間」など抽象的なものが主語や目的語になることが多い点です。for lack of〜(〜がないために)のような熟語でも、このコアイメージが一貫して働いています。 |
名欠如、不足、欠乏 動〜が欠けている、〜が足りない、〜がない 動詞(やや文語・注意)〜を欠く(be lacking in〜の形で:〜に欠けている) 例文 Tom's lack of compassion surprised Mary. トムの同情心のなさはメアリーを驚かせた。 She lacks the confidence to speak in public. 彼女は人前で話す自信が欠けている。 The project failed for lack of funding. そのプロジェクトは資金不足で失敗した。 |
| 0214■■■ | 17/23 | likely [lɑ́ɪkli] |
自然な方向性・期待通りの流れ likelyの根底にあるのは「like(似ている・ふさわしい)」という語源です。つまり「ある事態が起こることと、現実の流れや状況がよく似合っている・ぴったり合っている」というイメージです。「ありそうな」という訳はこのコアから来ており、現状の流れや証拠に照らし合わせたとき、そうなることが自然で期待通りだという感覚を持ちます。単なる可能性(possible)ではなく、状況や根拠に裏打ちされた「もっともな見込み」であることがポイントです。この「状況にふさわしい・自然に合致する」というイメージが転じて「適当な・有望な」という意味にもなります。 |
形(~し)そうな、起こりそうな 形もっともらしい、信憑性のある 形適当な、ふさわしい(目的や用途に合った) 形有望な、見込みのある 副おそらく、たぶん(most likely / very likelyの形で) 例文 It is very likely that you will lose the race tonight. 今夜の競争であなたが負ける可能性は非常に高い。 She seems like a likely candidate for the position. 彼女はそのポジションにふさわしい有力候補のように見える。 Most likely, the meeting will be postponed due to the storm. おそらく、嵐のせいで会議は延期されるだろう。 |
| 0215■■■ | 17/23 | maintain [meɪntéɪn] |
現状を手で支え続ける maintainの語源はラテン語の「manu tenēre(手で持つ)」。つまり「手で持ち続ける」というイメージが根底にある。何かが崩れたり変化したりしないよう、意識的な力を加えて現状をキープし続けるというニュアンスが核心だ。庭の手入れのように物理的な状態を保つこともあれば、立場や意見を「手放さずに持ち続ける=主張する」という意味にもなる。単なるkeepよりも「努力・コストをかけて能動的に保持する」色合いが強く、放っておけば崩れてしまうものを意図的に支えているというイメージを常に意識したい。 |
動(状態・レベルを)維持する、持続する 動(建物・設備などを)保全する、整備する 動(人・家族を)養う、支える 動(意見・立場を)主張する、断言する 動(関係・連絡などを)保ち続ける 例文 This gardener will maintain our beautiful garden. この庭師が私たちの美しい庭を手入れし続けてくれます。 He maintained that he was innocent despite all the evidence. すべての証拠があるにもかかわらず、彼は自分の無実を主張し続けた。 She works two jobs to maintain her family. 彼女は家族を養うために2つの仕事を掛け持ちしている。 |
| 0216■■■ | 17/23 | major [méɪdʒɚ] |
他を圧倒する『大きさ・重さ』 majorのコアイメージは「他と比べて際立って大きい・重要である」という感覚です。ラテン語の「magnus(大きい)」の比較級が語源で、単純に「大きい」ではなく「他を圧倒するほど重要・主要な」という相対的な重さを含みます。形容詞として「主要な・重大な」、名詞として「専攻(大学で最も力を入れる分野)」を表し、音楽用語の「長調」も、短調(minor)より音の幅が「大きい」ことからこの意味が生まれました。どの意味も「他よりも際立って大きな比重を占める」という一本の軸でつながっています。 |
形主要な、重大な 形過半数の、大多数の 形長調の 名専攻(科目) 名少佐(軍の階級) 動〜を専攻する(major in〜) 例文 Jack's attitude towards his duty was a major problem in the project. ジャックの仕事に対する姿勢は、プロジェクトにとって重大な問題だった。 She decided to major in economics at university. 彼女は大学で経済学を専攻することにした。 The symphony is composed in C major. その交響曲はハ長調で作曲されている。 |
| 0217■■■ | 17/23 | material [mətí(ə)riəl] |
何かを構成する『素となるもの』 materialのコアイメージは「何かを作り上げるための元となる存在」です。物理的な布や木材などの「材料」も、レポートを書くための「資料」も、仕事をこなす「人材」も、すべて「何かを成り立たせるための素」という一点でつながっています。ラテン語の materia(木の幹・素材)が語源で、「中心にあって全体を支えるもの」というニュアンスが根底にあります。形容詞では「物質的な」「重要な(=本質を成す)」という意味にも広がります。コアを掴めば、文脈ごとに「素材・資料・道具・人材」といった訳を自分で導き出せます。 |
名材料・素材 名資料・データ 名道具・用品(複数形で) 名人材・素質のある人 形物質的な・有形の 形重要な・本質的な(法律・ビジネス用語) 例文 I love the way this material feels. この素材の手触りがとても好きだ。 She spent weeks collecting material for her thesis. 彼女は論文のための資料を集めるのに数週間費やした。 This new evidence is material to the case. この新しい証拠はその事件にとって重要だ。 |
| 0218■■■ | 17/23 | means [míːnz] |
目的へと橋をかけるもの meansの根底にあるイメージは「何かを実現するための橋渡し・媒介」です。形容詞 mean(中間の・平均の)と同じ語根をもち、古フランス語 moyen(中間・媒介)に由来する語であり、「ある目的に向かって機能するもの」というコアがあります。「方法・手段」とは「目標へ橋渡しするやり方」であり、「資産・財力」とは「望む生活を実現するための橋渡し=お金や財産」です。どちらの訳も「〜を可能にする媒介物」というコアイメージから自然に導けます。また、meansは常に複数形の形をとる(単複同形)という文法的な特徴も重要で、「一つの方法」でも a means と言い、means alone で受けます。 |
名詞(単複同形)方法、手段 名詞(複数扱い)資産、財力、収入 名詞(慣用表現)決して〜ない(by no means)/もちろん〜(by all means) 例文 The end justifies the means. 結果が手段を正当化する。 She lives beyond her means and is always in debt. 彼女は収入以上の生活をしていて、いつも借金を抱えている。 This is by no means an easy problem to solve. これは決して解決が簡単な問題ではない。 |
| 0219■■■ | 17/23 | nuclear [n(j)úːkliɚ] |
原子核を中心にしたエネルギー nuclearの語源はラテン語の「nucleus(核・種)」で、もともと「中心にある小さな核」を指す。原子の中心にある「原子核(nucleus)」から派生した形容詞であり、「原子核に関わるもの」というのがコアイメージ。原子核を分裂・融合させる際に生じる膨大なエネルギーを利用するのが「核エネルギー・原子力」、そのエネルギーを破壊兵器として使うのが「核兵器」となる。また、比喩的に「中心核となる家族(核家族)」という意味にも広がる。つまりnuclearは常に「核(中心)を基点にした何か」を表す単語であり、文脈に応じて「核の」「原子力の」「核家族の」などと訳し分けられる。 |
形核の、原子核の 形原子力の、核エネルギーを利用した 形核兵器の、核戦争の 形核家族の(nuclear familyとして) 例文 Do nuclear weapons really reduce the risk of war? 核兵器は本当に戦争のおそれを減らすのだろうか。 The country plans to increase its reliance on nuclear power to reduce carbon emissions. その国は二酸化炭素排出量を削減するために、原子力への依存度を高める計画だ。 The nuclear family, consisting of parents and their children, became the dominant household structure in the 20th century. 親と子どもたちからなる核家族は、20世紀に支配的な家族形態となった。 |
| 0220■■■ | 17/23 | obtain [əbtéɪn] |
努力して手に入れる obtainのコアイメージは「何らかの努力・手続き・プロセスを経て、目的のものを手中に収める」こと。単なる受け取り(receive)や偶然の入手とは異なり、意図的・能動的に動いてつかみ取るニュアンスがある。許可・情報・資格・データなど、すぐには手に入らないもの、ある種の手順や条件をクリアして初めて得られるものに対してよく使われる。ビジネス・学術・法律的な文脈でも頻出で、フォーマルな響きがある。この「プロセスを経た達成」という感覚が根底にあるため、日本語では文脈に応じて「取得する」「入手する」「得る」「獲得する」など幅広い訳になる。 |
動詞(他動詞)(努力・手続きを経て)得る、入手する、取得する 動詞(自動詞)(規則・習慣・状況などが)存在する、通用する、成り立つ 例文 First, you should obtain approval from your boss. まずは上司の承認を得るべきだよ。 She worked hard to obtain a medical license. 彼女は医師免許を取得するために懸命に努力した。 These conditions no longer obtain in modern society. こうした状況はもはや現代社会では通用しない。 |
| 0221■■■ | 17/23 | occur [əkˈɚː] |
