VENN4000 英単語帳 ― 掲載数 18/23(92語)

No.0034〜0125 / アルファベット順
掲載英単語 / 発音コアイメージと説明意味/例文
0034■■■ 18/23
abandon
[əbˈændən]
完全に手放して去ること
abandonのコアイメージは「完全に・取り返しのつかない形で手放すこと」です。単に「捨てる」だけでなく、責任・権利・関係性・計画など、あらゆるものを完全に手放して去ってしまうという強いニュアンスを持ちます。重要なのは「途中でやめること」ではなく、「もう戻らない・取り戻さない」という最終性・不可逆性にあります。また、名詞用法では「自制心を完全に手放した状態=無我夢中・奔放さ」という意味にもなります。この「何かを完全に捨て去る」というコアイメージさえ掴めば、物・人・計画・自己制御と、どんな目的語にもイメージが自然につながります。
(人・場所・物を)捨てる、見捨てる
(計画・活動などを)途中でやめる、断念する
(感情・自制心を)解き放つ、身を委ねる
(with abandon)無我夢中で、奔放に
例文
The cat was abandoned by its owner.
その猫は飼い主に捨てられた。
The rescue team was forced to abandon the search due to the storm.
救助隊は嵐のために捜索を断念せざるを得なかった。
She danced with wild abandon at the festival.
彼女は祭りで無我夢中になって踊った。
0035■■■ 18/23
account
[əkɑ́ʊnt]
記録に残して報告する
accountのコアイメージは「数字や事実を記録・追跡し、それを誰かに報告・説明する」こと。語源はラテン語のad(~に向けて)+computare(計算する)で、「計算して報告する」が原義。ここから、①銀行の「口座」(取引を記録する場所)、②お金の「会計・勘定」(収支の記録)、③動詞で「説明する・釈明する」(なぜそうなったかを報告する)、④「占める」(全体のうち何割かを数値として記録する)など、すべての意味が「記録→報告→責任」という一本の軸でつながっている。「何かを正確に追跡し、誰かに対して説明責任を果たす」というイメージを押さえると、あらゆる文脈に対応できる。
口座・預金
会計・勘定・帳簿
説明・報告・記述
~の説明をする・釈明する(account for)
(割合・数量を)占める(account for)
責任を持つ・説明責任を負う(be held accountable)
(SNS・サービスの)アカウント・利用登録
例文
Every transaction was fully accounted for.
すべての取引は完全に説明がついていた。
Renewable energy accounts for 30% of the country's total power supply.
再生可能エネルギーはその国の総電力供給の30%を占めている。
She gave a detailed account of what had happened at the meeting.
彼女は会議で起きたことについて詳細な説明をした。
0036■■■ 18/23
adapt
[ədˈæpt]
ぴったり合うように形を変える
adaptの語源はラテン語の「ad-(〜に向かって)+aptus(適した・合った)」。つまり「何かに合うように自分や物を変えていく」という能動的なプロセスがコアイメージです。変化の対象が「自分自身」なら「順応する」、変化の対象が「外部の物・作品」なら「改造する・脚色する」という日本語が当てはまります。どの文脈でも「元の状態から、新たな状況や目的にフィットするよう変えていく」という方向性は一貫しています。単なる「変化」ではなく、目的地(適合すべき対象)が明確にある点が特徴です。
動詞(自動詞)(環境・状況に)順応する、適応する
動詞(他動詞)〜を適合させる、改造する
動詞(他動詞)〜を脚色する、翻案する
動詞(他動詞)〔教材・計画などを〕(対象・目的に合わせて)修正する、調整する
例文
Animals have to adapt to climate change.
動物たちは気候変動に順応しなければならない。
The novel was adapted into a hugely successful film.
その小説は大ヒット映画に脚色された。
Teachers need to adapt their lessons to meet the needs of each student.
