| № | 掲載 | 英単語 / 発音 | コアイメージと説明 | 意味/例文 |
|---|---|---|---|---|
| 0658■■■ | 14/23 | address [ədrés] |
対象に正面から向き合う addressの語源はラテン語の「ad(〜に向かって)+ directus(まっすぐ)」。つまり「何か・誰かに対してまっすぐに向き合う」のがコアイメージ。人に正面から話しかけるから「呼ぶ・話しかける」に、聴衆に向かって正式に語りかけるから「演説する」に、問題や課題に正面から向き合うから「扱う・処理する」に、手紙や荷物を宛先(受け取り手)に向けて送るから「住所・宛先」になる。どの意味も「対象に向き合う・方向づける」という一つの軸でつながっている。 |
動〜に話しかける、〜を(名前や肩書きで)呼ぶ 動〜に向けて演説する・スピーチをする 動(問題・課題など)を取り上げる、取り組む、対処する 動(手紙・荷物などに)宛名を書く 名住所、宛先 名演説、講演、スピーチ 例文 The President will address the nation from 2 PM. 大統領は午後2時から全国に向けて演説をする予定だ。 We need to address the issue of climate change immediately. 私たちは気候変動の問題に今すぐ取り組まなければならない。 Please address me as 'Doctor' during the conference. 会議中は私のことを「ドクター」と呼んでください。 |
| 0659■■■ | 14/23 | amaze [əméɪz] |
圧倒的な衝撃で呆然とさせる amazeのコアイメージは「相手を完全に圧倒するほどの驚きを与える」こと。単なる「驚き」ではなく、予想をはるかに超えた出来事や能力に触れて、思考が止まってしまうほどの強烈な感情的インパクトを指す。語源は古英語の *āmasian(当惑させる、茫然とさせる)に由来し、a- は強意の接頭辞、語根 mase/maze は「茫然とさせる」を意味する語で、現代語の maze(迷路)とは別起源とされる。「迷路に迷い込む」イメージは語呂合わせ的な連想であり、厳密な語源ではない点に注意。だから「驚く」というよりも「圧倒されて呆然とする」「信じられないほど感動・驚嘆する」というニュアンスが本質。ネガティブな驚きよりも、感嘆・賞賛を伴うポジティブな驚きに使われることが多い。 |
動(人を)驚嘆させる、圧倒する、あっと言わせる 動詞(受動形 be amazed)(人が)仰天する、驚愕する、感動する 例文 Her talent amazed me. 彼女の才能は私を圧倒した(あっと言わせた)。 I was amazed at how quickly he learned the language. 彼の語学習得の速さには本当に驚愕した。 The magician's performance never fails to amaze the audience. そのマジシャンのパフォーマンスは毎回観客を魅了し、あっと言わせる。 |
| 0660■■■ | 14/23 | ambiguous [æmbígjuəs] |
どちらとも取れる状態 ambiguousの語根はラテン語のambiguus(両方に向かう)で、ambi-(両方・周囲)+ agere(動かす)に由来する。「どちら側にも動いていける」状態、つまり複数の解釈が同時に成り立ってしまうというイメージが核にある。言葉が「あいまい」なのも、状況が「はっきりしない」のも、複数の意味・解釈が並立して一つに定まらないという同じコアから来ている。日本語の「あいまい」が「ぼんやりしている」に近いのに対し、ambiguousは「解釈の方向が複数ある」というニュアンスが強い。意図的に多義的に使う場合にも、意図せず誤解を招く場合にも使える点が特徴的だ。 |
形あいまいな、不明瞭な 形多義の、二通りに解釈できる 形(状況・立場・感情が)判然としない、どっちつかずの 例文 Laws should not be ambiguous. 法律はあいまいであってはならない。 Her smile was ambiguous—was she happy or mocking? 彼女の微笑みは何とも読めなかった——嬉しいのか、それとも馬鹿にしているのか? His feelings about accepting the job offer were ambiguous—he was drawn to the salary but dreaded the long hours. 仕事のオファーについての彼の気持ちは何とも言えなかった——給与には魅力を感じながらも、長時間労働が不安だった。 |
| 0661■■■ | 14/23 | ancient [éɪnʃənt] |
記憶の彼方にある遠い昔 ancientのコアイメージは「人類の記憶が届くギリギリの遠い過去」である。ラテン語のante(〜の前に)を語源とし、単に「昔」というだけでなく、現代とは断絶した文明・時代を指すニュアンスが強い。歴史学的には一般にローマ帝国滅亡(476年)以前を指し、「中世(medieval)」「近代(modern)」と対比される。また比喩的に「途方もなく古い」「時代遅れ」という意味でも使われる。つまりancientは「現代から切り離された、はるか遠い時代」という感覚を帯びており、単に「古い(old)」よりも格段に時間的距離が遠く、文明・文化的な重みを伴うのが特徴だ。 |
形古代の、古来の 形非常に古い、太古の 形(口語・やや滑稽)時代遅れの、骨董品のような 名詞(複数形 the ancients)古代人、古代の著述家たち 例文 In ancient times, people believed that an earthquake was a sign of God's wrath. 古代では、人々は地震は神の怒りの表れだと信じていた。 The ancient oak tree in the village had stood for over a thousand years. 村にある樹齢千年を超えるその古木は、ずっとそこに立ち続けていた。 My grandfather's computer looks absolutely ancient compared to the latest models. 最新モデルと比べると、祖父のパソコンはまるで骨董品のようだ。 |
| 0662■■■ | 14/23 | anticipate [æntísəpèɪt] |
先取りして心を向ける anticipateの語源はラテン語のanticipare(ante=前に+capere=つかむ)。「まだ起きていない何かを前もって心の中でつかみに行く」というイメージが根底にある。単なる「予想」と違い、頭の中で先を走って物事をとらえ、精神的・行動的に備えるという能動性がある。だから「予期して楽しみに待つ」という期待感も、「先読みして手を打つ」という対処行動も、「未然に防ぐ」という回避行動も、すべて同じ「先取り」というコアイメージから生まれる。expectが「当然そうなるだろう」と受け身的に待つニュアンスを持つのに対し、anticipateには「前に出て積極的につかまえに行く」感覚がある。 |
動予期する、予想する 動楽しみに待つ、期待する 動(問題・要求などを)先読みして対処する 動未然に防ぐ、先手を打って防ぐ 例文 The Japanese government anticipates that its population will decrease in the coming years. 日本政府は、今後数年で人口が減少すると予期している。 Children were eagerly anticipating the arrival of summer vacation. 子どもたちは夏休みの到来を心待ちにしていた。 A good teacher anticipates students' questions before they are asked. 優れた教師は、生徒が質問する前にその疑問を先読みして対処する。 |
| 0663■■■ | 14/23 | approve [əprúːv] |
正しいと認めて支持する approveのコアイメージは「あるものを良い・正しいと判断し、それを認め支持する」こと。語源はラテン語のapprobare(ad-「〜に向けて」+probare「良いと証明する」)で、「良いと証明して認める」が根本にある。このため、公的な権限を持つ人が計画や提案を「承認・認可する」という意味にも、個人が何かに対して「賛成・よいと思う」という意味にも使われる。日本語の「承認する」は公式な文脈を想起させるが、approveには個人的な好意・支持のニュアンスも強く含まれる点が重要。 |
動詞(自動詞:approve of〜)(公式に)承認する・認可する 動詞(他動詞)賛成する・よいと思う 動詞(自動詞)(approve of〜で)〜をよいと思う・〜に賛成する 例文 The plan was approved by our boss. その計画は上司に承認された。 I don't approve of his behavior at all. 彼の行動はまったく感心しない。 The new drug has been approved for use in Japan. その新薬は日本での使用が認可された。 |
| 0664■■■ | 14/23 | arrange [əréɪndʒ] |
バラバラなものを整然と位置づける arrangeのコアイメージは「あるべき場所に、あるべき順序で物事を収める」こと。語源はフランス語の arranger(列に並べる)で、「a(~の状態に)+ range(列・範囲)」から来ています。物理的なモノを並べる場面でも、予定や計画を組み立てる場面でも、「バラバラに存在していたものを、目的や意図をもって秩序だった状態に配置する」という動きが根底にあります。だから「整理する」にも「手配する」にも同じ単語が使われるのです。音楽の「編曲」という意味もこのコアから自然に派生します。 |
動(物を)整理する・並べる 動(事を)手配する・段取りする 動(音楽を)編曲する 動(話し合いで)取り決める・合意する 例文 She arranged the files on her laptop into folders. 彼女はパソコンのファイルをフォルダーに整理した。 We arranged a meeting with the client for next Monday. 来週の月曜日にクライアントとの打ち合わせを手配した。 The conductor arranged Beethoven's symphony for a string quartet. その指揮者はベートーヴェンの交響曲を弦楽四重奏用に編曲した。 |
| 0665■■■ | 14/23 | assemble [əsémbl] |
バラバラなものを一か所に集める assembleのコアイメージは「散在しているものを目的のために一か所にまとめる」こと。語源はラテン語の「ad-(〜へ)+simul(一緒に)」で、「一点に向かって引き寄せる」動きを表す。このイメージから、物を組み合わせる「組み立てる」、人々を集める「集会させる」、自分自身が集まる「集合する」という意味が生まれる。単なる「集める(collect)」と異なり、assembleには「バラバラな要素が有機的にひとつの目的のもとに集まる」というニュアンスが強く、部品が機能するひとつの製品になる、人々が目的のある集団を形成するイメージが根底にある。 |
動(他)組み立てる 動(他)(人・物を)集める、集合させる 動(自)集まる、集合する 動(他)(情報・証拠などを)取りまとめる、収集する 例文 Let's assemble the new bed frame. 新しいベッドの枠組みを組み立てよう。 The principal assembled all the students in the gymnasium. 校長は全生徒を体育館に集合させた。 The lawyers assembled evidence to support their case. 弁護士たちは訴訟を有利に進めるための証拠を収集した。 |
| 0666■■■ | 14/23 | assert [əsˈɚːt] |
自分の存在を押し出す assertのコアイメージは「自分の権利・意見・存在感を積極的に外へ押し出す」こと。ラテン語の「ad(~へ)+serere(つなぐ・結びつける)」が語源で、「自分のものとしてしっかり結びつける→主張する」というニュアンスがある。意見を述べるだけでなく、「自分はここにいる、自分にはこの権利がある」という確信と意志を伴って発信するのがポイント。そのため単に「言う(say)」より一歩踏み込んだ強さがあり、自己主張・権利主張・断言など、場面によって異なる日本語になるが、根底にある「能動的に自分を出していく」感覚は共通している。 |
動(自信を持って)主張する、断言する 動(権利・立場などを)主張する、行使する 動(再帰用法)(assert oneself)自分の存在感を示す、自己主張する 例文 She asserted that she had no intention of resigning any time soon. 彼女は近日中に辞任するつもりはないと断言した。 You should learn to assert yourself in meetings. 会議では自己主張することを身につけるべきだ。 The union asserted its right to negotiate wages. 組合は賃金交渉の権利を主張した。 |
| 0667■■■ | 14/23 | astronomy [əstrɑ́nəmi] |
天体を法則で捉える学問 astronomyはギリシャ語の「astron(星)」+「nomos(法則・秩序)」に由来する。つまり「星の秩序・法則を探る学問」がコアイメージだ。単なる星の観察にとどまらず、宇宙の構造・運動・起源を物理法則や数学を用いて体系的に解明しようとする自然科学の一分野を指す。そのため「占星術(astrology)」とは全く異なり、あくまで実証的・科学的なアプローチが前提となっている。「天文学」という日本語訳はこのコアイメージをほぼ正確に映しているが、この語が「宇宙科学」的な広がりも含む点は意識しておきたい。 |
名天文学(宇宙・天体の構造・運動・起源を科学的に研究する学問) 名詞(比喩的用法)天文学的な規模・スケール(を感じさせるもの) 例文 He is an astronomy professor. 彼は天文学の教授だ。 Astronomy has revealed that the universe is approximately 13.8 billion years old. 天文学は、宇宙が約138億年前に誕生したことを明らかにしてきた。 She developed a passion for astronomy after seeing a total solar eclipse. 彼女は皆既日食を見て、天文学への情熱に目覚めた。 |
| 0668■■■ | 14/23 | attain [ətéɪn] |
努力の末にたどり着く attainのコアイメージは「長い努力・プロセスを経て、ある到達点にたどり着く」こと。語源はラテン語の attingere(ad-「~に向かって」+tangere「触れる」)であり、「手を伸ばしてついに触れる」というイメージが根底にある。単に「手に入れる」のではなく、目標や高い水準に向かって継続的に努力し、その末に到達するという過程が含意されている。そのため、ゴール・夢・年齢・水準など「努力して到達するもの」に自然に使われ、偶然得るものや与えられるものには使いにくい。「達成する」「獲得する」「(年齢・水準に)達する」といった日本語訳はすべてこのコアイメージから導き出せる。 |
動(目標・夢などを)達成する、成し遂げる 動(地位・知識・能力などを)獲得する、身につける 動(年齢・水準などに)達する、到達する 例文 I will study hard to attain my goals. 目標を達成するために一生懸命勉強するつもりだ。 She attained a high level of proficiency in Japanese after years of practice. 何年もの練習の末、彼女は日本語で高いレベルの習熟度を身につけた。 He attained the age of ninety without any serious illness. 彼は大きな病気もなく九十歳に達した。 |
| 0669■■■ | 14/23 | attract [ətrˈækt] |
引き寄せる力が働く attractのコアイメージは「何かが何かを自分の方へ引き寄せる力を発揮すること」です。磁石が鉄を引きつけるように、物理的な力でも、感情的・心理的な力でも、「対象が自然と近づいてくるような引力」が働いているイメージです。人が人に惹かれる場合も、観光地が旅行者を集める場合も、広告が注目を集める場合も、すべて「引き寄せる力の発動」という点で共通しています。日本語の「引きつける・魅了する・呼び込む・集める」などは、この同じコアイメージを文脈に合わせて言い換えたものに過ぎません。 |
動(人・視線・感情などを)引きつける、惹きつける 動魅惑する、魅了する 動(人・関心・資金などを)集める、呼び込む 動(批判・注目・支持などを)集める、招く 例文 He was immediately attracted to her. 彼は即座に彼女に惹かれた。 The new park attracts thousands of tourists every year. その新しい公園は毎年何千人もの観光客を呼び込んでいる。 The controversial speech attracted a lot of criticism. その物議を醸したスピーチは多くの批判を招いた。 |
| 0670■■■ | 14/23 | belong [bəlˈɔːŋ] |
そこにいるのが自然 belongのコアイメージは「ある場所・グループ・文脈において、そこにあること・いることが自然で正しい状態」です。人や物が「本来の居場所に収まっている」感覚がベースにあります。人間関係では「一員として自然になじんでいる」、物の位置では「そこが定位置である」、文脈上では「ふさわしい」という意味が生まれます。単なる所属(be a member of)とは異なり、belongには「そこで正しくフィットしている」という感覚が伴います。そのため、アイデンティティや帰属意識、居心地のよさといった感情的なニュアンスを含むことが多いのが特徴です。 |
動(〜に)属する、所属している 動(〜の)持ち物である、〜のものだ 動(ある場所に)あるべき、置かれるべきだ 動居場所がある、なじんでいる、しっくりくる 動(ある分野・カテゴリーに)分類される 例文 I finally feel like I belong here. やっと、ここが自分のいるべき場所のような気がする。 Where does this key belong? この鍵はどこに置くべきですか?(この鍵の定位置はどこですか?) This painting belongs to the museum, not a private collector. この絵画は個人のコレクターではなく、美術館のものです。 |
| 0671■■■ | 14/23 | bold [bóʊld] |
臆せず前に出る力強さ boldのコアイメージは「遠慮や恐れなく前面に押し出る」という感覚です。人の性格や行動に使えば「大胆・勇敢・厚かましい」、デザインや色彩・書体に使えば「はっきりした・目立つ・力強い」という訳になります。どちらの場合も「引っ込まず、存在感を主張する」という根っこは同じです。日本語の「大胆な」は勇敢なニュアンスが強いですが、boldはポジティブ(勇気がある)にもネガティブ(図々しい)にも使われ、またビジュアル的な「際立ち」にも使われる点で、単なる「大胆」より幅広いイメージを持っています。 |
形大胆な、勇気のある 形ずぶとい、図々しい 形(色・デザイン・文字などが)くっきりした、力強い、目立つ 例文 It's bold of him to defy his boss like that. そんな風に上司に逆らうなんて、彼は大胆(図々しい)だね。 The designer chose bold colors to make the logo stand out. デザイナーはロゴを目立たせるために鮮やかな(力強い)色を選んだ。 The general made a bold decision to attack at dawn. その将軍は夜明けに攻撃するという大胆な決断を下した。 |
| 0672■■■ | 14/23 | brilliant [bríljənt] |
眩しいほどの輝き brilliantのコアイメージは「強烈な光を放って輝いている」状態です。宝石がキラキラと輝く様子を原点に、そこから転じて「知性や才能が眩しいほどに際立っている」という意味が生まれました。光は暗闇の中で一際目立つように、他との比較において突出して優れている感覚が根底にあります。単なる「良い・賢い」ではなく、思わず目を細めるほどの眩しさ・鮮烈さが常に含まれています。そのため日本語に訳す際は文脈によって「輝かしい」「天才的な」「素晴らしい」「光り輝く」など変わりますが、いずれも「ひときわ際立つ輝き」という感覚が根底にあります。 |
形光り輝く、きらめく 形(才能・知性が)卓越した、天才的な 形立派な、めざましい、輝かしい 形(色が)鮮やかな、目が覚めるような 例文 It's a pity our boss didn't accept your idea. I thought it was brilliant. 上司が君のアイデアを採用しなかったのは残念だね。素晴らしいアイデアだと思っていたんだが。 Einstein was a brilliant scientist who changed our understanding of the universe. アインシュタインは宇宙に対する私たちの認識を変えた、天才的な科学者だった。 The night sky was filled with brilliant stars. 夜空はきらめく星々で満ちていた。 |
| 0673■■■ | 14/23 | cancer [kˈænsɚ] |
じわじわと侵食する破壊者 cancerの語源はラテン語の cancer(カニ)に由来し、古代の医師が腫瘍の広がり方をカニの足が四方に伸びる様子に例えたことに始まる。コアイメージは「じわじわと周囲に広がり、正常なものを内側から蝕んでいく存在」。医学的な「がん」はまさに細胞が無秩序に増殖し組織を侵食する病気であり、比喩的には社会や組織の中で静かに広がり害をなす問題(腐敗・差別など)を指すこともある。天文・占星術での「かに座(Cancer)」は同じ語が固有名詞化したもの。このコアイメージを押さえると、医学・比喩・星座という一見バラバラに見える意味がひとつにつながる。 |
名がん、悪性腫瘍 名(社会・組織を内側から蝕む)害悪、癌 名詞(固有名詞)かに座(黄道十二星座の第4番) 例文 My grandfather died of cancer. 祖父はがんで亡くなった。 Corruption is a cancer eating away at the foundations of democracy. 腐敗は民主主義の基盤をじわじわと蝕む癌だ。 She was born under the sign of Cancer. 彼女はかに座生まれだ。 |
| 0674■■■ | 14/23 | cast [kˈæst] |
意図をもって『放り出す』 castのコアイメージは「ある方向へ、意図をもって何かを放り出す」こと。throwが単純な「投げる」動作を指すのに対し、castには「狙いを定めて、または広く散らすように放つ」というニュアンスが含まれる。釣り糸を水面に投げ入れる、光や影を投じる、票を投じる、疑念を投げかける、配役を決める(役者を振り分ける)——これらはすべて「あるものを特定の場所・対象へと意図的に放り出す」という一本のイメージでつながっている。物理的な投擲だけでなく、光・視線・疑念など抽象的なものにも使われるのがcastの大きな特徴だ。 |
動(物を)投げる、放る 動(票・視線・疑念などを)投じる、向ける 動(光・影を)当てる、落とす 動(映画・舞台の)配役を決める、キャストする 名出演者(全員)、キャスト 名ギプス(骨折などの固定具) 例文 I proudly cast my vote for her. 私は誇りをもって彼女に票を投じた。 The tall building cast a long shadow over the park. その高いビルは公園に長い影を落とした。 The director cast a young unknown actor in the lead role. 監督は若い無名の俳優を主役に抜擢した。 |
| 0675■■■ | 14/23 | character [kˈærəktɚ] |
刻み込まれた独自の印・刻印 characterの語源はギリシャ語の「kharaktēr(刻み込む道具・刻印)」。モノや人に「刻み込まれた固有のしるし」がコアイメージです。人に刻まれた内面的なしるし → 「性格・人格」、そのしるしによって他と区別される特徴 → 「特性・個性」、物語の中で役割が刻まれた存在 → 「登場人物・キャラクター」、文字という意味でも「紙に刻まれた記号」として一貫しています。「他の何ものでもない、その存在固有のもの」という感覚が全ての意味を貫いています。 |
名性格・人格 名特性・特徴・個性 名人物・登場人物 名(道徳的な)品格・気骨 名文字・記号 例文 I could tell by his character that he wasn't a person I would get along with. 彼の性格から、私と気が合う人ではないとわかった。 The old town has a unique character that you won't find anywhere else. その旧市街は、他のどこにも見られない独特の個性を持っている。 Sherlock Holmes is one of the most famous characters in English literature. シャーロック・ホームズは英文学で最も有名な登場人物の一人だ。 |
| 0676■■■ | 14/23 | chase [tʃéɪs] |
目標に向かって積極的に迫る chaseのコアイメージは「ある対象を目指して積極的・持続的に動いていく」こと。単に「追う」という物理的な追跡だけでなく、「夢を追う」「チャンスを狙う」「邪魔なものを追い払う」まで広くカバーする。共通しているのは、追う側に強い意志・欲求があり、対象との距離を縮めようとするダイナミックな動きがあること。逃げる対象(犯人・動物)にも、まだ手に入っていない抽象的なもの(夢・成功・愛)にも使えるのはこのためだ。また「追い払う」という逆方向のニュアンスも、「〜に向かってエネルギーをぶつける」という根っこから派生している。 |
動(人・動物などを)追いかける、追跡する 動(夢・目標・成功などを)追い求める、探し求める 動(不要なものを)追い払う、追い出す 名追跡、追いかけること 例文 The police chased the suspect through the streets. 警察は容疑者を街中で追いかけた。 She spent her whole life chasing fame and fortune. 彼女は名声と富を追い求めて一生を過ごした。 Would you rather chase or be chased in a relationship? 交際関係では追う派、それとも追われる派? |
| 0677■■■ | 14/23 | cheat [tʃíːt] |
ズルをして何かを得る cheat のコアイメージは「本来の正当なプロセスを踏まずにショートカットし、不当な利益を得る」こと。テストのカンニングも、相手を騙すことも、浮気も、すべて「ルールや約束という正規のルートを抜け道で回避し、利益や快楽を得る」という同じ構造を持つ。さらに「~から不正に奪い取る」という他動詞用法(cheat A out of B)にもこのコアが直結する。「ズル」「抜け駆け」「裏切り」と場面ごとに日本語は変わるが、根っこは一つ。このイメージを掴むと多様な文脈でも一瞬で意味が推測できる。 |
動詞(自動詞)不正をする、ズルをする 動詞(自動詞)カンニングをする 動詞(他動詞)(人を)だます、欺く 動詞(他動詞)(人から)不正にだまし取る 動詞(自動詞)浮気をする、不倫をする 名詐欺師、ズルをする人;ズル・詐欺 例文 He cheated on the test, so she snitched to the teacher. 彼がカンニングしたから、彼女が先生にチクったんだよ。 The con artist cheated elderly people out of their savings. その詐欺師は高齢者から貯金をだまし取った。 She found out her partner had been cheating on her for months. 彼女はパートナーが何ヶ月も浮気していたことを知った。 |
| 0678■■■ | 14/23 | civil [sív(ə)l] |
市民社会の秩序・ルール civilのラテン語起源はcivis(市民)。コアイメージは「市民社会として成立している状態」。野蛮・混乱ではなく、社会的な秩序・ルール・規律が守られていることを指す。「市民の」「民間の」は、軍や教会に対して一般市民の領域を示し、「民事の」は刑事(criminal)に対する市民間の法的秩序を表す。「内政の」は対外・軍事ではなく国内市民社会の運営を指す。「礼儀正しい」は、社会の一員として最低限守るべきマナーがある状態——つまり「civilized(文明的)な振る舞い」のエッセンスだ。いずれも「市民としての秩序・規範」という一つのコアから派生している。 |
形市民の、一般市民に関する 形内政の、国内の 形民間の(軍・宗教に対して) 形民事の(刑事に対して) 形礼儀正しい、無礼でない程度の 例文 It's difficult to keep debates civil. They often get too heated. 討論を礼儀正しいものに保つのは難しい。しばしば白熱しすぎるものだ。 The country has been torn apart by civil war for over a decade. その国は10年以上にわたって内戦に引き裂かれてきた。 She filed a civil lawsuit against her former employer for wrongful dismissal. 彼女は不当解雇で元雇用主に対して民事訴訟を起こした。 |
| 0679■■■ | 14/23 | civilization [sìvəlɪzéɪʃən] |
人が積み上げてきた社会の洗練 civilizationの語源はラテン語の「civis(市民)」。野蛮・粗野な状態から脱し、人々が共同体を作り、法・道徳・技術・芸術を積み重ねて洗練させていく営みそのもの、あるいはその結果生まれた社会体制を指す。単なる「文化(culture)」とは異なり、都市化・組織化・制度化というスケールの大きさが含意されている。また「文明社会」というニュアンスでは、野蛮や未開と対比して「人間らしく洗練された生活環境・生活水準」を指すこともある。だからこそ「文明の崩壊」や「現代文明の恩恵」のような表現で使われる。 |
名文明(特定の時代・地域の高度な社会・文化体系) 名文明社会・文明世界(野蛮・未開と対比した洗練された社会全般) 名開化・文明化(未開状態から洗練された状態へ至るプロセス) 名〔口語〕快適な生活環境・都市的な便利さ 例文 The ancient Egyptian civilization is one of the oldest in the world. 古代エジプト文明は、世界で最も古い文明の一つです。 Nuclear weapons pose a threat to the future of civilization. 核兵器は文明社会の未来に対する脅威をもたらしている。 After two weeks camping in the mountains, we were glad to get back to civilization. 2週間の山岳キャンプの後、ようやく都会の生活に戻れてほっとした。 |
| 0680■■■ | 14/23 | classify [klˈæsəfɑ̀ɪ] |
『型』に当てはめて整理する classifyの語根はラテン語のclassis(階級・区分)。古代ローマでは市民を財産に応じて「クラス」に振り分けたことが起源だ。つまりclassifyのコアイメージは「ある基準に従って物事を特定の『型・グループ』に当てはめること」。日常的な「分類する」はもちろん、政府が情報を「機密クラス」に当てはめて非公開にする「機密扱いにする」という意味も、同じ「型に当てはめる」発想から生まれている。重要なのは、単に並べ替えるのではなく、基準となる体系(クラス)が存在してそこに振り分けるという点だ。 |
動分類する、区分する 動機密扱いにする 動〜を…と見なす・判定する 例文 We tend to classify all that we do as good or bad. 私たちはあらゆる行動を善悪に分類する傾向がある。 The government decided to classify the document as top secret. 政府はその文書を最高機密扱いにすることを決定した。 Scientists classify whales as mammals, not fish. 科学者はクジラを魚ではなく哺乳類に分類する。 |
| 0681■■■ | 14/23 | commerce [kɑ́mɚ(ː)s] |
人と人の間でモノが行き交う commerceはラテン語のcom-(共に)+merx(商品)を語源とし、「人と人の間でモノや価値が往来する」というイメージが根底にある。単なる「売り買い」ではなく、社会規模での財・サービスの流通全体を指す。国内外を問わず、組織的・継続的に行われる経済活動の大きな枠組みを表す言葉だ。そのため、個人の一回限りの取引(deal)よりもスケールが大きく、国家間の通商・貿易も含む。また古くは「人と人との交わり(社交・交際)」という意味でも使われており、「価値あるものが往来する」というコアが人間関係にも拡張されていた。 |
名商業(社会規模での財・サービスの取引活動全般) 名通商・貿易(特に国家間でのモノのやり取り) 名(やや古・文語)交際・交流(人と人の社会的なやり取り) 例文 People ought to take a larger interest in commerce because it affects their finances eventually. 商業は最終的には自分たちの財産に影響するのだから、人々はもっと商業に関心を持つべきだ。 The government signed a new treaty to promote commerce between the two countries. 政府は両国間の通商を促進するための新条約に署名した。 The rise of e-commerce has transformed the way consumers shop. 電子商取引の台頭により、消費者の買い物の仕方が大きく変わった。 |
| 0682■■■ | 14/23 | compete [kəmpíːt] |
同じ場に立ち向かう competeはラテン語の「com-(共に)+petere(求める・向かう)」から来ており、「複数の者が同じ目標・賞・地位に向かって力を出し合う」というイメージが根底にある。単に「勝ちたい」という欲求ではなく、「同じ土俵に立って互いが互いを引き出し合う」ダイナミックなプロセスを指す。だからこそ、ライバルと切磋琢磨する場面でも使えるし、市場で商品が互いに客を奪い合う場面でも自然に使える。重要なのは、competeには「必ずしも勝者が生まれる」ではなく「互いが同じ目標に向かって力を尽くす」という行為そのものへの焦点がある点だ。 |
動競争する、競い合う 動対抗できる、太刀打ちできる 動(市場などで)競合する 例文 The rivals bettered themselves by competing. ライバルたちは切磋琢磨した。 No restaurant in town can compete with hers when it comes to authentic Italian food. 本格イタリア料理においては、町のどのレストランも彼女のところには太刀打ちできない。 Over a hundred athletes competed in the marathon. 100人を超える選手がマラソンに出場して競い合った。 |
| 0683■■■ | 14/23 | complete [kəmplíːt] |
欠けた部分なく満ちている completeのラテン語源は「com-(完全に)+ plere(満たす)」。つまりコアイメージは「何も欠けることなく、すべてが満たされた状態」。動詞として使えば「足りない部分を満たして完成させる」、形容詞として使えば「何一つ欠けていない・完全な」となる。「a complete failure(完全な失敗)」のように強意語としても使われるのは、このコアイメージが「欠けた部分がない=その性質が100%満ちている」と解釈されるから。日本語の「完璧な」「全部の」「仕上げる」など複数の訳が生まれるのはすべてこの「満ちている」イメージから派生している。 |
動完成させる・完了する 形完全な・まったくの・全部の 形容詞(叙述用法)〔仕事・工事などが〕完成した・終わった 例文 I've completed all the tasks for today. 今日のタスクをすべて完了した。 The renovation of the building is finally complete. 建物の改修工事がついに完成した。 The new manager is a complete stranger to me. 新しいマネージャーは私にとって全くの他人だ。 |
| 0684■■■ | 14/23 | complicated [kɑ́mpləkèɪṭɪd] |