自然に『現れ出る』 occur のコアイメージは「何かが(自然に・偶発的に)現れ出る」こと。ラテン語の ob-(前に)+ currere(走る)が語源で、「目の前に走り出てくる」感覚がある。出来事が人の意志とは無関係に「ふと現れる」ニュアンスが根底にある。だから「事故が起こる」のように外部の出来事が現れる場合にも、「アイデアが頭に浮かぶ」のように心の中に何かが現れる場合にも使える。また「ある場所・状況に存在する」という用法も、「その場に現れている状態」と捉えれば自然につながる。 |
動(出来事が)起こる、発生する 動(考えなどが)ふと浮かぶ、思い浮かぶ 動(ある場所・条件に)存在する、見られる 例文 The accident occurred on the highway this afternoon. その事故は今日の午後、高速道路で起こった。 It suddenly occurred to me that I had left my passport at home. パスポートを家に置いてきたと突然気づいた(頭に浮かんだ)。 This species of bird occurs mainly in tropical forests. この種の鳥は主に熱帯雨林に生息している(見られる)。 |
| 0222■■■ | 17/23 | offer [ˈɔːfɚ] |
相手の前に差し出す offerのコアイメージは「自分から相手の前に何かを差し出す」こと。重要なのは、受け取るかどうかの選択権は相手にあるという点だ。席を譲る、提案する、売りに出す、神に捧げる――どれも「こちらから差し出すが、強制はしない」という構造を持つ。日本語では文脈によって「申し出る」「提示する」「提供する」「ささげる」と訳し分けるが、根底には常に「相手が受け取るかどうかはわからないけれど、自分の意志でそっと差し出す」という能動的かつ非強制的なニュアンスがある。これを理解すれば、どんな文脈でも自然な訳が導き出せる。 |
動差し出す・譲る 動申し出る・提案する 動提示する・(値段などを)提示する 動売りに出す 動ささげる・奉納する 名申し出・提案・オファー 例文 You should offer a seat to a pregnant woman on the train. 電車では妊娠中の女性に席を譲るべきだ。 The company offered me a salary of 5 million yen. その会社は私に年収500万円を提示した。 They offered flowers at the shrine. 彼らは神社に花をお供えした。 |
| 0223■■■ | 17/23 | operate [ɑ́pərèɪt] |
意図を持って動かす・動く operateのコアイメージは「目的や意図をもって何かを機能させる、あるいは自らが機能する」こと。ラテン語のopus(仕事・作品)が語源で、「仕事を遂行する」というニュアンスが根底にある。機械を操作する場面では「人が意図をもって動かす」、企業や組織に使うと「組織を機能させる=運営・管理する」、薬や制度などが主語なら「それ自体が意図された働きをする=作用する」となる。また医療では外科医が「メスを使って処置を遂行する=手術する」という意味にもなる。つまりどの訳語も「何かが目的をもって機能するプロセス」という1つのイメージから派生している。 |
動詞(他動詞)(機械・設備などを)操作する、動かす 動詞(他動詞)(会社・事業などを)運営する、経営する 動詞(自動詞)(機械・薬・制度などが)働く、機能する、作用する 動詞(自動詞)手術をする 例文 She taught me how to operate the machine. 彼女が機械の操作方法を教えてくれた。 The company operates more than 50 stores across the country. その会社は全国で50店舗以上を運営している。 The surgeon had to operate on the patient immediately. 外科医はすぐに患者を手術しなければならなかった。 |
| 0224■■■ | 17/23 | phenomenon [fənɑ́mənɑ̀n] |
目の前に現れて知覚できる出来事 phenomenonはギリシャ語の「phaínesthai(現れる・見える)」に由来する。コアイメージは「感覚や経験によって知覚・観察できる出来事や存在」。単なる「事実」や「できごと」とは異なり、「観察者の前に姿を現し、注目に値する何か」というニュアンスが核心にある。だから自然現象・社会現象のような「目に見える形で起きていること」を指すのはもちろん、注目すべき才能を持つ人物(驚異的な人物)を指す場合にも使われる。「ありふれた日常」ではなく「観察・説明の対象になるほど際立った出来事」という色合いを常に帯びている点が日本語の「現象」とは微妙に異なる。 |
名(自然・社会上の)現象、事象 名驚くべき出来事・人物、驚異 例文 Science can now explain the once-mysterious phenomenon. 以前は謎に包まれていたその現象を、今では科学が説明できるようになった。 The aurora borealis is a breathtaking natural phenomenon. オーロラは息を飲むほど美しい自然現象だ。 He was regarded as a phenomenon in the world of chess—undefeated at the age of fifteen. 彼は15歳にして無敗を誇る、チェス界の驚異と見なされていた。 |
| 0225■■■ | 17/23 | physical [fízɪk(ə)l] |
目に見える・触れられる現実世界 physicalのコアイメージは「物質として実際に存在する・感覚で直接とらえられる」こと。ギリシャ語の「physis(自然・本性)」に由来し、「精神・抽象・観念」の世界に対して、「現実に存在する・感触がある・測定できる」世界を指す。これが「物質の」(精神ではなく物質として存在する)、「物理の」(自然界の現象を扱う学問)、「肉体の」(心ではなく体そのもの)、「荒っぽい・実力行使の」(議論ではなく実際に体を使う)といった意味をすべてつなぐ。「目に見えず手で触れられない精神・抽象」との対比がこの単語の本質である。 |
形物質の・実体のある 形物理(学)の 形肉体の・身体的な 形荒っぽい・実力行使の 形(地形など)自然の・地形上の 名(口語)健康診断 例文 Working on a construction site requires physical strength. 建設現場での作業には肉体的な強さが必要だ。 There is no physical evidence linking him to the crime. 彼を犯罪に結びつける物的証拠は存在しない。 The debate became physical when one of the protesters shoved a reporter. 抗議者の一人が記者を突き飛ばし、討論は乱闘に発展した。 |
| 0226■■■ | 17/23 | policy [pɑ́ləsi] |
判断の拠りどころとなる指針 policyのコアイメージは「ある目標に向けて、組織や個人が行動する際の判断基準となる方針・指針」です。語源はギリシャ語のpolis(都市・国家)に由来し、「国や組織をどう治めるか」という統治の知恵から発展しました。つまり、単なるルールではなく、「なぜそうするのか」という目的意識を含んだ行動原則です。国の外交政策から企業の返品規定、個人の行動指針まで、「意図的・体系的に決められた方針」であれば幅広く使えます。「なんとなく」ではなく「考えて決めた指針」というニュアンスが核心です。 |
名政策、方針 名方策、対応策 名(保険の)証券 例文 The Secretary of State oversees the direction of foreign policy. 国務長官は外交政策の方向性を監督している。 Our company has a strict no-refund policy. わが社は返金不可という厳しい方針を設けている。 He took out a life insurance policy last year. 彼は昨年、生命保険に加入した。 |
| 0227■■■ | 17/23 | positive [pɑ́zəṭɪv] |
『確かにそこにある』感覚 positiveの語根はラテン語の「ponere(置く)」に由来し、「確かに置かれている・実在する」というコアイメージを持つ。疑いや曖昧さが排除された状態を指すため、「確信している(疑いがない)」「明確な(ぼんやりしていない)」という意味が生まれる。さらに、「確かなもの」として捉えられるものは望ましい・価値があると認識されやすいため、「積極的な・楽観的な」というポジティブな態度を表す意味へと広がった。医学では検査で「陽性(問題が確かに存在する)」、数学では「正(ゼロより確かに大きい)」と使われる。「なんとなく」ではなく「確かにそこにある」という揺るぎない感覚が全ての意味を貫いている。 |
形確信して、確かだと思って 形明確な、はっきりした 形楽観的な、前向きな 形積極的な、建設的な 形陽性の(医学・検査) 形正の(数学・電気) 例文 I am positive that it will rain today. 今日雨が降ることを確信している。 Try to stay positive even when things get tough. 物事がうまくいかないときも、前向きでいるようにしなさい。 The test came back positive for the virus. そのウイルスの検査結果は陽性だった。 |
| 0228■■■ | 17/23 | potential [pəténʃəl] |
まだ眠っている力・可能性 potentialの語源はラテン語のpotentia(力・能力)。ここから「今はまだ表に出ていないが、内部に確かに存在する力や可能性」というコアイメージが生まれる。氷山の水面下の部分をイメージするとわかりやすい。形容詞では「まだ現実になっていないが、なりうる可能性を内包している」というニュアンスで使われ、名詞では「その人や物が内に秘めた力そのもの」を指す。日本語の「潜在的な」は一つの訳に過ぎず、文脈によっては「見込みのある」「候補となりうる」「〜になり得る」など多様な表現に対応する。大切なのは常に「まだ顕在化していないが、確かに内包されている」という感覚を持つことだ。 |
形潜在的な、〜になりうる、見込みのある 名潜在能力、可能性、伸びしろ 例文 The detective has found a potential lead in the case. 刑事は事件の手がかりになりうるものを発見した。 She has the potential to become a world-class athlete. 彼女には世界クラスの選手になれる潜在能力がある。 Police are warning residents about a potential threat in the area. 警察は地域住民に、この地区で脅威が発生しうる可能性があると警告している。 |