教師は一人ひとりの生徒のニーズに合わせて授業を調整する必要がある。
0037■■■ 18/23
admire
[ədmɑ́ɪɚ]
感嘆しながら見つめる
admire の語源はラテン語の admirari(ad-「~に向かって」+ mirari「驚く・不思議に思う」)。コアイメージは「対象に目を向け、驚きと感動をもってながめる」こと。単に「好き」なのではなく、相手の価値・能力・美しさを認めて心が動かされる、という一歩引いた敬意のまなざしが含まれている。だからこそ「称賛する」にも「感心してながめる」にもなる。日常英語では「素晴らしいと思う気持ちを表明する」場面で広く使われ、人だけでなく風景・作品・才能にも向けられる。
(人・物を)称賛する、感服する
(景色・作品などを)感心してながめる、鑑賞する
(皮肉・婉曲的に)あきれる、感心する
例文
There are many who admire him.
彼を称賛する人はたくさんいる。
We stood on the cliff, admiring the sunset.
私たちは崖の上に立ち、夕日を感心してながめていた。
I admire your honesty, even if it made things awkward.
気まずくなったとはいえ、あなたの正直さには感服します。
0038■■■ 18/23
admit
[ədmít]
外への通路を開く
admitの語源はラテン語の「ad(〜へ)+mittere(送る・通す)」。つまり「内側へ通す・通路を開く」というのがコアイメージ。物理的に「人を中に入れる」のも、抵抗感のある事実や過ちを「心の中に通す=認める」のも、同じ「それまで閉じていたものを開いて受け入れる」感覚から来ている。日本語の「認める」だと軽く聞こえることもあるが、admitには「それまで否定または隠していたものを、ついに通す」というニュアンスがある。confessより法的・道徳的な重みは薄く、日常的な「しぶしぶ認める」場面でよく使われる。
(過ちや不都合な事実を)認める、白状する
(人を)入れる、入場・入学・入院を許可する
〜の余地がある、〜を許す(admit of〜)
例文
He admitted to the crime.
彼は犯行を認めた。
She was admitted to Harvard University.
彼女はハーバード大学に入学を許可された。
I have to admit that I was wrong.
自分が間違っていたと認めざるを得ない。
0039■■■ 18/23
advance
[ədvˈæns]
前方へ押し出す動き
advanceのコアイメージは「ある地点から前方へ、意図的に動いていく」こと。語源は古フランス語 avancer(前進する)< 俗ラテン語 *abantiare < ラテン語 ab-(前方へ)+ ante(前に)で、「前へ出る」という動きが根底にある。物理的に「前進する」だけでなく、キャリアが「上の段階へ進む(昇進)」、技術が「より高い水準へ進む(進歩)」、日程が「より早い時点へ移動する(前倒しにする)」、お金を「先払いする(前払い・前貸し)」など、すべて「ある基準点より前に出る」という共通イメージで説明できる。この一方向的で能動的な「前への移動」を掴めば、文脈ごとの意味が自然と導き出せる。
(物理的に)前進する
進歩する・向上する
昇進する・出世する
(日程・時期を)早める・前倒しにする
(議論・意見などを)提示する・提唱する
前進・進歩
前払い・前払い金(advance payment)
事前の・前もっての(in advance)
例文
Technology has advanced rapidly over the past decade.
過去10年で技術は急速に進歩した。
The meeting was advanced from Friday to Wednesday.
会議は金曜から水曜に前倒しになった。
Please let me know in advance if you cannot attend.
出席できない場合は事前にお知らせください。
0040■■■ 18/23
affair
[əféɚ]
関わり合いのある『ごと』
affairの語源はフランス語の à faire(à=to + faire=do、「すべきこと・行うべきこと」)に由来します。コアイメージは「自分(あるいは特定の人)が関わり合っているごと・こと・案件」です。公的な「業務・事柄」から、個人的な「出来事・事件」まで幅広く使われます。さらに、特定の二人が深く「関わり合う」という意味から「不倫・浮気」という意味にもなります。つまり「あることに(ある人たちが)関与している状態・案件・出来事」という感覚が根底にあり、公的にも私的にも、良いことにも悪いことにも使われるのが特徴です。文脈によって「問題」「恋愛関係」「事件」などまったく異なる日本語に訳されますが、常に「関わりのある案件」というコアで理解できます。
出来事・事件・事柄
業務・仕事・問題(複数形 affairs で「諸問題・事情」)
(不倫・婚外)恋愛関係・浮気
(特定の)催し・行事・パーティー
(漠然と)もの・やつ(口語)
例文
He had an affair with another woman.