折り重なって絡み合った状態 complicatedは「共に・完全に」を意味する接頭辞com-と「折りたたむ・折り重ねる」を意味するplicare(→plicat-)から成り、「多くのものが何重にも折り重なって絡み合った」状態を表す。単に要素が多いだけでなく、それらが互いに入り組んで解きほぐしにくい状態がコアイメージ。数学の難問のように「難しいが筋道は立てられる」ニュアンスよりも、人間関係や感情、手続きなどが「もつれ合って一筋縄ではいかない」場面でよく使われる。そのため「複雑な」と訳されるが、文脈によっては「こみいった」「厄介な」「わかりにくい」などのほうが自然な日本語になることも多い。 |
形複雑な、こみいった 形わかりにくい、難解な 形厄介な、やっかいな(状況・問題が) 例文 The relationship between me and her―well, you see, it's complicated. 僕と彼女との関係か。あのね、複雑なんだ。 The instructions for assembling the furniture were so complicated that I gave up halfway through. その家具の組み立て説明書はあまりにもわかりにくくて、途中で諦めてしまった。 The surgery is complicated because the tumor is located near a major blood vessel. 腫瘍が主要血管の近くにあるため、手術はかなり厄介だ。 |
| 0685■■■ | 14/23 | conceal [kənsíːl] |
見えないように包み隠す concealのコアイメージは「何かを覆って外から見えない・気づかれない状態にする」こと。単に「隠す」だけでなく、意図的に知覚や認識から遠ざけるというニュアンスが強い。物理的に物を隠す場面だけでなく、感情・事実・情報を他者に悟られないよう包み込む場面にも使われる。日本語の「隠す」より能動的かつ戦略的な印象があり、しばしば不正直さや後ろめたさを含意する。ラテン語の「con-(完全に)+ celare(隠す)」が語源で、「完全に見えなくしてしまう」という徹底した隠蔽のイメージが根底にある。 |
動(物・情報などを)隠す、見えなくする 動(感情・意図などを)悟られないようにする、秘密にする 動(場所・身を)隠れさせる、目立たなくする 例文 She forged the evidence to conceal the truth. 彼女は真実を隠蔽するため証拠を捏造した。 He concealed his disappointment behind a smile. 彼は笑顔の裏に失望を押し隠した。 The thick fog concealed the mountains from view. 濃い霧が山々を視界から遮った。 |
| 0686■■■ | 14/23 | concept [kɑ́nsept] |
頭の中で形成された『まとまった考え』 conceptのコアイメージは「複数の具体例や経験を抽象化してつかみ取った、まとまりのある考えのかたち」です。ラテン語のconcipere(一緒につかむ・受け取る)に由来し、バラバラな情報を頭の中でひとつの輪郭あるまとまりとして「つかみとった」イメージがあります。だから単なる思いつきではなく、ある程度整理・抽象化された知的な枠組みを指します。「美の概念」「時間の概念」のように哲学・学術的な文脈では「概念」、「新商品のコンセプト」のようにビジネス文脈では「構想・コンセプト」と訳し分けますが、根底にある「頭の中で形にした考えのかたまり」というイメージは一貫しています。 |
名概念(抽象的・哲学的な思考の枠組み) 名構想・コンセプト(プロジェクトやデザインの中心的なアイデア) 名発想・考え方(ものの見方・とらえ方) 名(新しい)着想・アイデア(まだ具体化されていないが輪郭のある考え) 例文 The concept of beauty changes with time. 美の概念は時代とともに変わる。 The designer presented a concept for the new product line. そのデザイナーは新製品ラインの構想を提示した。 He has no concept of how hard she worked. 彼は、彼女がどれほど懸命に働いたかについて、まったくわかっていない。 |
| 0687■■■ | 14/23 | conclude [kənklúːd] |
すべてを一点に収束させる concludeの語源はラテン語の「claudere(閉じる)」に接頭辞「con-(完全に)」が付いたもの。つまり「完全に閉じる」がコアイメージ。散らばっていたものを一つの点に向けてぴったり閉じ合わせるイメージである。これが「話や議論を閉じる=終わりにする・しめくくる」にも、「思考の流れを一点に収束させる=結論を下す」にも、「交渉を一点に合意させる=条約・契約を結ぶ・決定する」にもつながる。どの用法も根っこは同じで、「開いていたものを完全に閉じ合わせる」動きを表している。 |
動(話・会合などを)終わりにする、締めくくる 動結論を下す、~と判断する 動(条約・契約・合意などを)締結する、結ぶ 動(物事が)終わる、完結する(自動詞) 例文 We concluded that there was no need for her support. 私たちは彼女の援助は不要だと結論づけた。 The two countries concluded a peace treaty after years of negotiation. 両国は数年にわたる交渉の末、平和条約を締結した。 She concluded her speech with a powerful quote from Shakespeare. 彼女はシェイクスピアの力強い一節でスピーチを締めくくった。 |
| 0688■■■ | 14/23 | concrete [kɑ̀nkríːt] |
手で触れられるほど確かな concreteの語源はラテン語の「concretus(共に成長した・固まった)」で、con-(共に)+crescere(成長する)から来ています。つまり、バラバラのものが集まって固まり、実体を持つようになったイメージです。建材の「コンクリート」もこの語源から来ており、砂・砂利・セメントが固まって実体となったものです。この「実体として存在する・手で触れられるほど確かな」というコアイメージから、「具体的な」「明確な」「実際の」といった意味が派生します。abstractが「頭の中だけにある抽象的なもの」であるのに対し、concreteは「実際に確認・把握できる確かなもの」を表します。 |
形具体的な、明確な 形実際の、現実の 形コンクリート製の 名コンクリート 動(計画・アイデアなどを)具体化する、固める 例文 Can you provide some concrete examples? 具体的な例を挙げてくれますか? We need concrete evidence before making any accusations. 告発する前に確かな証拠が必要だ。 The two sides finally made concrete progress in the negotiations. 双方はついに交渉で目に見える進展を遂げた。 |
| 0689■■■ | 14/23 | condition [kəndíʃən] |
ある状態を成り立たせる『枠組み』 conditionの語源はラテン語の condicio(con-〔共に〕+ dicere〔言う〕の複合動詞 condicere〔互いに取り決める〕から派生した名詞)に由来し、「合意・取り決めの下で成り立つ状態」というイメージが根底にある。何かが機能したり存在したりするための「前提となる枠組み・状況」がコアイメージだ。「体調」も「身分」も「条件」も、すべて「その人や物事がそこに置かれている枠組み」として捉えると一貫している。医療や天気、社会的地位など、どんな文脈でも「今ある状態を規定している枠組み」として使われる。複数形conditionsになると「周囲の状況・諸条件」というニュアンスが強まり、「何かを取り決める際の条件」という意味でも使われる点も重要。 |
名状態・体調・コンディション 名(複数形で)状況・事情・環境 名条件・前提(契約・約束における) 名身分・階層 動(特定の状態に)慣らす・条件づける 例文 She wasn't in a good condition that day. その日、彼女の体調は良くなかった。 The workers demanded better working conditions. 労働者たちはより良い労働環境を要求した。 I'll lend you the car on one condition: you fill up the tank. 一つ条件がある:ガソリンを満タンにしてくれれば、車を貸すよ。 |
| 0690■■■ | 14/23 | connect [kənékt] |
2点を橋渡しする connectのコアイメージは「離れた2点の間に橋をかけて、行き来できるようにする」こと。物理的なケーブルや道路のつながりだけでなく、人と人、概念と概念、感情と感情の橋渡しにも使われる。重要なのは「単に近くに置く」のではなく、「機能的に通じ合う状態にする」という点。だから「Wi-Fiにつなぐ」「点と点を結ぶ」「犯人と事件を結びつける」「心が通じ合う」まで、すべて同じコアイメージで説明できる。モノでもコトでも心でも、途切れていたものを通わせるイメージが根底にある。 |
動(物理的に)つなぐ、接続する 動(論理的・因果的に)結びつける、関連づける 動連絡をつける、通じさせる 動(感情的・人間的に)心が通じ合う、共感する 動(乗り物が)接続する、乗り継ぎができる 例文 Are you able to connect to the Wi-Fi here? ここのWi-Fiにつなげられた? The detective connected the suspect to the crime scene. 刑事は容疑者と犯行現場を結びつけた。 I really connected with her during the conversation. 彼女と話していて、本当に心が通じ合った。 |
| 0691■■■ | 14/23 | conscience [kɑ́nʃəns] |
内なる道徳的裁判官 conscienceのコアイメージは「自分の行動が正しいか間違いかを内側から裁く声」です。語源はラテン語のconscientia(con-「共に」+scire「知る」)で、「自分の行為をもう一人の自分が一緒に知っている」状態を指します。外部のルールや他人の評価ではなく、自分の中に存在する道徳的な審判者が、行動の善悪を評価し、ときに「責める声」として聞こえてくる感覚です。日本語の「良心」という訳は美しいですが、conscienceはもっと能動的で、ときに「後ろめたさ」「罪悪感」「道徳的義務感」としても現れます。「良心の呵責」「良心の声」「良心に従う」といった表現の根底にあるものすべてがこの単語一語に凝縮されています。 |
名良心、道徳心 名良心の呵責、罪悪感 名誠実さ、実直さ(in all conscience の形で) 例文 His conscience was telling him that it was the wrong thing to do. 彼の良心が、それは間違った行動だと彼に告げていた。 She couldn't sleep because her conscience was bothering her. 良心の呵責に悩まされ、彼女は眠れなかった。 In all conscience, I cannot recommend this product. 正直に言って、この製品はお薦めできない。 |
| 0692■■■ | 14/23 | consent [kənsént] |
心が同じ方向に向かうこと consentはラテン語のcon-(共に)+ sentire(感じる)に由来する。つまり「気持ちが一致する」「相手と心が同じ方向を向く」がコアイメージ。単なる「しぶしぶ許可する」ではなく、内側から湧き出た意志として相手の意向に「同調する・認める」という感覚だ。だから法律・医療・契約の場面で多用される。「強制なく自分の意志で認める」というニュアンスが非常に重要で、特に現代英語では性的同意(sexual consent)など、当事者の自由意志を強調する場面で頻出する。「agree(合意する)」より正式かつ倫理的重みが大きいのもこのコアから来ている。 |
名同意、承諾、(自由意志に基づく)許可 動同意する、承諾する 名詞(転じて)合意、(社会・集団的な)承認 例文 Please give your consent for your child to attend. お子様が出席することをご承諾ください。 She consented to the surgery after a long discussion with her doctor. 彼女は医師と長い話し合いの末、手術を受けることに同意した。 By common consent, he was regarded as the best player on the team. 衆目一致の見方として、彼はチームで最も優れた選手と見なされていた。 |
| 0693■■■ | 14/23 | correspond [k`ɔːrəspɑ́nd] |
互いに向かい合って呼応する correspondはラテン語のcor-(共に・互いに)+respondere(応答する)から成り、「二つのものが互いに向き合って応答し合う」がコアイメージ。手紙のやり取り(文通)は、二者間で言葉を「呼び交わす」行為。「一致する・対応する」は、二つの物事が互いに呼応してぴったり重なり合うイメージ。どの意味も「二つの存在が向かい合い、互いに呼応している」という根底のイメージを共有している。英語ではcorrespond to(〜に対応する)とcorrespond with(〜と一致する/〜と文通する)の前置詞の使い分けが重要。 |
動一致する、合致する 動相当する、対応する 動文通する、(メールなどで)連絡を取り合う 動(構造・機能が)類似する、似通っている 例文 I used to correspond with him. 彼とは以前文通したものだった。 The map does not correspond to the actual streets. その地図は実際の道路と一致していない。 The British Parliament corresponds roughly to the American Congress. 英国議会はアメリカの議会に大まかに相当する。 |
| 0694■■■ | 14/23 | cough [kˈɔːf] |
気道から空気を強制的に吐き出す動作 coughのコアイメージは「喉や気道に異物・刺激があるとき、体が反射的に(あるいは意図的に)空気を急激に吐き出す」動作です。この「力を込めて空気を押し出す」という身体的な動きが根底にあります。医学的な「咳」という症状そのものを指すだけでなく、注意を引いたり言いにくいことを切り出したりするときの「わざとらしい咳払い」、さらには「cough up(渋々お金を出す・白状する)」のような慣用的な用法にも、この「内側から強引に外へ出す」感覚が通底しています。日本語の「咳をする」という訳は便宜上のものであり、文脈によって「咳が出る」「咳込む」「咳払いをする」など様々に表現すべき場面があります。 |
動咳をする、咳払いをする 名咳、咳の症状(咳が出る病態) 動詞(cough up)(金・情報などを)渋々差し出す、しぶしぶ白状する 例文 He took the medicine, but the cough didn't stop. 彼は薬を飲んだが、咳は止まらなかった。 She coughed politely to get the speaker's attention. 彼女は話し手の注意を引こうと、わざとらしく咳払いをした。 The landlord finally coughed up the deposit. 家主はとうとう敷金を渋々返してきた。 |
| 0695■■■ | 14/23 | create [kriéɪt] |
ゼロから何かを生み出す createのコアイメージは「存在しなかったものを新たに生み出す」こと。ラテン語のcreare(生み出す、産む)に由来し、神が世界を創造したという文脈でも使われる言葉です。日本語の「作る」や「造る」よりも「無から有を生じさせる」というニュアンスが強く、単なる組み立てや製造とは異なります。だからこそ「創造する」「考案する」はもちろん、「(問題や感情を)引き起こす」という意味にもなる——何もなかったところに新たな状況・状態を出現させるという発想です。 |
動創造する・生み出す 動考案する・生み出す(アイデア・制度など) 動(状況・感情・問題などを)引き起こす・もたらす 動(役職・称号などを)設ける・創設する 例文 We strive to create the best work environment for our employees. 私たちは従業員に最良の労働環境を作るため尽力しています。 The new policy has created a lot of confusion among the staff. 新しい方針はスタッフの間に多くの混乱をもたらした。 Shakespeare created some of the most memorable characters in literature. シェイクスピアは文学史上最も印象的な登場人物を生み出した。 |
| 0696■■■ | 14/23 | dawn [dˈɔːn] |
暗闇から光が生まれる瞬間 dawnの根底にあるイメージは「完全な暗黒から光・明るさが徐々に現れてくるプロセス」です。単に「朝」ではなく、夜明けの瞬間から光が広がり始める動的な変化の過程を指します。この「ゼロから何かが始まる・見え始める」というイメージが転じて、名詞では「文明の夜明け」「新時代の幕開け」のように物事の始まりや兆しを表します。動詞では「(考えや真実が)ようやく見え始める・わかり始める」という意味になり、これは暗闇の中にぼんやりと光が差し込む感覚そのものです。on me(自分に)を伴ってit dawns on meの形でよく使われます。 |
名夜明け、払暁 名始まり、夜明け、幕開け 名兆し、きざし 動(考え・真実などが)わかり始める、ようやく気づく 動夜が明ける、明けてくる 動(新しい時代・出来事などが)始まる、現れ始める 例文 We shall begin our journey at dawn. 夜明けに旅を始めよう。 The dawn of the digital age changed how we communicate. デジタル時代の幕開けは、私たちのコミュニケーション方法を変えた。 It suddenly dawned on me that I had left my passport at home. パスポートを家に忘れてきたとふと気づいた。 |
| 0697■■■ | 14/23 | defect [díːfekt] |
あるべきものが欠けている状態 defectはラテン語の「de-(離れて)+ facere(作る・する)」に由来し、「完全な状態から何かが離れ落ちてしまっている」というイメージが根底にある。製品の欠陥、人間の欠点、身体的な障害など、「本来あるべき完全な姿から何かが失われている・足りていない状態」を広く指す。名詞として使われるだけでなく、動詞として「(本来属すべき組織・国家から)離れる=脱走・亡命する」という意味にもなるのも、この「あるべき場所から離れる」というコアから自然に導き出せる。 |
名欠陥、欠点、不備 名(身体・精神的な)障害、異常 動(組織・国・党などから)脱走する、亡命する 例文 They examine their products for defects. 彼らは製品に欠陥がないか調べる。 He was born with a heart defect. 彼は先天性の心臓の欠損(疾患)を持って生まれた。 The spy defected to the West during the Cold War. そのスパイは冷戦中に西側へ亡命した。 |
| 0698■■■ | 14/23 | define [dɪfɑ́ɪn] |
輪郭を引いて際立たせる defineのラテン語源はde-(完全に)+finire(境界を引く)。finisは「終わり・境界」を意味し、finishやfinalと同じ語源です。コアイメージは「はっきりした境界線を引くことで、ものの輪郭・正体を明確にする」こと。言葉に定義を与えるとき、概念の境界を引いてその意味の範囲を確定させます。山の稜線が山の形を際立たせるように、「〜と〜の境目を明確にする」ことで対象の本質が浮かび上がる、というのがこの単語の根底にある一貫したイメージです。だから「定義する」にも「輪郭を浮かび上がらせる」にも「限定する」にも、すべて同じコアが流れています。 |
動(言葉・概念を)定義する 動(特徴・性質を)明確にする、際立たせる 動(範囲・役割などを)限定する、規定する 動(人・物の本質を)決定づける、特徴を形作る 例文 Would you please define the terms before we proceed? 進める前に用語を定義していただけますか? The sharp cliffs define the coastline of the island. 険しい断崖がその島の海岸線の輪郭を際立たせている。 Perseverance defines who she is as an athlete. 粘り強さこそが、アスリートとしての彼女の本質を決定づけている。 |
| 0699■■■ | 14/23 | delicate [délɪkət] |
ほんのわずかな力でも崩れてしまうほど繊細 delicateのコアイメージは「わずかな刺激でも影響を受けてしまうほど繊細な状態」です。ラテン語の「delicatus(贅沢な・快楽の)」が語源で、もともとは「丁寧に扱われることを必要とする」というニュアンスを持っていました。物理的にはガラス細工のように「壊れやすく精巧」、身体的には「か弱く傷つきやすい」、社会的・感情的な文脈では「少しでも扱い方を誤ると問題が起きる」という意味になります。「微妙な問題」と訳されるのも、軽率に踏み込むと関係や状況が壊れてしまう危うさがあるからです。コアにあるのは常に「繊細ゆえに慎重さを要する」という感覚です。 |
形繊細な、優美な 形か弱い、もろい 形精密な、精巧な 形扱いにくい、微妙な(状況・問題について) 形(感覚・味などが)繊細な、淡い 例文 She has a delicate constitution and often gets sick in winter. 彼女は体が弱く、冬によく体調を崩す。 This is a delicate matter. これは微妙な(扱いにくい)問題だ。 The surgeon performed a delicate operation on the patient's brain. 外科医は患者の脳に精密な手術を施した。 |
| 0700■■■ | 14/23 | department [dɪpɑ́ɚtmənt] |
切り分けられた専門区画 departmentの語源はフランス語の「departir(分ける)」。「de-(離れて)+part(部分)+-ment(名詞化)」で、大きな組織や空間を機能・専門ごとに切り分けた「区画・部門」がコアイメージ。大学の「学科」も、企業の「部門」も、政府の「省・局」も、百貨店の「売り場」も、すべて「大きな組織の中で専門的に分けられた一区画」という同じ発想から来ている。日本語では文脈によって「部門・学科・局・省・デパート」などと訳し分けるが、どれも根底には「専門的に切り分けられた領域」というイメージがある。 |
名(会社・組織の)部門、部署 名(大学の)学科、学部 名(政府の)省、局、庁 名(百貨店の)売り場 名(人の)専門領域、得意分野(口語) 例文 The professor works in the department of physics. その教授は物理学科で働いている。 The U.S. Department of Defense announced new security measures. 米国防総省が新たな安全保障措置を発表した。 Cooking is really not my department — ask my wife. 料理は本当に私の専門外なので、妻に聞いてください。 |
| 0701■■■ | 14/23 | deprive [dɪprɑ́ɪv] |
本来あるべきものを引き離す deprive の語源はラテン語の de-(離れて)+ privare(個人のものにする)。つまり「本来その人が持っているはずのもの・持つ権利のあるものを、外から力を加えて引き離す」というイメージが核にある。単なる「奪う」ではなく、権利・自由・機会・必需品など、その人に当然あるべきものが失われる状況を指す。そのため「剥奪する」「取り上げる」「与えない」など文脈によって訳が変わるが、どれも『本来そこにあるはずのものが、意図的・強制的に切り離される』という共通イメージで説明できる。 |
動(権利・自由・必需品などを)奪う、剥奪する 動(機会・可能性などを)与えない、遠ざける 動(睡眠・食事など必需品が)不足している状態にする 例文 He was deprived of his right to remain silent. 彼は黙秘権を剥奪された。 The noise from the construction site deprived her of sleep for weeks. 工事現場の騒音のせいで、彼女は何週間も満足に眠れなかった。 Growing up in poverty deprived him of educational opportunities. 貧困の中で育ったことが、彼から教育を受ける機会を奪った。 |
| 0702■■■ | 14/23 | derive [dɪrɑ́ɪv] |
源から流れてくる deriveのコアイメージは「上流から下流へと流れ出てくる」こと。語源はラテン語のde-(〜から)+rivus(川・流れ)で、文字通り「川の上流から水が流れ出る」イメージです。水が源から自然に流れてくるように、あるものが別のものを起点として生まれてくる・引き出されてくる、というニュアンスが核心にあります。だからこそ「言葉がある言語に由来する」「知識・喜びを経験から引き出す・得る」「化学で物質を原料から抽出する」など、『起源』と『そこからの流れ出し』を伴うあらゆる場面に使われます。 |
自動詞(〜に)由来する、起源を持つ 他動詞(〜から)得る、引き出す 他動詞(化学などで)〜を生成する、抽出する 例文 The word boutique derives from French. ブティックという言葉はフランス語由来だ。 She derives great pleasure from painting. 彼女は絵を描くことから大きな喜びを引き出している(得ている)。 Many medicines are derived from plants. 多くの薬は植物から抽出・生成されている。 |
| 0703■■■ | 14/23 | despise [dɪspɑ́ɪz] |
見下して価値ゼロとみなす despiseのコアイメージは「相手を自分より著しく下のものと見なし、存在そのものを価値のないものとして扱う」こと。単なる嫌悪(dislike)とは異なり、相手を格下に位置づける「上から目線の否定」が本質にある。ラテン語のdespicere(下を見る=de「下に」+specere「見る」)が語源で、文字通り「見下す」という視線の方向がそのままイメージになっている。感情的に憎む(hate)とも違い、冷ややかな軽蔑・侮蔑のニュアンスが強い。人だけでなく、行為・考え方・物事に対しても使え、「そんなものには価値がない」という態度全般を表す。 |
動軽蔑する、さげすむ 動(行為・考え方などを)唾棄する、潔しとしない 例文 She despises people who lie to get ahead. 彼女は出世のために嘘をつく人間を心から軽蔑している。 He despises any form of dishonesty. 彼はいかなる不誠実さも唾棄する。 I never imagined you'd do such a thing. I despise you. あなたがこんなことをするとは思わなかった。最低ね。 |
| 0704■■■ | 14/23 | destination [dèstənéɪʃən] |
あらかじめ定められた到達点 destinationの語根はラテン語のdestinare(しっかり固定する・定める)。de-(完全に)+stinare(立てる・固定する)が組み合わさり、「あらかじめ決められた、定められた場所や目標」というイメージが根底にある。旅の目的地はもちろん、物の発送先や人生・物語の「行き着く先」まで広くカバーする。重要なのは「偶然たどり着いた場所」ではなく、「最初から意図・計画されていた到達点」というニュアンスがある点。だからこそ、物流で「宛先・仕向地」、比喩的に「運命の目的地」という意味にも自然に拡張できる。 |
名(旅行・移動の)目的地、行先、到着地 名(荷物・郵便の)配達先、宛先、仕向地 名(人生・物語などの)行き着く先、最終的な目標 例文 After 6 hours of driving, we finally arrived at our destination. 6時間のドライブのあと、私たちはやっと目的地に到着した。 The package was damaged before it reached its destination. その荷物は宛先に届く前に破損していた。 For many young people, becoming independent is not a destination but a journey. 多くの若者にとって、自立することはゴールではなく旅の過程そのものだ。 |
| 0705■■■ | 14/23 | develop [dɪvéləp] |
潜在するものを外へ引き出す developの語源はフランス語の「envelop(包む)」に打消しの接頭辞de-がついたもので、「包みを解く」「覆いを取り除く」が原義です。中に隠れていたもの・可能性・形がだんだんと外へ現れてくるイメージがコアです。種が芽吹いて育つように、内在するポテンシャルが時間をかけて形になっていくプロセスを指します。そのため「発達する」「発展する」だけでなく、フィルム写真を「現像する」(光に当たって潜像が浮かび上がる)、土地を「開発する」(眠っていた価値を引き出す)、病気・問題が「生じる・悪化する」(潜在していた状態が表面化する)といった、一見バラバラに見える意味がすべてこのコアイメージでつながっています。 |
動(他動詞)(能力・技術などを)発達させる、伸ばす 動(他動詞)(製品・計画などを)開発する、作り上げる 動(自動詞)(地域・社会などが)発展する、成長する 動(他動詞)(写真フィルムを)現像する 動(自動詞)(病気・問題などが)生じる、現れる 動(他動詞)(土地・資源を)開発する、整備する 例文 You need to further develop your skills. あなたは技術をより一層伸ばす必要があります。 She developed a serious illness after the trip. 彼女は旅行後に深刻な病気を発症した。 The city plans to develop the waterfront area into a tourist hub. 市は水辺エリアを観光拠点として開発する計画だ。 |
| 0706■■■ | 14/23 | dim [dím] |
輪郭がぼやけて不鮮明 dimのコアイメージは「十分な明るさや鮮明さが欠けていて、輪郭がはっきりしない状態」です。光が弱くて暗い場合はもちろん、視力・記憶・知性など「認識する力」が弱まって物事がぼんやりする場合にも使われます。目に見える「光の弱さ」から、頭の中で「物事を明確に把握できない弱さ」まで、共通するのは「クリアでなく、ぼんやり・おぼろげ」というイメージ。take a dim view of〜(〜をよく思わない)のような熟語も、「明るく見ていない=悲観的・否定的に見ている」という発想から来ています。 |
形ほの暗い、薄暗い 形(視界・映像などが)よく見えない、かすんだ 形(記憶・考えなどが)おぼろげな、漠然とした 形(知性・理解力が)鈍い、頭の回転が遅い【口語】 動(光・音・感情などを)薄れさせる、和らげる/薄れる 例文 The light is dim even though I just changed it. 代えたばかりなのに電球が暗い(薄暗い)。 I only have a dim memory of my first day at school. 小学校の入学初日のことはおぼろげにしか覚えていない。 She takes a dim view of people who are always late. 彼女はいつも遅刻する人を快く思っていない。 |
| 0707■■■ | 14/23 | discuss [dɪskˈʌs] |
あるテーマを多角的に掘り下げる discussのコアイメージは「ひとつのテーマをさまざまな角度から検討・考察する」こと。語源はラテン語の「dis-(バラバラに)」+「cutere(打つ・揺さぶる)」で、「何かを打ち砕いて細かく吟味する」イメージがある。だから単に「話す(talk)」ではなく、内容を深く掘り下げて考える動作を指す。一人でじっくり「検討する」場合にも使えるし、複数人で「議論する」場合にも使える。重要なのは「複数の視点から内容を吟味している」という点で、日本語訳は文脈によって「話し合う」「討論する」「検討する」「論じる」など幅広く変わる。 |
動(複数人で)話し合う・議論する・討論する 動(文書・講義などで)論じる・詳述する 動(問題などを)検討する・吟味する 例文 I'd like to broadly discuss political issues. 政治の問題について幅広く討論したいと思っています。 The report discusses the causes of climate change in detail. その報告書は気候変動の原因について詳しく論じている。 We need to discuss whether to proceed with the plan. 計画を進めるかどうか検討する必要があります。 |
| 0708■■■ | 14/23 | disease [dɪzíːz] |
正常な状態が「乱された」状態 diseaseはフランス語由来で、dis-(否定・分離)+ease(安楽・安定した状態)が合わさった語。つまり「ease(正常で安らかな状態)が失われた状態」がコアイメージ。単に「痛い」「具合が悪い」という症状レベルではなく、生体の仕組みや機能そのものが乱れ・壊れている状態を指す。そのため、医学的に名称がつくような疾患・疾病を指すことが多く、風邪のような一時的な体調不良よりも、アルツハイマー病・糖尿病・ガンのような系統だった病態に使われやすい。また比喩的に、社会・組織・精神に「機能不全」が生じている状態にも用いられる。 |
名(医学的に認定された)病気・疾患・疾病 名詞(比喩)(社会・組織・精神などの)病弊・弊害・機能不全 例文 Alzheimer's disease is a brain disease that causes dementia. アルツハイマー病は認知症を引き起こす脳疾患である。 Infectious diseases spread rapidly in crowded areas. 感染症は人が密集した場所では急速に広まる。 Corruption is a disease that weakens the foundations of society. 汚職は社会の基盤を蝕む病弊だ。 |
| 0709■■■ | 14/23 | dominate [dɑ́mənèɪt] |
高みから圧倒的に覆いつくす dominateのラテン語源は「dominus(主人・支配者)」。コアイメージは「高い位置から周囲を完全に覆い、他を圧倒的に上回る存在感を持つ」こと。人・組織が他者を従えるという「権力的支配」だけでなく、建物が地平線を「圧倒的にそびえ立つ」、選手が試合を「完全掌握する」、色や要素が全体を「大きく占める」など、あらゆる文脈で「他のものを圧倒して際立つ」というイメージが一貫している。「ただ勝つ」より「圧倒的・絶対的に上に立つ」というニュアンスが強いのが特徴。 |
動(人・国などを)支配する、制圧する 動(競争・分野などで)優位に立つ、圧倒する 動(景色・空間などに)そびえ立つ、圧倒的な存在感を示す 動(話題・感情などを)占める、牛耳る 例文 The U.S. used to occupy and dominate Japan. アメリカはかつて日本を占領・支配していた。 A single tech company now dominates the global smartphone market. 今やある一つのテクノロジー企業が世界のスマートフォン市場を牛耳っている。 The cathedral dominates the skyline of the old city. その大聖堂は旧市街のスカイラインに圧倒的な存在感でそびえ立っている。 |
| 0710■■■ | 14/23 | drought [drɑ́ʊt] |
長期間にわたる水分の欠乏 droughtのコアイメージは「長期間にわたって雨や水分が得られない状態」。単なる「雨が降らない」という一時的な状況ではなく、農業・生活・生態系に深刻な影響を与えるほど持続的に水分が失われていく状態を指す。語源はドイツ語・古英語の「乾燥した」を意味する語に由来。転じて比喩的に「(物・情報・才能などが)長期間にわたって著しく不足している状態」を表すこともある。たとえばスポーツの世界でa drought of wins(長い連敗・勝利のない期間)のように使われる。重要なのは「深刻さと持続性」の2点がセットになっていること。 |