| 0229■■■ | 17/23 | precious [préʃəs] |
失いたくないほど価値あるもの preciousのコアイメージは「替えがきかないほど価値が高く、大切に扱いたい」という感覚です。貴金属・宝石を指す「precious metals(貴金属)」のように客観的・経済的な価値の高さを表すこともありますが、それ以上に「その人にとって失いたくない、心から大切にしているもの」という主観的・感情的な価値を強く含みます。物だけでなく時間・記憶・人など抽象的なものにも使えます。また、皮肉的に「気取った・大げさに上品ぶった」という否定的ニュアンスでも使われる点が独特です。 |
形貴重な、かけがえのない 形大切な、尊い(感情的に) 形(皮肉・批判として)気取った、大げさに上品ぶった 副詞(口語)ほとんど〜ない(precious little / precious few) 例文 My grandmother's ring is very precious to me. おばあちゃんの指輪は私にとってとても大切なものです。 Gold and platinum are precious metals used in jewelry. 金とプラチナはジュエリーに使われる貴金属です。 There is precious little time left before the exam. 試験まで残り時間はほとんどない。 |
| 0230■■■ | 17/23 | predict [prɪdíkt] |
根拠に基づき先を読む predictは「pre-(前に)+ dict(言う)」というラテン語の構造を持ち、「前もって言い切る」というコアイメージがある。単なる当てずっぽうではなく、観察や分析・データといった根拠をもとに「先の状態を言い表す」ニュアンスが強い。日本語の「予言する」は神秘的・宗教的な響きがあるが、predictはあくまでも論理や証拠に基づく「予測」に使われることが多い。天気予報士が気象データから「明日は雨だ」と言う場面や、科学者が実験結果から傾向を述べる場面がまさにこの単語の典型的な使用場面。「予報する・予測する・予想する」など文脈によって訳語は変わるが、「根拠を持って先を言い切る」という感覚が根底にある。 |
動(根拠に基づいて)予測する、予想する 動予報する 動(結果・傾向を)見通す、示唆する 例文 Scientists predict that global temperatures will rise by 2 degrees by 2100. 科学者たちは、2100年までに世界の気温が2度上昇すると予測している。 The weather forecast predicted heavy snow for the weekend. 天気予報は週末に大雪が降ると予報していた。 The survey results predict a shift in consumer behavior. 調査結果は、消費者行動の変化を示唆している。 |
| 0231■■■ | 17/23 | prefer [prɪˈfɚː] |
天秤の片方に重きを置く preferはラテン語の「prae(前に)+ ferre(運ぶ)」が語源で、「ある選択肢を他より前に持ってくる」というイメージが根底にある。つまり、複数の選択肢を天秤にかけたとき、意識的にどちらかを「より高く評価する・より重視する」という心の動きを表す単語だ。単なる「好き」ではなく、「比較した上でこちらの方がよい」という相対的な選好を意味するため、文脈によっては「〜より〜の方がよい」「〜を選ぶ」「〜にしたい」など様々な日本語訳になる。また法律・フォーマルな文脈では「申し立てる・提出する」という意味にも使われる点が見落とされがちである。 |
動(〜より)〜の方を好む・〜を選ぶ 動〜の方がよい・〜にしたい(丁寧な意思表示) 動(告訴・異議などを)申し立てる・提出する(法律・フォーマル) 例文 I prefer completing my tasks by myself to getting help from someone. 誰かに助けてもらうより、課題を自分でやり遂げる方が好きだ。 I'd prefer to stay home tonight, if you don't mind. もしよろしければ、今夜は家にいる方がよいのですが。 Many students prefer studying in the library to studying at home. 多くの学生は家で勉強するより図書館で勉強する方を好む。 |
| 0232■■■ | 17/23 | pretend [prɪténd] |
現実とは違う姿を演じる pretendのコアイメージは「実際とは異なる状態・感情・事実をあるかのように見せかける」こと。ラテン語のpraetendere(前に張り出す・見せかける)に由来し、「本当の姿の前に別の姿を置く」イメージがある。意図的に「演じる」「装う」という能動的なニュアンスが強く、自分を守るため・人を騙すため・遊びのためなど、動機はさまざまでよい。子どもが「お医者さんごっこ」をする無邪気な「ふり」も、大人が感情を隠す「演技」も、根っこは同じ「現実とは違う何かを表に出す」行為。この語は必ずしも悪意を含まないのが特徴で、文脈によって「~のふりをする」「演じる」「仮定する」など自然な日本語に訳し分ける必要がある。 |
動〜のふりをする、〜を装う 動(ごっこ遊びなどで)〜になりきる、〜のまねをする 動〜と仮定する(主に仮定・思考実験の文脈) 例文 I pretended to have a headache so I wouldn't have to go to school. 学校に行かなくてすむように頭痛があるふりをした。 The children pretended to be astronauts exploring the moon. 子どもたちは月を探検する宇宙飛行士になりきって遊んだ。 Let's pretend that money is no object and design your dream house. お金のことは度外視して(お金は問題ないと仮定して)、夢の家を設計してみよう。 |
| 0233■■■ | 17/23 | previous [príːviəs] |
時間軸で『直前に位置するもの』 previousのコアイメージは「今より前の時間軸に存在する、直前のもの」です。語源はラテン語のpraevius(前を行く)で、prae(前に)+via(道)から来ています。つまり「すでに道を通ってきた場所・時間」というイメージです。「前の・以前の」という訳が基本ですが、ポイントは「今との連続性・直接的なつながりがある直前」というニュアンスです。また「早まって」という意味は、「通常の順序・時間より前に出てしまう」というコアイメージが転じたものです。単に「昔の」という遠い過去ではなく、現在と直接接続している「一つ前」を指すのが特徴です。 |
形以前の、前の(直前の) 形早まった、性急な(informal) 形(~より)前に位置する、先行する 例文 Go back to the previous page. 前のページに戻ってください。 She had no previous experience in teaching. 彼女にはそれ以前に教育の経験が一切なかった。 That might be a bit previous — we haven't even agreed on the budget yet. それは少し早まりすぎでは——まだ予算さえ合意していないのに。 |
| 0234■■■ | 17/23 | principal [prínsəp(ə)l] |
序列の頂点・第一番目 principalの語源はラテン語のprincipalis(「第一の」「首位の」)で、さらにprinceps(「第一人者」「首長」)に遡る。つまりコアイメージは「序列や重要度において最上位・筆頭にある」こと。形容詞として「主要な」を意味するのはまさにこのコアイメージそのまま。名詞として「校長」を意味するのも、学校組織の頂点にいる人物だから。同様に「主役・プリンシパル」も物語や舞台の中心にいる存在。さらに金融用語で「元金(がんきん)」を意味するのも、利子は付加的なものであり、最初から存在する「本体」だというイメージが根底にある。 |
形主要な、最も重要な 名校長 名(舞台・物語などの)主役、主要人物 名元金、元本(がんぽん) 例文 Tokyo, Osaka, and Yokohama are the principal cities in Japan. 東京、大阪、横浜は日本の主要な都市だ。 The principal called all the students to the gymnasium. 校長が全生徒を体育館に呼び集めた。 You must repay the principal before the interest. 利息より先に元金を返済しなければならない。 |
| 0235■■■ | 17/23 | promote [prəmóʊt] |
前へ押し出して前進させる promoteは「前へ(pro-)」+「動かす(-mote)」が語源。何かを「前の方へ押し出す」イメージが核心にある。人を「前の地位へ押し上げる」と昇進・昇格になり、ものごとを「前へ進ませる」と促進・奨励になり、商品や人物を「前面に押し出す」と宣伝・プロモーションになる。どの意味でも「現状よりも前・上・外に向かって積極的に動かす」という一本の軸が通っている。このコアをつかめば、「昇格」と「促進」と「宣伝」がなぜ同じ単語なのか自然に理解できる。 |
動昇進させる・昇格させる 動促進する・推進する 動奨励する・支持する 動宣伝する・売り込む(プロモーションする) 例文 The employee has been promoted to manager. その従業員はマネージャーに昇格した。 The government launched a campaign to promote healthy eating habits. 政府は健康的な食習慣を促進するためのキャンペーンを開始した。 She went on a world tour to promote her new album. 彼女は新しいアルバムを宣伝するために世界ツアーを行った。 |
| 0236■■■ | 17/23 | prove [prúːv] |
試して真実を明らかにする proveの語源はラテン語の「probare(試す・検証する)」。コアイメージは「何かを試したり検証したりすることで、その真実・性質を明らかにする」こと。「証明する」という意味は、証拠を積み上げてある事実が本当だと明らかにするプロセス。「判明する・わかる」という意味は、その検証の結果として「〜だとわかった」という結果が出ること。さらに「〜であると判明する」という自動詞的な使い方(prove to be...)も、「試してみた結果、〜であることが明らかになった」というコアイメージから自然に導かれる。つまりproveは、単なる主張ではなく、「検証というプロセスを経て真実が浮かび上がる」イメージが本質にある。 |