彼は別の女性と浮気(不倫)をした。
The government must deal with foreign affairs carefully.
政府は外交問題を慎重に扱わなければならない。
The wedding was a grand affair attended by five hundred guests.
その結婚式は500人の来賓を招いた盛大な式典だった。
0041■■■ 18/23
affect
[əfékt]
外から触れて内側を変える
affectのコアイメージは「外部から何かに触れ(act on)、その内側に変化・作用を引き起こす」こと。ラテン語のafficere(~に向かって働きかける)が語源で、「対象の表面に接触し、その状態や感情を動かす」というニュアンスが根底にある。物理・環境への影響(気候が環境を変える)、感情への作用(心を揺さぶる)、病気による侵食(臓器を冒す)、いずれも「外から触れて内側に変化をもたらす」という一つのイメージでつながっている。日本語の「影響を与える」は最も無難な訳だが、文脈に応じて「感動させる」「侵す」「左右する」など、変化の質に合わせた訳を選ぶことが大切だ。
影響を及ぼす、左右する
感動させる、心を動かす
(病気などが)冒す、侵す
(態度・感情などを)装う、ふりをする(やや文語的)
例文
The climate affects the environment.
気候は環境に影響を及ぼす。
She was deeply affected by the news of his death.
彼女は彼の死の知らせに深く心を動かされた。
The virus mainly affects the respiratory system.
そのウイルスは主に呼吸器系を冒す。
0042■■■ 18/23
afford
[əfˈɔɚd]
余力があるから与えられる
affordのコアイメージは「十分な余力・ゆとりがあるから、何かを生み出したり提供したりできる」こと。古英語のgeforthian(前へ進める・実現させる)が語源で、「ある状態・条件が整っているから何かが可能になる」という感覚が根底にある。「お金の余裕がある」という意味が有名だが、それはあくまで「経済的な余力から行動が可能になる」という一例に過ぎない。「時間的・精神的な余裕がある」にも、また主語が人ではなく物事の場合に「〜をもたらす・与える」という意味にも発展する。つまり、affordは常に「何らかのゆとりや条件が整った結果として、何かが生まれる・可能になる」という構造を持つ単語だ。
(金銭的・時間的・精神的に)〜する余裕がある、〜できる立場にある
(結果として悪いことが)起きても構わない、〜するリスクを負える
(物・状況などが)〜を与える・もたらす
例文
I wish I could afford to go to Spain.
スペインに行くような金銭的余裕があったらいいのに。
We cannot afford to make any more mistakes.
これ以上ミスをするわけにはいかない。
The forest affords shelter to many animals.
その森は多くの動物たちに住処を与えている。
0043■■■ 18/23
aim
[éɪm]
意識をある点に向ける
aimのコアイメージは「弓矢や銃の照準を合わせるように、意識・行動・言葉を特定の点に向ける」こと。物理的に銃口を向けるという具体的な動作から、「目標に向けて努力する」という抽象的な用法まで、すべて「ある一点を狙って方向を定める」という共通イメージで繋がっている。比喩的には、批判や皮肉を「誰かに向ける(当てつける)」という用法も生まれた。また名詞としては「その照準が指し示す先=目標・意図」を意味する。日本語の「狙い」という言葉が、的を狙う動作と「狙い(意図)」の両方を表すのと似たような広がりを持つ。
目指す、~を目標とする
(銃・カメラなどを)狙う、向ける
(言葉・批判などを)向ける、当てつける
目標、目的、狙い
(射撃などの)照準、狙いの正確さ
例文
My teacher wants me to aim for a perfect score on my test.