名干ばつ・旱魃 名(物・成果・情報などの)長期的な不足・欠乏期間 例文 The long drought was followed by a famine. 長い干ばつに続いて飢饉が起こった。 Farmers are struggling as the region faces its worst drought in decades. その地域が数十年で最悪の干ばつに見舞われ、農家は苦境に立たされている。 The team finally ended their two-month scoring drought with a victory. チームはついに2ヶ月に及ぶ得点の取れない時期を勝利で終わらせた。 |
| 0711■■■ | 14/23 | economy [ɪkɑ́nəmi] |
無駄なく管理・運営する仕組み economyのコアイメージは「限られた資源を無駄なく管理・運営すること」。ギリシャ語のoikonomia(家(oikos)+管理(nomos))が語源で、もともとは「家計の管理」を意味した。この「やりくり・節約・管理」という根本のイメージが、国家規模に広がると「経済(国家の資源管理の仕組み)」になり、日常スケールに戻すと「節約・倹約」になる。形容詞用法の「エコノミークラス」や「徳用サイズ」も、「コストを無駄なく使えるお得な選択」という同じ発想から来ている。 |
名経済(国・地域の資源管理の仕組み)、景気 名節約、倹約、効率的な使用 形経済的な、徳用サイズの、エコノミークラスの 例文 We want a stronger economy. 私たちはより強い経済を望んでいる。 He spoke with great economy of words. 彼は非常に言葉を節約して(簡潔に)話した。 We flew economy class to save money. 節約のためエコノミークラスで飛んだ。 |
| 0712■■■ | 14/23 | elaborate 動 /ɪlˈæb(ə)reɪt/ ・ 形 /ɪlˈæb(ə)rət/ |
手間をかけて細部まで作り込む elaborateの語源はラテン語のelaborare(e-「外へ」+ laborare「労働する」)。つまり「労力をかけて外に引き出す」というイメージが根底にある。動詞では「まだ語られていない詳細を手間ひまかけて引き出し、言葉で展開する」こと。形容詞では「多大な労力と時間をかけて細部まで丁寧に作り込まれた状態」を表す。どちらの用法も「単純・粗雑な状態から、手間をかけて精密・詳細な状態へと発展させる」という共通のイメージで貫かれている。「精巧な」「詳しく述べる」という2つの意味が、実はひとつの核から生まれているのだ。 |
動(さらに)詳しく述べる・展開する 動精巧に作り上げる・念入りに仕上げる 形精巧な・手の込んだ・複雑な 形(計画・準備などが)入念な・綿密な 例文 Teachers often ask students to elaborate on their answers to ensure that they understand the content. 教師はしばしば、生徒が内容を理解していることを確かめるために、彼らに答えをさらに詳しく説明させる。 The palace was decorated with elaborate carvings and gold leaf. その宮殿は、手の込んだ彫刻と金箔で飾られていた。 The team came up with an elaborate plan to solve the crisis. チームは危機を解決するための入念な計画を立案した。 |
| 0713■■■ | 14/23 | element [éləmənt] |
それ以上分けられない構成単位 elementのコアイメージは「ある全体を成り立たせている、それ以上分解できない基本的な構成単位」です。化学の「元素」は物質を構成する最小単位であり、文の「構成要素」は文を成立させるパーツ、「成分」は混合物を構成する個々の物質です。また「入門」という意味は、学問や技術の「最も基本的な単位=初歩」というイメージから来ています。さらにin one's element(得意な分野に)という表現も、「自分が本来属している場所・基盤」というニュアンスで、このコアイメージと繋がっています。「全体の中に組み込まれた不可欠な基本単位」という感覚を持つと、どの文脈にも対応できます。 |
名要素・構成要素 名成分・元素 名入門・基礎(複数形で) 名(ある集団の中の)一部・一派 名自然の力・天候(複数形 the elements で) 例文 Could you tell me the elements in this sentence? この文の構成要素を教えてもらえますか? Gold is one of the heaviest chemical elements. 金は最も重い化学元素の一つだ。 She is in her element when she is on stage. 彼女はステージに立つと生き生きとしている。 |
| 0714■■■ | 14/23 | emergency [ɪmˈɚdʒənsi] |
突然の浮上:今すぐ対処すべき事態 emergencyの語根はラテン語のemergere(浮かび上がる)。通常の日常の「水面下」に潜んでいた危険や問題が、突然「浮上」して表面に現れた状態を指す。つまり単なる「危険」ではなく、「今この瞬間に対処しなければならない事態が突然現れた」というコアイメージがある。だからこそ、予測できなかった突発性・即応性の高い局面で使われ、緊急の対処や特別な備えを必要とするニュアンスが生まれる。形容詞用法「非常用の・緊急の」も、そのような浮上した事態に備えるものや行為として一貫して理解できる。 |
名緊急事態、非常事態、有事 形容詞(限定用法)緊急の、非常用の 名詞(医療文脈)救急(患者・処置) 例文 Please check the location of the emergency exit. 非常口の場所をお確かめください。 The doctor rushed to the emergency room when the patient arrived. 患者が到着すると、医師は救急救命室へ急いだ。 The government declared a state of emergency due to the earthquake. 政府は地震を受けて緊急事態宣言を発した。 |
| 0715■■■ | 14/23 | employ [ɪmˈplɔɪ] |
目的のために活用する employのコアイメージは「何らかの目的のために〈人・物・時間・手段〉を意図的に使う」こと。「雇用する」とは、会社が目的達成のために人を使う状態。「用いる(手段・方法)」とは、目的に向けて道具や技術を使うこと。「費やす(時間・労力)」とは、目的のために時間というリソースを使い切ること。共通するのは「意図的・目的的に何かを活用する」という能動的なニュアンスで、偶然や惰性ではなく計画や意図のもとで使うイメージが根底にある。 |
動雇用する・雇う 動(手段・方法・技術を)用いる・使う 動(時間・労力を)費やす・使う 動(人を)従事させる・携わらせる 例文 They will only employ you if you meet their criteria. あなたが評価基準を満たす場合にのみ、彼らはあなたを雇うでしょう。 The scientist employed a new method to analyze the data. その科学者はデータを分析するために新しい手法を用いた。 She employed her free time in learning a new language. 彼女は空き時間を新しい言語の習得に費やした。 |
| 0716■■■ | 14/23 | empty [ém(p)ti] |
満たされるべきものが何もない emptyのコアイメージは「本来そこにあるべきもの・入るべきものが何も存在しない状態」です。物理的な空間に何も入っていない(空の箱)だけでなく、精神的・抽象的な領域にも広がります。意味や目的があるべきなのに何もない(空虚な言葉)、感情があるべきなのに何も感じない(心の空洞)、内容があるべきなのにない(くだらない約束)。すべて「満たされるべき何かが欠如している」という共通イメージから派生しています。日本語の「空」「虚」「無」に近いですが、emptyには「本来あるべきものが失われている・欠けている」というニュアンスが強く、単なる「ゼロ」ではなく「欠如」の感覚を伴います。 |
形空の、からの(物理的な空間に何も入っていない) 形空虚な、心にぽっかり穴が開いたような 形中身のない、くだらない、空疎な(言葉・約束・脅しなどが) 形(場所・建物などが)人のいない、がらんとした 動〜を空にする、(中身を)あける;(川などが)〜に注ぎ込む(into〜) 例文 He opened the box, but it was empty. 彼は箱を開けたが、中は空だった。 After her children left home, she felt a deep, empty feeling inside. 子供たちが家を出た後、彼女は心の中に深い空虚感を覚えた。 His promise turned out to be nothing but empty words. 彼の約束は結局、何の中身もない言葉に過ぎなかった。 |
| 0717■■■ | 14/23 | enemy [énəmi] |
敵対する存在・害をなすもの enemyのコアイメージは「自分に対して敵対的に向かってくる存在」です。語源はラテン語の'inimicus'(友ではない者)で、「友人・仲間の反対側にいる者」という発想が根本にあります。これは人間同士の敵(個人・国家・軍隊)にとどまらず、「自分の目標や健康・幸福を妨げる障害となるもの」にも広く使われます。たとえば「Complacency is the enemy of progress(慢心は進歩の敵だ)」のように、抽象的な概念にも使える点が特徴的です。「害をなす・対立する存在」という感覚を軸に捉えると、あらゆる文脈で自然に意味を導き出せます。 |
名(個人の)敵、仇 名敵軍、敵国 名(進歩・健康・幸福などを)妨げるもの、害となるもの 例文 Love your enemy. あなたの敵を愛しなさい。 The enemy troops advanced at dawn. 敵軍は夜明けに進軍した。 Procrastination is the enemy of success. 先延ばしは成功の敵だ。 |
| 0718■■■ | 14/23 | enhance [ɪnhˈæns] |
もとの良さをさらに引き上げる enhanceのコアイメージは「すでに存在する良い状態・価値を、外側から手を加えることでさらに高めること」です。語源はラテン語のin-(中へ)+altus(高い)に由来し、「より高い水準へ押し上げる」という方向性を持ちます。重要なのは、ゼロから作り出すのではなく、「もともとある何かをより際立たせる・引き上げる」という点です。品質・価値・外見・能力など、あらゆる「良さ」に対して使える広いコアイメージをもちます。そのため文脈に応じて「高める・増す・強調する・鮮明にする・引き立てる」など様々な日本語に訳すことができますが、根底には常に「プラスαを加えて上質にする」というイメージがあります。 |
動(質・価値・能力などを)高める、増す 動(見た目・色・映像などを)際立たせる、鮮明にする 動(評判・地位などを)高める、向上させる 例文 Regular exercise can enhance your overall health. 定期的な運動は、あなたの全体的な健康を向上させることができる。 I want to enhance the colors a little more. もう少し色を鮮明にしたい。 Winning the award greatly enhanced her reputation. その賞を受賞したことで、彼女の評判は大いに高まった。 |
| 0719■■■ | 14/23 | entertain [ènṭɚtéɪn] |
心の中に迎え入れる enterは「中に入る」、tainはラテン語のtenere(保つ・保持する)に由来し、entertainの語源的なコアイメージは「内側に引き入れて保持し続ける」こと。これが人に対して使われると「ゲストを自分の空間に迎え入れてもてなす」、感情・思考に対して使われると「考えや感情を心の中に受け入れて保持する=抱く」、そして広く「人の意識や注意を自分の世界に引き込んで離さない=楽しませる」という意味につながる。つまり、物理的・精神的に「何かを内側に招き入れ、その状態を保ち続ける」というのが根底のイメージだ。 |
動楽しませる、気を引きつける 動(客を)もてなす、歓待する 動(考え・提案などを)心に抱く、検討する 動(望み・疑いなどを)持ち続ける 例文 Emma, please entertain the guests while I'm out. エマ、私が席を外す間、お客様をもてなしておくれ。 The comedian entertained the audience for over an hour. そのコメディアンは1時間以上観客を楽しませた。 I would never entertain the idea of cheating on the exam. 試験でカンニングするなんて考えを心に持つつもりは全くない。 |
| 0720■■■ | 14/23 | epidemic [èpɪdémɪk] |
集団に広がる爆発的拡散 epidemicは古代ギリシャ語の「epi-(上に・広く)+demos(民衆)」に由来し、文字通り「民衆の上に広がるもの」を意味する。コアイメージは「ある集団の中で、短期間に急速かつ広範囲に広がる現象」。もともと感染症の流行を指す医学用語だったが、現代では「epidemic of violence(暴力の蔓延)」「epidemic of obesity(肥満の急増)」のように、社会問題・現象が制御できない勢いで広がる様子にも使われる。pandemicが国境を超えた世界規模の拡散なのに対し、epidemicは特定の地域・集団内での爆発的な広がりに焦点を当てている。 |
名(感染症などの)流行、蔓延;(社会現象の)急速な広がり 形流行性の、伝染性の;(問題・現象が)急速に広まっている 名詞(比喩的用法)(社会問題・悪習などの)蔓延、急増 例文 Last year, the school had to be closed due to a flu epidemic. 去年はインフルエンザの流行によって学校が閉鎖された。 Experts are warning of an epidemic of loneliness among young people in modern society. 専門家たちは、現代社会における若者の孤独の蔓延について警告している。 Obesity has reached epidemic proportions in many developed countries. 多くの先進国で肥満は手がつけられないほどの規模に達している。 |
| 0721■■■ | 14/23 | equivalent [ɪkwív(ə)lənt] |
まったく同じ価値・量・意味を持つ equivalentの語源はラテン語の「aequus(等しい)」+「valere(価値がある)」。つまり「価値(value)が等しい(equal)」というのがコアイメージ。単に数量が同じという話だけでなく、「別のものだが置き換えても差し支えない同等さ」を指す点が重要。異なる通貨間の「等価換算」、異なる言語間の「対応する表現」、異なる職位間の「同等の役職」など、形は違えど価値・機能・意味が釣り合っているというニュアンスがある。equalが「完全に同一・一致」に近いのに対し、equivalentは「別物だが置き換え可能なほど等しい」という微妙な距離感を含む。 |
形同等の、同価値の、相当する 形(意味・役割が)対応する、相当する 名同等のもの・人、相当するもの 例文 A meter and a yard are not quite equivalent. 1メートルと1ヤードは同等ではない。 The Japanese word 'ikigai' has no direct equivalent in English. 日本語の「生きがい」に直接対応する英語表現は存在しない。 She holds a position equivalent to that of a director. 彼女は部長に相当するポジションに就いている。 |
| 0722■■■ | 14/23 | escape [eskéɪp] |
拘束・脅威の外へ抜け出す escapeのコアイメージは「何らかの拘束・危険・不快な状況の外側へと抜け出ること」です。物理的な脱出(牢獄から逃げる)だけでなく、精神的・抽象的な文脈でも広く使われます。「免れる」というニュアンスは、危険や責任が自分に向かってくるのに、それが自分に届く前に外へ出てしまうイメージ。また「(名前・詳細が)思い出せない」という意味にも使われますが、これも「情報が記憶の外へ逃げ去った」というコアから自然に導けます。逃げることが主体的か受動的かを問わず、「境界線の外に出る」という根本イメージが共通しています。 |
動脱出する・逃げる 動(危険・罰などを)免れる・逃れる 動(気体・液体などが)漏れ出る 動(名前・事実などが)思い出せない・(記憶から)抜け落ちる 名脱出・逃避・逃げ場 例文 We must escape this tunnel before it crushes us. 押しつぶされる前に、このトンネルから脱出しなければならない。 Gas is escaping from the broken pipe. 壊れたパイプからガスが漏れ出ている。 Her name escapes me right now. 今、彼女の名前がどうしても思い出せない。 |
| 0723■■■ | 14/23 | eternal [ɪtˈɚːnl] |
始まりも終わりもない存在 eternalのコアイメージは「時間の外側にある」こと。つまり、始まりもなく終わりもなく、時間軸そのものに縛られていない状態を指す。単に「長続きする」というpermanentとは異なり、時間という概念を超越したところに存在するニュアンスがある。そのため宗教・哲学的な文脈で「永遠の命」「永遠の真理」のように使われることが多い。また口語では「いつまでも続くように感じられる」という誇張表現として、「この会議、永遠に終わらないな」のような主観的・感情的な用法にも広がる。コアは「時間を超えた・時間に縛られない」という感覚だ。 |
形永遠の、永久の 形不変の、普遍の(真理・価値などが) 形果てしなく続く、いつまでも終わらない(口語・誇張) 例文 My patience is not eternal, you know. 私の忍耐も永遠には続かないよ。 She believed in the eternal truth that love conquers all. 彼女は、愛はすべてに勝るという不変の真理を信じていた。 The construction noise outside seems eternal—it's been going on for months. 外の工事の音は果てしなく続いているみたい。もう何ヶ月も続いているよ。 |
| 0724■■■ | 14/23 | ethnic [éθnɪk] |
文化・言語を共有する民族集団 「ethnic」のコアイメージは「共通の言語・文化・習慣・祖先を持つ人々のまとまり(民族集団)に関わる」というもの。ギリシャ語の「ethnos(民族・国民)」に由来し、国籍や人種(race)とは異なり、文化的・歴史的なアイデンティティのまとまりを指す。そのため「ethnic food(エスニック料理)」は「異民族の文化から来た料理」というニュアンスを帯び、「ethnic minority(少数民族)」は国家の中で文化的に異なる集団を意味する。また、英語圏では「exotic(異国的・外来の)」のニュアンスも含むことがあり、文脈によって「民族固有の」「異文化の」など様々な日本語に訳せる。 |
形民族の、民族に関わる 形エスニックな、(特定)民族固有の(特定の民族の文化に由来する) 形少数民族の 例文 I don't know my family's ethnic origin. 私は自分の家系の民族的な出自を知らない。 The city has a rich variety of ethnic restaurants. その都市には様々なエスニック料理のレストランが豊富にある。 The government must protect the rights of ethnic minorities. 政府は少数民族の権利を守らなければならない。 |
| 0725■■■ | 14/23 | evaluate [ɪˌvæljuˌeɪt] |
価値を数値や判断に変換する evaluateはラテン語の「e-(外に)+ value(価値)」に由来し、「価値・質を外に引き出して明らかにする」というイメージが根底にある。単なる感情的・主観的な好き嫌いとは異なり、一定の基準や尺度に照らし合わせて対象の価値・性能・状態を客観的に見極めるプロセスを指す。人の能力を測ること、政策の効果を分析すること、数式を解いて具体的な値を出すことなど、「基準に基づいて価値を明確な形にする」行為が共通のコアイメージ。だからこそ「評価する」「査定する」「算出する」といった文脈ごとに異なる訳語が生まれる。 |
動評価する・査定する 動値踏みする・見積もる 動(数式などを)計算する・解く 例文 Bob is going to be evaluated based on his skills. ボブは彼のスキルによって評価される予定だ。 The government needs to evaluate the effectiveness of the new policy. 政府は新しい政策の効果を検証する必要がある。 Evaluate the expression 3x + 2 when x = 4. x = 4 のとき、式 3x + 2 の値を求めなさい。 |
| 0726■■■ | 14/23 | examine [ɪgzˈæmɪn] |
細かく丁寧に見極める examineの根底にあるのは「注意深く・体系的に・詳しく調べる」というイメージです。ただ「見る(look)」のではなく、目的を持って対象の隅々まで吟味するニュアンスがあります。医師が患者を「診察する」、研究者がデータを「精査する」、試験官が受験生を「試験する」、弁護士が証人を「尋問する」——これらはすべて「何かを明らかにするために、体系的に・丁寧に調べ上げる」という一つのコアイメージから派生しています。単なる観察ではなく、「真実や状態を突き止めるために深く掘り下げる」行為がexamineの本質です。 |
動(医師が患者を)診察する・検査する 動(物事・問題を)調査する・精査する 動(書類・証拠などを)審査する・検討する 動(試験・尋問で)試験する・質問する 動(法廷で証人を)尋問する 例文 Wow, your eyes look so red. You should have them examined. わあ、目がすごく赤いよ。目を検査してもらうべきだよ。 The committee examined the proposal in detail before making a decision. 委員会は決定を下す前に、その提案を詳細に審査した。 The defense lawyer examined the witness carefully. 弁護士は証人を慎重に尋問した。 |
| 0727■■■ | 14/23 | exchange [ekstʃéɪndʒ] |
双方向の『やり取り』 exchangeの核心は「AとBが互いに渡し合う」という双方向性にある。ex-(外へ)+change(変える)という語源が示す通り、「それぞれが持つものを外に出して入れ替える」イメージだ。物を交換する、お金を両替する、言葉を取り交わす、意見を交わす——すべて「一方通行ではなく、双方がやり取りする」という共通の感覚で説明できる。名詞としても「交換の場(証券取引所・外国為替など)」を指すが、これも「売り手と買い手が互いにやり取りする場所」というコアイメージから自然に生まれる意味だ。 |
動(物・情報などを)交換する、取り交わす 動(お金を)両替する 動(商品を)返品して別のものと取り替える 名交換、やり取り、言葉の応酬 名取引所、交換所(例:stock exchange 証券取引所) 例文 Do you want to exchange numbers? I may need to contact you later. 電話番号を交換しますか?後で連絡する必要が出てくるかもしれません。 I'd like to exchange this shirt for a larger size. このシャツをもっと大きいサイズに取り替えてほしいのですが。 The two leaders had a brief exchange before the summit began. サミット開始前に、両首脳は短い言葉を交わした。 |
| 0728■■■ | 14/23 | exercise [éksɚsɑ̀ɪz] |
能力・権限を意図的に使い動かす exerciseのコアイメージは「持っている能力・権限・機能を意図的に外へ向けて動かし、発揮すること」です。体の筋肉を動かせば「運動・練習」、法的・政治的な権限を動かせば「行使」、頭や想像力を動かせば「働かせる」になります。どの訳語も「受け身ではなく、意図的・積極的に何かを稼働させる」という共通イメージから生まれています。日本語の「運動」と聞くとスポーツのイメージが強いですが、exerciseは能力・機能を意図的に活性化させるという感覚がすべての意味の根底にあります。 |
名運動・体操 名練習・演習・課題 名(権利・権限の)行使 動運動する・運動させる 動(権利・能力を)行使する・発揮する 動(心・頭を)悩ませる・気にかける(フォーマル) 例文 I exercise my right to hire an attorney. 私は弁護士を雇う権利を行使します。 She exercises every morning to stay healthy. 彼女は健康を維持するために毎朝運動をしている。 You need to exercise caution when driving in fog. 霧の中で運転するときは注意を働かせる必要がある。 |
| 0729■■■ | 14/23 | exhaust [ɪgzˈɔːst] |
完全に外へ出し尽くす exhaustの核心は「ex(外へ)+haurire(汲み出す)」というラテン語の成り立ちにある。容器の中身を一滴残らず外へ汲み出してしまうイメージだ。エネルギーを使い尽くせば「疲弊」、資源を汲み出し尽くせば「枯渇」、話題や可能性をすべて出し切れば「出尽くした(網羅した)」になる。また、エンジンが燃焼ガスを外に吐き出す「排気・排気ガス」という名詞用法もここから来ている。どの意味も「中にあったものを残らず外に放出してしまった状態」という一つのイメージで捉えられる。 |
動疲弊させる・疲れ果てさせる 動(資源・供給などを)使い尽くす・枯渇させる 動(話題・可能性などを)出し尽くす・網羅する 名排気ガス・排気(装置) 例文 The oil in the country is about to be exhausted. その国の石油は枯渇しそうだ。 She was completely exhausted after the marathon. 彼女はマラソンの後、完全に疲れ果てていた。 We exhausted all possible options before making the decision. 決断を下す前に、あらゆる可能性を検討し尽くした。 |
| 0730■■■ | 14/23 | explain [ekspléɪn] |
隠れた意味を外に引き出す explainは、ラテン語の「ex-(外へ)+ planare(平らにする)」を語源とする。つまり「複雑に折り重なったものを広げて平らにし、外に見せる」というのがコアイメージだ。難しい概念・出来事・事情などを、相手が理解できるように「見える形」にして差し出すニュアンスがある。単に「言葉を発する」のではなく、「相手の理解を助けるための働きかけ」が核心にある。だから「説明する」だけでなく、自分の行動の背景を「釈明する・弁明する」という文脈でも自然に使われる。どちらも「見えていないもの(意図・理由・内容)を、相手が見えるように展開する」という同じイメージから生まれている。 |
動(内容・仕組みなどを)説明する・解説する 動(自分の行動・発言などを)釈明する・弁明する 動(原因・理由を)明らかにする・説明がつく 例文 Can you explain how this machine works? この機械がどのように動くか説明してもらえますか? She had to explain her absence to the teacher. 彼女は先生に欠席の理由を釈明しなければならなかった。 That explains why he was so nervous. それで彼があんなに緊張していた理由がわかった。 |
| 0731■■■ | 14/23 | export [ekspˈɔɚt] |
外へ運び出す exportは「ex-(外へ)+port(運ぶ、港)」という語源を持つ。「港から外の国へ物を運び出す」というイメージが根底にある。物理的な商品を海外へ送り出すだけでなく、文化・技術・制度・データなど目に見えないものを「外部へ送り出す・広める」場面でも使われる。日本語の「輸出」は主に貿易の文脈に限定されるが、英語のexportはより広く「内から外へ持ち出す」行為全般を指せる点が重要。ITの文脈では「データを外部に書き出す(エクスポートする)」という意味でも頻出で、日常語として定着している。 |
動(商品・文化・技術などを)輸出する、外部へ送り出す 名輸出、輸出品、輸出額 動(データ・ファイルを)エクスポートする、外部に書き出す 例文 Hollywood tries its best to export its films to big markets such as China. ハリウッドは中国のような大きな市場に映画を輸出しようと尽力している。 Some argue that developed countries have been exporting their political ideologies to developing nations. 先進国が発展途上国に自国の政治イデオロギーを広めてきたと主張する人もいる。 You can export the data as a CSV file from the settings menu. 設定メニューからデータをCSVファイルとして書き出すことができます。 |
| 0732■■■ | 14/23 | extend [eksténd] |
外へ向かって伸ばす extendの語源はラテン語の「ex-(外へ)+tendere(伸ばす)」。コアイメージは「何かを外側に向かって引き伸ばす・広げる」こと。時間的に伸ばせば「延長する」、空間的に広げれば「拡張する」、腕や手を外に向けて伸ばせば「差し出す」になる。さらに「歓迎や招待を差し伸べる」という比喩的用法もある(extend a welcome / an invitation)。どの意味も「境界線・限界を外へ押し広げる」という1つのイメージから派生しており、これを掴むことで多様な文脈での意味を自然に導き出せる。 |
動(時間・期限を)延長する 動(範囲・領域を)拡張する・広げる 動(手・腕などを)差し出す・伸ばす 動(好意・招待などを)提供する・申し出る 動(ある地点・期間まで)及ぶ・続く 例文 Is it okay if we extend the deadline? We will be attending business meetings outside of the country. 期限を延長してもよろしいでしょうか。私たちは外国で会議に出席する予定があるのです。 The company plans to extend its services to Southeast Asian markets. その会社は東南アジア市場へサービスを拡大する計画を立てている。 The manager extended a warm welcome to all new employees. マネージャーは全ての新入社員に温かい歓迎の言葉を述べた。 |
| 0733■■■ | 14/23 | extract [ɪkstrˈækt] |
外から力を加えて内側を取り出す extractの語源はラテン語の「ex-(外へ)+trahere(引っ張る)」。つまり「外へ向かって力で引き抜く」というのがコアイメージ。歯を抜く・鉱石から金属を精製する・植物からエキスを搾り出す・人から情報を引き出すなど、すべて「内部に埋め込まれているものに力を加えて外に取り出す」という動きを持っている。重要なのは、対象が自然に出てくるのではなく、ある程度の努力・力・プロセスが必要であるというニュアンスで、名詞形では「エキス・抜粋」の意味も持つ。 |
動(情報・自白などを)引き出す、聞き出す 動(物質・成分を)抽出する、抜き取る 動(歯・とげなどを)抜く 動(本・文書から)抜粋する、引用する 名抽出物、エキス;抜粋 例文 The officer wanted to extract information from the criminal. 警官はその犯罪者から情報を引き出したかった。 The dentist had to extract two of her molars. 歯科医は彼女の奥歯を2本抜かなければならなかった。 Scientists extract vanilla flavoring from vanilla beans. 科学者たちはバニラ豆からバニラの香料を抽出する。 |
| 0734■■■ | 14/23 | fail [féɪl] |
期待された機能が果たせない failのコアイメージは「あるべき機能・役割・期待が果たされない状態」。人が試験に落ちるのも、機械が動かなくなるのも、体力が衰えるのも、義務を果たせないのも、すべて「本来発揮されるべき何かが発揮されない」という共通の感覚から来ている。日本語の「失敗する」はネガティブな行動をイメージさせるが、failはもっと広く「機能しなくなる・届かなくなる」という状態を指す。だからこそ、ブレーキが「きかなくなる」こともfailであり、視力が「落ちる」こともfailなのだ。never fail to doという構文も「~することに失敗しない=必ずする」と理解するとすっきりする。 |
動失敗する・うまくいかない 動(試験・科目に)落第する・不合格になる 動(機械・体の部位などが)故障する・きかなくなる・停止する 動(体力・視力・記憶などが)衰える・弱まる 動(人・義務・期待に)応えられない・裏切る 動〔否定語なしで〕欠けている・不足している 名(without fail で)必ず・確実に 例文 You never fail to surprise me. あなたはいつも私を驚かせますね。 The brakes failed and the car crashed into the barrier. ブレーキがきかなくなり、車はバリアに衝突した。 His eyesight began to fail as he got older. 年を取るにつれて、彼の視力は衰え始めた。 |
| 0735■■■ | 14/23 | fake [féɪk] |
本物に見せかけた偽り fakeのコアイメージは「本物のように見せかけて人を欺く」こと。単に「存在しない」のではなく、「本物らしく作られた・演じられた偽り」というのがポイント。形容詞では本物そっくりの偽造品・偽者を指し、動詞では「本物らしく見せる行為」つまり偽造したり演技したりすることを表す。名詞では「偽物そのもの」にも使える。ポイントは「人を騙そうとする意図」が含まれていること。単なる誤りや間違いではなく、意図的に「本物に見せかけている」という欺瞞性がこの単語の核心にある。 |
形偽の、偽造の、本物でない 動偽造する、〜のふりをする、(感情・反応などを)演じる 名偽物、にせもの、詐欺師(本物のふりをする人) 例文 The Rembrandt painting that was discovered last year turned out to be a fake. 去年発見されたレンブラントの絵画は偽物であることがわかった。 She faked a smile even though she was devastated inside. 彼女は内心ひどく傷ついていたが、笑顔を作った。 He was carrying a fake ID to get into the club. 彼はクラブに入るために偽造身分証明書を持っていた。 |
| 0736■■■ | 14/23 | fancy [fˈænsi] |
現実を超えた『心の飾り』 fancyの根底にあるのは「想像・空想によって生まれた、通常を超えた何か」というイメージです。語源はfantasyと同じラテン語phantasiaで、「心が描き出したもの」を指します。形容詞では「普通を超えた装飾・豪華さ」、名詞では「空想・気まぐれな好み」、動詞では「心の中で好んで思い描く」という意味につながります。「地に足がついた現実」ではなく「心が上乗せした彩り」がfancyの本質。だから「派手な服」も「〜が好きだ」も「想像する」も、すべて「現実をちょっと超えた、心の演出」として一本につながるのです。 |
形装飾的な、豪華な、派手な 形(値段が)高級な、上等な 形想像上の、架空の 名空想、気まぐれな好み、思いつき 動〜が好きだ、〜を望む(主に英国英語) 動〜だと思う、〜を想像する 例文 That's a fancy shirt you have on! すごく豪華なシャツを着てるね! Do you fancy going out for dinner tonight? 今夜、夕食に出かけたい気分? She had a fancy that she was being watched. 彼女は誰かに見られているような気がした。 |
| 0737■■■ | 14/23 | fate [féɪt] |
避けられない力による結末 fateのコアイメージは「人間の意志や努力を超えた、外側の力によってあらかじめ決められた結末・行く末」です。古代語源はラテン語 fatum(神に「語られた」こと=神託・定め)で、ギリシャ神話の「運命の三女神(Moirai)」が人の生死を糸で司るイメージも重なります。重要なのは、fateには「逃げようとしても逃げられない」という不可避性と、良くも悪くも「どこかに連れて行かれる感覚」が含まれる点です。そのため「運命」という訳だけでなく、文脈によっては「最期・末路・死」というネガティブな意味にもなります。「運命が決まる」ではなく「運命に落ちる・引き寄せられる」というイメージで捉えると自在に使えます。 |