動(他動詞)〜を証明する、立証する 動(自動詞)〜であることがわかる、〜だと判明する 動(他動詞・古風)〜を試す、試験する 動(再帰・自動詞)(自分が〜であると)証明する、能力を示す 例文 This medicine has been proven to work. この薬はその効果が証明されている。 The new employee proved to be an excellent programmer. その新入社員は優秀なプログラマーであることがわかった。 He had finally proved himself as a leader. 彼はついにリーダーとしての力量を示した。 |
| 0237■■■ | 17/23 | publish [pˈʌblɪʃ] |
広く世に知らしめる publishの語源はラテン語のpublicareで、「公のものにする」という意味。pub-(公)という語根からも分かるように、「限られた人だけが持つ情報を、広く一般の人々が手にとれる状態にする」というのがコアイメージ。書籍を「出版する」だけでなく、研究結果を「発表する」、法律や声明を「公布する」など、何らかの情報が「公の場に開放される」行為全般を指す。インターネット上でウェブページを公開したり、SNSに投稿したりすることも publish と表現できる。共通しているのは、「秘匿から公開へ」という方向性である。 |
動(書籍・雑誌などを)出版する、発行する 動(研究・声明・データなどを)発表する、公表する 動(法律・布告などを)公布する、布告する 動(ウェブサイト・SNSなどに)公開する、投稿する 例文 I've never tried to publish my writing before. 自分の文章を出版しようとしたことはありません。 The government published new guidelines on food safety. 政府は食品安全に関する新しいガイドラインを公表した。 She published her research findings in a leading scientific journal. 彼女は研究成果を一流科学誌に発表した。 |
| 0238■■■ | 17/23 | purchase [pˈɚtʃəs] |
努力・代償を払って手に入れる purchaseの語源はフランス語の「pourchacier(追い求める)」にあり、単なる「もらう」「拾う」とは異なり、何らかの対価や努力を払って手に入れるというイメージが根底にある。buyとの最大の違いはここで、purchaseは金銭的な取引だけでなく、「血と汗の代償として自由を勝ち取る」といった比喩的な文脈でも使われる。名詞としては「購入品」「足がかり・つかまる場所」という意味にもなり、どれも「しっかりと何かを確保する」という共通のコアイメージから生まれている。フォーマルな文脈で好まれる語であり、日常会話よりもビジネス・法律・学術的な場面で多く使われる。 |
動購入する、買い求める 動(努力・犠牲を払って)得る、獲得する 名購入、買い物;購入品 名(足場・てこなどの)足がかり、つかまる場所;有利な立場 例文 He purchased many items at the market. 彼は市場でたくさんの品物を購入した。 Victory was purchased at a tremendous cost in human lives. 勝利は多くの命という莫大な代価を払って勝ち取られた。 The climber struggled to find a purchase on the icy rock face. 登山者は氷で覆われた岩壁で足がかりを見つけようと苦闘した。 |
| 0239■■■ | 17/23 | quit [kwít] |
完全に手を引く・縁を切る quitのコアイメージは「それまで続けていたこと・関わっていた場所・状態から、きっぱりと完全に離れる」こと。中途半端にではなく、ある時点でスパッと関係を断ち切るニュアンスが強い。stopが「動作・行為を止める」という瞬間に焦点を当てるのに対し、quitは「それまで携わっていたもの・属していた場所そのもの」から足を洗うイメージ。仕事を辞める・習慣をやめる・学校を中退するなど、「継続してきた関与をゼロにする」場面に使われる。ゲームや口語で「諦める」の意味にも使われるのも、このコアから自然に導かれる。 |
動(仕事・学校などを)辞める、退く 動(習慣・行動を)やめる、断つ 動(困難から)諦める、撤退する 動(場所を)去る、立ち去る(やや書き言葉的) 例文 I quit my job yesterday. 昨日、仕事を辞めた。 You should quit smoking before it's too late. 手遅れになる前に煙草をやめるべきだ。 Don't quit now — you're almost there! 今さら諦めるな、もう少しだ! |
| 0240■■■ | 17/23 | raw [rˈɔː] |
手が加えられていない剥き出しの状態 rawのコアイメージは「何も加工・処理・保護されていない、あるがままの剥き出し状態」です。食材なら火が通っていない「生の」状態、データや情報なら整理・加工されていない「未処理の」状態、感情や表現なら飾りや遠慮のない「むき出しの・あからさまな」状態を指します。さらに、皮膚が擦れて保護膜がなくなった「ひりひりする」状態や、経験・訓練が積まれていない「未熟な・新人の」状態にも使います。「生の食材」「生のデータ」「剥き出しの感情」はすべて「何も加えられていない元のまま」という一つのコアイメージから派生しているのです。 |
形生の(加熱されていない) 形未加工の・未処理の(データ・素材など) 形あからさまな・むき出しの(感情・真実など) 形ひりひりする・擦り傷の(皮膚など) 形未熟な・経験の浅い(人・兵士など) 例文 The fried egg still seems raw. 目玉焼きはまだ生みたいだよ。 Her raw talent impressed everyone at the audition. 彼女の磨かれていない才能が、オーディションで全員を感動させた。 He showed raw emotion when he heard the news. その知らせを聞いたとき、彼は感情をむき出しにした。 |
| 0241■■■ | 17/23 | realize [ríːəlɑ̀ɪz] |
霧が晴れて現実が見える realizeの語根はreal(現実)。つまり「何かを現実のものとして捉える」がコアイメージだ。頭の中でぼんやりしていたものが突然『これが現実だ』とクリアになる瞬間——それが「悟る・気づく」の意味につながる。一方、夢や計画を『現実のものにする』プロセスが「実現する」の意味だ。どちらの意味も根底には『リアル(real)なものとして把握・具体化する』という一本の線が通っている。英語ネイティブはrealizeを使うとき、漠然とした状態から現実が浮かび上がってくるイメージを持っている。 |
動(はっきりと)気づく、悟る 動(夢・計画などを)実現する、具体化する 動(利益・収益を)得る、実現する 例文 She needs to realize that her husband is using her for money. 彼女は夫が金目当てに自分を利用していることに気づく必要がある。 He finally realized his dream of becoming a professional athlete. 彼はついにプロアスリートになるという夢を実現した。 The company realized a significant profit from the sale. その会社は売却によって相当な利益を得た。 |
| 0242■■■ | 17/23 | reflect [rɪflékt] |
跳ね返って戻ってくる reflectの語源はラテン語の「re-(戻る)+flectere(曲げる)」。光が鏡に当たって「曲がって戻ってくる」イメージがコアにある。このイメージがさまざまな意味に広がる。光が跳ね返ること(反射する・映す)、ある事実や状況が別のものに「戻ってくる形で現れる」こと(反映する・表す)、そして思考が内側に「戻ってくる・折り返す」こと(熟考する)。どの用法でも「何かが折り返して別の場所に姿を現す」という一本の筋が通っており、この感覚をつかむとすべての意味が自然に理解できる。 |
動詞(自・他)(光・熱・音などを)反射する、跳ね返す 動詞(他)(像を)映す、映し出す 動詞(他)(事実・状況などを)反映する、表す 動詞(自)熟考する、じっくり考える(reflect on ~) 動詞(自)(良い・悪い)評価をもたらす(reflect well/badly on ~) 例文 Light reflects off the mirror. 光が鏡で反射する。 The policy reflects the government's commitment to education. その政策は、教育に対する政府の取り組みを反映している。 She took time to reflect on her past mistakes. 彼女は自分の過去の過ちについてじっくりと振り返った。 |
| 0243■■■ | 17/23 | region [ríːdʒən] |
境界のある広がりのある空間 regionのコアイメージは「ある程度の広がりをもち、他と区別される空間・領域」です。地図上の地理的な「地方・地域」だけでなく、身体の「部位」や学問・概念上の「領域・範囲」にも使われます。共通しているのは、「境界は必ずしも明確でないが、他とは区別される広がりのある空間」という感覚です。areaが比較的中立的な面積・範囲を指すのに対し、regionはその空間に固有の性質・特徴があるというニュアンスを帯びます。熱帯「地帯」も、腹部という「部位」も、哲学的「領域」も、すべて「特有の性質によって他と区別される広がり」というコアから理解できます。 |
名地方、地域、地帯(地理的な広がり) 名部位、部分(身体・物体の特定の箇所) 名領域、分野(概念・学問上の範囲) 名〔the regions〕(首都・中心地以外の)地方、田舎 例文 This kind of plant grows only in the tropical regions. この種類の植物は熱帯地帯でしか育たない。 He felt a sharp pain in the region of his lower back. 彼は腰のあたりに鋭い痛みを感じた。 Her research touches on the region of philosophy and cognitive science. 彼女の研究は哲学と認知科学の領域にまたがっている。 |
| 0244■■■ | 17/23 | restore [rɪstˈɔɚ] |
元の状態に戻す restoreは「re-(再び)」+「store(蓄える・置く)」が語源で、「本来あるべき場所・状態に再び置き直す」というのがコアイメージです。壊れたものを修理するだけでなく、失われた機能・権利・健康・関係など、あらゆる「あるべき姿」へ引き戻す意味を持ちます。重要なのは「以前の状態が前提として存在する」という点で、「以前の状態への回帰」というニュアンスが常に含まれます。だから「修復する」にも「返還する」にも「取り戻す」にも使えるのです。createやbuildが「ゼロから作る」のに対し、restoreは必ず「戻る基準点」があります。 |