先生は私にテストで満点を目指してほしいと思っている。
The hunter aimed his rifle at the target and pulled the trigger.
猟師は標的にライフルを向け、引き金を引いた。
The new policy is aimed at reducing carbon emissions.
その新政策は炭素排出量の削減を意図して設計されたものだ。
0044■■■ 18/23
ancestor
[ˈænsestɚ]
自分より前に存在した源
ancestorのコアイメージは「時間的に自分より前に存在し、現在の自分(またはものごと)の存在を可能にした源」である。ラテン語の「ante(前に)+cedere(行く)」に由来し、「先に行った者」というニュアンスが根底にある。人間の文脈では「先祖・祖先」となるが、このイメージは生物・技術・制度にも広がり、「現在のものの原型・前身」という意味でも使われる。重要なのは、単に「古いもの」ではなく、「現在との血統的・系譜的つながりを持つ前身」であるという点。現在の存在がそこから派生・発展してきた、という方向性のある連続性がこの語の本質である。
先祖、祖先(人間の)
前身、原型(生物・技術・制度などの)
祖先種、共通祖先(生物学で)
例文
My ancestors are from Italy.
私の先祖はイタリア出身だ。
The ancestor of modern computers is the ENIAC, built in the 1940s.
現代のコンピューターの原型は、1940年代に作られたENIACである。
Scientists believe that wolves are the ancestors of domestic dogs.
科学者たちは、オオカミが家犬の祖先種だと考えている。
0045■■■ 18/23
apply
[əplɑ́ɪ]
ぴったり当てはめる・向ける
applyの語源はラテン語の「applicare(=ad〈方向〉+ plicare〈折り重ねる・くっつける〉)」で、「何かをある対象にぴったり重ねる・くっつける」というイメージが根底にあります。クリームを肌に「塗りつける」のも、ルールをある状況に「当てはめる」のも、求人に「自分を売り込む(差し出す)」のも、すべて「あるものをある対象にぴたっと向けて当てる」という同じ動作です。このコアイメージさえ掴めば、文脈に応じて「応募する」「適用する」「塗る」「専念する」など様々な日本語を自然に選べるようになります。
申し込む、応募する(for ~)
適用する、応用する(to ~)
(薬・クリームなどを)塗る、当てる
(規則・条件などが)当てはまる、適用される
(力・注意・才能などを)向ける、注ぐ、専念させる
例文
If you really want this job, you have to apply for it again.
本当にこの仕事が欲しいなら、もう一度応募しなければなりません。
Apply the ointment to the affected area twice a day.
患部に一日二回、軟膏を塗ってください。
The same rule does not apply to all situations.
同じルールがすべての状況に当てはまるわけではない。
0046■■■ 18/23
approach
[əpróʊtʃ]
距離を縮めて迫っていく
approachの語源はラテン語の「ad(〜へ)+propiare(近づく)」。コアイメージは「物理的・心理的な距離を縮めながら、何かに向かって迫っていく」こと。物理的に場所や人に近づくだけでなく、問題・課題に対して「正面から向き合い、距離を縮める」ことを意味する。さらに、人に話を持ちかける場面では「相手との距離を縮めてコンタクトをとる」というイメージ。名詞では「どのように近づくか=アプローチの仕方・方法論」になる。このように「距離を縮めてにじり寄る動き」という一貫したコアが、動詞・名詞の複数の意味を統一的に説明してくれる。
(場所・時期・状態に)近づく
(人に)話を持ちかける、交渉を始める
(問題・課題に)取りかかる、取り組む
(問題などへの)取り組み方、アプローチ、方法論
近づくこと、接近;(空港などへの)進入路
例文
Winter is approaching, and the days are getting shorter.
冬が近づいており、日が短くなってきている。
She approached her boss about a possible promotion.