名運命、宿命 名末路、最期(特に悲惨な結末) 名(国・組織などの)行方、将来 動詞(受動態で)〜する運命にある(be fated to do) 例文 Fate brought us together. 運命が私たちを引き合わせた。 The soldiers met their fate on the battlefield. 兵士たちは戦場で最期を迎えた。 The fate of the entire project depends on today's meeting. プロジェクト全体の行方が今日の会議にかかっている。 |
| 0738■■■ | 14/23 | favor [féɪvɚ] |
誰かに向けた特別な好意の傾き favorのコアイメージは「特定の誰かに向けて気持ちや行動が傾く」こと。天秤の皿が一方に傾くように、中立ではなく特定の人や物事に対して肯定的な重みが生じているイメージだ。だから「好意・親切(相手に向けて気持ちが傾いた行為)」「支持(その方向に傾く)」「えこひいき(不公平に傾く)」「贈り物(好意の物的な表れ)」まで、すべて「ある方向への特別な傾き」という共通の根っこから生まれている。動詞では「〜を好む・優遇する」の意味でも使われ、この傾きの方向を明確に示す。 |
名好意・親切(な行為) 名支持・賛成 名えこひいき・特別扱い 名贈り物・記念品(パーティーなどでの) 動〜を好む・支持する・優遇する 例文 Will you please do me a favor? お願いがあるのですが。 The majority of voters are in favor of the new policy. 有権者の大多数が新しい政策を支持している。 The teacher was accused of showing favor to certain students. その教師は特定の生徒をえこひいきしていると非難された。 |
| 0739■■■ | 14/23 | female [fíːmeɪl] |
生物学的な『雌の性質』 femaleのコアイメージは「生物学的・解剖学的に雌である」こと。ラテン語のfemella(若い女性・雌)が語源で、性別を科学的・客観的に表す言葉です。人間だけでなく動植物すべてに使え、「卵を産む側」「子を宿す側」という生物学的な役割が根底にあります。日常会話では単に「女性・メス」と訳しますが、womanやgirlと違い、感情的・社会的なニュアンスをほぼ含みません。また、プラグとソケットのように「受ける側の部品」を指す工学用語としても使われます(female connector など)。この「受ける・内包する側」という物理的イメージもコアと一致しています。 |
名女性、雌(人間・動物問わず) 形女の、雌の、雌性の 形容詞(工学・技術)(部品が)内側に差し込まれる側の、メス型の 例文 Is this dog female? この犬はメスですか。 The percentage of female students in the science department has risen steadily. 理学部における女子学生の割合は着実に上昇している。 Use a female connector to attach the cable to the device. ケーブルをデバイスに接続するにはメスコネクタを使用してください。 |
| 0740■■■ | 14/23 | fierce [fíɚs] |
制御できないほどの強烈な力 fierceのコアイメージは「内側から溢れ出るような、抑えきれない強烈な力・エネルギー」です。猛獣が牙をむく場面を想像してください。それは単に「強い」だけでなく、コントロールを失うほどの激しさです。自然現象(嵐・競争)にも、生き物の感情や性質にも使われます。物理的な暴力性だけでなく、競技での「容赦ない激しさ」や表情・目つきの「凶暴さ」にも使えるのは、すべてこの「押さえ込めない強烈さ」というイメージから来ています。日本語の「猛烈・激しい・凶暴」はどれも同じコアの一面を切り取った訳語に過ぎません。 |
形猛烈な、激しい(自然現象・状況) 形凶暴な、獰猛な(生き物・人) 形熾烈な、容赦ない(競争・議論) 形強烈な、ものすごい(感情・意志) 例文 The storm came through with fierce winds. 嵐は猛烈な風をともなってやってきた。 The two companies are engaged in fierce competition for market share. その2社は市場シェアをめぐって熾烈な競争を繰り広げている。 She gave him a fierce look that silenced the room. 彼女は部屋を静まり返らせるほどの鋭い眼差しを向けた。 |
| 0741■■■ | 14/23 | fold [fòʊld] |
重なるように曲げて閉じる foldのコアイメージは「何かを曲げて、ひとつのものが別のものの上に重なるように閉じる」こと。紙を折るとき、両端が重なり合うように曲がる。この「重なりながら内側に収まる」感覚が根底にある。腕を組む・足を組むのも、手足が互いに「折り重なる」状態。誰かを「抱きしめる」のも腕を折り曲げて相手を包み込む動作。ビジネスが「つぶれる(fold)」のも、テントがたたまれるように活動が「内側に折りたたまれて消える」イメージ。料理で材料を「優しく混ぜる(fold in)」のも、上から下へとたたみ込む動作から来ている。 |
動折りたたむ、折る 動(腕・手・足を)組む、交差させる 動(腕で)抱く、包み込む 動(事業・劇などが)つぶれる、閉鎖する 動(料理で)さっくりと混ぜ込む(fold in) 名折り目、ひだ、しわ 例文 She sat there with her legs folded. 彼女は足を組んでそこに座った。 He folded her in his arms and whispered her name. 彼は彼女を腕に抱きしめ、彼女の名前をささやいた。 The company folded after just six months of operation. その会社は操業開始わずか6か月でつぶれた。 |
| 0742■■■ | 14/23 | follow [fɑ́loʊ] |
あとを追って進む followの根底にあるイメージは「何か・誰かのあとをたどって進む」こと。物理的に人の後ろをついていく場合だけでなく、ルール・命令・指示の「あと」をたどる(=従う)、道筋・手順の「あと」をたどる(=たどる)、話の流れの「あと」をたどる(=理解する)、時間の流れで何かの「あと」に来る(=続く)、と幅広く使える。「先に存在するもの」があり、それに沿って進んでいく——このひとつのイメージがすべての意味を統一している。 |
動(人・もの)についていく、追う 動(規則・指示など)に従う 動(道・川など)をたどる、沿って進む 動(話・説明)を理解する 動(出来事・時間の後)に続く、〜に続いて起こる 動(SNSなどで)フォローする、(人・分野)の動向を追い続ける 例文 My daughter used to follow me wherever I went. 娘はどこへでも私についてきたものだった。 I'm sorry, I don't quite follow your argument. すみません、あなたの議論がよく理解できません。 A period of economic growth followed the war. 戦争のあとに経済成長の時代が続いた。 |
| 0743■■■ | 14/23 | fortune [fˈɔɚtʃən] |
運命が運んでくる『巡り合わせ』 fortuneのコアイメージは「宇宙や運命が人のもとに運んでくるもの」。ラテン語のFortuna(運命の女神)が語源で、女神が車輪を回すことで人の生涯の浮き沈みが決まるというイメージが根底にある。だから「運・幸運」にも「財産」にも「運命・将来」にもなる。幸運の女神が微笑めば「幸運」や「財産」、その女神が人生全体に関わるなら「運命・人生の行方」を指す。つまり、自分の努力とは切り離された「外から舞い込んでくる大きな何か」というニュアンスが共通している。 |
名幸運・運 名財産・大金 名運命・将来 名成功・繁栄 名(人・国の)成り行き・境遇 例文 He made a fortune out of that career. 彼はその仕事で莫大な財産を築いた。 Fortune smiled on us that day — every traffic light was green. その日は運が向いていた。信号はすべて青だった。 She had her fortune told by a palm reader. 彼女は手相占いで運命を見てもらった。 |
| 0744■■■ | 14/23 | foster [fˈɔːstɚ] |
育つ環境を与えて促す fosterの根底にあるイメージは「ある存在がうまく育つように、環境・条件・働きかけを与え続ける」こと。古英語の「食べ物を与えて育てる」に由来し、単に生み出す(create)のではなく、すでにある芽や可能性を外から丁寧に促進・維持するニュアンスが核心。だから子供を「養育する」にも、アイデアや感情を「心のなかで育む」にも、社会的な関係・文化・能力を「育成・促進する」にも使える。「一時的なもの」ではなく「時間をかけてじっくり支える」感覚が常にある。 |
動(子供を)養育する・里親として育てる 動(能力・関係・文化などを)育成する・促進する・醸成する 動(感情・考えを)心にいだく・育てる 形里親の・養育上の(foster parent, foster homeなど複合語で使用) 例文 Puzzles can help foster creativity. パズルは創造性を育むのに役立つ。 They decided to foster three children from the local shelter. 彼らは地域のシェルターから3人の子供を里親として引き取ることにした。 Years of misunderstanding had fostered deep resentment between the two groups. 長年の誤解が、2つのグループの間に深い恨みを育んでいった。 |
| 0745■■■ | 14/23 | frighten [frɑ́ɪtn] |
突然・強く恐怖を与える frightenのコアイメージは「外部からの刺激によって、人の心に急に恐怖を引き起こす」こと。単なる「怖い」という状態ではなく、何かが誰かに恐怖を「与える・植え付ける」という能動的な作用がポイント。だから「be frightened by ~(〜によって怖がらせられる)」のように受動態でよく使われる。また「frighten A into doing(怖がらせてAに〜させる)」「frighten A away(怖がらせて追い払う)」のように、恐怖によって相手の行動を変化させる方向にも発展する。「一瞬でガツンと恐怖が走る」というニュアンスが根底にある。 |
動詞(他動詞)(人)を怖がらせる・びっくりさせる 動詞(他動詞)+into/away脅して〜させる/怖がらせて追い払う 例文 I was frightened by the sudden noise. 私は突然の音に怯えた。 The guard dog frightened the intruder away. 番犬が侵入者を怖がらせて追い払った。 They frightened him into signing the contract. 彼らは彼を脅して契約書にサインさせた。 |
| 0746■■■ | 14/23 | fund [fˈʌnd] |
蓄えられた資源の底力 fundのコアイメージは「何かのために蓄えられ、いつでも引き出せる資源の塊」です。ラテン語のfundus(底・土台)が語源で、「底にどっしりと積み上げられたもの」というイメージがあります。名詞では「特定の目的のために積み立てられた資金・基金」、動詞では「その資源を誰かに提供して支える」という意味になります。お金に限らず「知識や経験の蓄積(a fund of knowledge)」にも使われるのは、このコアイメージがあるからです。「その場限りの出費」ではなく「目的をもって管理・蓄積されたもの」というニュアンスが根底にあります。 |
名資金、基金、財源 動資金を供給する、資金援助する 名(知識・情報などの)蓄積、豊富なストック 例文 The government established a fund to support small businesses. 政府は中小企業を支援するための基金を設立した。 The research project was funded by a private foundation. その研究プロジェクトは民間財団によって資金援助された。 She has a remarkable fund of knowledge about ancient history. 彼女は古代史について驚くほど豊富な知識を持っている。 |
| 0747■■■ | 14/23 | garbage [gɑ́ɚbɪdʒ] |
価値を失った不要なもの garbageのコアイメージは「本来は価値があったかもしれないが、今はもう役に立たない・価値のないもの」という感覚です。家庭から出る生ごみ・廃棄物という物理的な意味が基本ですが、そこから転じて「でたらめな話・くだらない情報・質の低いもの」という比喩的な意味にも広がります。特にアメリカ英語では日常的によく使われる単語で、コンピュータ用語の「ガーベジ(不要データ)」もこの語から来ています。価値を失って捨てられるべき状態、というイメージが根底にあります。 |
名ごみ、廃棄物(特に家庭から出るもの) 名でたらめ、くだらないもの、価値のない情報やコンテンツ 名詞(限定用法・複合語前置要素)ごみの、粗悪な、くだらない 例文 She picked up the garbage on the street. 彼女は道ばたのごみを拾った。 Don't talk garbage — show me the evidence. でたらめを言うな。証拠を見せてくれ。 Garbage in, garbage out. 質の悪いデータを入れれば、質の悪い結果しか出ない。 |
| 0748■■■ | 14/23 | general [dʒén(ə)rəl] |
特定でなく『広く全体に及ぶ』 generalのコアイメージは「特定の何かに限定されず、広く全体に行き渡っている」こと。ラテン語のgeneralは「種族・全体に関わる」という意味を持つ。形容詞として「一般的な・全般的な」となるのは、特定の一部ではなく広い範囲をカバーしているから。「だいたいの・おおまかな」という意味も、細かい部分ではなく全体像を見ているニュアンスから来る。軍の「将軍」という名詞の意味も、一部隊ではなく軍全体を統率する立場であることから来ている。コアを掴めば、どの文脈でも「あ、広い範囲に関わる話だな」と直感できるようになる。 |
形一般的な、全般的な 形おおまかな、大体の 形全体の、広範囲の(特定分野に限定されない) 形全身の(医学用語) 名将軍、総司令官 例文 In general, everybody finds a job eventually. 一般的には、最後には誰でも仕事を見つける。 Can you give me a general idea of what the project involves? プロジェクトの内容を大まかに教えていただけますか? He was promoted to general after the campaign. 彼はその作戦の後、将軍に昇進した。 |
| 0749■■■ | 14/23 | grab [grˈæb] |
勢いよく手を伸ばして捉える grabのコアイメージは「すばやく・強引に・積極的に何かを捉える」こと。物理的に手でひっつかむ場面はもちろん、「注意・関心・機会」を素早く引きつける・手に入れる場面にも使われる。共通しているのは、ためらいなく一気に対象を「自分のもの」にしようとする動的なエネルギー。grabは単に「持つ」のではなく、その瞬発力と積極性が本質にある。だから「聴衆の心をつかむ」「チャンスをものにする」「軽く食事をとる」など、一見バラバラに見える訳も、すべて「素早く・積極的に捉える」というコアから派生している。 |
動(物を)ひっつかむ、急いで取る 動(注意・関心などを)引きつける、魅了する 動(機会・時間などを)素早く確保する、ちょっと~する 名ひったくり、つかもうとする動作 例文 He grabbed her arm to stop her from falling. 彼は彼女が転ばないように、とっさに腕をつかんだ。 Her singing voice grabbed the audience immediately. 彼女の歌声は聴衆を即座に魅了した。 Let's grab a coffee before the meeting starts. 会議が始まる前にさっとコーヒーを飲もう。 |
| 0750■■■ | 14/23 | grave [gréɪv] |
重く、深く沈んでいる感覚 graveの語源はラテン語のgravisで「重い」を意味します。この「重さ」こそがコアイメージです。名詞の「墓」は、地面を深く掘り下げた重厚な場所であり、死という取り返しのつかない重みを象徴します。形容詞の「重大な・ゆゆしい」は、軽く扱えない重みのある事態を指します。また「厳粛な・深刻な」というニュアンスも、心が重く沈んでいる様子から生まれます。音楽用語でgraveが「非常に遅く荘重に」という指示に使われるのも、この「重さ」から来ています。surface上の意味がバラバラに見えても、すべて「軽くない・深刻な重み」という一本の軸でつながっています。 |
名墓、墓穴 名死、死の状態 形重大な、ゆゆしい 形厳粛な、深刻な(表情・態度が) 例文 He made a grave mistake there. 彼はそこで重大な間違いをおかした。 She stood by her mother's grave in silence. 彼女は無言で母の墓の前に立っていた。 The doctor wore a grave expression when he entered the room. 医師は部屋に入ってきたとき、険しい(深刻な)表情をしていた。 |
| 0751■■■ | 14/23 | habitat [hˈæbɪt`æt] |
生き物が『本来いる場所』 habitatはラテン語の「habitare(住む・居る)」に由来し、「ある生き物が本来的・自然的に属している場所」というコアイメージを持つ。単に「いる場所」ではなく、その生き物が生きるために必要な条件(食物・気候・地形など)をすべて備えた「あるべき場所」というニュアンスが強い。動物・植物など生命体に対して使われることが多く、人間の「住居」にも使えるが、その場合も「その人が本来的に属する生活の場」という含意がある。人工的に整備された場所より、自然環境として存在する場所を指すことが多い。 |
名(動植物の)生息地・生育地 名(人の)住みか・居住環境 名(特定の文化・思想などが)育まれる土壌・温床 例文 The main habitat of the bear is in the mountains. クマの主な生息地は山地である。 Deforestation is destroying the natural habitat of countless species. 森林破壊が無数の種の自然な生息環境を破壊しつつある。 The library became a natural habitat for researchers and scholars. その図書館は研究者や学者が自然と集まる場となった。 |
| 0752■■■ | 14/23 | harsh [hɑ́ɚʃ] |
感覚・感情を傷つける粗さ harshのコアイメージは「表面や性質が荒くて、人の感覚・感情・体に不快な刺激を与える状態」です。もともと北欧語系の語で、ざらざらした触感を表していました。そこから「声が耳に障る(聴覚)」「光が目に刺さる(視覚)」「味・においが鼻や口をいじめる(嗅覚・味覚)」という感覚的な不快さへ広がり、さらに「言葉・態度・環境が人の心や体をいじめるほど厳しい」という精神的・状況的な意味にまで発展しました。「単に難しい・強い」ではなく、受け手が傷つくほどの荒々しさ・容赦なさがポイントです。 |
形(言葉・態度・声などが)厳しい、手加減のない 形(環境・条件・現実などが)過酷な、無情な 形(音・色・光などが)耳障りな、目に刺さるような、不快な 形(批評・判断・罰などが)過度に手厳しい、容赦のない 例文 She scolded her child in a harsh voice. 彼女は厳しい声で子供を叱った。 The harsh winter made life extremely difficult for the villagers. 過酷な冬が村人たちの生活を非常に苦しいものにした。 The critic gave a harsh review of the film. その批評家は映画に手厳しい評価を下した。 |
| 0753■■■ | 14/23 | heritage [hérəṭɪdʒ] |
受け継がれてきたもの heritageの語源はラテン語の「heres(相続人)」にさかのぼり、「受け継ぐべき権利・財産」というイメージが根底にある。単なる物理的な「財産」ではなく、時間をかけて世代から世代へと受け継がれてきた「有形・無形のすべてのもの」を指す点がポイント。建物や土地のような有形のものだけでなく、文化・慣習・価値観・言語などの無形のものも含む。また個人レベルではなく、民族・国家・人類全体が共有する財産というスケール感を持つことが多い。「歴史が積み重なった結果、今ここにある、引き継ぐべき大切なもの」というニュアンスが英語のheritageには込められている。 |
名(文化的・歴史的)遺産 名(民族・家族の)伝統、慣習 名(生まれ持った)生い立ち、出自 例文 We have a rich historical heritage in Japan. 日本には豊かな歴史的遺産がある。 She is proud of her Italian heritage. 彼女は自分のイタリア系の出自を誇りに思っている。 The site was designated as a UNESCO World Heritage Site. その場所はユネスコの世界遺産に指定された。 |
| 0754■■■ | 14/23 | humid [hjúːmɪd] |
空気中に水分が充満している humidのコアイメージは「空気そのものが水分を含んでいる状態」です。単に濡れている(wet)のではなく、目に見えない水蒸気が大気中に漂っていて、肌にまとわりつくような感覚を指します。ラテン語の「humidus(湿った)」に由来し、特に気候・天気・空気の質を表す文脈で使われます。日本の梅雨のようなじめじめした不快感を伴う場面にぴったりな単語です。単なる「濡れた」ではなく「大気が水分で満たされている」という状態を指すため、髪が広がる、肌がべたつくといった生活上の現象も引き起こします。 |
形湿気が多い、蒸し暑い(空気・気候について) 形(季節・場所が)多湿の、湿度の高い 例文 My hair gets frizzy when it is humid. 湿気が多いと髪が縮れてしまう。 Tokyo summers are extremely hot and humid. 東京の夏は非常に暑くて蒸し暑い。 Store wine in a cool, humid cellar to keep it fresh. ワインを新鮮に保つには、涼しくて湿度の高い地下室に保管してください。 |
| 0755■■■ | 14/23 | hypothesis [hɑ́ɪpəθəsɪs] |
検証待ちの仮の土台 「hypothesis」はギリシャ語の「hypo(下に)」+「thesis(置くこと)」が語源で、「議論や研究の下に置かれた土台」というイメージを持つ。まだ証明はされていないが、そこから議論や実験を展開するための出発点となる命題のこと。単なる思いつきではなく、論理的根拠に基づいた「検証可能な仮の主張」という点が本質。日常語の「仮定」よりも、科学的・学術的な文脈で使われることが多い。この「土台として置かれた、まだ検証待ちの考え」というコアイメージから、「仮説」「仮定」「前提」といった訳が文脈に応じて生まれる。 |
名仮説(科学的・学術的な文脈) 名仮定・前提(議論の出発点となる想定) 名推測・見立て(日常的な使い方) 例文 This is just a hypothesis. We don't know if it really works. これはただの仮説で、本当にうまくいくかはわからないけどね。 The scientists formed a hypothesis that the new drug would reduce inflammation. 科学者たちは、その新薬が炎症を抑えるだろうという仮説を立てた。 On the hypothesis that prices will rise, the company decided to buy more stock now. 物価が上がるという前提のもと、その会社は今すぐ在庫を増やすことにした。 |
| 0756■■■ | 14/23 | illusion [əlúːʒən] |
実体のない『見かけだけの像』 illusionのコアイメージは「実際には存在しないのに、本物のように見えてしまうもの」。ラテン語の illudere(〜をからかう、だます)に由来し、「感覚や心が現実にないものを本物だと思い込んでいる状態」を指す。視覚的な錯覚(光学的幻影)から、心理的な思い込み(現実を誤って認識した信念)まで幅広く使える。重要なのは、単なる「嘘」ではなく、本人が誠実に本物だと感じている点。つまり「意図的な偽り」ではなく「認識そのもののズレ」がこの語の核心であり、そこから「錯覚・幻覚・幻想」という複数の日本語訳が派生する。 |
名錯覚・幻覚(感覚が現実を誤って認識すること) 名幻想・思い込み(現実に基づかない信念や期待) 名幻影・見せかけ(実態と異なる見かけ上のもの) 例文 He thought it was real magic, but it was just an illusion. 彼はそれが本物の魔法だと思ったが、実際はただの錯覚(トリック)だった。 She had no illusions about how difficult the task would be. 彼女はその仕事がどれほど大変かについて、何の幻想も持っていなかった。 The sense of security provided by wealth is often an illusion. 富が与える安心感は、しばしば見せかけに過ぎない。 |
| 0757■■■ | 14/23 | impulse [ímpʌls] |
外から押し寄せる突発的な力 impulseのラテン語源は「impellere(中に向かって押す)」。ここから、外部あるいは内部から突然押し寄せてくる「力・エネルギーの一撃」というコアイメージが生まれる。心理的には、自分でも制御しきれない内から湧き出す「衝動・出来心」になり、物理的には一瞬で伝わる「衝撃・インパルス」になる。どの意味でも共通しているのは、「じわじわではなく、瞬間的・突発的に何かを動かす力」というイメージだ。電気や神経の「刺激(インパルス)」も、瞬間的な電気信号が伝わるという点でまったく同じ根っこを持つ。 |
名衝動・出来心 名刺激・信号(物理・神経) 名衝撃・推進力 名動機・きっかけ(やや抽象的) 例文 She had an irresistible impulse to punch him in the face. 彼女は彼の顔を殴りたいというあらがい難い衝動にかられた。 He bought the expensive watch on impulse. 彼は衝動買いで高い時計を買ってしまった。 Nerve impulses travel from the eye to the brain at incredible speed. 神経インパルスは目から脳へ信じられないほどの速さで伝わる。 |
| 0758■■■ | 14/23 | indispensable [ìndɪspénsəbl] |
省くことが許されない indispensableは「否定」を意味するin-、「分配・免除する」を意味するdispense、そして「~できる」を意味する-ableが組み合わさった語。dispenseには「(義務・必要性などを)免除する」という意味があり、indispensableとは「免除することができない」=「どうしても欠かすことができない」というコアイメージを持つ。単に「役に立つ」「あると便利」というレベルではなく、「それがなければ成立しない」という強い必然性・不可欠性を表す。人・物・行為いずれにも使われ、文脈に応じて「欠かせない」「必須の」「なくてはならない」などと訳し分けられる。 |
形なくてはならない、絶対に必要な 形(義務・責任として)避けられない、免れない 例文 He is knowledgeable and works very hard. One could say he is indispensable to this company. 彼は物知りでとても働き者だ。この会社になくてはならない存在といえるだろう。 A good dictionary is indispensable for learning a foreign language. 良い辞書は外国語学習に欠かせないツールだ。 Oxygen is indispensable to all living organisms. 酸素はすべての生物にとって不可欠だ。 |
| 0759■■■ | 14/23 | infant [ínfənt] |
言葉を持たぬ小さな命 infantはラテン語の「infans(話せない者)」に由来し、in-(否定)+fans(話す)が語源です。つまり「まだ言葉を発することができない段階の人間」というのがコアイメージです。日本語の「幼児」や「赤ちゃん」よりもやや幅広く、誕生直後から歩き始める前後(おおよそ0〜2歳)までを指すことが多い。法律や医学の文脈では「未成年者」を指すこともあります。また比喩的に、「まだ発展段階にある組織や物事」にも使われます。この語源的なコアを知ることで、baby・toddler・childとの使い分けが自然に理解できるようになります。 |
名乳幼児(おおよそ0〜2歳の子ども) 名未成年者(法律用語) 形初期の、発展途上の 例文 They've been best friends their entire lives; after all, they first met when they were infants. 彼らは生涯親友だ。なんといっても幼児のときに出会ったのだから。 The infant mortality rate in the country has dropped significantly over the past decade. その国の乳児死亡率はこの10年で大幅に低下した。 The internet was still in its infancy when she started her company. 彼女が会社を起業した頃、インターネットはまだ揺籃期にあった。 |
| 0760■■■ | 14/23 | initial [ɪníʃəl] |
出発点・始まりの地点 initialのコアイメージは「出発点・始まりの地点」です。語源はラテン語の initium(始まり)で、in-(中へ)+ ire(行く)から成り、「何かが始まる地点へと入り込む」というイメージです。形容詞として使うとき「最初の・初めの」という意味になりますが、単なる「最初」ではなく「その後に続くものがある一連の流れの出発点」というニュアンスがあります。また名詞として「頭文字(イニシャル)」を意味するのも、単語や名前の「出発点となる文字」という同じコアから来ています。さらに動詞として「頭文字でサインする」という使い方も、このコアイメージと直結しています。 |
形最初の、初めの 形語頭の(文字・音が) 名頭文字、イニシャル(複数形 initials で使うことが多い) 動(書類などに)頭文字でサインする、イニシャルを記入する 例文 My initial impression of him was not the best. 彼の第一印象は良いものではなかった。 Please initial each page of the contract before signing. 署名する前に、契約書の各ページに頭文字でサインしてください。 The initial stage of the project went smoothly. プロジェクトの初期段階は順調に進んだ。 |
| 0761■■■ | 14/23 | innovation [ìnəvéɪʃən] |
既存を打ち破る新しい変化 innovationの語源はラテン語のinnovat-(新たに変える)で、in-(中に)+novus(新しい)から成り立っています。単に「新しいもの」を指すのではなく、「既存の枠組みや慣習を内側から刷新する変化のプロセスや結果」というのがコアイメージです。invention(発明)が「ゼロから何かを生み出す」のに対し、innovationは「すでにあるものをより良くする変革」に力点があります。そのため、「革新」「刷新」という訳が生まれる一方、具体的な文脈では「新機軸」「イノベーション」「技術革新」など幅広い日本語があてられます。変化そのものより、その変化がもたらすインパクトや動的なプロセスを含む点が特徴です。 |
名革新、刷新(変化そのもの、または変化のプロセス) 名新機軸、新しい取り組み・製品・方法(具体的な成果物) 例文 Technological innovations helped the country develop further. 技術革新により国はさらに発展した。 The smartphone was one of the most significant innovations of the 21st century. スマートフォンは21世紀最大の新機軸のひとつだった。 The company is known for its culture of innovation. その会社はイノベーションを重んじる文化で知られている。 |
| 0762■■■ | 14/23 | inspect [ɪnspékt] |
目を凝らして内側まで見る inspectはラテン語の「in(中に)+ specere(見る)」から来ており、「対象の内側まで入り込んで、細部をくまなく確認する」というイメージが根底にある。ただ見るだけ(look)でも、ざっと眺めるだけでもなく、「何か問題や見落としがないか」という目的意識を持って、専門的・公的な立場から丹念に確認するニュアンスが強い。そのため「検査」「点検」「視察」といった、責任を持って行われる確認行為を指す場面で使われる。工場の品質チェックから警察の家宅捜索、軍の閲兵式まで幅広く使われるのは、この「目的を持った徹底確認」というコアがあるからだ。 |
動(欠陥・問題の有無などを)詳しく調べる・検査する・点検する 動(公的・権限ある立場から)視察する・査察する 動(書類・記録などを)精査する・吟味する 例文 The police will inspect the victim's house. 警察は被害者の家を詳しく調べる予定だ。 The general inspected the troops before battle. 将軍は戦闘前に部隊を閲兵した。 Please inspect the document carefully for any errors. 書類に誤りがないか、注意深く精査してください。 |
| 0763■■■ | 14/23 | insult [ínsʌlt] |
相手を意図的に傷つける行為 insultのコアイメージは「相手の尊厳・価値を意図的に踏みにじること」。ラテン語のinsultare(=上から飛びかかる)が語源で、力の優位に立って相手をたたきのめすような攻撃性が根底にある。単なる無礼(rude)や失礼(impolite)と違い、insultには「わざわざ相手を傷つけようとする意志」が感じられる。だからこそ受けた側は強く傷つき、怒りを覚える。名詞・動詞どちらで使っても「相手を見下し、その尊厳を損なう言動」というイメージは変わらない。「侮辱」という訳が代表的だが、文脈によっては「ばかにする」「屈辱を与える」「侮る」など幅広く訳せる。 |
名侮辱、屈辱、無礼な言動 動〜を侮辱する、〜をばかにする 名(医療・比喩的)(身体への)ダメージ、損傷 例文 I'm dumber than him!? What an insult! 僕が彼よりばかだって?ひどい侮辱だな! She felt insulted when they didn't invite her to the meeting. 会議に呼んでもらえなかったとき、彼女はばかにされたと感じた。 To offer such a low salary is an insult to his experience. そんな低い給料を提示するのは、彼の経験への侮りだ。 |
| 0764■■■ | 14/23 | layer [léɪɚ] |
重なり合って積み上がるもの layerのコアイメージは「水平に広がりながら重なり合っているもの(層)」です。ケーキの「層」、地面の「地層」、大気の「層」、塗料の「塗り重ね」など、何かの上に別の何かが平らに重なっている状態を指します。重要なのは「厚みを持ちながら積み重なる」というイメージで、単なる「上に乗っている」ではなく、それ自体がひとつの実体として存在している点がポイントです。動詞として「層にして重ねる」という使い方もあり、「layerケーキを作る」「服をlayerして着る」など幅広く使われます。 |
名層、重なり 名(塗料・化粧品などの)塗り、一重ね 名(社会・組織などの)階層 動層にして重ねる、重ね着する 例文 The Earth is surrounded by layers of the atmosphere. 地球は大気の層に包まれている。 You should layer your clothing when hiking in the mountains. 山でハイキングするときは服を重ね着するべきだ。 There are many layers of meaning in this poem. この詩には多くの意味の重なりがある。 |