動修復する・復元する 動復活させる・復旧させる 動取り戻す・回復させる 動返還する・返す 動(権力・地位などを)復権させる 例文 We are currently working to restore our normal service as soon as possible. 現在、できる限り早く通常のサービスを復旧させるよう努めています。 The museum spent years restoring the ancient painting. その美術館は古い絵画の修復に何年もかけた。 The doctor said rest would restore her health. 医師は休養が彼女の健康を回復させるだろうと言った。 |
| 0245■■■ | 17/23 | review [rɪvjúː] |
もう一度じっくり見る reviewの「re-」は「再び」、「view」は「見る」。つまり根底にあるのは「改めて・もう一度・じっくり見直す」というイメージ。テストの答えを「見直す」ことも、本や映画を批評的な目で「吟味して論評する」ことも、過去の出来事を「振り返る・回想する」ことも、勉強した内容を「復習する」ことも、すべて「あるものをもう一度まなざしを向けて丁寧に観察・評価する」という共通のコアから派生している。日本語の「レビュー」として定着しているが、「批評」だけでなく「見直し・点検・再検討」という意味でも頻繁に使われる点を意識することが大切。 |
動見直す・点検する・再検討する 動論評する・批評する 動復習する 動回想する・振り返る 名論評・書評・レビュー 名概観・概略・回顧 名(軍の)閲兵・査閲 例文 Please review your answers before submitting the form. フォームを提出する前に、もう一度答えを見直してください。 She wrote a glowing review of the new restaurant downtown. 彼女は繁華街にある新しいレストランの絶賛評を書いた。 The documentary reviews the major events of the 20th century. そのドキュメンタリーは20世紀の主要な出来事を振り返る。 |
| 0246■■■ | 17/23 | routine [rùːtíːn] |
決まった道をたどる繰り返し routineの語源はフランス語のroute(道・経路)。つまりroutineの本質は「いつも同じ道をたどること」。毎日同じ手順でこなす行動(日課)、組織の中で定められた手続き(慣例)、そして形式的でマンネリ化した様子(形容詞:型通りの)まで、すべて「あらかじめ決まったルートを外れずにたどる」イメージから生まれている。このコアイメージを掴んでおくと、「新鮮みがなく機械的」というニュアンスや、コメディアンが繰り返し演じる「ネタ(一連の演技)」という意味にも自然につながる。 |
名日課、決まった手順、ルーティン 名慣例、定型的な手続き・業務 名(コメディアン・ダンサーなどの)決まった演目、ネタ 形型通りの、日常的な、平凡な 例文 My daily routine includes brushing my teeth, feeding the cat, and getting changed. 私の毎日の日課は、歯磨き・猫のえさやり・着替えだ。 For us, it was just a routine inspection — nothing unusual was found. 私たちにとって、それはただの定例検査に過ぎず、異常は何も見つからなかった。 The comedian's new routine had the audience laughing for ten minutes straight. そのコメディアンの新しいネタは、観客を10分間笑い続けさせた。 |
| 0247■■■ | 17/23 | search [sˈɚːtʃ] |
隅々まで念入りに探る searchのコアイメージは「何かを見つけようとして、ある場所・範囲を念入りに・系統的にくまなく調べる」こと。単に「探す」という行為だけでなく、「対象の中に入り込んで丁寧に確認していく」というプロセスの丁寧さと徹底性が本質にある。だから「捜す(行方不明の人・物)」にも「調査する(真実・情報)」にも「じろじろ見る(人の顔を読み取ろうとする)」にも「探る(心の中・可能性)」にも自然につながる。look forが「目を向けて探す」感覚なのに対し、searchは「対象の内部・範囲を徹底的にスキャンする」という能動的・組織的な探索のニュアンスが強い。 |
動(場所・人・物を)捜す、探し回る 動調査する、検索する 動求める、追い求める 動(人の顔・目を)じっと見る、じろじろ見る 動(身体・荷物を)身体検査する、ボディチェックする 名捜索、検索、調査 例文 Police searched the suspect's house for evidence. 警察は証拠を求めて容疑者の家を隅々まで捜索した。 She searched his face for any sign of regret. 彼女は後悔の色がないか、彼の顔をじっと見つめた。 He spent his whole life searching for the meaning of existence. 彼は生涯をかけて存在の意味を探し求めた。 |
| 0248■■■ | 17/23 | settle [séṭl] |
ふわついたものが落ち着く settleの根底にあるイメージは「浮遊・不安定な状態のものが、ある場所や状態に落ち着く・収まる」こと。砂が水中でゆっくり沈んで底に落ち着く映像を思い浮かべると分かりやすい。人が「定住する」のは放浪状態から一か所に落ち着くこと、問題を「解決する」のはもめごとが収まること、気持ちが「落ち着く」のは感情のざわつきが静まること、そして「決める・決着する」のは選択肢が揺れている状態から一つに定まることを指す。いずれも「不安定→安定・固定」という同じ方向性のベクトルを持っている。 |
動定住する・住み着く 動(物事・気持ちを)落ち着かせる・安定させる 動決める・決定する 動(争い・問題を)解決する・決着させる 動(代金・借りなどを)精算する・清算する 動(液体中の粒子などが)沈殿する・沈む 例文 They finally settled their long dispute out of court. 彼らはついに、長年の争いを示談で解決した。 Let's settle on a date for the meeting. 会議の日程を決めてしまいましょう。 Drink some warm milk to settle your nerves. 温かいミルクを飲んで気持ちを落ち着かせなさい。 |
| 0249■■■ | 17/23 | severe [səvíɚ] |
ゆるみが一切ない厳しさ severeのコアイメージは「一切の余裕・甘さ・装飾が取り除かれた状態」です。語源はラテン語の severus(厳格な・厳しい)に由来し、「ゆるみ」や「軽さ」が完全に排除されたイメージを持ちます。人に使えば「容赦なく厳格な」人物になり、天候や病気などに使えば「過酷で手加減のない」状態を指します。また、デザインや外観に使われると「装飾を一切省いたシンプルすぎる」という意味にもなります。共通しているのは、「本来あってもよい余裕・やわらかさが存在しない」という感覚です。日本語の「厳しい」が多くの場合対応しますが、物事の深刻さ・過酷さを強調したいときは「ひどい」「激しい」「重篤な」などに訳し分けることが求められます。 |
形(人・態度が)厳しい、厳格な、容赦のない 形(状況・症状・被害などが)深刻な、ひどい、激しい 形(気候・試練などが)過酷な、厳しい 形(外見・スタイルが)飾り気のない、地味すぎる 例文 The judge gave a severe penalty to the company for violating safety regulations. 裁判官は安全規則に違反した会社に厳しい罰則を科した。 Her condition was severe—she could hardly breathe. 彼女の症状は深刻だった。息をするのもやっとだった。 The mountaineers faced severe weather conditions at the summit. 登山家たちは山頂で過酷な気象条件に直面した。 |
| 0250■■■ | 17/23 | soil [sˈɔɪl] |
生命を育む『大地の表層』 soilのコアイメージは「生命活動が行われる大地の表層部分」です。単なる「土の粒」ではなく、植物が根を張り、微生物が活動し、作物が育つ「生産力を持った土地」というニュアンスが根底にあります。このイメージが転じて「農地・耕地」という意味にもなります。さらに、「純粋なものを汚す・穢す」という動詞の意味も、清潔な表面に土や汚れが付着するイメージからきています。つまりsoilは「物理的な土」だけでなく、「何かを支え育てる基盤」、そして「清潔さを損なう汚れ」という方向にも広がる単語です。 |
名土壌、土(特に表層の肥沃な土) 名農地、耕地、土地 名国土、故郷の地(比喩的・文学的表現) 動~を汚す、よごす 例文 I placed fresh soil in the flower pot. 私は新鮮な土を植木鉢に入れた。 He was happy to return to his native soil after years abroad. 彼は長年の海外生活を経て、故郷の地に戻れて喜んでいた。 The scandal soiled his reputation. そのスキャンダルは彼の評判を汚した。 |
| 0251■■■ | 17/23 | steady [stédi] |
ぐらつかず、一定に保たれている steadyのコアイメージは「外から力が加わっても揺れ動かず、一定の状態を保っている」こと。物理的に物がグラグラしない(しっかりした・安定した)、変化や波がなく一定のペースや状態が続く(着実な・規則的な)、感情や精神が乱れない(落ち着いた)、関係や頻度が一定に保たれている(決まった・継続的な)——これらはすべて「ぶれない・揺れない・一定である」という共通の感覚から派生している。日本語の「安定」「着実」「落ち着き」はそれぞれ別の概念に見えるが、steadyの根底にはひとつながりの「ぐらつかない」イメージがある。 |
形しっかりした、安定した(物理的にぐらつかない) 形着実な、一定の(変化や波がなく続く) 形落ち着いた、冷静な(精神・感情がぐらつかない) 形決まった、継続的な(関係・職・収入などが安定して続いている) 動安定させる、落ち着かせる(揺れを止める・抑える) 慣用表現(go steady)(恋人として)付き合い続ける 例文 He made steady progress in his English studies. 彼は英語の勉強で着実な進歩を遂げた。 She took a deep breath to steady her nerves before the speech. 彼女はスピーチの前に深呼吸して気持ちを落ち着かせた。 I keep a steady relationship with her. 私は彼女と安定した関係を維持している。 |