彼女は昇進の可能性について上司に話を持ちかけた。
How would you approach that problem?
あの問題にどのように取り掛かりますか。
0047■■■ 18/23
argue
[ɑ́ɚgjuː]
根拠を示して言葉で戦う
argueのコアイメージは「論理的な根拠を持って言葉で押し出す」こと。ただ感情的に怒鳴るのではなく、理由や証拠を伴って相手に働きかけるというニュアンスが核心にある。そこから、①「〜だと主張する(根拠を示して自説を展開する)」、②「口論する・言い争う(互いに言葉で押し合う)」、③「〜を示す・証明する(証拠が何かを主張している)」という意味が生まれる。日本語の「言い争う」だと感情的なケンカを想像しがちだが、argueは必ずしも感情的ではなく、むしろ知的な討論や冷静な主張にも使われる点が重要。
動詞(自動詞・他動詞)主張する、論じる
動詞(自動詞)口論する、言い争う
動詞(自動詞)(証拠・データなどが)〜を示す、〜の根拠となる
例文
He argues that climate change is caused by humans.
彼は気候変動は人間によって引き起こされていると主張する。
The couple argued over money almost every night.
そのカップルはほぼ毎晩お金のことで言い争っていた。
The statistics argue for a strong connection between poverty and crime.
その統計データは貧困と犯罪の強い関連性を示している。
0048■■■ 18/23
arrest
[ərést]
動きをピタリと止める
arrestのコアイメージは「動いているものを強制的に止める」こと。ラテン語のad-(方向)+restare(止まる)に由来し、「完全に動きを封じる」というニュアンスが根底にある。人を逮捕するのは「その人の自由な移動・行動を止める」から、病気の進行を阻むのは「悪化という流れを止める」から、そして人の注意を「引き止める」のは「視線や意識の動きをそこで止める」からだ。どの意味も「動いているものをある地点でピタリと止める」というイメージから自然に生まれている。日本語の「逮捕」「阻止」「引き止め」はいずれもその翻訳のひとつに過ぎない。
逮捕する
(進行・発展を)阻む・食い止める
(注意・関心を)引き止める・くぎ付けにする
逮捕(行為・状態)
例文
The suspect was arrested near the station.
容疑者は駅の近くで逮捕された。
The new treatment can arrest the progression of the disease.
その新しい治療法は病気の進行を食い止めることができる。
The colorful mural arrested my attention as I walked past.
歩いていると、色鮮やかな壁画に目が釘付けになった。
0049■■■ 18/23
associate
[əsóʊʃièɪt]
二つのものを『結びつける』
associateの語源はラテン語の「ad-(〜へ)+socius(仲間・連れ)」。つまり「誰か・何かに向かってくっつける」というのがコアイメージです。このイメージから、「二つのものを頭の中で結びつける(連想する)」「人と人を関係でつなげる(交際する・仲間に加える)」「物事と物事を概念的に結びつける(関連づける)」など、対象が人であれ概念であれ、とにかく「二者を結びつける」という方向で意味が広がっています。受動態で使われると「〜と結びついている=関連している」という状態を表し、名詞では「結びついた人=仕事仲間・準会員」という意味になります。
(概念・事柄を)結びつけて考える、連想する
動詞(受動態)〜と関連している、〜に結びついている
(人と)交際する、付き合う
(組織・計画などに)仲間に加える、賛同する
仕事上の仲間、同僚、準会員
準〜の、提携した(associate professor「准教授」など)
例文
The environmental problems are associated with nuclear waste.
その環境問題は核廃棄物と関連している。
I always associate the smell of coffee with my grandmother's kitchen.
コーヒーの香りを嗅ぐと、いつも祖母の台所を思い出す。
She became an associate professor at the age of thirty.