| 0765■■■ | 14/23 | lead [léd] |
前に立って方向を示す leadのコアイメージは「先頭に立って、ある方向へと引っ張っていく」こと。物理的に人を先導するだけでなく、「ある結果・状態へと向かわせる」という抽象的な方向性にも広がる。たとえば「道が海へとつながっている」「この発見が新薬の開発につながった」のように、主体が人でなくてもよい。また「チームをリードする」のように組織の先頭に立つ意味でも使われる。根底にあるのは常に「何かが何かを前方のゴールへと向かわせる動き」であり、そこから『導く』『もたらす』『案内する』など、文脈によって様々な日本語訳が生まれる。 |
動(人・組織を)導く、率いる 動(場所・道などが)つながっている、通じている 動(事柄が)〜をもたらす、〜につながる(lead to) 動(〜な)生活を送る(lead a life) 名リード、先頭、優位 例文 I will lead the army to victory. 私が軍隊を勝利に導いてみせます。 This path leads to the old castle. この道は古城へと続いています。 Stress can lead to serious health problems. ストレスは深刻な健康問題を引き起こすことがある。 |
| 0766■■■ | 14/23 | lean [líːn] |
重心が一方へ傾いている leanのコアイメージは「重心・軸が垂直から外れて一方向に寄っている」状態です。壁にもたれるのは体の重心を壁へ傾けること、前にかがむのは上半身の重心を前方へ傾けること、誰かに頼るのは「精神的な重心を相手に預ける」こと——すべて同じ「傾き・寄りかかり」のイメージから派生しています。また形容詞としての「脂肪が少ない・引き締まった」も、余分なものがなく中心に向かって締まっているイメージとして捉えられます。「無理やり何かに押しつける」のではなく、自然に重みが一方へ流れていく感覚がlean特有のニュアンスです。 |
動傾く・傾ける 動もたれる・寄りかかる 動かがむ・身を乗り出す 動頼る・依存する(lean on ~) 形(体が)引き締まった・やせた/(肉が)脂肪の少ない 形(時期・状況が)厳しい・乏しい 例文 He leaned back in the chair, trying to sleep. 彼は眠ろうとして椅子に背をもたれかけた。 She leaned on her friends for emotional support after the loss. 彼女は喪失の後、精神的な支えを友人たちに頼った。 Order the lean beef if you're watching your diet. ダイエット中なら、脂身の少ない牛肉を注文してください。 |
| 0767■■■ | 14/23 | legal [líːg(ə)l] |
法律という枠組みに沿っている legalのコアイメージは「法律(law)という制度・枠組みに属している、またはそれに沿っている」こと。ラテン語のlex(法)を語根に持ち、「法律の世界に関わるすべてのもの」を広くカバーする。「法律上の手続きや制度に関すること」(legal advice=法律上の助言)と、「法律の枠内に収まっていること=合法」(legal activity=合法的な行為)の両方の意味が、このひとつのコアから生まれる。つまり、legalは単に「合法か違法か」という判断だけでなく、「法律というシステム全般に関わる」という広いニュアンスを持つ点が重要。 |
形法律の、法律に関する 形合法の、法律上認められている 形法廷の、司法上の 形(法律上の)正当な、適法な 例文 Are you sure that this is legal? これは本当に合法ですか? She sought legal advice before signing the contract. 彼女は契約書に署名する前に法律上のアドバイスを求めた。 The legal proceedings took over two years. 法廷での手続きは2年以上かかった。 |
| 0768■■■ | 14/23 | legend [lédʒənd] |
語り継がれるもの legendはラテン語の「legenda(読まれるべきもの・語られるべきもの)」に由来する。コアイメージは「口から口へ、時代から時代へと語り継がれてきたもの」。だからこそ「伝説・言い伝え」という意味が生まれた。そこから転じて、地図や図表の「凡例・説明文」も「記号の意味を読者に伝えるために書かれたもの」としてつながる。さらに現代英語では「伝説の人・時代を超えて語り継がれるほどの人物」という意味で使われることも多い。真偽よりも「語り継がれている」という事実がポイントで、実在しない話にも、実在の人物にも使える。 |
名伝説、言い伝え 名伝説的人物、時代を超えた偉人 名(地図・図表の)凡例、説明文 例文 The legend of King Arthur has been told for centuries. アーサー王の伝説は何世紀にもわたって語り継がれてきた。 He is a legend; he has never lost a battle. 彼は伝説的な人物だ。一敗もしたことがないのである。 Refer to the legend at the bottom of the map to understand the symbols. 記号の意味を理解するために、地図の下部にある凡例を参照してください。 |
| 0769■■■ | 14/23 | liquid [líkwɪd] |
形を持たず自由に流れるもの liquidのコアイメージは「固定された形を持たず、容器に応じて自在に形を変えながら流れる状態」です。水や油のような液体はまさにこの典型。ここから「液体の・流動性の」という形容詞的意味が生まれます。さらに、音や動きに転用されると「なめらかに流れるような」ニュアンスとなり、流れるような歌声や旋律を表すのにも使われます。経済・金融では「すぐ現金化できる(流動的な)」という意味に発展し、liquid assets(流動資産)という重要な用法も生まれます。「固定されず、流れる」というイメージを軸に置くと、どの意味も自然に理解できます。 |
名液体 形液体の、流動性の 形なめらかな、流れるような(音・動き) 形(資産などが)流動的な、すぐに現金化できる 例文 At the melting point, a solid substance turns into liquid. 固体の物質は融点で液体になる。 She has a liquid voice that captivates the audience. 彼女は聴衆を魅了するような流れるような声を持っている。 The company needs to maintain sufficient liquid assets to cover its short-term debts. その会社は短期債務を賄うのに十分な流動資産を維持する必要がある。 |
| 0770■■■ | 14/23 | locate [lóʊkeɪt] |
場所を特定する・定める locateのコアは「location(場所)を確定させる」こと。これは二方向に展開する。①すでに存在しているが不明だったものの「場所を突き止める・見つける」方向と、②これから何かを「特定の場所に置く・設置する・構える」方向だ。どちらも「場所を確定させる」という一点で繋がっている。特に受動態be locatedは「〜に位置している」という状態を表し、地図や説明文で頻出する。日本語の「見つける」「置く」は訳し分けたものに過ぎず、根っこにあるのは常に『場所の確定』というイメージだ。 |
動詞(他動詞)(行方不明のものの)位置を突き止める、見つけ出す 動詞(他動詞)(施設・事業所などを)特定の場所に置く、設立する、構える 動詞(他動詞・受動態)〜に位置している、立地している(be located in/at/near〜) 例文 Were the police able to locate the stolen car? 警察は盗難車の所在を突き止めることができたのですか? The company decided to locate its new factory in the suburbs. その会社は新工場を郊外に設けることにした。 The hotel is located near the city center. そのホテルは市の中心部近くに位置しています。 |
| 0771■■■ | 14/23 | logic [lɑ́dʒɪk] |
筋道立った思考の連鎖 logicのコアイメージは「前提から結論へと正しくつながる思考の筋道」です。ギリシャ語のlogos(言葉・理性)が語源で、「バラバラな考えを一本の糸でつなぐ力」のようなものです。日本語の「論理」に最もよく対応しますが、単に抽象的な哲学用語ではなく、「この判断にはちゃんとした根拠があるか」「話の流れに矛盾はないか」という日常的な文脈でも使われます。「道理」「筋」「整合性」とも訳せるのは、どれも「つながりの正しさ」を問うているからです。また、コンピュータ科学での「論理回路」など、情報が規則通りに流れる仕組みを指すこともあります。 |
名論理・論法(思考の筋道そのもの) 名道理・筋(納得のいく理由) 名(必然的な)結果・帰結 名(コンピュータの)論理回路・ロジック 例文 There is a hole in your logic. 君の論理には穴があるよ。 I can see the logic of his argument, but I still disagree. 彼の言い分の筋は理解できるが、それでも同意はできない。 The logic of the situation forced them to retreat. 状況の成り行き上、彼らは撤退せざるを得なかった。 |
| 0772■■■ | 14/23 | male [méɪl] |
生物学的に「雄」の性 maleのコアイメージは「生物学的・解剖学的に定義された雄の性」です。日常会話でも学術的な文脈でも使われますが、あくまで「生まれ持った生物学的な性別(sex)」を指す点が重要です。人間だけでなく、動物・植物にまで広く使える中立的な語で、感情的なニュアンスはほとんどありません。一方で、社会的・文化的に形成された「男らしさ」や「ジェンダー」とは区別されます。日本語の「男性」「雄」に対応しますが、英語では人間にも動物にも同じ単語を使う点で、より広い適用範囲を持っています。 |
名男性、雄(生物学的な性としての雄個体) 形男性の、雄の、雄性の 形(植物・部品などが)雄型の、凸型の 例文 Male cats tend to be more active than female ones. 雄ネコは雌ネコより活動的な傾向がある。 The study included 200 male participants aged 18 to 25. その研究には18歳から25歳の男性参加者が200人含まれていた。 Insert the male connector into the female port. 雄コネクタを雌ポートに差し込んでください。 |
| 0773■■■ | 14/23 | manual [mˈænjuəl] |
『手』が関わるすべて manualの語源はラテン語のmanus(手)。このコアイメージから二つの方向に意味が広がる。形容詞では「手を使ってすること」→「手動の・肉体労働の」、名詞では「手元に置いて手で扱う小冊子」→「説明書・マニュアル」。どちらも「手」が中心にある。機械やシステムが自動でやることを人間の手でやるのが形容詞の用法で、機械の操作を手元で確認するために存在するのが名詞の用法。日本語の「マニュアル」はすでに外来語として定着しているが、英語では「手作業」「肉体的な」というニュアンスでも頻繁に使われる点を意識すること。 |
形手動の、手を使う 形肉体労働の、体を使う 名説明書、手引き、マニュアル 例文 If you don't know how to set up your computer, check the manual. コンピューターの設定のしかたが不明な場合は、説明書を確認してください。 This car has a manual transmission, so you need to use the clutch. この車はマニュアルトランスミッション(手動変速)なので、クラッチを使う必要があります。 The construction work involved a lot of manual labor. その建設工事には多くの肉体労働が伴った。 |
| 0774■■■ | 14/23 | mass [mˈæs] |
まとまって集まった『塊』 massのコアイメージは「個別のものが集まってひとかたまりになった状態」です。物理的な「かたまり」(粘土の塊)から、抽象的な「大量・多数」(大量の仕事)、さらに物理学の「質量」(物体が持つ物質の量のまとまり)まで、すべて『多くのものが凝縮してひとつの存在感のある塊を形成している』というイメージが根底にあります。日本語に訳すと「かたまり・山・大量・多数・質量」などになりますが、どれも『バラバラではなく、まとまって密度を持つ』という感覚を伴っています。形容詞・副詞的用法の『mass-(大規模な)』も、個人レベルではなく大きな塊=集団を対象にするというニュアンスから来ています。 |
名かたまり・塊 名多数・多量・大量 名大部分・大多数 名(物理学)質量 名(the masses)大衆・民衆 形大規模な・大量の・大衆向けの 例文 There was a mass of books in the professor's room. 教授の部屋には本の山があった。 The masses demanded political reform. 大衆は政治改革を要求した。 Mass production made cars affordable for ordinary people. 大量生産によって、自動車は一般の人々にも手が届くものになった。 |
| 0775■■■ | 14/23 | mature [mət(j)ˈʊɚ] |
十分に時間をかけて完成した状態 matureのコアイメージは「時間をかけて本来あるべき完成形に達した」こと。ラテン語のmaturus(時を得た・熟れた)が語源で、果物が十分に熟れた状態が原点にある。人間に使えば「精神的・知的に十分に成長した=成熟した・分別のある」、チーズやワインに使えば「熟成した」、ビジネスや財務の文脈では「支払期限が来た・満期になった」、産業や市場に使えば「成長しきった・飽和した」という意味になる。共通するのは「プロセスが完了し、ある段階に到達した」という感覚。だから maturity(成熟・満期)のように、人にも物にも概念にも幅広く使える。 |
形成熟した、大人びた 形分別のある、思慮深い 形熟成した(チーズ・ワインなど) 形(手形・証券などが)満期の、支払期限の来た 動成熟する・させる、熟成する 例文 He's mature for his age; he's always collected and sensible. 彼は年の割に大人だ。いつも落ち着いていて分別がある。 This bond matures in ten years and will yield a fixed return. この債券は10年後に満期を迎え、一定の利回りをもたらす。 The plan has matured considerably since we first discussed it. その計画は最初に話し合った頃と比べてずいぶん練り上げられた。 |
| 0776■■■ | 14/23 | medieval [mìːdiːíːv(ə)l] |
中世ヨーロッパの時代感覚 medievalは、ラテン語のmedium(中間)とaevum(時代・年代)を組み合わせた言葉で、「中間の時代」=「中世」を意味します。具体的には西ローマ帝国崩壊(476年)からルネサンス・近代の始まり(15〜16世紀)までのヨーロッパ史の中間期を指します。コアイメージは「古くて現代とはかけ離れた、ヨーロッパ中世の雰囲気・性質」。そこから歴史的な「中世の」という意味だけでなく、「時代遅れで旧態依然とした・野蛮で前近代的な」というニュアンスにも拡張されます。現代の視点から中世を「暗黒時代」と見る西洋的感覚が根底にあり、単なる時代区分を超えて価値判断を含むこともあります。 |
形中世の、中世に関する 形時代遅れの、古風な、前近代的な 形(非公式)残酷な、野蛮な 例文 The painting has a remnant of medieval days. その絵画には中世の面影がある。 The prison conditions were absolutely medieval—dark, cold, and inhumane. その刑務所の環境はまったく前近代的だった——暗く、寒く、非人道的だった。 Some people think that criminalizing poverty is a medieval attitude. 貧困を犯罪扱いするのは時代遅れの考え方だと言う人もいる。 |
| 0777■■■ | 14/23 | mercy [mˈɚːsi] |
罰せられて当然の者への温情 mercyのコアイメージは「本来なら罰や報復を受けて当然の相手に対し、あえて加害・制裁をしないで示す温かい配慮」です。上位の力を持つ者(神、権力者、勝者)が、下位の弱者や罪ある者に対して、力を行使しないことで示す「恵み」がその根底にあります。これは単なる優しさ(kindness)とは異なり、「本来は厳しく裁ける立場にある」という権力差と、それを踏まえた上での「あえての慈悲」という文脈が不可欠です。だから神への祈りや死刑判決の場面、戦争の降伏場面などに頻繁に登場します。「運よく助かった」という意味でも使われるのも、この「本来なら悪い結果になるはずだったが救われた」というニュアンスが共通しているためです。 |
名慈悲、情け 名神の恵み、神恩 名幸運、ありがたいこと(It's a mercy that ...) 例文 May God have mercy upon me. 神よ、どうか私をお憐れみください。 The judge showed mercy and reduced the sentence. 判事は情けをかけて、刑を軽くした。 It's a mercy that no one was injured in the accident. 事故でけが人が出なかったのは、不幸中の幸いだ。 |
| 0778■■■ | 14/23 | minister [mínɪstɚ] |
仕える・奉仕する者 ministerはラテン語の minister(召使い・奉仕者)を語源とし、これは「より少ない」を意味する minus と比較・対立を示す接尾辞 -ter から成る。「主人・主君の下で仕える者」というコアイメージを持つ。権力を自分のために使うのではなく、より大きな存在(国家・神・人々)に奉仕するために権限を委ねられた人物を指す。政治の「大臣・公使」も、神への奉仕者としての「聖職者(牧師)」も、「何か大きなものに仕える代理人」という点で根を同じくする。対義語的な位置にある master(主人・支配者)と比較すると、このコアイメージがより鮮明になる。また動詞としても「(必要を満たすために)奉仕する・世話をする」という意味で使われる。 |
名大臣・閣僚 名公使(外交官) 名聖職者・牧師 動(人の必要や求めに)応じる・世話をする・奉仕する 例文 He is now the Minister of Foreign Affairs. 彼は今、外務大臣を務めている。 The minister delivered a moving sermon on forgiveness. その牧師は許しについて感動的な説教を行った。 The nurses ministered to the needs of the patients. 看護師たちは患者たちの必要に応えてケアをした。 |
| 0779■■■ | 14/23 | mission [míʃən] |
送り出された特別な目的 missionの語源はラテン語の「mittere(送る)」。「ある目的のために送り出された行為・任務」がコアイメージだ。単なる「仕事(job)」とは異なり、「より高い目的・使命感を伴って、誰かに(あるいは自分自身に)課せられた重要な役割」というニュアンスが根底にある。キリスト教の宣教師が神に「送り出される」イメージから「布教」の意味が生まれ、軍や宇宙開発での「作戦・任務」、さらに「人生をかけた使命」という意味へと広がった。どの文脈でも「一般的な日常業務」ではなく「特別な目的と責任を帯びた任務」という重みがある。 |
名使命・天命(人生をかけた目的) 名任務・作戦(特定の目標を達成するための行動) 名布教・宣教活動(またはその拠点・施設) 名使節団・代表団(外交・通商目的で派遣されるグループ) 例文 My mission is to reveal the truth. 私の使命は真実を明らかにすることだ。 The astronauts completed their mission to repair the satellite. 宇宙飛行士たちは衛星を修理するという任務を完遂した。 A trade mission was sent to negotiate a new economic agreement. 新たな経済協定を交渉するために通商使節団が派遣された。 |
| 0780■■■ | 14/23 | modify [mɑ́dəfɑ̀ɪ] |
形を少し変えて調整する modifyのコアイメージは「元の形・状態を保ちつつ、部分的に手を加えて調整する」こと。ラテン語のmodus(尺度・基準)+facere(作る)が語源で、「適切な尺度に合わせて整える」という発想が根底にある。だから「修正する」「変更する」「改造する」「緩和する」はすべて、何かを根本からひっくり返すのではなく、元のものを残しながら部分的に手直しするイメージ。文法用語で「修飾する」もこの単語で、形容詞が名詞を「少し加工して意味を絞り込む」のと同じ感覚だ。changeが「変える」全般を指すのに対し、modifyは「ベースは変えずに微調整する」ニュアンスが強い。 |
動修正する・変更する 動改造する・改良する 動(要求・態度などを)緩和する・和らげる 動(文法)修飾する 例文 Could you modify the design to make it simpler? もう少しシンプルになるようにデザインを調整していただけますか。 The government decided to modify its immigration policy. 政府は移民政策を見直すことを決定した。 An adverb modifies a verb, adjective, or another adverb. 副詞は動詞・形容詞・あるいは別の副詞を修飾する。 |
| 0781■■■ | 14/23 | negotiate [nɪgóʊʃièɪt] |
障害を乗り越えて道を切り開く negotiateの語源はラテン語の「negotium(仕事・商売)」で、「neg-(否定)+otium(暇・休息)」が合わさった語。つまり「休んでいられない状態」から「積極的に問題に取り組む」イメージが生まれた。人との交渉でも、道路の難所を通り抜ける場合でも、共通するのは「目の前の障害や困難に能動的に対処し、うまく通り抜けていく」というコアイメージ。話し合いで合意を導くのも、カーブを上手に曲がり抜けるのも、本質的には「難しい状況を知恵と技術で乗り越える」という同じ感覚なのだ。 |
動詞(自動詞・他動詞)交渉する、話し合いで合意に達する 動詞(他動詞)(難所・障害物などを)うまく切り抜ける、通り抜ける 動詞(他動詞)(手形・小切手などを)譲渡する、換金する 動詞(他動詞)(困難な状況・問題を)うまく処理する、切り盛りする 例文 I tried to negotiate with the committee, but they refused. 私は委員会と交渉しようとしたが、拒否された。 The driver carefully negotiated the sharp bend in the mountain road. 運転手は山道の急カーブを注意深く切り抜けた。 She has successfully negotiated her way through a difficult career transition. 彼女は困難なキャリアの転換期をうまく乗り越えてきた。 |
| 0782■■■ | 14/23 | nod [nɑ́d] |
頭をすっと前に傾ける動き nodのコアイメージは「頭を一度、前にすっと下げる(または繰り返し上下させる)動き」です。この身体的な動作が様々な意味を生み出します。「うなずく・同意する」は、相手の言葉を受けて頭を下げる動作。「会釈する」は挨拶として軽く頭を傾ける動作。「うとうとする」は眠気で頭がカクンと前に落ちる動作。そして「(花や木が)揺らぐ」は風に押されてゆっくり頭(先端)が傾く動作です。すべて「コントロールがゆるんで頭・先端が前に傾く」という一本の感覚的イメージでつながっています。文脈に応じて「同意」「挨拶」「眠気」「揺れ」と使い分けるのがポイントです。 |
動うなずく、同意・承認を示す 動会釈する、軽く頭を下げて挨拶する 動うとうとする、居眠りする 動(花・草木などが)揺れる、なびく 動(合図として)頷いて示す・指示する 名うなずき、会釈 例文 When I asked him the question, he nodded. 私がその質問をすると、彼はうなずいた。 The old man was nodding off in his chair by the fireplace. 老人は暖炉のそばの椅子でうとうとしていた。 She nodded toward the exit, signaling us to leave. 彼女は出口の方に顎をしゃくって、私たちに出るよう合図した。 |
| 0783■■■ | 14/23 | notice [nóʊṭɪs] |
意識の光が当たる noticeのコアイメージは「意識が向いて、ぼんやりしていたものがはっきりと認識される」こと。背景にあったものが突然フォーカスされる感覚だ。動詞では「気づく・目に留まる」、名詞では「告知・掲示」となるが、どちらも「意識の外にあったものを認識の圏内に引き込む」という共通の動きがある。掲示板の「お知らせ」は読んだ人の意識にそれを届けるものだし、「予告」は先に相手の意識へ情報を送る行為だ。seeやhearが単なる知覚であるのに対し、noticeは「ああ、そうか」という気づきの瞬間を含む点が本質的な違い。 |
動気づく、目に留まる 動認める、注目する 名通知、お知らせ、掲示 名予告、事前通知 名(仕事の)雇用終了の事前通知 例文 I was feeling cold, and then I noticed that the window was wide open. 寒いと思っていたら、窓が大きく開いていたことに気づいた。 The concert was canceled on short notice. コンサートは直前になって突然中止された。 She handed in her notice after ten years at the company. 彼女は10年勤めた会社に辞表を提出した。 |
| 0784■■■ | 14/23 | notion [nóʊʃən] |
頭の中に浮かんだぼんやりした像 notionのコアイメージは「頭の中にぼんやりと形成された心的イメージ」です。ラテン語の notio(知ること・認識)に由来し、明確に証明・確立された知識ではなく、「なんとなくそういうものだと思っている」という曖昧さが本質にあります。ideaよりも根拠が薄く、conceptよりも体系化されていない、フワッとした「頭の中の像」です。「観念」「考え」「意志(~したい気持ち)」「理解」という訳語はすべて、この「頭の中のぼんやりしたイメージ」が文脈に応じて顔を変えたものにすぎません。 |
名観念・概念(ぼんやりとした考え方) 名考え・見解 名意志・気まぐれな欲求(~したいという気持ち) 名理解・把握(の感覚) 例文 I completely agree with the notion that money does not buy happiness. お金では幸福は買えないという考えには完全に賛成だ。 She had a sudden notion to quit her job and travel the world. 彼女は仕事を辞めて世界を旅したいという突然の気まぐれに駆られた。 He had no notion of how serious the situation was. 彼は状況がいかに深刻かについて、まったく見当もついていなかった。 |
| 0785■■■ | 14/23 | occasion [əkéɪʒən] |
特別な意味を持つその場・その時 occasionのコアイメージは「ただ時間が流れる中でたまたま生じる、特別な意味合いを帯びた場・時」です。語源はラテン語のoccasio(好機・チャンス)で、ob-(~に向かって)+cadere(落ちる・起きる)から来ています。つまり「何かが起きる・生じる節目」というニュアンスがあります。単なる「時間」(time)や「機会」(chance)と違い、occasionには「その出来事や文脈が場に特別な性格を与えている」感覚が宿っています。だから「結婚式のような晴れの場」「そうせざるを得なかった状況」「行動を引き起こした理由」など、文脈に応じた多様な日本語訳が生まれます。 |
名(特定の意味・性格を持つ)場、時 名(晴れの)機会、行事、式典 名(行動を引き起こした)理由、きっかけ 名(特定の)場合、状況 例文 There are occasions when you can't say no. いやと言えない時(場合)もあるものだ。 A wedding is a special occasion that calls for formal dress. 結婚式は正装を必要とする特別な晴れの場だ。 I had no occasion to use my French during the trip. 旅行中にフランス語を使う機会がなかった。 |
| 0786■■■ | 14/23 | occupy [ɑ́kjʊpɑ̀ɪ] |
空間や時間を『埋める・満たす』 occupyのコアイメージは「ある空間・時間・資源をそのものが存在することで埋め尽くしている」状態です。軍隊が領土を占領するのも、人が部屋に居住するのも、仕事が時間を費やすのも、すべて「ある場所・枠・リソースをがっちり埋めている」という共通イメージからきています。化粧室が「使用中(occupied)」なのも、誰かがその空間を占有しているから。頭や心を「占拠する」という意味でも使われます。日本語では文脈によって「占領する」「居住する」「占める」「費やす」と訳し分けますが、根底にあるのは常に「その空間・時間をしっかり埋めている」というひとつのイメージです。 |
動(軍事的に)占領する 動(場所に)居住する、使用する 動(面積・空間を)占める 動(時間・注意を)費やす、占める 動(人の)心・頭を占領する 例文 Enemy forces occupied the capital for three years. 敵軍は3年間その首都を占領した。 This project occupies most of my time these days. このプロジェクトが最近の私の時間のほとんどを占めている。 The restroom was occupied. 化粧室は使用中だった。 |
| 0787■■■ | 14/23 | order [ˈɔɚdɚ] |
あるべき配置・序列を整える orderのコアイメージは「あるべき場所・序列にきちんと収める」こと。混乱した状態に対して「正しい秩序・配列」をもたらすイメージが根底にある。①「命令する」は権威ある立場から相手をあるべき行動に向けること、②「注文する」はメニューの中から自分の欲しいものをあるべき場所(自分の皿・手元)に収めることを求める行為、③「整える」はバラバラなものを正しい配列に並べること、④名詞の「命令」や「秩序・順序」も、すべて「乱れた状態→正しい配置」というベクトルから生まれている。 |
動命じる、指図する 動注文する 動整える、順序立てる 名命令、指図 名秩序、順序、整然とした状態 名注文(品) 例文 You can't order me around. I'm older than you! 私にあれこれ指図しないで。年上なのよ! She ordered a Caesar salad and a glass of water. 彼女はシーザーサラダと水を一杯注文した。 The files are arranged in alphabetical order. ファイルはアルファベット順に並べられている。 |
| 0788■■■ | 14/23 | organ [ˈɔɚg(ə)n] |
全体を動かす『機能する部分』 organのコアイメージは「ある目的のために機能する、より大きな全体の一部」です。ギリシャ語のorganon(道具・手段)が語源で、「全体が機能するために必要な部品」という感覚が根底にあります。人体で言えば心臓や肺は、生命活動という「全体」を維持するための「機能する部分」。社会や組織で言えば、政府機関や新聞社は、社会という「全体」を動かす「機能する部分」です。どの意味でも「それ単体で機能し、かつ上位の全体に貢献している部分」というイメージが一貫しています。楽器のオルガンも、多数のパイプが組み合わさって一つの音楽という全体を作り出す「機能する部分の集合体」と見ることができます。 |
名(人体・生物の)臓器、器官 名(社会・政府などの)機関、組織 名(団体の)機関紙、機関誌、代弁機関 名オルガン(楽器) 例文 Some people donate their organs after they die. 死後に臓器を提供する人もいる。 The Security Council is a principal organ of the United Nations. 安全保障理事会は国連の主要な機関の一つである。 The party launched a new organ to spread its political views. その政党は政治的見解を広めるために新たな機関紙を発行した。 |
| 0789■■■ | 14/23 | pain [péɪn] |
心身に食い込む不快な感覚 painのコアイメージは「心身に対して不快・苦しい何かが加わっている状態」です。肉体的な「痛み」はもちろん、精神的な「苦悩・苦しみ」も同じ根っこにあります。さらに「骨折り・苦労」という意味も、何かをするのに大きなエネルギーや苦しみを伴う、という点でつながっています。日本語の「痛み」が主に身体に使われるのとは異なり、painは心の傷・悲しみ・手間のかかる作業まで幅広く「不快な重さ・苦しさ」を表せる言葉です。このコアイメージを掴んでおくと、文脈に応じて「痛み」「苦悩」「面倒」「苦労」と自然に使い分けられます。 |
名(肉体的な)痛み 名(精神的な)苦痛・苦悩 名骨折り・手間・苦労(painsの形で) 名(口語)面倒な人・やっかいなもの 動(人を)苦しめる・痛ませる 例文 I felt a sudden pain in my chest. 私は突然胸に痛みを感じた。 The loss of her dog caused her great pain. 愛犬を失ったことで、彼女は深い悲しみを覚えた。 He took great pains to explain the situation clearly. 彼は状況を明確に説明しようと大変な苦労をした。 |
| 0790■■■ | 14/23 | pale [péɪl] |
色や力が抜けた状態 paleのコアイメージは「本来あるべき色や活気・強さが抜け落ちてしまった状態」です。人の顔なら血の気が引いて青白くなる、色なら彩度が下がって薄くなる、光なら輝きが弱まって薄暗くなる——これらはすべて「本来あるはずのものが失われた」という同じ感覚に基づいています。日本語の「色あせた」「生気のない」が近いですが、paleは単に色だけでなく、存在感・力強さ・活力まで含めた広い「薄まり」を表せる点が特徴です。だからこそ「比較すると見劣りする」という意味にまで発展します。 |
形(顔色が)青白い、血の気がない 形(色が)薄い、淡い 形(光が)薄暗い、弱々しい 形弱い、力のない、生気のない 動青ざめる;(比較して)見劣りする、かすむ 例文 When I pointed out the contradiction in his excuse, his face turned pale. 私が彼の言い訳の矛盾を指摘すると、彼は青ざめた。 The walls had faded to a pale yellow after years of sunlight. 壁は何年もの日光にさらされ、薄黄色に色あせていた。 His achievements pale in comparison to those of his predecessor. 彼の業績は前任者のそれと比べると見劣りする。 |
| 0791■■■ | 14/23 | particular [pɚtíkjʊlɚ] |
他と切り分けられた『この一つ』 particularの語源はラテン語の「particula(小さな部分)」。全体の中から「一つの部分として切り取られた」イメージが核心にある。無数にある物事の中から「まさにこれ・この一つ」と指差すように区別する感覚だ。「特有の/特別の」は「他と区別された」こと、「特にこの」は「数あるものの中でこれを取り出す」こと、そして「好みにうるさい」は「自分の基準で細かく区別して選り好みする」こと——どれも根底は「一つ一つを細かく区別する」イメージから来ている。 |
形特有の、固有の 形特別の、格別の 形特にこの(その)、例の 形好みがうるさい、細かいことにこだわる(about〜) 名詞(複数形 particulars)詳細、細部、項目 例文 He is very particular about what he eats. 彼は食べ物にひどく好みがうるさい。 Is there any particular reason why you chose this university? この大学を選んだ特別な理由でも(何か)あるのですか? Please send me the full particulars of the incident. その事件の詳細をすべて送ってください。 |