| 0252■■■ | 17/23 | stimulate [stímjʊlèɪt] |
眠れるものを呼び覚ます stimulate のコアイメージは「もともと存在しているが、休眠・停滞している状態のものに外から働きかけて、活動・反応を引き出す」こと。語源はラテン語の stimulus(とげ・突き棒)で、家畜をとげ棒でつついて動かしたイメージが原点。つまり、内側に眠っているポテンシャルや機能をつついて目覚めさせる感覚。経済なら停滞した景気を活気づけ、体なら細胞や器官の反応を促し、知的好奇心なら眠っていた興味を引き出す。単に「刺激する」という表面的な訳より、「働きかけることで潜在的な力を引き出す」というニュアンスが本質。 |
動(経済・活動などを)活気づける・促進する 動(感覚・器官・細胞などを)刺激する・反応させる 動(人の意欲・興味・思考などを)刺激する・鼓舞する 例文 The government looked for ways to stimulate the economy. 政府は経済を活性化させる方法を模索した。 Caffeine stimulates the central nervous system. カフェインは中枢神経系を刺激する。 The teacher's questions stimulated the students to think more deeply. 先生の問いかけが生徒たちの思考をより深く掘り起こした。 |
| 0253■■■ | 17/23 | strategy [ˈstræṭədʒi] |
大局から逆算する計画 strategyの語源はギリシャ語の「stratos(軍隊)+agein(率いる)」。もともとは「将軍の技術」を意味した軍事用語です。コアイメージは「目標達成のために、全体像を俯瞰した上で資源・手順・優先順位を設計する思考」。目の前の一手ではなく、最終的な勝利から逆算して道筋を組み立てる点が核心です。だからこそ「戦略」だけでなく、ビジネスの「経営戦略」や問題解決の「方略・アプローチ」まで幅広く使われます。場当たり的な対応や個別の手段(tactics)とは異なり、常に「より大きな目的のための設計図」というニュアンスが根底にあります。 |
名戦略、大局的な計画 名方略、取り組み方の設計 名(企業の)経営戦略 例文 It appears your strategy to correct the situation failed. 状況を是正するための君の戦略は失敗したようだね。 The company needs a clear strategy for entering new markets. その会社は新市場参入のための明確な経営戦略が必要だ。 What's your strategy for dealing with so many tasks at once? それだけ多くの仕事を同時にこなすための取り組み方はどうしているの? |
| 0254■■■ | 17/23 | structure [strˈʌktʃɚ] |
複数の部分が組み合わさった全体 structureのコアイメージは「複数の要素が秩序立てて組み合わさり、ひとつの意味ある全体を形成しているもの」です。ラテン語のstruere(積み重ねる・建てる)が語源で、レンガを積んで建物を作るイメージが根底にあります。物理的な「建物・構造物」から、目に見えない「社会の構造」「文章の組み立て」まで、「バラバラな部分に秩序と形を与えたもの全体」を指します。動詞として使うと「秩序立てて組み立てる」という意味になり、コアイメージが直接動作に反映されます。 |
名構造・仕組み 名機構・組織 名建物・構造物 名(文章・論文などの)構成・組み立て 動~を組み立てる・構成する 例文 As she continued her study, she found that the structure of society was the very problem. 研究を続けるうち、彼女は社会の構造こそが問題だと気付いた。 The ancient structure stood at the center of the city for over a thousand years. その古代の建造物は、千年以上にわたって街の中心に立ち続けた。 You need to structure your essay more clearly to make your argument convincing. 論点を説得力あるものにするために、エッセイをもっとはっきりと組み立てる必要がある。 |
| 0255■■■ | 17/23 | struggle [strˈʌgl] |
抵抗に抗ってもがく力 struggleのコアイメージは「何らかの抵抗・困難・障害に対して、体や心を振り絞って抗い続けている状態」です。元々は「手足をばたつかせてもがく」という身体的な動作が語源にあり、そこから「強い力に抗って抜け出そうとする動的なプロセス」全般を指すようになりました。重要なのは、単に「大変だ」と感じるだけでなく、それでも諦めずに動き続けているというニュアンスが含まれている点です。だからこそ「闘う・もがく・苦労する・取り組む」など、文脈に応じて様々な日本語訳が生まれます。成功するかどうかは問わず、抗い続けているプロセス自体を指すのがstruggleです。 |
動(困難に対して)もがく、苦しむ 動(難しいことに)取り組む、悪戦苦闘する 動苦労して進む、やっとの思いで動く 名闘い、苦闘、努力 名(権力・権利をめぐる)争い、抗争 例文 After he lost his job, he struggled financially and emotionally. 失業後、彼は経済的・精神的に苦しんだ。 She struggled to open the jar, but finally managed it. 彼女は瓶のふたを開けようとして悪戦苦闘したが、ついに開けることができた。 The civil rights struggle changed the history of America. 公民権運動は、アメリカの歴史を変えた。 |
| 0256■■■ | 17/23 | subtle [sˈʌṭl] |
表面下に潜む、かすかな subtleのコアイメージは「表面にははっきり現れず、注意深く観察しないと気づけないほど繊細・精妙である」こと。ラテン語 subtilis(細かく織られた)に由来し、「糸が細かく絡み合っていて、粗い目では見えない」という感覚が根底にある。だから「わずかな違い」「とらえがたいニュアンス」「気づきにくい変化」などに使われる。一方で、この「表面では読み取れない複雑さ」はポジティブにも働き、「巧みな・鋭い・機知に富んだ」という意味にもなる。単純に「小さい・少ない」という量の話ではなく、「表面下に潜んでいるがゆえに一筋縄ではいかない」という質の話であることがポイント。 |
形微妙な、わずかな(違い・変化などが) 形とらえがたい、繊細な(ニュアンス・感情などが) 形巧みな、鋭い(思考・手法・人物などが) 形さりげない、控えめな(デザイン・香りなどが) 例文 There's a subtle difference between the color white and ivory. 「白」と「アイボリー」の色にはわずかな違いがある。 She gave a subtle smile that was hard to interpret. 彼女はとらえがたい微笑みを浮かべた。 He is a subtle thinker who can see through complex problems. 彼は複雑な問題を見抜く鋭い思考の持ち主だ。 |
| 0257■■■ | 17/23 | superior [sʊpí(ə)riɚ] |
より高い位置にある superiorはラテン語の「super(上に)」を語源とし、「物理的・抽象的に上位に位置している」というコアイメージを持つ。単純に「良い」ではなく、「比較の軸において上に位置している」という相対的な感覚が核心。だから「優れた」という意味でも、必ず何か・誰かと比べて上にある状態を表す。また「上司・上位者」という名詞的用法も、まさに「自分より上の位置にいる人」というコアから自然に生まれる。さらに「superior to ~」という形で使われることが多い点も、「〜と比べて上」という相対性のあらわれである。 |
形(〜より)優れた、上質の 形上位の、上級の(地位・階級が) 形優勢な、数・勢力で上回る 名上司、上位の人 例文 People back then thought whites were superior to other races. 当時の人々は白人は他の人種より優れていると考えていた。 The enemy had superior numbers, so we had to retreat. 敵は数で優勢だったため、我々は撤退せざるを得なかった。 She always follows the instructions of her superiors without question. 彼女はいつも上司の指示に疑問を持たず従う。 |
| 0258■■■ | 17/23 | taste [téɪst] |
感覚で『触れる・知る』 tasteのコアイメージは「感覚器官を通じて何かに直接触れ、その質や性質を知る」こと。もともとラテン語で「触れる・試す」を意味する語に由来する。舌が食べ物に触れて風味を知る(味がする・味わう)、少量試して確かめる(試食する)、人生の出来事を肌で感じ取る(経験する)、そして繰り返し感覚的に触れることで培われた審美眼(好み・センス)——これらはすべて「自分の感覚で直接接触し、何かを知る・判断する」という同じ根っこから生えている。「taste」が「好み」を意味するのも、無数の体験に「触れて」きた結果として形成された感覚的判断力だからだ。 |
動〜の味がする 動〜を味わう・試食する 動〜を経験する・味わう 名風味・味 名味覚 名好み・センス・審美眼 名ひと口・少量の体験 例文 I hate this coffee. It tastes like dirt. このコーヒー、最悪。泥みたいな味がする。 After years of struggle, she finally tasted success. 長年の苦労の末、彼女はついに成功を味わった。 He has excellent taste in music. 彼は音楽の趣味(センス)が抜群だ。 |
| 0259■■■ | 17/23 | temporary [témpərèri] |
時間的に限りがある temporaryの語源はラテン語の「tempus(時間)」。コアイメージは「ある時点から別の時点まで、時間的に区切られた範囲にしか存在しない」こと。永続的な状態ではなく、必ず終わりが来るという性質を持つ。「一時的な」と訳されることが多いが、その本質は「時間軸に限界がある」という点にある。だから仕事なら「臨時の(いずれ終わる)」、建造物なら「仮の(本設置前の暫定状態)」、解決策なら「その場しのぎの」と文脈によって訳が変わる。いずれも「時間的に有限である」という感覚が底流にある。 |