彼女は30歳で准教授になった。
0050■■■ 18/23
assume
[əsúːm]
根拠なく『引き受ける』
assume のコアイメージは「自分の方に引き寄せる・取り込む」です。ラテン語 assumere(ad-「~へ」+sumere「取る」)が語源で、「何かを自分のものとして取り込む」というイメージが根底にあります。確認せず情報を脳に「取り込む」→「思い込む・仮定する」、役割や権力を自分のものとして「引き受ける」→「(責任・地位を)引き受ける」、別の表情や姿を「身にまとう」→「(態度・様子を)装う」。これらすべては「外から自分の中に取り込む・自分のものにする」という一つのコアイメージで繋がっています。「確認なしに」という含意があるため、しばしば軽率さや傲慢さのニュアンスを帯びます。
(根拠なく)思い込む、決めてかかる、仮定する
(責任・役割・権力などを)引き受ける、就く
(態度・様子などを)装う、(偽りの姿を)身にまとう
例文
Don't assume that you know everything.
自分がすべてを知っていると思い込まないことです。
She assumed the role of leader after the manager resigned.
マネージャーが辞任した後、彼女がリーダーの役割を引き受けた。
He assumed an air of confidence even though he was nervous.
緊張していたにもかかわらず、彼は自信があるふりをした。
0051■■■ 18/23
attach
[ətˈætʃ]
何かを何かに『くっつける』
attachのコアイメージは「AをBに物理的・概念的にくっつける」こと。ガムテープで封筒にメモを貼り付ける物理的な動作だけでなく、「感情・意味・重要性をある物事にくっつける(結びつける)」という抽象的な使い方にも広がる。さらに「人が組織・人物にくっついて配属される」という意味にも発展する。attach importance to(重要性をくっつける→重視する)やbe attached to(くっついている→愛着を持っている)など、日本語に直訳すると不自然に見える表現も、このコアイメージを踏まえれば自然に理解できる。
動詞(他動詞)取りつける・くっつける・添付する
動詞(他動詞)(重要性・意味などを)〜に結びつける・帰属させる
動詞(他動詞・受動態)(人が組織・人物に)配属される・所属する
動詞(受動態)(be attached to〜)〜に愛着がある・〜に深く結びついている
例文
She attached a note to the package.
彼女は小包にメモを貼り付けた。
We should not attach too much importance to money.
私たちはお金を重視しすぎるべきではない。
He is deeply attached to his hometown.
彼は故郷に深い愛着を抱いている。
0052■■■ 18/23
attitude
[ˈæṭɪt(j)ùːd]
心と体が向いている方向
attitudeの語源はラテン語の「aptitudo(適合・適性)」に由来し、イタリア語「attitudine(姿勢・適性)」を経てフランス語「attitude」として英語に入った。もともとは「体の構え・姿勢」を意味していた。そこから「心の向き・構え」へと意味が広がった。つまり、飛行機が飛行角度(ピッチ・ロール)を持つように、人間が何かに対して「どの角度で向き合っているか」というコアイメージがある。体の姿勢も、ある物事への考え方・スタンスも、どちらも「自分がどこを向いているか」という一本の軸でつながっている。だから「態度」とも「考え方」とも「姿勢」とも訳せる。
(物事に対する)考え方・スタンス
(言動・表情に表れた)態度・接し方
心構え・姿勢(精神的な準備状態)
(体の)姿勢・ポーズ
(口語)生意気な態度・反抗的な態度
例文
She has a positive attitude toward challenges.
彼女は困難に対して前向きな姿勢を持っている。
I don't like his attitude very much.
彼の態度、あまり好きじゃないな。
The pilot adjusted the attitude of the aircraft during the descent.