| 0792■■■ | 14/23 | peculiar [pɪkjúːljɚ] |
その存在だけに属する peculiarの語源はラテン語の「peculium(個人の財産・家畜)」にさかのぼり、「自分だけのもの」というイメージが根底にある。「他と切り離されて、そのものだけに属している」という感覚がコアイメージだ。この「自分だけのもの」という感覚が、ある集団や個人に「特有・固有」という意味を生み出す。さらに、「他とは切り離されている=他とは違う」という方向に進むと、「普通とは異なる=奇妙な・変な」という意味へと展開する。日本語の「独特」という言葉が、褒め言葉にも批判的な意味にもなるのと似た構造を持つ単語だ。 |
形奇妙な、異様な 形(〜に)特有の、固有の 形(人が)変わった、風変わりな 例文 She got a peculiar feeling when the phone rang. 電話が鳴った時、彼女は奇妙な感じを覚えた。 This species of bird is peculiar to the Galapagos Islands. この種の鳥はガラパゴス諸島に固有のものだ。 He has a peculiar sense of humor that not everyone appreciates. 彼には万人受けしない独特のユーモアのセンスがある。 |
| 0793■■■ | 14/23 | pension [pénʃən] |
継続的に支払われる生活保障金 pensionの語源はラテン語の「pendere(支払う)」。コアイメージは「長年の貢献や特定の資格に対して、定期的・継続的に支給されるお金」。日本語の「年金」は主に老後の国民年金・厚生年金をイメージしがちだが、英語のpensionはより広く、雇用主が退職者に支給する「企業年金・退職年金」を指すことが多い。また、フランス語由来の別語義として「(ヨーロッパの)下宿屋・安宿(パンション)」という意味もあり、これも「定額を継続的に支払って宿泊する場所」という共通のイメージから派生している。 |
名(老齢・退職・障害などに対して支払われる)年金、恩給 名(ヨーロッパの)下宿屋、安宿、ペンション 動(pension off)年金を支給して退職させる 例文 He has retired and lives on a pension. 彼は引退して年金に頼って暮らしている。 The company offers a generous pension scheme to all employees. その会社はすべての従業員に手厚い企業年金制度を提供している。 We stayed at a small pension near the Alps during our vacation. 休暇中はアルプス近くの小さなペンションに泊まった。 |
| 0794■■■ | 14/23 | period [pí(ə)riəd] |
区切られた一まとまりの時間 periodのコアイメージは「明確な始まりと終わりを持つ、区切られた時間のまとまり」です。ギリシャ語の「periodos(周回・循環)」に由来し、「ぐるっと一周する」感覚が根底にあります。だから「期間・時期」はもちろん、文や会話の「終わり(ピリオド)」=区切りの記号、そして女性の「月経」=月ごとのサイクルという意味も、すべて「区切られたひとまとまり」という一つのイメージから自然につながっています。日本語の「期間」は単なる長さですが、periodには「そこに収まる時代・局面」という固まり感があります。 |
名期間、時期 名段階、局面 名終止符、ピリオド(句読点) 名月経、生理 名(学校の)時限、授業時間 形(ある時代の)時代様式の、復元された 例文 The society is in a period of transition. 社会は過渡期にある。 I have five periods of class on Mondays. 月曜日は5時限授業がある。 He put a period to the discussion by walking out. 彼は退席することで議論に終止符を打った。 |
| 0795■■■ | 14/23 | persist [pɚsíst] |
障害を越えて存在し続ける persistの語源はラテン語のpersistere(per-「完全に・貫いて」+sistere「立つ・とどまる」)。つまり「何があっても立ち続ける」というイメージが根底にある。外部からの圧力・反対・困難があっても、その場に踏みとどまって動じない感覚だ。人が主語のときは「頑として〜し続ける」という強い意志のニュアンスが出て「固執する・主張し続ける」となり、状況・現象が主語のときは「なかなか消えずに続いている」という持続のニュアンスが出て「(問題・症状などが)続く・残存する」となる。どちらの用法も「なくならずそこに在り続ける」という一本のコアイメージでつながっている。 |
動(反対・困難にもかかわらず)主張し続ける、固執する 動(問題・状況・症状などが)続く、持続する、なかなか消えない 例文 I even handed money to him, but he persisted in paying for the dinner. 私はお金を渡すまでしたが、彼は夕食代を出すと言い張った。 She persisted in her efforts despite repeated failures. 彼女は何度も失敗にもかかわらず、努力をやめなかった。 The fever persisted for three days. 熱が3日間続いた。 |
| 0796■■■ | 14/23 | philosophy [fɪlɑ́səfi] |
知恵を愛し、真理を追う営み philosophyはギリシャ語の「philos(愛する)+sophia(知恵・智慧)」が語源で、文字通り「知恵を愛すること」を意味する。コアイメージは「ものごとの根本を問い、体系的に考え抜いた世界観・原則」。アカデミックな「哲学」という学問分野だけでなく、個人が苦労や経験を通じて練り上げた「人生観・信条」、さらには企業や組織の行動の根底にある「経営理念・方針」にも使われる。共通しているのは「表面的な答えではなく、根っこにある考え方や原則」というニュアンス。「なぜ生きるのか」「何が正しいのか」を深く掘り下げた末に得られる、芯のある思想のことである。 |
名哲学(学問分野としての) 名人生観・信条・生き方の原則 名(企業・組織などの)理念・方針・基本姿勢 例文 While going through hardships, he developed a philosophy of life. 苦難を経験する中で、彼は人生観を形成した。 She studied philosophy at university and became fascinated by ethics. 彼女は大学で哲学を学び、倫理学に魅了された。 The company's philosophy is to put customers first in every decision. その会社の理念は、あらゆる判断においてお客様を最優先にすることだ。 |
| 0797■■■ | 14/23 | physician [fɪzíʃən] |
知識で病を診る専門家 physicianの語源はギリシャ語の「physis(自然・自然の理)」に由来し、「自然の法則を知る者」というイメージが根底にある。古代において医学は自然哲学の一部であり、physiciansとは単に傷を治す職人ではなく、学問的・知的訓練を受けて病の原因を内側から理解し診断する人物を指した。そのため現代英語でも、physicianは外科的手術より診断・薬物療法を中心とする「内科的なアプローチで患者を診る医師」のニュアンスが強い。doctorより格式張った響きがあり、医師の専門的・学術的側面を強調したいときに使われる傾向がある。 |
名医師(特に内科医) 名(文語・格式)医者・医師全般 例文 He went to see a physician about the pain in his shoulder. 彼は肩の痛みを診てもらうために医師のもとを訪れた。 The royal physician was summoned to the palace at once. 侍医がすぐに宮殿に呼び寄せられた。 Time is a great physician. 時は偉大な癒し手だ。(時薬) |
| 0798■■■ | 14/23 | poll [póʊl] |
頭数を数えて集める pollの語源は「頭(head)」を意味する中世オランダ語・低ドイツ語のpolleにさかのぼる。かつて選挙では文字通り「一人ひとりの頭を数えて」票を集めた。ここから「人々の意見・票を一件ずつ集計する」というコアイメージが生まれた。世論調査(名詞)も「多数の人の意見を頭数で集める行為」、動詞「票・意見を集める」も同じ発想。さらに「得票数」「投票所(the polls)」「調査対象者に質問する」など、派生的な意味もすべて「個々の人から答えを取りにいき数える」というイメージに収束する。 |
名世論調査;調査結果 名投票;得票数 名(複数形: the polls)投票所;選挙 動(人に)意見を聞く;世論調査をする 動(票を)獲得する 例文 We secretly took a poll of all the students to see which teacher they liked best. 私たちは秘密裏に全生徒を対象に、どの先生が一番好きかの調査を行った。 The latest poll shows that the prime minister's approval rating has dropped sharply. 最新の世論調査によると、首相の支持率は急落していることがわかった。 Voters are heading to the polls in record numbers today. 今日は有権者が記録的な数で投票所に向かっている。 |
| 0799■■■ | 14/23 | pollution [pəlúːʃən] |
純粋なものを汚す行為・状態 pollutionのコアイメージは「本来清浄・純粋であるものが外部の不純物によって侵され、汚された状態」です。ラテン語の'polluere'(汚す)が語源で、「汚れを持ち込む」という動的なプロセスとその結果両方を含みます。水・空気・土壌などの自然環境が汚染される「公害・汚染」という現代的な使い方が中心ですが、宗教・道徳的な文脈では「穢れ(けがれ)」「堕落」という意味にもなります。どの意味でも共通するのは「あるべき清らかさが失われた状態」というイメージであり、単に「汚い」のではなく「本来の純粋さが損なわれた」という含意があります。 |
名(環境)汚染・公害 名汚染物質・汚染の原因となるもの 名(道徳的・精神的な)堕落・穢れ 例文 Environmental pollution is a serious threat to both our generation and future generations. 環境汚染は、私たちと将来の世代の両方にとって深刻な脅威だ。 The factory was fined for causing water pollution in the nearby river. その工場は近くの川に水質汚濁を引き起こしたとして罰金を科された。 He saw the spread of violent media as a form of moral pollution in society. 彼は暴力的なメディアの蔓延を、社会における道徳的堕落の一形態とみなした。 |
| 0800■■■ | 14/23 | postpone [poʊs(t)póʊn] |
時間軸を後ろにずらす postponeは「post-(後ろに)」+「-pone(置く)」というラテン語由来の構造を持つ。つまり「何かをより後ろの時点に置き直す」というイメージが根底にある。すでに予定されていたことを、意図的に未来のある時点へと移動させる動作だ。「延期する」と訳されることが多いが、単に「遅らせる」のではなく、「あらためて後の時点に設定し直す」というニュアンスがある。このため、新しい日程が未確定でも使えるし、意図的な判断・決定を伴うことが多い。会議、決定、行動など、幅広い事柄を「後回し」にする場面で使われる。 |
動(予定・決定などを)延期する、先送りにする 動(判断・対処などを)後回しにする、保留する 例文 The party was postponed because the host got sick. 主催者が体調を崩したためパーティーは延期された。 The government has repeatedly postponed a decision on the new policy. 政府は新政策に関する決断を何度も先送りにしてきた。 We had to postpone our wedding until next spring due to the pandemic. パンデミックのため、結婚式を来春まで延ばさなければならなかった。 |
| 0801■■■ | 14/23 | prepare [prɪpéɚ] |
事前に整えておく prepareはラテン語のpraeparare(prae=前もって+parare=整える)を語源とする。コアイメージは「何かが起こる前に、必要なものを整えておく」こと。料理を「作る・調理する」、試験に「備える」、文書を「作成する」など、表面上はバラバラに見える意味も、すべて「ある目的・状況に向けて、事前に準備を整える」という一点でつながっている。重要なのは『前もって』という時間的な感覚で、単に作業をするのではなく、後で役立つように整えるというニュアンスが常に含まれている。 |
動詞(他動詞)(モノを)準備する・用意する・作る・調理する 動詞(自動詞)(自分が)準備する・心構えをする・備える 動詞(他動詞)(人を)〜に備えさせる・覚悟させる 動詞(他動詞)(文書・計画・報告書などを)作成する・取りまとめる 例文 The mother was preparing dinner when he called her. 彼が電話したとき、母親は夕食を調理しているところだった。 You should prepare for the worst. 最悪の事態に備えておくべきだ。 The team prepared a detailed report on the findings. チームは調査結果について詳細な報告書を作成した。 |
| 0802■■■ | 14/23 | priority [prɑɪˈɔːrəṭi] |
他より『前に来るもの』 priorityのコアイメージは「他のものより先・前に来る」という序列感にある。ラテン語のprior(前の・先の)が語源であり、複数の選択肢や課題が並んでいるとき、その中で「最も前に置かれるべきもの」を指す。「優先」という日本語訳はこれをうまく表しているが、単に「大事なもの」とは少し違う。あくまで「他と比較したときに前に来るもの」という相対的な序列がコアにある。だから複数形のprioritiesが「やるべきことの優先順位・優先事項リスト」という意味になるのも自然で、「どれを前に持ってくるか」という選択の感覚が常に含まれている。文脈によって「優先権」「最重要課題」「一番大切なこと」など様々な日本語に訳し分けることになる。 |
名優先(すること)・優先権 名優先事項・最重要課題(複数形 priorities で使われることが多い) 名前であること・先であること(時間的・順位的な意味での先行) 名(人生・仕事における)大切にしているもの・価値観の序列 例文 She needs to get her priorities straight and stop wasting her time. 彼女はやるべきことの優先順位を正しく把握して、時間を無駄にするのをやめなければならない。 The government's top priority is to reduce unemployment. 政府の最重要課題は失業率の削減だ。 Emergency vehicles have priority over other traffic. 緊急車両は他の車両より優先権を持つ。 |
| 0803■■■ | 14/23 | privilege [prív(ə)lɪdʒ] |
特定の人だけに許された特別な恩恵 privilegeはラテン語の「privus(個人の)」+「lex(法律)」に由来し、文字通り「その人個人のための特別な法」を意味していた。つまり、一般の人には与えられない特別な扱いや権利が、特定の個人・集団だけに認められているというイメージが根底にある。だから「特権」にも「光栄」にも使われる。特権は「社会的立場によって得られる特別な恩恵」、光栄は「自分だけに与えられた名誉ある機会」という意味合いで、どちらも「一般には与えられない特別なもの」というコアイメージから自然に導かれる。 |
名特権・特典 名光栄・名誉ある機会 名(法律・議会における)特権・免責 動〜に特権を与える 例文 Education should be a right, not a privilege. 教育は特権ではなく、権利であるべきだ。 It's a privilege to meet you. お会いできて光栄です。 I was privileged to attend the ceremony. その式典に出席できて光栄でした。 |
| 0804■■■ | 14/23 | proceed [proʊsíːd] |
前へ向かって進み続ける proceedのコアイメージは「前方(pro-)へ向かって歩む(-ceed)」こと。ラテン語のprocedere(前へ進む)に由来する。重要なのは「すでに何かが始まっている流れの中で、そのまま前へ動き続ける」というニュアンスだ。したがって「唐突に始める」ではなく、「ある地点から次の地点へスムーズに移行しながら続ける」という感覚がある。「続行する」「進む」「移る」「続けて〜する」といった日本語訳はすべて、この「流れの中で前進する」というコアから派生している。また名詞形のproceeds(売上・収益)も「取引の流れから生まれてくるもの」として同じ根から理解できる。 |
動(中断なく)続行する・進む 動(別の話題・行動に)移る 動(ある方向・場所へ)進む・向かう 動(事態が)進展する・展開する 例文 He first explained the basics, and then he proceeded to solve an actual problem. 彼はまず基本を解説し、続けて実際の問題を解いた。 Please proceed to the departure gate immediately. 直ちに搭乗口へお進みください。 Despite the bad weather, the construction work proceeded as planned. 悪天候にもかかわらず、工事は予定通り進んだ。 |
| 0805■■■ | 14/23 | profession [prəféʃən] |
公に宣言された専門的使命 professionの語源はラテン語のprofiteri(公に宣言する)。もともとは「神や社会に対して誓いを立てる」という意味から、宗教的な誓いを立てた聖職者・医師・弁護士などの「高度な知識・訓練・倫理的使命を公に宣言して従事する職業」を指すようになった。単なる「仕事・生業」ではなく、「社会に対する責任と使命を持つ専門職」というニュアンスが根底にある。そのため、「信仰・考えを公に表明する行為」という意味にも自然につながる。jobやworkとは違い、高い専門性と社会的役割への誇りが内包されている点がこの語のコアイメージである。 |
名(高度な知識・訓練を要する)専門職、職業 名(信念・信仰などの)公言、表明 名(同じ専門職に就く人々の)業界、専門職集団 例文 If you don't like writing, you should have chosen a different profession. 書くことが好きじゃないなら、君は違う職業を選ぶべきだったよ。 She made a profession of her faith in front of the congregation. 彼女は会衆の前で自分の信仰を公に表明した。 The legal profession is under pressure to modernize its practices. 法曹界は慣行を近代化するよう圧力を受けている。 |
| 0806■■■ | 14/23 | progress [prɑ́grəs] |
前へ向かって進んでいく動き progressのコアイメージは「前(pro-)へ進む(-gress)」こと。ラテン語のprogressus(前進)に由来し、単に「移動する」のではなく、目標や理想の状態に向かって着実に歩を進めるというニュアンスが根底にある。だから「進歩・発達」という意味でも使われる。重要なのは、ゴールに近づいていくプロセスそのものを指す点で、結果ではなく「途中の進んでいる状態」を表すことが多い。名詞として使う場合は不可算名詞が基本で、これも「進んでいくこと」全体を抽象的にとらえているからだ。 |
名(不可算)進歩、発達、向上、前進 動(自動詞)前進する、進行する、進歩する 名(不可算)(仕事・計画などの)進捗、経過 例文 Progress is possible if you try hard and study. 頑張って勉強すれば上達できますよ。 The construction work is progressing on schedule. 建設工事は予定通り進行している。 We need to make progress on this project before the deadline. 締め切りまでにこのプロジェクトを進展させる必要がある。 |
| 0807■■■ | 14/23 | prominent [prɑ́mənənt] |
前に突き出て目立つ prominentの語源はラテン語の「prominere(前に突き出る)」。pro-(前へ)+minere(突き出る)が合わさった語です。崖が海に突き出ているように、「周囲から飛び出て目に入ってくる」というのがコアイメージです。このイメージが物理的な意味(鼻や岩が突出している)にも、社会的な意味(周囲より抜きん出て目立つ人・地位)にも共通して流れています。「偉い」というよりも「目に入らざるを得ないほど前景に出ている」という感覚で、視覚的な突出感が出発点になっています。 |
形著名な、傑出した(社会的に目立つ) 形目立つ、人目を引く(物・位置が視覚的に目立つ) 形隆起した、出っ張った(身体的・地形的特徴) 例文 She was a prominent member of the city council. 彼女はその市議会で著名な(傑出した)議員だった。 The hotel is in a prominent position overlooking the bay. そのホテルは湾を見渡す目立つ場所に位置している。 He has a prominent nose. 彼は鼻が高い(目立つ)。 |
| 0808■■■ | 14/23 | prompt [prɑ́m(p)t] |
きっかけを与えて即動かす promptの根底にあるイメージは「遅延なく、その場で行動を起こす/起こさせる」こと。形容詞では「すぐに反応・行動する=迅速な」、動詞では「人を動かす・行動を促す」、名詞では「行動を引き出すきっかけ・手がかり」となる。演劇の世界でプロンプターが俳優のセリフを忘れた瞬間にすかさず小声で教える場面を想像するとわかりやすい。つまり「何かが起こった瞬間、間を置かずに反応または反応させる力」がこの単語の本質であり、あらゆる意味に共通している。 |
形迅速な、即座の、てきぱきした 動(人)を促す、駆り立てる;(行動・感情など)を引き起こす 名(俳優への)せりふの付け読み;(コンピュータの)入力促進記号、プロンプト 副きっかりに、ちょうど(時刻の後ろに置いて) 例文 He's prompt in completing his tasks. 彼は仕事が早い(てきぱきこなす)。 The sad news prompted him to call his family immediately. その悲しい知らせが、彼をすぐに家族に電話させた(促した)。 The meeting will start at nine o'clock prompt. 会議は9時きっかりに始まります。 |
| 0809■■■ | 14/23 | prospect [prɑ́spekt] |
前方を見渡す視線 「prospect」の語源はラテン語の「prospectus(前を見ること)」で、pro(前方へ)+ spect(見る)から成る。コアイメージは「前方に広がる景色を見渡す」こと。目の前に広がる風景=「眺望・見晴らし」、未来という名の「前方」を見渡したときに見えるもの=「将来の可能性・見込み・期待」という意味へと展開する。また「見込みのある人」つまり「将来有望な人材」も同じ流れで理解できる。動詞では「(金脈・油田などを)探索する」という意味になり、これも「前方を見渡して何かを探す」というイメージの延長線上にある。 |
名見込み・可能性(未来に何かが起こる期待) 名前途・将来性 名眺望・見晴らし 名有望な人・見込みのある候補者 動(金・石油などを)探索する・試掘する 例文 Is there any prospect of his recovering? 彼が回復する見込みはありますか? The job prospects for new graduates look bright this year. 今年の新卒者の就職見通しは明るいようだ。 The hotel room offered a magnificent prospect of the mountains. そのホテルの部屋からは山々の壮大な眺望が楽しめた。 |
| 0810■■■ | 14/23 | punish [pˈʌnɪʃ] |
苦痛・不利益を意図的に与える punishのコアイメージは「(悪いことへの報いとして)痛みや苦しみを意図的に相手に課す」こと。単なる「傷つける」ではなく、必ず「理由・正当性」が伴う点が重要。法律や道徳、ルールに違反した者に対して、権威ある側が制裁を加えるというニュアンスが根底にある。そのため転じて、スポーツ競技などで相手の弱点や失策を「徹底的に突いてボコボコにする」という意味にも広がる。また機器や素材を「酷使する」意味でも使われ、これも「限界まで苦しめる」というコアにつながっている。 |
動(罪・違反などへの報いとして)罰する、処罰する 動(相手・チームを)ひどくやっつける、徹底的に攻撃する 動(機器・道具・体などを)酷使する、限界まで使い倒す 例文 After I do something bad, I always have a feeling that I would get punished one day. 悪いことをしたあと、いつもいつか罰を受けるような感じがする。 The striker punished the defense with a hat-trick in the second half. そのストライカーは後半、ハットトリックで相手守備陣を徹底的に叩きのめした。 These roads will really punish your car's suspension. この道路はサスペンションを本当に酷使することになる。 |
| 0811■■■ | 14/23 | quarter [kwˈɔɚṭɚ] |
4等分した『ひとかけら』 quarterのコアイメージは「全体を4つに分けたうちの1つ」。ラテン語のquartus(第4の)が語源で、「4分の1」という数学的な分割感が根底にある。この「切り分け・区切り」のイメージが広がることで、都市を4つに区切った「街区・地区」になり、組織を部門ごとに「区切った」単位として「部署・方面」にもなる。さらにアメリカでは25セント硬貨(1ドルの4分の1)を指すほか、スポーツの試合を4分割した「クォーター」としても頻出。「どこかを切り取った一区画」というイメージを押さえれば、多彩な意味が自然につながる。 |
名4分の1 名地区・街 名部署・方面・筋 名25セント硬貨(米) 名クォーター(試合の第1〜4節) 形4分の1の 例文 There were 8 people there, but she ate a quarter of the pie! 8人いたのに、彼女ったらパイの4分の1を食べちゃったの! We stayed in the old quarter of the city, full of cobblestone streets. 私たちは石畳が続く旧市街地区に泊まった。 Criticism came from unexpected quarters. 思わぬ方面から批判が寄せられた。 |
| 0812■■■ | 14/23 | quote [kwóʊt] |
そのまま取り出して示す quoteのコアイメージは「元の文脈から言葉や数値をそのままの形で取り出し、他の場所に提示する」ことです。他者の発言や文章を「そっくりそのまま再現する」場合(引用する)にも、業者が価格を「数字そのままで提示する」場合(見積もりを出す)にも同じコアイメージが働いています。重要なのは「改変せず、原形のまま持ち出す」という点で、そこに「出典・根拠を明示する」という誠実さのニュアンスも含まれます。名詞では「引用文」「見積もり(金額)」を指し、quotation marks(引用符・クォーテーションマーク)もこの語族です。 |
動(言葉・文章を)引用する 動(価格・数値を)示す、提示する 動(例・事例を)引き合いに出す 名引用(文)、引用句 名見積もり(金額) 例文 She quoted a passage from the Bible. 彼女は聖書の一節を引用した。 The mechanic quoted me $500 for the repairs. その整備士は修理代として500ドルと見積もりを出した。 He quoted several studies to support his argument. 彼は自分の主張を裏付けるためにいくつかの研究を引き合いに出した。 |
| 0813■■■ | 14/23 | radical [rˈædɪk(ə)l] |
根っこから変える力 radicalの語源はラテン語の「radix(根)」。つまり「根っこに関わる」というのがコアイメージです。物事の表面ではなく、根本・根幹に触れることを意味します。政治的な文脈では「既存の制度の根っこをひっくり返そうとする=急進的・過激な」になり、改革の文脈では「表面的な修正ではなく根っこから変える=抜本的・徹底的な」になります。また数学では「根号(√)」も同語源で、「平方根」という意味を持ちます。どの意味も「表面ではなく、根(radix)に届く」というイメージが貫いています。日本語訳を文脈に応じて選ぶ際も、「この文脈では根っこのどの側面が前面に出ているか?」を考えると自然な訳が見えてきます。 |
形急進的な、過激な 形抜本的な、徹底的な 形容詞・名詞【数学】根号の(√);根号、根(数学用語) 名急進主義者、過激派 例文 Her paper was seen as too radical to be published. 彼女の論文は出版されるには過激すぎるとみなされた。 The government needs to make radical changes to the healthcare system. 政府は医療制度を抜本的に改革する必要がある。 He was known as a radical in his youth, fighting for social equality. 彼は若い頃、社会的平等のために戦う急進主義者として知られていた。 |
| 0814■■■ | 14/23 | react [riˈækt] |
刺激を受けて動き出す reactの核心は「re-(返す・逆に)+act(行動する)」、つまり「何かを受けて、それに応じて行動を起こす」というイメージです。外部からの刺激・働きかけを受け取り、それに対して何らかの動き・変化・応答が生じるというプロセスを指します。化学反応(物質同士が触れて変化する)、感情的反応(言葉や状況に対して表情や態度が変わる)、社会的反応(規則や権威に対して反発する)——すべて「受けて→返す」という共通構造を持っています。だからこそ文脈次第で「反応する」「反抗する」「作用しあう」といった異なる日本語があてはまるのです。 |
動(刺激・言動などに)反応する、応じる 動(物質が)化学反応する、作用しあう 動(権威・規制などに)反抗する、反発する 動(薬・食物などに)アレルギー反応を示す、悪影響を受ける 例文 When I poured the liquid into the powder, they immediately started to react. 私が液体を粉に注ぐと、すぐに反応し始めた。 She reacted to the news with tears of joy. 彼女はそのニュースを聞いて、うれし泣きした。 Teenagers often react against the rules set by their parents. 10代の若者はしばしば、親が設けたルールに反発する。 |
| 0815■■■ | 14/23 | relative [réləṭɪv] |
何かとの『つながり・関係性』 relativeの語源はラテン語のrelatus(関係づけられた)。「ある基準・対象と結びついている」というコアイメージが根底にある。名詞として「親戚」を指すのは、血縁・婚姻という関係によって結びついた人だから。形容詞として「相対的な」を意味するのは、何か別のものとの比較・関係の中でのみ成立する性質を指すから。「絶対的」と対比すると理解しやすい——absoluteは何とも関係なく単独で成立するが、relativeは必ず「〜に対して」「〜と比べて」という文脈を持つ。「関係がある」という意味も同様に、直接この語源から来ている。 |
名親戚、親類 形相対的な、比較上の 形〜に関係して、関連した(to) 形(文法)関係を示す(関係代名詞・関係副詞など) 例文 My uncle, aunt, and cousin are all my relatives. 私の伯父、伯母、いとこは皆、私の親戚だ。 Beauty is relative; what one culture finds attractive, another may not. 美しさは相対的なものだ。ある文化が魅力的だと思うものを、別の文化はそう思わないかもしれない。 The cost of living is low relative to the average income in that region. その地域では、平均収入に比べて生活費が低い。 |
| 0816■■■ | 14/23 | religion [rɪlídʒən] |
人と超越的存在とのつながり religionの語源はラテン語のreligio(結びつける・再びつなぐ)に由来する。「人間を超越的な何か(神・宇宙・真理など)と結びつける営みや体系」がコアイメージ。単に「キリスト教・仏教・イスラム教」といった制度化された宗教だけでなく、「信仰心そのもの」や「人生において最優先するほど熱中しているもの」まで指せる幅の広い単語。日本語で「宗教」と聞くと組織や教義を想起しがちだが、英語のreligionはより個人の内面的なつながりや姿勢も含む点が重要なニュアンスの違いである。 |
名宗教(制度・組織・教義の体系) 名信仰、信心(個人的な宗教的感情・実践) 名詞(比喩的)(ほとんど宗教的なほど)熱中・傾倒しているもの 例文 "What's your religion?" "Oh, I'm not religious. You?" 「あなたの宗教は何ですか?」「ああ、特に信仰はありません。あなたは?」 In many countries, religion and politics are deeply intertwined. 多くの国では、宗教と政治は深く絡み合っている。 For him, running every morning has become a religion. 彼にとって、毎朝のランニングはもはや宗教も同然になっている。 |
| 0817■■■ | 14/23 | remark [rɪmɑ́ɚk] |
注目して言葉にする remarkのre-は「再び・注意を向けて」、markは「印をつける・注目する」という意味を持ちます。つまりremarkのコアイメージは「何かに注意を向け、それを言葉として刻み付ける」こと。ただ漫然と話すのではなく、「あることに気づいたり注目したりして、それを言葉に出す」というニュアンスが根底にあります。そこから動詞「(気づいて)述べる・言う」、名詞「(印象に残る)発言・コメント」という意味が生まれます。また「気づく」という意味も、何かに注意のマークをつけるイメージから自然に派生します。日常的な「言う(say)」より少し改まった、何かを指摘・コメントするニュアンスが特徴です。 |
動(気づいて)述べる、コメントする 動気づく、注目する 名発言、コメント、所見 名(批評・注目に値する)注目、言及 例文 They remarked on the painting's color. 彼らはその絵画の色について(気づいて)述べた。 He made a rude remark about her appearance. 彼は彼女の外見について失礼なコメントをした。 She remarked that the room was unusually quiet. 彼女は部屋がいつになく静かだと気づいて口にした。 |
| 0818■■■ | 14/23 | remote [rɪmóʊt] |
手が届かないほど遠く離れた remoteのコアイメージは「物理的・心理的・概念的に、手が届かないほど遠く隔たっている」こと。ラテン語の removere(遠ざける)が語源で、「re-(離れて)+ movere(動く)」から来ている。物理的な距離だけでなく、時間的な遠さ(remote past=遠い過去)、可能性の薄さ(a remote chance=可能性が薄い)、人間関係の希薄さ(remote attitude=よそよそしい態度)にも使われる。さらに現代では「remote work(遠隔勤務)」のように、物理的に離れた場所からの操作・接続という意味でも頻出。すべての用法の根底に「届かないほど隔たっている」イメージがある。 |