形一時的な、臨時の 形仮の、暫定的な 名詞(可算)臨時雇用者、派遣社員 例文 The solution was temporary, but it would do. 解決策は一時的なものだったが、それでもかまわない。 She was hired as a temporary worker to cover the maternity leave. 彼女は産休の代替として臨時雇用されました。 They set up a temporary shelter for the disaster victims. 彼らは被災者のために仮設シェルターを設置した。 |
| 0260■■■ | 17/23 | term [tˈɚːm] |
明確に区切られた『枠』 termのコアイメージは「境界線によって明確に区切られた枠」です。時間的な枠(任期・学期・期限)、概念的な枠(専門用語は特定の概念を言葉という枠に収めたもの)、そして人間関係の枠(terms=関係性の条件・折り合い)という形で現れます。ラテン語のterminusは「境界標・終点」を意味しており、「ここからここまで」という限定・区切りの感覚が語源的に根付いています。「専門用語」は概念に名称という枠を与えること、「期間」は時間に始点と終点という枠をはめること、「条件・折り合い」は関係に枠組みを設けることと、すべてこの一つのコアから派生しています。 |
名専門用語・用語 名期間・任期・学期 名期限・満期 名(複数形 terms)条件・条項 名(複数形 terms)間柄・折り合い・関係 動〜と呼ぶ・〜と名づける 例文 He has completed his term. 彼は任期を満了した。 Read the terms and conditions carefully before signing. 署名する前に利用規約と条件をよく読んでください。 "Photosynthesis" is a technical term used in biology. 「光合成」は生物学で使われる専門用語だ。 |
| 0261■■■ | 17/23 | theory [θíːəri] |
観察を超えた『知的構築物』 theoryのコアイメージは「実際の観察・経験を超えたところで、論理的・体系的に組み立てられた知的構築物」です。目の前の個々の事実をそのまま述べるのではなく、それらを説明・統合するために頭の中で築き上げたフレームワークです。だから「進化論」のように科学的に高度に体系化されたものにも使えますし、「私の考えでは…」という個人の推測・見解にも使えます。どちらも共通するのは「実際(practice / fact)とは一歩距離を置いた、頭の中で組み立てられたもの」というニュアンスです。in theory(理論上は)が「実際にはどうかわからないけれど」という含みを持つのも、このコアイメージから自然に導けます。 |
名理論・学説(体系化された説明の枠組み) 名仮説・推測(まだ証明されていない考え) 名意見・持論(個人の考え・見解) 名(実践に対する)理論・座学 例文 The theory of evolution was conceived by Darwin. 進化論はダーウィンによって考案された。 In theory, the plan sounds perfect, but it may not work in practice. 理論上はその計画は完璧に聞こえるが、実際にはうまくいかないかもしれない。 My theory is that she already knew about the surprise party. 私の見立てでは、彼女はサプライズパーティーのことをすでに知っていたと思う。 |
| 0262■■■ | 17/23 | trace [tréɪs] |
何かが通った『細い線』 traceのコアイメージは「何かが存在した・通過したことを示す細く薄い線」です。動物が歩いた獣道、ペンで紙をなぞった線、あるいは歴史の中に残る微かな痕跡——いずれも「かつてそこに何かがあったことを示す痕」という共通のイメージを持っています。名詞の「痕跡」「わずか」は、その線が非常に細く薄いことを示します。動詞の「たどる・追跡する」は線をなぞって逆にたどること、「写す」はトレーシングペーパーで線をなぞることそのものです。「さかのぼる」も時間という線を過去に向けてたどるイメージです。常に「細く薄いが確かにそこにある線」という感覚を持つと、どの文脈でも意味を自然に導き出せます。 |
名痕跡、跡 名ほんのわずか(の量) 動(線・道・起源などを)たどる、さかのぼる 動追跡する、突き止める 動(図・地図などを)写す、トレースする 動(輪郭・文字などを)(ゆっくりと)なぞる 例文 She had a trace of a smile on her face. 彼女の顔にはわずかな微笑みがあった。 Police traced the suspect to a small town in the south. 警察は容疑者を南部の小さな町まで追跡した。 Historians have traced the origins of the custom back to ancient Rome. 歴史家たちはその慣習の起源を古代ローマまでさかのぼって突き止めた。 |
| 0263■■■ | 17/23 | trade [tréɪd] |
対価を伴う『交換・やり取り』 tradeのコアイメージは「何かを渡し、何かを受け取る双方向のやり取り」です。お金でモノを買う・売る、スキルや労働を提供して報酬を得る、モノとモノを直接交換する――これらすべてに「給付と反対給付」の構造があります。国家間のやり取りが「貿易」、個人間のモノのやり取りが「交換」、特定の技術を提供し続ける生業が「職業・業種」になるのも、すべてこの「対価を伴う双方向の交換」というイメージから派生しています。jobやworkと違い、tradeが職業を指すときは「手に職をつけた技能職」のニュアンスが強いのも特徴です。 |
名貿易、通商 名取引、商売 名職業、(特に手に職のある)業種 動貿易する、取引する 動(モノと別のモノを)交換する 動(株・通貨などを)売買する 例文 I want to trade my chips for her cookies. 私のポテトチップスと彼女のクッキーを交換したい。 Japan's economy depends heavily on trade with other countries. 日本の経済は他国との貿易に大きく依存している。 He learned his trade as a carpenter from his father. 彼は大工の技術(職)を父親から学んだ。 |
| 0264■■■ | 17/23 | transfer [trænsˈfɚː] |
あるところから別のところへ渡す transferのコアイメージは「trans(向こう側へ)+fer(運ぶ)」というラテン語の成り立ちにある。「こちら側にあるものを、向こう側へと移し渡す」という動きが根底にある。物理的な移動(荷物を運ぶ)はもちろん、人(転勤・転校)、データ(転送)、権利や財産(譲渡)、責任(転嫁)、デザイン(転写)など、「何かをAからBへと渡す・移す」という状況であれば広く使える。日本語では文脈ごとに「転勤」「乗り換え」「振り込み」「転送」など多様な訳語が生まれるが、すべて同じ一つのコアイメージから派生している。この根っこを押さえれば、どの文脈でも意味を自分で導き出せる。 |
動(人・物を)移す、転勤させる 動乗り換える 動譲渡する、(権利・財産を)移転する 動(責任・費用などを)転嫁する 動(データ・ファイルを)転送する 動転写する、(模様などを)写し取る 名移動、乗り換え、振り込み、転学 例文 She was transferred to the London office. 彼女はロンドン支社に転勤になった。 You need to transfer at Shinjuku to get to that station. その駅に行くには新宿で乗り換える必要があります。 Please transfer the files to the new server before Friday. 金曜日までにそのファイルを新しいサーバーに転送してください。 |
| 0265■■■ | 17/23 | trial [trɑ́ɪəl] |
結果が出るまでの『試みと検証』 trialの根底にあるイメージは「何かを試して、その結果・真実を明らかにしようとするプロセス」です。「裁判」は証拠を試して有罪か無罪かを明らかにする場、「試験・試用」は製品や方法が使えるかどうかを試す行為、「試練」は人が困難に試される経験を指します。いずれも『まだ結果が出ていない段階で、何かが検証にさらされている』という共通のニュアンスがあります。ラテン語のtriare(ふるいにかける・選別する)が語源で、「ふるいにかけられる緊張感」が3つの意味すべてに流れています。 |
名裁判、公判 名試験、試用、試み 名試練、苦難 名(スポーツ・芸能の)選考試験、オーディション 形試験的な、試用の 例文 He did not get a fair trial. 彼は公正な裁判を受けることができなかった。 We offer a free 30-day trial of our software. 当社のソフトウェアを30日間無料でお試しいただけます。 Raising three children alone was a great trial for her. 3人の子供を一人で育てることは、彼女にとって大きな試練だった。 |
| 0266■■■ | 17/23 | urban [ˈɚːb(ə)n] |
人が密集して営む都市的空間 urbanのコアイメージは「人間が集まり、計画的・人工的に作り上げた生活空間」です。ラテン語の「urbs(都市)」を語源とし、単に「都会にある」という場所の説明にとどまらず、「都市という文明的・社会的環境に属する」というニュアンスを含みます。人口密度が高く、建物やインフラが整備され、多様な人々が共存する空間としての「都市性」が根底にあります。そのため、物理的な場所を指す場合だけでなく、都市特有の問題・文化・生活様式・雰囲気を形容するときにも幅広く使われます。ruralやsuburbと対比することで、このコアイメージがより鮮明になります。 |
形都市の、都会の 形都市特有の(問題・現象・文化などを指す) 形都会的な、洗練された(ニュアンス) 例文 The urban streets are filled with people. 都会の街は人でいっぱいだ。 Urban poverty remains one of the most pressing social issues of our time. 都市部の貧困は、現代における最も緊迫した社会問題の一つである。 Urban renewal projects have transformed many run-down neighborhoods. 都市再開発事業が、荒廃した多くの地区を一変させてきた。 |
| 0267■■■ | 17/23 | vague [véɪg] |