パイロットは降下中に機体の姿勢を調整した。
0053■■■ 18/23
avoid
[əvˈɔɪd]
意図的に距離を置く
avoidのコアイメージは「何かに近づかないよう、意識的に自分の行動や進路を変える」こと。単に「避ける」という結果だけでなく、そこには必ず意図的・能動的な努力が含まれている。物理的な回避(人混みを避ける)から、行動・習慣の回避(食べ物を避ける)、さらに法的・制度的な文脈での「無効化」(契約を無効にする)まで幅広く使われる。共通しているのは「近づかないよう自ら距離を取る」という主体的な意志の存在。ここが「偶然通り過ぎる」ニュアンスを持つescapeや「巧みにすり抜ける」evadeとの本質的な違いである。
(意図的に)避ける、遠ざける
(危険・問題などを)回避する、未然に防ぐ
(義務・話題などを)故意に避ける、意図的に取り組もうとしない
例文
I avoid peanut butter because I'm allergic to nuts.
ナッツのアレルギーがあるので、ピーナッツバターは避けています。
She carefully avoided eye contact during the entire meeting.
彼女は会議中ずっと、注意深くアイコンタクトを避けた。
We changed our route to avoid the traffic jam.
渋滞を回避するためにルートを変えた。
0054■■■ 18/23
awful
[ˈɔːf(ə)l]
『畏怖』から生まれる圧倒的な感覚
awfulの語源はawe(畏怖・畏敬の念)+ful(〜に満ちた)。もともとは「神への畏敬の念を抱かせるほどの」という意味で、圧倒的な力や存在感に対する強烈な感情体験を表していた。時代とともに、そのあまりの圧倒感が「恐ろしい・ひどい」というネガティブな方向に転じていった。現代英語では主に否定的に使われるが、コアにあるのは「通常の感覚を超えた圧倒的な強度」というイメージ。だからこそ「非常に・ものすごく」という強意の副詞的用法(an awful lot:ものすごく多く)も自然に生まれる。単なる「悪い」ではなく、体が引いてしまうほどの強烈さが常に根底にある。
ひどい、最悪の
恐ろしい、おぞましい
(程度が)非常な、すさまじい
(古・文語)畏敬の念を起こさせる、荘厳な
例文
That was an awful music video.
あれはひどいミュージックビデオだったね。
There was an awful silence after his speech.
彼のスピーチの後、息が詰まるような沈黙があった。
We spent an awful lot of money on the trip.
その旅行にものすごいお金を使ってしまった。
0055■■■ 18/23
benefit
[bénəfìt]
誰かに届く『恩恵・よい結果』
benefitのコアイメージは「ある行為・状況が誰かにとってプラスとなる恩恵が届く」こと。ラテン語のbene(よく)+facere(行う)が語源で、「よいことが行われる・もたらされる」という感覚が根底にある。名詞では「利益・恩恵」全般を指すが、金銭的・物質的なメリットに限らず、社会制度から給付される手当や、慈善目的の興業収益まで幅広くカバーする。動詞では「benefitする=恩恵を受ける側になる/恩恵を与える」の両方向で使われる。重要なのは、単なる利益(profit)ではなく「誰かにとってのwell-being(よい状態)に資するもの」という温かみのあるニュアンスが含まれる点。
利益・恩恵(行為や状況がもたらすプラスの結果)
給付・手当(unemployment benefit 失業手当など)
慈善興業・チャリティーイベント(benefit concert など)
(福利)厚生・付帯給付(health benefit、fringe benefit など)
~のためになる・恩恵を与える(他動詞)
恩恵を受ける・得をする(自動詞、benefit from ~)
例文
Who benefits from that propaganda?
あのプロパガンダから誰が得をするんだ?
Regular exercise brings significant health benefits.
定期的な運動は大きな健康上の恩恵をもたらす。
She is currently receiving unemployment benefits.
彼女は現在、失業手当を受給している。
0056■■■ 18/23
calculate
[kˈælkjʊlèɪt]
意図的に頭を使って導き出す
calculateの語根はラテン語の「calculus(小石)」。古代ローマでは算盤の代わりに小石を使って数を数えていた。そこから「小石を動かすように、意識的・意図的に頭を働かせて結論を導き出す」というイメージが生まれた。数を計算するだけでなく、状況を冷静に分析して判断する・計画的に意図するという意味にも広がる。つまり「なんとなく」ではなく「意識的・計算づくで何かを導き出す」というのがコアイメージ。日本語の「計算高い」という表現に近い感覚を単語自体が持っている。
計算する、算出する
見積もる、推定する
判断する、評価する
意図する、たくらむ
〜と思う、〜と考える(米口語)
例文
I am calculating how much money I will make by working 8 hours a day.