形(場所が)遠い、辺境の 形遠隔の、リモートの 形(可能性・関係が)薄い、わずかな 形(態度が)よそよそしい、無関心な 名リモコン(remote control の略) 例文 They built a cabin in a remote mountain village. 彼らは辺鄙な山村に小屋を建てた。 There is only a remote chance of success. 成功する可能性はほとんどない。 She seemed remote and distracted during the meeting. 彼女は会議中、よそよそしくぼんやりしているようだった。 |
| 0819■■■ | 14/23 | rent [rént] |
対価を払って一時的に使う権利 rentのコアイメージは「所有権は移さずに、一定期間使用する権利を金銭で交換すること」。土地・建物・物を「借りる側」も「貸す側」も、この一時的な使用権のやり取りを指す。日本語では「借りる」「貸す」と別の動詞を使い分けるが、英語のrentはどちらの立場でも使える。家賃・使用料という名詞の意味も、この「使用権の対価として定期的に支払われる金銭」という一点に集約される。また「裂け目・亀裂」という全く別の意味(rentは動詞rendの過去形でもある)とは語源が異なるため注意が必要。 |
名家賃、使用料、賃料(定期的に支払う対価) 動(借り手が)借りる、(貸し手が)貸す 名裂け目、亀裂(rentはrendの過去形・過去分詞形としても存在) 例文 I haven't paid my rent this month yet. 今月の家賃をまだ払っていない。 We rented a car at the airport and drove along the coast. 空港でレンタカーを借りて、海岸沿いをドライブした。 She rents out the spare room to students. 彼女は空き部屋を学生に貸している。 |
| 0820■■■ | 14/23 | resolve [rɪzɑ́lv] |
もつれをほどいて一つにまとめる resolveの語源はラテン語のresolvere(re-「完全に」+solvere「解く・ほどく」)。絡まった糸をほどいて整理するイメージが根底にある。複雑にこじれた問題をほどいて「解決する」、心の中でぼんやりしていた迷いをほどいて一本の方向性に「決意する」、複合物をほどいて個々の成分に「分解する」――いずれも「バラバラに絡まっているものを整理し、すっきりとした状態にもたらす」という共通イメージから生まれている。名詞形のresolveには「決意・意志」の意味もあり、心の中の迷いをほどいた結果として生まれる強い意志を表す。 |
動決意する、心を決める 動(会議・組織が正式に)決議する 動(問題・紛争などを)解決する 動(物質・組織などを)分解する、分析する 名(強固な)決意、意志 例文 We need to resolve the issue of who gets to take the car out tonight. 今夜誰が車を出すかという問題を解決しなければならない。 She resolved to start exercising every morning without exception. 彼女は例外なく毎朝運動することを決意した。 Nothing could shake his resolve to become a doctor. 何があっても医師になるという彼の決意は揺らがなかった。 |
| 0821■■■ | 14/23 | resort [rɪzˈɔɚt] |
最後の手段として向かう場所・行動 resortの語源はフランス語で「戻る・回帰する」という意味。コアイメージは「ほかに手がない時、最終的にたどり着く先へ向かう」こと。動詞で「暴力に訴える」と使われるのも、他の選択肢が尽きた末に暴力という手段へと向かうイメージ。名詞の「リゾート・行楽地」も、日常から離れて人々が繰り返し向かう場所という同じ根をもつ。つまりresortには「〈困った時や休みたい時に〉最終的に頼る先・向かう先」という一本の軸が流れており、文脈によって「手段に訴える」「場所へ行く」の両方の訳が生まれる。 |
動(最後の手段として)〜に頼る・訴える・頼りにする 動(場所に)行く・足を運ぶ(しばしば大勢の人が) 名行楽地・リゾート・保養地 名頼みの綱・最後の手段(as a last resort で頻出) 例文 It's never right to resort to violence. 暴力に訴えるのは絶対に間違っている。 We should use negotiation first, and only contact lawyers as a last resort. まず交渉を試み、弁護士への依頼は最後の手段にとどめるべきだ。 She spent her vacation at a tropical beach resort. 彼女は熱帯のビーチリゾートで休暇を過ごした。 |
| 0822■■■ | 14/23 | rest [rést] |
動きが止まり、安定した状態 restの核心は「動いていたものが止まり、安定した状態に落ち着く」というイメージです。人が活動をやめて「休む」のも、物が何かにもたれて「支えられる」のも、議論や根拠が何かの上に「基づく」のも、すべて「動きや変化が止まり、あるところに落ち着く」という同じ感覚から生まれています。「永眠する」も、命の動きが止まり安らかな状態に入るという意味で自然につながります。日本語では「休む」「もたれる」「基づく」と全く別の言葉になりますが、英語のrestはひとつのコアイメージで統一されており、文脈を読めば意味が自然に浮かび上がってきます。 |
動休む・休憩する 動永眠する・眠るように安らぐ 動もたれる・預ける・置く 動(根拠・責任などが)基づく・委ねられる 名休息・睡眠 名残り・残部(the rest) 例文 May he rest in peace. 彼が安らかに眠れますように。 She rested her head on his shoulder. 彼女は彼の肩に頭をもたせかけた。 The final decision rests with the manager. 最終決定は部長に委ねられている。 |
| 0823■■■ | 14/23 | revenue [révən(j)ùː] |
流れ込んでくるお金の流れ revenueはラテン語の「revenire(戻ってくる)」に由来する。投資・労働・税金徴収などの活動に対して「戻ってくるもの=お金の流れ」がコアイメージ。重要なのは、一回きりの受け取りではなく、継続的・定期的に流入する資金という感覚だ。そのため個人の給与やアルバイト代には使わず、企業の売上・国や自治体の税収といった「組織的・制度的な収入の流れ」に使われる。「ただもらう」のではなく、事業や課税という仕組みを通じて生み出され、流れ込んでくるお金というイメージを持つと、さまざまな文脈での使い方が自然に理解できる。 |
名(国・自治体の)歳入、税収 名(企業の)売上収益、収入 名(投資・資産からの)収益、収入源 例文 Our revenue this year hit an all-time high. 今年の我々の収益は過去最高になった。 The government relies heavily on tax revenue to fund public services. 政府は公共サービスの財源として税収に大きく依存している。 The company is exploring new revenue streams from digital subscriptions. その会社はデジタルサブスクリプションによる新たな収益源を模索している。 |
| 0824■■■ | 14/23 | reverse [rɪˈvɚs] |
向きをひっくり返す reverseの語源はラテン語の「re-(後ろへ)+vertere(向ける)」。つまり「元あった向きと反対の方向に向ける」というイメージが核心にある。形容詞では「向きが逆になっている状態」、動詞では「向きを逆にする動作」を表す。物理的な裏返し(コインの裏面)から、順序・方向の逆転(車のバック)、さらには決定や判決を「ひっくり返す」という抽象的な逆転まで、すべて「もとの向き・状態と正反対にする」というコアイメージから派生している。名詞としても「逆のこと・裏側・逆境」という意味で使われることが多い。 |
形逆の、裏の、反対方向の 動逆にする、裏返す、(決定・判決などを)覆す、(車を)バックさせる 名逆、反対、裏面、(不運・)逆境、敗北 例文 The man claimed that affirmative actions are reverse discrimination. その男性はアファーマティブアクションは逆差別だと主張した。 The Supreme Court reversed the lower court's decision. 最高裁判所は下級裁判所の決定を覆した。 She suffered a serious reverse in her career. 彼女はキャリアで深刻な逆境に直面した。 |
| 0825■■■ | 14/23 | revise [rɪvɑ́ɪz] |
もう一度見直して改める revise は「再び(re-)」+「見る(vis-:visionと同語源)」が語源。つまり「一度作ったものをもう一度しっかり見直す」というのが根底にあるコアイメージ。文書を「改訂する」のも、試験前に内容を「復習する」のも、すでに存在するものを再び確認・点検して、必要に応じて手を加える行為という点で同じ。単なる「直す」ではなく、全体を見渡して判断した上で改めるという意識的なプロセスが含まれており、表面的な修正(fix)とは異なる。英国英語では特に「試験勉強の復習」の意味でよく使われる点も重要。 |
動改訂する・改正する 動修正する・訂正する 動復習する(主に英国英語) 動(意見・判断を)改める・見直す 例文 The manuscript was revised by the editor. 原稿は編集者によって改訂された。 I need to revise for my chemistry exam tomorrow. 明日の化学の試験に向けて復習しなければならない。 The government revised its economic growth forecast downward. 政府は経済成長率の見通しを下方修正した。 |
| 0826■■■ | 14/23 | ridiculous [rɪdíkjʊləs] |
笑い飛ばしたくなるほど非常識 ridiculous の語源はラテン語の ridiculus(笑いを引き起こすもの)で、ridicule(嘲笑)と同じ根を持つ。コアイメージは「笑いのネタになるくらい常識や理性からかけ離れている」こと。単なる「おかしい(funny)」ではなく、「あり得ない、非常識すぎてバカにしたくなる」という呆れや軽蔑が混じるのが特徴。日本語に訳すと「ばかげた」「おかしな」「ありえない」「馬鹿馬鹿しい」「とんでもない」など文脈によって様々になるが、根底には「理性的な人間がまともに受け止められないほど的外れ・非常識」というニュアンスが常にある。 |
形ばかげた、馬鹿馬鹿しい 形おかしな、滑稽な 形ありえない、とんでもない(口語・感情的な驚き・呆れ) 形(価格・量などが)法外な、非常識なほどの 例文 She sold the gift I gave her!? That's ridiculous! 彼女、私があげたプレゼントを売ったの!?ありえない! He showed up to the formal dinner wearing a clown costume. He looked absolutely ridiculous. 彼は正式なディナーにピエロの衣装で現れた。完全に滑稽だった。 The price they're charging for a cup of coffee is ridiculous. コーヒー一杯にその値段をつけるなんて、法外にもほどがある。 |
| 0827■■■ | 14/23 | row [róʊ] |
一直線に並んだ連続性 rowのコアイメージは「ものが一直線に並んだ状態」です。椅子や家、人が横一列に整然と並んでいる「列・並び」が基本の意味ですが、空間だけでなく時間的な「連続・続き」にも使われます。「3回連続で」を意味する in a row はまさに出来事が時間軸上で一直線に並んでいるイメージです。また rowはボートを「漕ぐ」という動詞の意味もあり、オールを規則的に一定方向へ動かす反復的・連続的な動作にも同じ「整列した繰り返し」のニュアンスが宿っています。日本語の「列」「並び」「連続」はすべてこの一本の直線的つながりから生まれています。 |
名(横の)列、並び 名通り、街路 名詞(in a row)連続して、続けて 動(ボートを)漕ぐ 例文 We sat in the front row of the theater. 私たちは劇場の最前列に座った。 I got three questions correct in a row. 私は3問連続で正解した。 He rowed the boat across the lake. 彼はボートを漕いで湖を渡った。 |
| 0828■■■ | 14/23 | rule [rúːl] |
基準となる「線」を引く ruleの語源はラテン語の「regula(定規・棒)」。定規で線を引くように、「ここからここまで」という基準・境界を定めるイメージが根底にある。名詞の「規則・ルール」は人々が従うべき基準線、「支配」は誰かが基準線を引く立場にあること。動詞の「統治する・支配する」は基準線を引いて人々をコントロールすること、「裁定する」は法律という基準線に照らして判定を下すこと。さらに「定規で線を引く」という物理的な意味も英語では生きており、rule a lineで「線を引く」という使い方もある。どの用法にも「基準を定め、それを押しつける・従わせる」という共通のコアがある。 |
名規則、規定、ルール 名支配、統治 名慣例、習慣(as a rule で「概して、通例」) 動支配する、統治する 動裁定する、判決を下す 動(定規で)線を引く 例文 The court ruled the advertisement illegal. 法廷はその広告を違法と裁定した。 As a rule, I wake up at six every morning. 概して、私は毎朝6時に起きる。 She has ruled the company with great skill for decades. 彼女は何十年もの間、優れた手腕で会社を率いてきた。 |
| 0829■■■ | 14/23 | satisfy [sˈæṭɪsfɑ̀ɪ] |
要求・期待をちょうど満たす satisfyのコアイメージは「ある基準・要求・期待にぴったり応える」こと。語源はラテン語の satis(十分に)+ facere(する)で、「十分なことをする」が原義。ポイントは「ちょうど埋める」感覚で、空腹・欲求・疑問・条件といった「足りていない状態」を「過不足なく充足させる」ことを指す。だから「満足させる」(感情的な充足)にも「条件を満たす」(論理的な充足)にも「納得・確信させる」(知的な疑問の充足)にも使える。単なる「喜ばせる」(please)とは違い、「不足していた何かを埋める」という充足感が本質。 |
動(感情・欲求を)満足させる、充足させる 動(条件・要件・基準を)満たす、充たす 動(人を)納得させる、確信させる 動(債務・要求を)果たす、弁済する 例文 The dinner at the five-star restaurant didn't really satisfy me. その五つ星レストランの夕食は私を十分に満足させてくれなかった。 Applicants must satisfy the following requirements to be considered. 応募者は検討されるために以下の要件を満たさなければならない。 The detective satisfied himself that the alibi was genuine before releasing the suspect. 刑事はアリバイが本物だと確かめてから容疑者を釈放した。 |
| 0830■■■ | 14/23 | scheme [skíːm] |
意図的に設計された仕組み schemeのコアイメージは「頭の中で周到に組み立てられた構造・枠組み」です。単なる思いつきではなく、目的に向けて意図的にデザインされた「設計図」のようなものです。その設計が公明正大なものであれば「計画・案」、秘密裏に悪意をもって組まれたものであれば「陰謀・策略」、制度として組み上げられたものであれば「体系・制度」となります。planが「何をするか」のリストに近いのに対し、schemeは「どう組み立てるか」という構造的な意図の強さが特徴です。この「周到な意図と構造」が根底にあるため、どの文脈でも「ただのアイデアではなく、練られた仕組み」というニュアンスが漂います。 |
名(組織的な)計画・案 名陰謀・策略・たくらみ 名制度・体系・仕組み 動(こっそり)たくらむ・画策する 例文 A person asked me for my personal information but it was obviously a fraud scheme. ある人が私の個人情報を尋ねてきたが、それは明らかに詐欺の策略だった。 The government introduced a new scheme to support small businesses. 政府は中小企業を支援する新たな制度を導入した。 He spent weeks scheming to take over the company. 彼は会社を乗っ取ろうと何週間もたくらんでいた。 |
| 0831■■■ | 14/23 | scratch [skrˈætʃ] |
表面を引っ掻いて跡をつける scratchのコアイメージは「硬いもので表面をこすって傷・跡・音を生み出す」こと。爪や鋭いものが何かの表面をひっかく動作が原点にある。「かく(かゆいところを)」はまさに皮膚を爪でひっかく行為。「走り書く」はペン先が紙の表面を引っかいて文字を刻みつけるイメージ。「削除する(名前を消す)」はリストに書かれた文字を線でひっかいて消すイメージ。また名詞で「傷」や「引っかき傷」になるのも同じ文脈。さらに「ゼロから」を意味するfrom scratchは、スタートラインを地面にひっかいて引く競技の所作に由来し、何の準備もない白紙の状態を表す。 |
動ひっかく;(かゆい箇所を)かく 動走り書きする;ひっかくように書く 動(名前・項目などを)削除する;取り消す 名引っかき傷;すり傷 名詞/形容詞(from scratchで)ゼロから;最初から 例文 Wanting to get some of my food, the cat scratched my arm. 私の食べ物を欲しがって、猫が私の腕をひっかいた。 She scratched his name off the guest list. 彼女はゲストリストから彼の名前を削除した。 He built the company from scratch. 彼は会社をゼロから築き上げた。 |
| 0832■■■ | 14/23 | shallow [ʃˈæloʊ] |
表面だけで深みがない shallowの根底にあるイメージは「深さが足りない」こと。物理的に水や穴などの深さが浅いことを指す場合も、人の思考・感情・知識などの「奥行き・深み」が欠けていることを指す場合も、すべてこの一つのコアイメージから派生している。水が浅ければ底がすぐ見えてしまうように、shallowな人やコメントは「中身がなく、すぐに見透かされてしまう」感じを与える。日本語では「浅い」「表面的な」「うわべだけの」など文脈によって訳し分けるが、「深みがない」という本質は変わらない。呼吸に使うと「浅い呼吸」という医学・生理学的な表現にもなる。 |
形(物理的に)浅い 形浅はかな、表面的な、中身がない 形(呼吸が)浅い 名詞(複数形 shallows)浅瀬 例文 The children splashed around in the shallow end of the pool. 子どもたちはプールの浅いところではしゃいでいた。 He is cute and all, but I felt like he was shallow when I talked with him. 彼、かっこいいけど、話したとき浅い感じがしたの。 She was taking short, shallow breaths after running. 走った後、彼女は短く浅い呼吸をしていた。 |
| 0833■■■ | 14/23 | shelter [ʃéltɚ] |
外の脅威から守る『覆い・囲い』 shelterのコアイメージは「外の危険や悪条件から身を守るために、何かに覆われた・囲まれた空間」です。雨・風・寒さ・危険などの「外的な脅威」がある状況で、それを遮断して身を守る「物理的または心理的な覆い」がshelterの本質です。だから「避難所」にも「保護」にも「住まい(人間の基本的な生活の覆い)」にも訳せるのです。動詞としても「~を保護する」「~に避難する」という意味になります。重要なのは、luxury(贅沢)ではなく生命・安全に関わる「最低限の保護」のニュアンスが伴うことが多い点です。 |
名避難所・雨宿りできる場所 名保護・庇護 名住まい・住居(特に最低限の) 名(動物・人の)収容施設・シェルター 動~を保護する・匿う/避難する 例文 Good thing we found shelter. It's pouring out there. 雨宿りできる場所を見つけられて良かったね。すごい雨だ。 The United Nations provides food, clothing, and shelter to refugees. 国連は難民に食料・衣服・住居を提供している。 The old barn sheltered the hikers from the fierce storm. 古い納屋が激しい嵐からハイカーたちを守ってくれた。 |
| 0834■■■ | 14/23 | silly [síli] |
軽くて中身がない感じ sillyのコアイメージは「思慮や重みがなく、ふわふわと軽い状態」です。古英語の「sælig(祝福された、無邪気な)」が語源で、「無邪気すぎて判断力がない」というニュアンスに変化しました。だから「ばかな・愚かな」と訳されますが、stupidのように知能を否定する強い侮辱ではなく、「考えが足りない、軽率、ちょっとおかしい」という軽めのトーンが特徴です。子どもっぽいふるまいや、深刻に受け取るほどでもない些細なミス・冗談にも使われます。「くだらない笑い」「ちょっとしたドジ」「恥ずかしいくらいくだらない」など、文脈次第で幅広く訳せるのはこのコアイメージがあるからです。 |
形ばかな、愚かな(軽い意味で) 形くだらない、ばかげた(行動・考え・質問など) 形おかしな、ひょうきんな(子どもっぽい笑いを誘う) 名詞(口語)おバカさん、おっちょこちょい 例文 Sorry, it might be a silly question, but what was the meaning of that word? ばかげた質問だったらすみませんが、その言葉は何という意味でしたっけ。 Stop making that silly face and behave yourself! そんな変な顔をするのをやめて、きちんとしなさい! I felt silly walking into the wrong classroom. 間違った教室に入ってしまって、なんか恥ずかしかった。 |
| 0835■■■ | 14/23 | similar [sím(ə)lɚ] |
同じ型から生まれた感じ similarのコアイメージは「ある共通のパターン・型を持っていること」です。ラテン語の similis(同じような)が語源で、「完全に一致する(same)」のではなく、「見比べると共通点が際立つほど似ている」というニュアンスが核心です。双子を想像してください。同一人物ではないけれど、同じ型から生まれたかのようにそっくり。これがsimilarの感覚です。形状・性質・状況・考え方など、あらゆる比較の文脈で使えます。また、数学では「相似」の意味で使われるなど、「比例的に対応する構造が共通している」という用法にも同じコアイメージが流れています。 |
形類似した、似ている 形同様の、同じような(状況・性質が) 形【数学】相似の 例文 He and his brother look so similar. 彼と彼の弟はとてもよく似ている。 The two countries face similar economic challenges. その2つの国は同様の経済的課題に直面している。 A dolphin has a body shape similar to that of a fish, but it is a mammal. イルカは魚に似た体型をしているが、哺乳類である。 |
| 0836■■■ | 14/23 | situation [sìtʃuéɪʃən] |
ある地点に置かれた状態 situationの語源はラテン語の「situs(場所・位置)」。物理的な「位置・場所」だけでなく、人が置かれた「立場・境遇」や、ある時点での「状況・事態」まで幅広くカバーする。共通するのは「何かがある地点・文脈に置かれている」というイメージ。家が建っている「位置」も、困難な「状況」も、どちらも「そこに置かれたもの」として捉えられる。つまりsituationは、物体であれ人であれ出来事であれ、それが「どんな文脈・環境の中に置かれているか」を表す言葉。この感覚をつかむと、「場所」「状況」「立場」「事態」という一見バラバラな訳語が、実は同じ根っこから来ていることがわかる。 |
名状況・事態 名立場・境遇 名(建物・土地などの)位置・場所 名(やや形式的)職・職位 例文 Unaware of the situation, she made a terrible mistake. 彼女は状況に気づかないまま、ひどい間違いを犯した。 The hotel is in a beautiful situation overlooking the lake. そのホテルは湖を見下ろす美しい場所(立地)にある。 I wouldn't like to be in your situation right now. 今のあなたの立場にはなりたくないね。 |
| 0837■■■ | 14/23 | skill [skíl] |
練習で磨かれた能力 skillのコアイメージは「訓練・経験を積み重ねることで身についた、特定の分野における高い能力」です。生まれつきの才能(talent)とは異なり、skillは努力によって習得・向上させられるものである点が本質です。「技術」「技能」と訳されますが、根底にあるのは「意図的な練習によって達成されたレベルの高さ」。だからこそ、料理の腕前にも、交渉術にも、プログラミング能力にも使えます。また、複数形のskillsは「持っているスキルの一覧・セット」を表すことが多く、履歴書やビジネス場面でよく登場します。コアを掴めば、文脈に応じて「腕前・手腕・技量・スキル」など最適な日本語を選べるようになります。 |
名技術・技能・腕前 名手腕・巧みさ(抽象的な能力) 名詞(不可算)熟練・巧みさ(一般的な能力の高さ) 例文 This is my chance to show off my skills! 腕の見せ所だな! She negotiated the deal with great skill. 彼女は巧みな手腕で交渉をまとめた。 Communication skills are essential in today's workplace. コミュニケーション能力は今日の職場に不可欠だ。 |
| 0838■■■ | 14/23 | slight [slɑ́ɪt] |
存在感が薄く、かろうじてある slightのコアイメージは「物理的にも量的にも存在感が薄い・かろうじて存在する程度」である。もともと「なめらかで細い」という古い意味が語源にあり、そこから「細い・薄い(体型)」「わずかな・ほんの少しの(量・程度)」「取るに足らない(重要性)」という意味が派生した。さらに、その「取るに足らない」という感覚が人間関係に向かうと、動詞として「人を軽んじる・無視する」という意味になり、名詞では「侮辱・軽視」を意味する。共通しているのは、「存在・重要性がかろうじてある、あるいはほとんどない」という希薄さのイメージである。 |
形わずかな、ちょっとした(量・程度が少ない) 形取るに足らない、些細な(重要性が低い) 形細い、ほっそりした(体型) 動〜を軽んじる、無視する、侮辱する 名侮辱、軽視、冷遇 例文 I don't feel very well. I think I have a slight fever or something. 具合が悪い。微熱かなにかあるようだ。 There is not the slightest chance of success. 成功する見込みは微塵もない。 She felt slighted when she was not invited to the meeting. 会議に招かれなかったとき、彼女は軽んじられたと感じた。 |
| 0839■■■ | 14/23 | sore [sˈɔɚ] |
ひりひりと傷ついた状態 sore のコアイメージは「皮膚や感情が擦れて、ひりひりと傷ついた状態」です。もともとは皮膚の傷やただれを指す語で、触れると痛みが走るようなデリケートな状態を表します。このイメージが身体に向かえば「筋肉痛・ひりひりする痛み」となり、心に向かえば「傷ついてピリピリしている・怒りや悲しみでひりひりしている」状態を表します。日本語の「痛い」よりも「ずきずき・ひりひり」という持続的・表面的な痛みに近く、深部の激痛より、じわじわと続く不快な感覚がコアです。感情面では「触れてほしくないほど傷ついている」というニュアンスが強く、単純な「悲しい」とは違い、怒りや恨みを含む心の痛さを表すこともあります。 |
形(身体が)ひりひり・ずきずきと痛い、筋肉痛の 形(感情的に)傷ついた、むっとした、怒っている 形(話題・問題などが)痛い、触れると困る、デリケートな 名(皮膚の)傷、ただれ、潰瘍 例文 I worked out yesterday for the first time in so long, so my legs are sore today. 昨日はとても久しぶりに運動したので、今日は脚が筋肉痛だ。 He's still sore about losing the match last week. 彼は先週の試合に負けたことをまだ根に持っている。 Don't mention his grades — it's a sore subject. 彼の成績には触れないで。デリケートな話題だから。 |
| 0840■■■ | 14/23 | soul [sóʊl] |
生命の核にある『内なる本質』 soulのコアイメージは「肉体の奥深くに宿る、その存在を存在たらしめる本質的な何か」です。肉体(body)が外側の器であるのに対し、soulはその中に息づく「真の自分」。だからこそ「魂・精神・心」と訳されます。さらに、「人」と訳せるのは、soulが「一人の生命の本質」を指すため、人を数える単位として使われるからです(a lost soul=迷える人)。「極意・真髄」と訳せるのも、ものごとの本質・核心というイメージから自然につながります。soulは日本語の「魂」より広く、情緒・エネルギー・生命力のすべてを含む言葉です。 |
名魂・霊魂 名精神・心(感情や意志の座) 名(ある感情・性質の)体現者・化身 名人(ひとりの生命・個人) 名極意・真髄・本質 名情・情感・生命力(音楽などの) 例文 There was not a single soul in the dark room. その真っ暗な部屋には人っ子一人いなかった。 She put her heart and soul into the performance. 彼女は全力を尽くして演技に取り組んだ。 Music without emotion has no soul. 感情のない音楽には魂がない。 |
| 0841■■■ | 14/23 | split [splít] |
ぱきっと二つに割れる splitのコアイメージは「一つのものが力を受けてぱきっと二つ(またはそれ以上)に分かれる」こと。単なる「切る(cut)」ではなく、もともと一体だったものが引き裂かれるようにして分かれる、というダイナミズムが核にある。物理的に木を割る場面から、グループが複数に分かれる場面、意見が二分される場面、さらには恋人と別れる場面まで、「一体のものが複数に分かれる」という構造が一貫して流れている。この「分裂のイメージ」さえ掴めば、『道を分かれた』『仲が割れた』『費用を分担した』など、文脈に応じた自然な日本語訳を自分で導き出せるようになる。 |
動(物を)割る、裂く、真っ二つにする 動(集団・組織などを)分割する、分ける 動(費用・利益などを)分担する、山分けする 動(人々が)別れる、散る;(恋人などが)別れる 名亀裂、裂け目;分裂、仲たがい 形分裂した、二分した(split decision など) 例文 He split the log with an axe. 彼は斧で丸太を割った。 We split up to find our lost child. 迷子の子供を見つけるため私たちは手分けして散った。 Let's split the bill tonight. 今夜は割り勘にしよう。 |
| 0842■■■ | 14/23 | stem [stém] |
すべてをつなぐ『幹・軸』 stemの根底にあるイメージは「植物の茎・幹」です。茎は根から水や養分を吸い上げ、葉や花へと届ける「つながりの軸」。ここから、あるものが別のものへと流れ出る「源から派生する」というイメージが生まれます。名詞では植物の茎はもちろん、グラスの脚やパイプの管など「細長い支柱状のもの」全般を指します。動詞では二つの重要な用法があります。一つは「(源から)生じる・由来する」で、stem fromの形をとり、原因・起源から何かが流れ出てくるイメージです。もう一つは「(流れを)食い止める・堰き止める」で、茎や幹が水の流れを物理的に遮る様子から、勢いのある流れをせき止めるイメージです。この「流れを通す/流れを止める」という対照的な働きがどちらもstemの「軸」イメージに根ざしています。 |
名茎、茎状のもの(グラスの脚・パイプの管など) 名血統、家系、祖先 名(語の)語幹 動(from を伴って)〜から生じる、〜に起因する、〜に由来する 動〔流れ・勢いを〕食い止める、堰き止める 例文 These problems stem from the bureaucracy of this company. これらの問題はこの会社の官僚主義から生じている。 He picked up the wine glass by its stem. 彼はワイングラスの脚の部分を持ち上げた。 The government took urgent measures to stem the spread of the virus. 政府はウイルスの拡散を食い止めるため緊急措置をとった。 |
| 0843■■■ | 14/23 | strength [stréŋ(k)θ] |
内に蓄えられた力の総量 strengthのコアイメージは「内側に蓄積・保持された力の質や量」です。単純な瞬間的な力(force)とは異なり、「そこにある力の蓄え・地力」というニュアンスがあります。筋肉や体に蓄えられた「体力・筋力」、性格や精神に根付いた「強み・長所」、組織や軍隊が持つ「勢力・兵力」、さらには感情・信念・議論の「説得力・強固さ」など、さまざまな文脈で使われますが、すべて「外から与えられた力」ではなく「内側から生まれる力の蓄え」という感覚が共通しています。日本語の「強さ」は状態を指すことが多いのに対し、strengthは「力の源泉そのもの」を表す点が特徴的です。 |
名(肉体的な)力・体力・筋力 名強み・長所 名精神力・意志の強さ 名勢力・兵力・人員数 名(議論・証拠などの)説得力・根拠の強固さ 名(物質・構造の)強度・耐久性 例文 My strengths are my friendliness and sense of humor. 私の強みはフレンドリーさとユーモアのセンスだ。 She found the strength to forgive him after years of pain. 彼女は長年の苦しみの末、彼を許す精神力を見つけた。 The report questioned the strength of the evidence presented. 報告書は提示された証拠の説得力に疑問を呈した。 |
| 0844■■■ | 14/23 | stretch [strétʃ] |
限界まで引き延ばす stretchのコアイメージは「ある地点から別の地点まで、限界に向かって引き延ばす」こと。ゴムをピンと張るように、空間的・時間的・抽象的な「幅」を押し広げるイメージが根底にある。腕を伸ばす(空間)、休暇を延長する(時間)、規則を拡大解釈する(概念の限界)、能力の限界に挑む(能力の幅)——どの用法でも「もともとの範囲を引っ張って広げる」という本質は変わらない。日本語では文脈によって「伸ばす」「広がる」「長引く」「無理に解釈する」などと訳し分けるが、常に「限界まで引き延ばす緊張感」がそこにある。 |
動(体・腕など)を伸ばす、伸びをする 動(物)を引き伸ばす、引っ張る 動(時間・期間)を延ばす、長引かせる 動(規則・意味など)を無理に解釈する、拡大解釈する 動(能力・資源)を最大限に使う、限界まで試す 名(一続きの)区間、地帯;期間 例文 He looked tired; he stretched his arms and yawned. 彼は疲れて見えた。彼は腕を伸ばし、あくびをした。 The project deadline was stretched by two more weeks. プロジェクトの締め切りはさらに2週間延長された。 The new curriculum will stretch even the brightest students. その新しいカリキュラムは、最も優秀な生徒でさえ能力の限界まで試すだろう。 |
| 0845■■■ | 14/23 | suit [súːt] |