輪郭がぼやけて定まらない vagueのコアイメージは「輪郭や境界線がはっきりしない、焦点が定まらない」状態です。霧がかかったように対象の形がぼんやりしていて、どこからどこまでかわからないイメージです。これが言葉や説明に使われると「あいまい・漠然とした」になり、視覚や記憶に使われると「ぼんやりした・おぼろげな」になります。また、わざと輪郭をぼかして明言を避ける場合にも使われるため、「言葉を濁す・はっきり言わない」というニュアンスも生まれます。日本語の「あいまい」は意図的なものを指すことが多いですが、vagueはうっかりぼやけている場合にも使えるのが特徴です。 |
形あいまいな、漠然とした 形ぼんやりした、おぼろげな(記憶・感覚) 形(表情・視線が)虚ろな、ぼんやりした 例文 Stop being vague about it. If you don't like it, say it. あいまいにするのはやめて。気に入らないなら言って。 I have only a vague memory of that summer. あの夏のことはおぼろげにしか覚えていない。 She had a vague feeling that something was wrong. 何かがおかしいという漠然とした感覚が彼女にはあった。 |
| 0268■■■ | 17/23 | vast [vˈæst] |
果てが見えないほどの広がり vastのコアイメージは「人間の感覚や尺度を圧倒するほどの広大さ・巨大さ」です。空間的な広さだけでなく、数量・程度・規模についても使われるのは、いずれも「人の目や手が届かないほど大きい」という感覚が根底にあるからです。日本語の「広い」「大きい」よりも一段階スケールが大きく、見た人・感じた人が思わず圧倒されるような質感を含みます。砂漠や宇宙のように「端がどこにあるかわからない」イメージを持つと、空間にも数量にも自然と応用できます。 |
形広大な(空間・面積) 形莫大な・膨大な(数量・金額) 形多大な・はるかに大きい(程度・差) 例文 The forest was vast. I started to worry that I might get lost. 森は果てしなく広かった。迷うかもしれないと不安になり始めた。 The company spent a vast amount of money on the new project. その会社は新しいプロジェクトに莫大な資金を投じた。 There is a vast difference between knowing and doing. 知っていることと実行することの間には、雲泥の差がある。 |
| 0269■■■ | 17/23 | vocabulary [voʊkˈæbjʊlèri] |
言葉の『持ち物リスト』 vocabularyの語源はラテン語の「vocabulum(言葉・名称)」で、語根「voc-」は「声・言葉」を意味します(vocal, voiceと同じ)。コアイメージは「ある人や分野が持っている言葉の総体(コレクション)」です。個人が頭の中に蓄えている単語の集合体(語彙力)であれば「語彙」、特定の専門分野や職業で使われる言葉の集まりであれば「用語」、辞書や教材に収録された語の一覧であれば「語彙リスト・単語集」と訳し分けられます。どの場合も「まとまりとして持っている言葉の世界」というイメージが根底にあります。 |
名語彙、語彙力(ある人が知っている・使える言葉の総体) 名語彙数、語数(持っている単語の量) 名(特定分野・職業・集団の)用語、専門語 名単語集、語彙リスト(教材・辞書などに載っている語の一覧) 例文 Your estimated vocabulary size is 10,000. あなたの語彙数は10,000語と推測されます。 To understand legal documents, you need to learn the vocabulary of law. 法律文書を理解するには、法律の専門用語を習得する必要がある。 Reading widely is the best way to expand your vocabulary. 幅広く読書することが語彙力を広げる最善の方法だ。 |
| 0270■■■ | 17/23 | vote [vóʊt] |
意思を公式に示す行為 voteのコアイメージは「集団の中で自分の意思を公式・正式な形で表明する」こと。単なる「意見を言う」ではなく、ルールに基づいた手続きの中で意思を確定・記録する行為を指す。だからこそ「投票(する)」という訳が中心になるが、その「公式に意思を示した結果の数」=得票数、「意思を示す権利」=投票権・参政権、「意思を示すための紙」=投票紙、という派生的な意味もすべてこのコアから自然に生まれる。「個人の好みを表明する」という軽い文脈でも使われる点に注目。 |
動投票する・(選挙・採決で)意思を示す 動(非公式に意見・評価を)表明する 名投票・採決 名得票数・票 名投票権・参政権 名投票紙・票 例文 I will vote for him—he will make a great student council president. 彼に投票するよ。素晴らしい生徒会長になってくれるだろう。 The committee voted to postpone the meeting until next week. 委員会は会議を来週まで延期することに決議した。 Women fought for decades to win the right to vote. 女性たちは参政権を勝ち取るために何十年も戦った。 |
| 0271■■■ | 17/23 | waste [wéɪst] |
本来の用途を果たさず消えていく wasteのコアイメージは「本来あるべき価値・用途・可能性が実現されずに失われていく」こと。食べ物が食べられずに捨てられる、時間が何もせずに過ぎ去る、土地が荒れ果てて使えなくなる——いずれも「あったはずの価値が消えてしまう」という共通の感覚がある。動詞・名詞・形容詞のどの用法でも、この「もったいない喪失感」が根底にある。日本語の「もったいない」はwaste一語に最も近い感覚かもしれない。単なる消費(use/spend)とは違い、wasteには「本来そうなるべきでなかった」という否定的なニュアンスが必ず伴う。 |
動(時間・お金・資源などを)むだにする、浪費する 動(土地・場所などを)荒廃させる、荒らす 名むだ遣い、浪費;廃棄物、ごみ 形荒廃した、使われていない;(廃棄された)不要な 例文 A large amount of food is wasted in Japan every day. 日本では毎日大量の食べ物がむだになっている。 Don't waste your time on social media when you should be studying. 勉強すべき時間をSNSに費やしてはいけない。 Years of neglect had wasted the once-fertile farmland. 長年の放置が、かつて肥沃だった農地を荒廃させてしまった。 |
| 0272■■■ | 17/23 | welfare [wélfèɚ] |
よく在る(well + fare)状態 welfareはwell(よく)+fare(進む・在る)から成る言葉で、「物事がうまくいっている状態」がコアイメージ。人間が健康・安全・幸福に「うまくやっていける」状態を指す。個人レベルでは「幸福・安寧」、社会レベルでは「福祉(みんながうまくやっていけるよう支える仕組み)」を意味する。さらに、その仕組みから給付される「生活保護」という具体的な意味にも発展する。「幸福」という抽象的な概念から「社会保障制度」という制度的な概念、「生活保護費」という具体的な給付まで、「人がwell(良い状態)であること」というひとつのコアから派生している。 |
名幸福・安寧・健康 名福祉(社会的な支援の仕組み) 名生活保護(費)・社会保障給付 名繁栄・prosperity(経済的な順調さ) 例文 We should give priority to the welfare of the children. 私たちは子どもたちの幸福(健全な状態)を最優先にすべきだ。 She works for a social welfare organization. 彼女は社会福祉団体で働いている。 His wife left him and he has lived on welfare since. 妻に別れられて以来、彼は生活保護に頼って暮らしている。 |
| 0273■■■ | 17/23 | willing [wílɪŋ] |
心に抵抗なく向き合う willingのコアイメージは「自分の意志として前向きに受け入れている状態」。語根はwill(意志)で、「やらされている」のではなく「自分の意志がそこに向いている」というニュアンスが根底にある。日本語では「いとわない」「進んでやる」と訳されるが、これらは「消極的な抵抗がない」から「積極的に申し出る」までのグラデーションを持つ。重要なのは、強い熱意(enthusiastic)ではなく「拒否していない・断る気持ちがない」という心理的な開放性。be willing to doの形でよく使われ、「〜することを承諾している、〜してもかまわない」という同意・受諾のニュアンスを自然に表す。 |
形〜することをいとわない、進んでやる、喜んでする 形(依頼・提案に対して)承諾している、同意している 形(名詞の前で)自発的な、自ら申し出る 例文 They were willing to clean up even the dirtiest room in my house. 彼らは我が家で一番汚い部屋の掃除もいとわなかった。 Are you willing to work overtime this weekend if necessary? 必要であれば今週末に残業してもらえますか? She's always a willing volunteer at the local shelter. 彼女はいつも地域のシェルターで自ら進んでボランティアをしている。 |
| 0274■■■ | 17/23 | withdraw [wɪðˈdrɔː] |
引っ張り戻す・後退させる withdrawは「with(反対方向に)+draw(引く)」が語源で、何かを「今いる場所や関係から引き離して遠ざける」イメージがコアにある。物理的に「軍を引く・手を引っ込める」だけでなく、抽象的に「発言を撤回する(言ったことを引き戻す)」「預金を引き出す(銀行から手元に引き戻す)」「申し出や立候補を取り下げる」まで幅広く使える。人が「引きこもる・社会から距離を置く」という心理的な後退も表現できる。いずれも「前に出ていたものを、元の位置や手元に引き戻す」という共通のコアイメージで理解できる。 |
動詞(自動詞)撤退する・引き下がる 動詞(他動詞)〜を引っ込める・取り下げる・撤回する 動詞(他動詞)(お金を)引き出す 動詞(自動詞)(心理的に)引きこもる・距離を置く 例文 The American army had no other choice but to withdraw. 米軍は撤退するほかなかった。 She withdrew her comments after they caused controversy. 彼女は物議を醸した発言を撤回した。 He withdrew $500 from his bank account to pay for the trip. 彼は旅行代金を払うために銀行口座から500ドルを引き出した。 |