ぴったりはまる・合致する suitのコアイメージは「二つのものがぴったり合う・フィットする」こと。もともと「一組・セット」を意味する名詞から発展した動詞で、洋服の「スーツ」が上下で揃っているように、「ある人・状況・目的にぴったり合致している状態」を表す。外見的に「似合う」だけでなく、条件・状況・性格・好みに「合う」という幅広い文脈で使われる。「都合が良い」という訳も、スケジュールや状況がその人にぴったり合っているというイメージから生まれる。日本語の「ふさわしい・合う・都合がよい・似合う」はすべてこの一つのコアから派生している。 |
動似合う・よく合う(外見) 動ふさわしい・適合する(性質・条件) 動都合が良い・好都合である(時間・予定) 動満足させる・気に入らせる 名スーツ(上下揃いの衣服) 名訴訟・裁判(法律用語) 例文 This blue shirt suits you more than that one. この青いシャツはあのシャツよりもあなたに似合っていますよ。 Would Saturday morning suit you for the meeting? ミーティングは土曜日の午前中でご都合いかがですか? A quiet job in the countryside would suit her personality perfectly. 田舎での静かな仕事が彼女の性格にぴったり合うだろう。 |
| 0846■■■ | 14/23 | surgery [sˈɚːdʒ(ə)ri] |
体を切り開いて治す行為 surgeryのコアイメージは「体を物理的に切り開いて内部に働きかけ、治療する行為・技術」です。語源はギリシャ語の「cheirourgía(手+作業)」にさかのぼり、「手を使う技術的な仕事」が原義です。そこから、医師が直接手を使って体を操作する「外科手術」という意味が生まれました。さらにこのコアイメージは「外科という医学の専門分野そのもの」、あるいは「外科医が診察・治療を行う場所・時間帯」(英国英語)にまで広がります。日本語では状況に応じて「手術」「外科」「外科的処置」などと訳し分けるのが自然です。 |
名手術、外科手術 名外科(学)、外科的処置 名(英国英語)診察室、診察時間 例文 The patient went through a successful surgery. その患者は手術を受け、手術は無事成功した。 He specialized in cardiac surgery after years of training. 彼は長年の訓練を経て心臓外科を専門とした。 The MP held a surgery every Friday for local residents. その国会議員は毎週金曜日に地元住民のための面談時間を設けた。 |
| 0847■■■ | 14/23 | sweep [swíːp] |
大きな動きで一気に流す・払う sweepのコアイメージは「広い範囲を一気に、滑らかに動かす/動く」こと。ほうきで床のごみをまとめて払う動作がその典型だが、大切なのは「小さな点ではなく、面や広がりを勢いよく動かす」感覚である。風が砂を吹き払う、波が船を流す、視線が地平線を走るなど、力や動きが「広範囲にわたって一気に及ぶ」場面に使われる。そこから「流行や感情が広まる・席巻する」「選挙でごっそり勝つ(sweep the election)」「相手チームを全勝で破る(sweep the series)」といった意味にも展開する。要するに、「細かくではなく、大きくダイナミックに何かを動かす・広げる」というイメージが根底にある。 |
動(ほうきなどで)掃く、掃除する 動(風・波などが)吹き飛ばす、押し流す 動(流行・感情・病気などが)さっと広がる、席巻する 動(視線・光・カメラなどが)さっと走る、なめらかに動く 動(競技・選挙などで)完全制覇する、全勝する 名(広範囲にわたる)一払い、一掃;湾曲した広がり 例文 Cinderella swept the floor. シンデレラは床を掃いた。 A wave swept the fisherman off the rocks. 波が漁師を岩から押し流した。 The new trend swept across the country overnight. その新しいトレンドはひと晩で全国に広まった。 |
| 0848■■■ | 14/23 | sympathy [símpəθi] |
同じ感情の場に立つこと sympathyの語源はギリシャ語のsympatheia(sym-「共に」+pathos「感情・苦しみ」)。コアイメージは「相手と同じ感情の場に立つ・同じ気持ちになる」こと。相手が悲しんでいるときに「その悲しみをわかる」という感覚が根底にある。だから「同情・あわれみ」の意味になるが、必ずしも上から目線の哀れみではなく、相手の感情や立場に寄り添うという温かいニュアンスを持つ。また「共感・意見の一致」という意味でも使われ、「感情だけでなく考え方も同じ場にある」状態を指す。 |
名同情、あわれみ(特に悲しみや不幸への) 名共感、理解、思いやり 名(考え・意見への)賛同、支持 名お悔やみ(sympathiesと複数形にして) 例文 You have my deepest sympathy. お悔やみ申し上げます。 I have a lot of sympathy for people who struggle with loneliness. 孤独に苦しんでいる人たちに深く共感しています。 She has sympathy with the environmental movement. 彼女は環境保護運動を支持している。 |
| 0849■■■ | 14/23 | tackle [tˈækl] |
正面からぶつかって捕まえる tackleの根底にあるイメージは「対象に正面から向き合い、力強く捉えにいく」こと。ラグビーや格闘技で相手に組み付く「タックル」がまさにその原型。ここから転じて、問題や課題に対しても「逃げずに真っ向から立ち向かい、格闘する」というニュアンスが生まれた。さらに「議論を戦わせる」のも、相手の意見に正面からぶつかっていくイメージ。日本語の「取り組む」よりも、もっと積極的・能動的に「捕まえにいく」感覚が含まれているのがtackleの特徴。単なる作業着手ではなく、困難を承知で果敢に挑む姿勢がある。 |
動(問題・困難に)取り組む、立ち向かう 動(人に)直接問い詰める、議論を戦わせる 動(スポーツで)タックルする、組み付く 名タックル;(釣り・作業用の)道具、装備 例文 How would you tackle this problem? この問題にどのように取り組みますか? She tackled him about his constant lateness. 彼女は彼のいつもの遅刻について直接問い詰めた。 The defender tackled the striker just outside the penalty area. ディフェンダーはペナルティエリアのすぐ外でストライカーにタックルした。 |
| 0850■■■ | 14/23 | tax [tˈæks] |
強制的に取り去る重荷 taxのコアイメージは「強制的に何かを取り去ることで生じる重荷・負担」です。国家が国民から強制的に徴収する「税金」がその典型ですが、根底にあるのは「誰かに対して一方的に負担を課す」というイメージ。だから「税金」という意味のほかに、体力・忍耐・能力などを「酷使する・消耗させる」という動詞の意味も生まれます。つまり、お金が取られるのも、体力が奪われるのも、どちらも「持っているものを強制的に削られる」という同じ感覚から来ているのです。この核心を掴むと、文脈に応じた自然な日本語訳が自ずと導けるようになります。 |
名税、税金 名(心身への)重い負担、重荷 動(人・物・収入などに)課税する、税金をかける 動(体力・能力・忍耐などを)酷使する、消耗させる 動(人を)非難する、責める(with を伴って) 例文 All of my properties are taxed. 私のすべての資産に課税されている。 Looking after three children all day really taxes my patience. 一日中3人の子どもの世話をするのは、本当に忍耐力を消耗させる。 The long journey was a heavy tax on his health. その長旅は彼の健康にとって大きな負担となった。 |
| 0851■■■ | 14/23 | temper [témpɚ] |
適度に調整された心の状態 temperのコアイメージは「混ぜ合わせて適度に調整する」こと。もともとラテン語の「temperare(適切に混ぜる・調節する)」に由来し、金属を熱して鍛え、ちょうどよい硬さに整える「焼き戻し」の工程がその原点にある。人の心にも同様に、感情や気質がどのくらいの「強度・バランス」で調整されているか、というイメージが根底にある。「気質・気性」は生まれつきのバランス状態、「機嫌」は今この瞬間の調整具合、「平静」はうまく調整された落ち着き状態を指す。lose one's temperが「激怒する」を意味するのは、その調整が崩れ、制御不能になるイメージからきている。 |
名気質、気性(生まれ持った感情のバランス) 名機嫌(今この瞬間の感情の状態) 名平静、冷静さ(バランスが保たれた落ち着いた状態) 名怒り、かんしゃく(感情のコントロールが崩れた状態) 動(感情・素材などを)和らげる、調整する 例文 My teacher is strict; she loses her temper very quickly. 私の先生は厳しい。彼女はすぐに激怒する。 He has a calm temper and rarely gets upset. 彼は穏やかな気質で、めったに動揺しない。 She tempered her criticism with some words of praise. 彼女は批判をいくらかの賞賛の言葉で和らげた。 |
| 0852■■■ | 14/23 | tempt [tém(p)t] |
心を引きつけて揺さぶる tempt のコアイメージは「望ましいものを目の前にちらつかせて、相手の意志や理性を揺さぶること」。重要なのは、誘う側に「相手の判断や抵抗を崩そうとする」力が働いている点だ。単なる「誘う(invite)」と違い、tempt には「してはいけないとわかっていても、あるいは迷っているのに、引き寄せられてしまう」という葛藤のニュアンスが含まれる。だから「ダイエット中なのにケーキに誘惑される」「禁じられた行為へとそそのかされる」のように、道徳的・理性的な引き止めがある状況で自然に使われる。また be tempted to do の形で「つい〜したくなる」と訳すように、誘惑される側の心理的な揺れを表す用法も頻出で、欲望や衝動が理性を揺さぶる動的なプロセスがこの単語の本質にある。 |
動誘惑する、そそのかす 動(be tempted to do)つい〜したくなる、〜する気になる 動(食欲・好奇心などを)刺激する、そそる 例文 Don't tempt me with that cake. I'm on a diet. そのケーキで誘惑しないでよ、ダイエット中なんだ。 I was tempted to tell her the truth, but I kept quiet. つい本当のことを話したくなったが、黙っていた。 The devil tempted him into stealing the money. 悪魔が彼をそそのかしてお金を盗ませた。 |
| 0853■■■ | 14/23 | theme [θíːm] |
貫く一本の糸 themeのコアイメージは「全体を貫く中心的な糸」です。ギリシャ語の「置かれたもの(thesis)」に由来し、作品・議論・集まりなどの「根底に据えられた中心的な考え」を指します。話や作品がバラバラに見えても、その奥底に流れる統一的な意味・目的・音楽的動機がthemeです。日本語の「テーマ」はこの単語の借用ですが、英語のthemeは音楽の「主旋律・主題」(theme music)や文章の「小論文・作文」(主に米国の教育現場)にも使われます。「複数の要素が一本の軸によって束ねられている」というイメージをつかむことで、さまざまな文脈での用法が自然に理解できます。 |
名主題・テーマ(議論・作品・イベントの中心となる考え) 名主旋律・テーマ曲(音楽における繰り返し現れる中心的な旋律) 名小論文・作文(主に米国の学校教育) 例文 The theme for this year's convention is "unity." 今年の大会のテーマは「団結」だ。 Love and redemption are recurring themes in his novels. 愛と贖罪は彼の小説に繰り返し現れる主題だ。 The theme from the film is still playing in my head. その映画の主題歌がまだ頭の中で流れている。 |
| 0854■■■ | 14/23 | therapy [θérəpi] |
心身の不調を癒やす継続的なケア therapyのコアイメージは「心や体の問題を根本から癒やすための、継続的・体系的なケアや処置」です。ギリシャ語の「therapeia(世話をする・奉仕する)」が語源で、一時的な処置ではなく、回復を目指して続けるプロセス全体を指します。医学的な「治療」だけでなく、心理的な「カウンセリング」や「精神療法」、さらには日常会話で「(自分にとって)癒やしになるもの」という意味でも使われます。treatmentが「個々の処置・対処」に焦点を当てるのに対し、therapyは「回復のための継続的な取り組み」にフォーカスしている点がポイントです。 |
名(医学的・身体的)治療、療法 名(心理・精神的)カウンセリング、精神療法、セラピー 名(口語)癒やし、ストレス解消(になるもの・行為) 例文 She has been undergoing physical therapy after her knee surgery. 彼女は膝の手術後、理学療法を受け続けている。 He started seeing a therapist twice a week to deal with his anxiety. 彼は不安感に対処するため、週2回セラピーを受け始めた。 After that stressful week, a long bath was the best therapy I could think of. あんなにストレスだらけの1週間の後は、長風呂が一番の癒やしだった。 |
| 0855■■■ | 14/23 | transmit [trænsmít] |
一方から他方へ『通して送る』 transmitは「trans-(横切って・向こうへ)」+「mit(送る)」が語源。「あるものを、ある地点から別の地点へ、媒体を通して送り届ける」というのがコアイメージ。重要なのは「送り手から受け手へ、何らかの経路・媒介を通じて移動する」という構造で、モノが何であるかは問わない。ウイルスなら「伝染」、電波なら「送信」、熱なら「伝導」、遺伝情報なら「遺伝する」、文化なら「伝える」となる。日本語では全て別の単語になるが、英語ではすべて同じ「通して送る」という一つのイメージで統一されている。 |
動(病気・ウイルスを)伝染させる 動(情報・信号・データを)送信する、放送する 動(熱・電気・音などを)伝える、伝導する 動(文化・価値観・遺産などを)後世に伝える、伝承する 動(感情・雰囲気を)伝える、感じさせる 例文 The flu is easily transmitted by sneezing. インフルエンザはくしゃみによって簡単に伝染する。 The station transmits news and music twenty-four hours a day. そのラジオ局は24時間、ニュースや音楽を放送している。 Oral traditions were used to transmit cultural values from one generation to the next. 口承の伝統は、文化的価値観を世代から世代へ伝えるために使われてきた。 |
| 0856■■■ | 14/23 | transparent [trænˈspærənt] |
光が素通りする・隠せない transparentの語源はラテン語の「trans(通り抜けて)+parere(現れる・見える)」。光が物体を通り抜けて向こう側が見える、という物理的なイメージが根っこにある。ガラスや水のように「何も遮るものがない=透明な」状態を指すだけでなく、比喩的に「心の中・意図・仕組みが丸見えで隠しようがない」という状態にも使われる。だから「見え透いた言い訳」も「透明性のある組織運営」も、すべて「隠れるものが何もない・素通しで見える」というひとつのコアイメージから自然に生まれる。この「隠せない・素通し」という感覚を掴めば、どの文脈でも適切な訳を自分で導き出せる。 |
形透明な 形見え透いた・あからさまな 形透明性のある・オープンな(組織・制度・情報) 例文 He tried to lie, but his excuses were transparent. 彼は嘘をつこうとしたが、その言い訳は見え透いていた。 The glass walls of the office are completely transparent. そのオフィスのガラス壁は完全に透明だ。 The government promised to be transparent about how public funds are spent. 政府は公金の使途について透明性を持って公開すると約束した。 |
| 0857■■■ | 14/23 | trend [trénd] |
流れが向かっていく方向 trendの語源は古英語の「trendan(回転する・転がる)」にさかのぼり、「ある方向へ向かって流れていく動き」がコアイメージです。川が緩やかにカーブしながら特定の方向へ流れていくように、物事・時代・社会が「じわじわとある方向へ動いていく」様子を表します。単なる一時的な変化ではなく、ある程度の持続性をもった「流れの向き」が本質です。だからこそ「傾向・趨勢」という社会的な動きにも、「流行」というカルチャーの流れにも、「動詞として○○方向に向かう」にも、同じコアイメージから自然に意味が広がります。 |
名傾向・趨勢 名流行・トレンド 動(ある方向へ)向かう・傾く 動(SNSなどで)トレンド入りする・話題になる 例文 There is a growing trend toward remote work. テレワークへの傾向が強まっている。 I always check the latest trend. 私はいつも最新の流行をチェックする。 The topic trended on Twitter all day. その話題は一日中Twitterでトレンド入りしていた。 |
| 0858■■■ | 14/23 | ultimate [ˈʌltəmət] |
これ以上先はない『果て』 ultimateの語源はラテン語のultimus(「最も遠い・最後の」)。「これ以上先には行けない場所・段階」というのがコアイメージ。空間的に「最も端にある」という感覚が転じて、時間軸では「最終の(これが最後)」、質・程度では「究極の・最高の(これを超えるものはない)」、論理的な深さでは「根本的な・根源的な(これ以上さかのぼれない)」という意味を生む。どの文脈でも「もうこれ以上はない」という「限界・果て」の感覚が根底にある。 |
形究極の、最高の 形最終の、最後の 形根本的な、根源的な 名(the ultimateで)究極のもの、最高のもの 例文 He was the ultimate hero. 彼は最高の英雄だった。 The ultimate goal of science is to understand nature. 科学の根本的な目標は自然を理解することだ。 The ultimate decision rests with the president. 最終的な決断は大統領に委ねられている。 |
| 0859■■■ | 14/23 | unique [juːníːk] |
この世にただ一つ uniqueの語源はラテン語の「unus(一つ)」。コアイメージは「この世界に一つしか存在しない」という感覚。何かと比較して「めずらしい」のではなく、そもそも比較対象が存在しない——それがuniqueの本質です。だから「唯一の」「独特な」「特有な」「類まれな」など文脈によって様々な日本語があてられますが、どの訳の根底にも「他に同じものがない」という絶対的な一意性があります。be unique to〜で「〜にだけある=〜特有の」となるのも、「〜という場所にしか存在しない」という同じ感覚から来ています。 |
形唯一の、この世に一つだけの 形独特な、特有な(〜にしかない) 形類まれな、非常に珍しい 例文 This style of pizza is unique to Chicago. この様式のピザはシカゴ特有のものだ。 Every human being has a unique set of fingerprints. 人間はみな、唯一無二の指紋を持っている。 She has a unique talent for making people feel at ease. 彼女は人を安心させる類まれな才能を持っている。 |
| 0860■■■ | 14/23 | vacant [véɪk(ə)nt] |
中身がすっぽり抜けている vacanのラテン語語源 vacāre は「空である・何もない状態にある」を意味する。vacantのコアイメージは「本来そこにあるべきもの(人・物・思考・意識)がすっぽり抜け落ちて、空洞になっている」状態。物理的に「空いている」(席・部屋・土地)だけでなく、精神的に「うつろな」(表情・視線)にも使える。「暇な」も、本来そこにあるべき仕事や予定がない=空洞の時間という発想から来ている。この「中身のなさ・空洞感」という一貫したイメージを掴めば、文脈ごとの訳語を自然に導き出せる。 |
形(場所・席などが)空いている、空席の 形(時間・予定が)空いている、暇な 形(表情・目つきなどが)うつろな、ぼんやりした 形(土地・建物が)使われていない、空き地の 例文 The room you said you wanted is now vacant. あなたがほしがっていた部屋が空きましたよ。 Do you have any vacant time this weekend? 今週末、空いている時間はありますか? She stared out the window with a vacant look on her face. 彼女はうつろな表情で窓の外をぼんやり見つめていた。 |
| 0861■■■ | 14/23 | vain [véɪn] |
中身のない空っぽ vainのコアイメージは「実質・中身・価値が何もない、空虚な状態」です。ラテン語のvanus(空の・空虚な)に由来します。「努力してもむだ」という意味は、行動を起こしても中身のある結果が何も生まれないこと。「うぬぼれている」という意味は、外見や評判ばかり気にして、内面に実質的な価値がない状態を指します。どちらの意味も「見かけだけで中身がない」という一本の軸でつながっています。努力が「虚空に消える」イメージと、自己像が「実体のない幻想」であるイメージが重なり、一つの単語の中に共存しています。 |
形むだな、無益な、成果のない 形うぬぼれた、虚栄心の強い 形空虚な、実体のない 慣用句in vain:むだに、徒労に終わって 例文 His death was not in vain. He saved thousands with his life. 彼の死はむだではなかった。彼は命をかけて何千人もを救ったのである。 She made a vain attempt to stop him from leaving. 彼女は彼を引き留めようとしたが、それは徒労に終わった。 He is so vain that he checks his reflection in every window he passes. 彼はひどいうぬぼれ屋で、通り過ぎるウィンドウに映る自分の姿をいちいち確認する。 |
| 0862■■■ | 14/23 | vary [vé(ə)ri] |
一定せずに幅を持って揺れ動く varyのコアイメージは「固定された一点にとどまらず、幅や範囲の中で動いている・広がっている」状態です。ラテン語のvarius(さまざまな)に由来し、「均一ではなく、差異や変動が存在する」という感覚が根底にあります。数値・状況・内容が「~から~まで」幅をもって存在するとき(from A to B)や、人・場所・時間によって結果が「バラバラに異なる」ときに使います。change(変化する)が「ある状態から別の状態へ移行する動き」を表すのに対し、varyは「すでに複数の値・状態が幅の中に散らばって存在している」という静的・分布的ニュアンスが強い点が特徴です。 |
自動詞(範囲・程度が)様々である、幅がある 自動詞(人・場所・状況によって)異なる、違う 他動詞(意図的に)変化をつける、多様にする 自動詞(基準・標準から)逸れる、外れる 例文 The age of my students varies from 7 to 15. 私の生徒の年齢は7歳から15歳まで様々だ。 Opinions on this issue vary widely among experts. この問題に対する専門家の意見は大きく異なる。 You should vary your diet to stay healthy. 健康でいるためには食事に変化をつけるべきだ。 |
| 0863■■■ | 14/23 | vehicle [víː(h)ɪkl] |
何かを運ぶための『器』 vehicleのラテン語源はvehere(運ぶ)。「あるものを目的地まで運ぶための手段・媒体」がコアイメージ。最もわかりやすい用法が「乗り物」だが、これは人やモノを物理的に運ぶための器。ここから転じて、思想・情報・感情などを伝達するための「媒体・手段」という意味も生まれた。たとえば映画は監督のメッセージを観客に「運ぶ」ための器であり、まさにvehicleと言える。日本語の「乗り物」より意味が広く、「何かを伝えたり届けたりするための手段全般」を指す単語として捉えると応用が利く。 |
名乗り物、輸送機関(自動車・バス・電車など) 名媒体、手段(思想・感情・情報などを伝えるもの) 名(人が能力を発揮するための)場、機会 例文 The police officer said, "Sir, please step out of the vehicle." 警察官は「お客さん、車から降りてください」と言った。 For many artists, music is a vehicle for expressing emotions that words cannot capture. 多くのアーティストにとって、音楽は言葉では捉えきれない感情を伝えるための媒体だ。 The film was little more than a vehicle for showcasing the lead actor's talents. その映画は、主演俳優の才能を見せるための場にすぎなかった。 |
| 0864■■■ | 14/23 | view [vjúː] |
目に映るもの・心に映るもの viewのコアイメージは「ある地点から何かを見たときに視野に入るもの」です。物理的な「眺め・光景」がそのまま名詞化したものがベースにあります。ここから派生して、「ある立場・観点から物事を見たときに見える姿」=「見方・意見・考え方」という意味が生まれます。さらに「見える範囲」=「視界・視野」、計画的に見通す「展望・見通し」へと広がります。動詞としては「(ある視点から)~を見る・見なす」という意味になります。日本語の「眺める」「見解」「視野」が全てviewで表せるのは、すべて「どこかに立って何かを見ている」という同じイメージから来ているからです。 |
名眺め・光景 名見方・意見・考え 名視界・視野 名展望図・見取り図 名目的・意図(in view of / with a view to) 動(ある観点から)~を見る・見なす 例文 The view from the hotel room was beautiful. ホテルの部屋からの眺めは美しかった。 In my view, the new policy will not solve the problem. 私の見方では、その新しい政策は問題を解決しないだろう。 She viewed the proposal as a great opportunity. 彼女はその提案を絶好のチャンスとみなした。 |
| 0865■■■ | 14/23 | violate [vɑ́ɪəlèɪt] |
境界線を力ずくで踏み越える violateはラテン語の「vis(力)」を語源に持ち、「力によって侵す」というイメージが根底にある。法律・規則・プライバシー・神聖な場所など、本来守られるべき「境界線」を無視して侵入・侵害することを表す。「犯す」「破る」「乱す」「妨害する」という日本語訳はどれも、この「守られるべき何かを力ずくで踏み越える」行為の文脈ごとの表れ方にすぎない。したがってviolateは単なるルール破りではなく、「そこには踏み込んではいけない」という境界を意図的・無礼に侵害するという強いニュアンスを含む。 |
動(法律・規則・条約などを)違反する、破る 動(プライバシー・権利などを)侵害する、犯す 動(聖地・墓などを)冒涜する、汚す 動(平和・静けさなどを)乱す、妨害する 動(人を)性的に暴行する 例文 I think you might have violated the law by doing that. それをすることによって、あなたは法を犯した可能性があると思います。 Installing hidden cameras in someone's home violates their privacy. 他人の家に隠しカメラを設置することは、プライバシーを侵害する。 The construction noise violated the peace of the quiet neighborhood. 工事の騒音が、静かな住宅街の平穏を乱した。 |
| 0866■■■ | 14/23 | virtue [vˈɚːtʃuː] |
内側から湧き出る力・優れた質 virtueの語源はラテン語の「virtus(力・優秀さ)」で、さらに「vir(男・人)」に遡ります。つまり「人間として本来備えるべき優れた質や力」がコアイメージです。単なる「良さ」ではなく、内から湧き出る強さ・実質的な働きのある力というニュアンスがあります。道徳的文脈では「徳・美徳」、実用的文脈では「効能・効力」と訳されますが、どちらも「その物・人が持つ本質的な優れた力」という根底は共通しています。「by virtue of〜(〜のおかげで/〜の力によって)」という成句もこのコアから自然に生まれます。 |
名美徳、徳(道徳的に優れた質・行い) 名力、効能、効力(薬・物質などの実質的な働き) 名長所、美点(ある物事・選択肢の優れている点) 名(by virtue of の形で)〜のゆえに、〜の力によって 例文 Patience is a rare virtue these days. 忍耐力は最近ではなかなか見られない美徳となってしまった。 The virtue of this herb has been known for centuries. このハーブの効能は何世紀にもわたって知られている。 She was admitted to the club by virtue of her outstanding achievements. 彼女は傑出した業績のゆえに、そのクラブへの入会を認められた。 |
| 0867■■■ | 14/23 | virus [vɑ́ɪ(ə)rəs] |
宿主に侵入し増殖する有害な存在 virusはラテン語で「毒・粘液・悪臭」を意味する言葉が語源。生物学的には「自分だけでは増殖できず、宿主の細胞に入り込んでその仕組みを乗っ取り、広がっていく微小な病原体」を指す。コアイメージは「見えない形で潜り込み、内側から広がる有害なもの」。このイメージがコンピュータ用語にも転用され、プログラムやシステムに侵入して自己増殖しながら破壊活動をする「コンピューターウイルス」という意味も持つ。日常では生物学的ウイルスとデジタルウイルスの両方で使われることを理解しておこう。 |
名(生物学的)ウイルス、病原体 名(コンピューター)ウイルス、悪意のあるプログラム 名(比喩的)害悪、毒、蔓延する悪影響 例文 Please wear masks to prevent the virus from spreading. ウイルスの感染拡大を防ぐためマスクをご着用ください。 My computer was infected by a virus and all my files were lost. コンピューターがウイルスに感染し、すべてのファイルが失われた。 Hatred is a virus that spreads silently through society. 憎しみは、社会に静かに蔓延していく害毒だ。 |
| 0868■■■ | 14/23 | visible [vízəbl] |
光が届いて『見える状態』 visibleのコアイメージは「視覚的に捉えられる状態にある」こと。語源はラテン語のvisus(視覚)で、「見ようとすれば見える」という客観的な状態を指す。物理的に目に入る場合だけでなく、抽象的に「存在や事実が認識できる状態」にも使われる。大切なのは、単に「見える」というより「視界の中に浮かび上がっている」というニュアンス。逆にいえば、条件次第では見えなくなる可能性がある対象が、今この瞬間は「見える状態」にある、という動的なニュアンスを含む。だから「barely visible(かろうじて見える)」「clearly visible(はっきりと見える)」など、程度を表す副詞と相性がいい。 |
形目に見える、視認できる 形明らかな、はっきりしている 形(社会的に)存在感のある、注目されている 例文 The airplane was barely visible in the sky. 飛行機は空にかろうじて見えた。 There was no visible improvement in his condition. 彼の状態に目に見える改善はなかった。 She became one of the most visible figures in the tech industry. 彼女はテクノロジー業界で最も注目される人物の一人になった。 |
| 0869■■■ | 14/23 | wage [wéɪdʒ] |
労働と引き換えに得るもの wageのコアイメージは「労働という行為に対して直接的に支払われる対価」です。古英語・古フランス語の「誓約・担保」に由来し、「何かを行った見返りとして受け取るもの」という概念が根底にあります。だから賃金(働いた見返り)にも、「報い」(行為の結果として返ってくるもの)にも使われます。また動詞として「(戦争・キャンペーンなどを)遂行する」という意味も持ちますが、これも「目的のために力を注ぐ=対価を払う」というコアから理解できます。単なる給与ではなく、行為と対価の双方向的な交換関係がこの語の本質です。 |
名賃金、労賃(時給・日給など時間単位で支払われる報酬) 名報い、むくい(行為に対して返ってくる結果) 動(戦争・キャンペーンなどを)行う、遂行する 例文 Their wages decreased during the recession. 彼らの賃金は不況の間に減少した。 The wages of sin is death. 罪の報いは死である。 The government decided to wage a campaign against corruption. 政府は汚職に対するキャンペーンを展開することを決定した。 |
| 0870■■■ | 14/23 | wander [wɑ́ndɚ] |
目的なくふらふらと動く wanderのコアイメージは「明確な目的地や方向を持たず、自由にふらふらと動く(またはそれと似た動き)」である。物理的な移動だけでなく、思考や視線・話題が定まらずに漂う様子にも使われる。大切なのは「目的・計画のなさ」と「自然な流れに身を任せた動き」という二点。散歩のような楽しい気ままさにも、迷子のような困った状態にも使えるのは、どちらも「目的地が定まっていない」という共通点があるからだ。物理的な移動から「思考の迷走」「話題のずれ」まで、すべてこのコアイメージから派生している。 |
動(目的なく)歩き回る、ぶらぶら歩く 動さまよう、迷う 動(思考・話題などが)それる、とりとめがなくなる 動(視線・目が)泳ぐ、あちこちに向く 例文 Sometimes I wander around the house looking for things to do. 私はときどき、やることを探して家の中をぶらぶらと歩き回る。 The lost child wandered the streets for hours before being found. その迷子の子どもは、発見されるまで何時間も通りをさまよい続けた。 My mind tends to wander during long lectures. 長い講義中、私の思考はどうしてもあちこちへ飛んでしまう。 |
| 0871■■■ | 14/23 | yell [jél] |
制御を失った大声の放出 yellのコアイメージは「感情が抑えきれずに声が大きく外へ飛び出す」状態です。怒り・恐怖・興奮・痛みなど、強い感情や状況によって声が自然と張り上げられる、ある種「コントロールを超えた」叫びを指します。単に音量が大きいだけでなく、その背後に強い感情的エネルギーがある点が特徴です。怒鳴るだけでなく、スポーツ観戦で興奮して叫ぶ場面や、痛みで思わず声を上げる場面にも使えます。このコアイメージを押さえると、文脈に応じて「怒鳴る」「叫ぶ」「大声で言う」「歓声を上げる」など、適切な日本語を自分で選べるようになります。 |
動怒鳴る、叱りつける 動叫ぶ、大声を上げる 動大声で言う・知らせる 名叫び声、怒鳴り声 例文 She yelled at me over that mistake. I was so scared. そのミスのことで彼女にどなられたの。怖かったわ。 The crowd yelled with excitement when the team scored. チームが得点したとき、観客は興奮して歓声を上げた。 He yelled out her name across the crowded station. 彼は人ごみの駅の向こうで彼女の名前を大声で呼んだ。 |