一日8時間働いたらいくら稼げるか計算しています。
His every move was calculated to impress the investors.
彼の一挙手一投足は、投資家たちに好印象を与えるよう計算されたものだった。
She carefully calculated the risks before making her decision.
彼女は決断を下す前に、リスクを慎重に見極めた。
0057■■■ 18/23
candidate
[kˈændɪdèɪt]
選ばれうる立場にある人
candidateの語源はラテン語の「candidatus(白い服を着た人)」。古代ローマでは、公職に立候補する人が清廉さの象徴として白い服(candida)を着た習慣に由来する。このことから「何かに向けて名乗りを上げ、評価・選考の対象となっている人・もの」というコアイメージが生まれた。選挙の「候補者」だけでなく、入試の「受験者」、就職の「志願者」、さらには「〜になりそうなもの・こと」という比喩的な用法まで、「ある目的や役割に向けて選考・評価される立場」という共通の感覚が貫いている。
(選挙・競争の)候補者
受験者、志願者
〜になりそうな人・もの、有力な対象
例文
Three candidates are running for the position of mayor.
3人の候補者が市長の座を争っている。
She is a strong candidate for the scholarship.
彼女は奨学金の有力な候補者だ。
This old building is a prime candidate for demolition.
この古い建物は取り壊しの最有力候補だ。
0058■■■ 18/23
charge
[tʃɑ́ɚdʒ]
力・重みをぶつける・かける
chargeの根底にあるのは「何かを強い勢いで対象に向けて押しつける・ぶつける」イメージです。お金を請求するのは「コストを相手に負わせる(かける)」こと、告発・非難するのは「罪の重みを人に向けてぶつける」こと、充電するのは「電気エネルギーをバッテリーに詰め込む」こと、突撃するのは「力を敵にぶつける」こと。すべて「エネルギーや責任・負担を特定の対象に向けて集中的に押しつける」という共通のコアを持っています。名詞の「料金・責任・管理」も「人に課せられた重み」として一貫して理解できます。
(料金を)請求する、課す
告発する、罪に問う
非難する、責める
充電する、エネルギーを充填する
突撃する、突進する
(責任・任務を)委ねる、負わせる
料金、請求(金額)
告発、訴因、罪状
管理・責任(in charge of〜)
突撃、突進
例文
The restaurant charged us $200 for the meal.
そのレストランは食事代として私たちに200ドルを請求した。
He was charged with murder and sentenced to life in prison.
彼は殺人罪で告発され、終身刑を言い渡された。
She is in charge of the entire marketing department.
彼女はマーケティング部門全体の責任者だ。
0059■■■ 18/23
claim
[kléɪm]
権利として「自分のもの」と宣言する
claimのコアイメージは「自分には正当な根拠・権利がある」という前提のもとで何かを主張・要求することです。単なる「言う(say)」や「思う(think)」と異なり、claimには「自分が正しい/自分のものだ」という確信や権利意識が内包されています。だからこそ、口頭での主張(『私が正しい』と言い張る)にも、財産や補償の請求(『これは私に権利がある』と訴える)にも使われます。また、事故や災害が命を「奪う(獲得する)」という用法も、死が人の命を「自らのものとして引き取る」というコアイメージから自然に生まれます。
(根拠があると信じて)主張する、言い張る
(権利として)要求する、請求する
(命・生命を)奪う
主張、申し立て;(保険などの)請求(書);権利
例文
She claims to be a princess, but I need proof.
彼女は自分が王女だと主張しているが、私には証拠が必要だ。
You should claim your travel expenses from the company.
出張費用を会社に請求すべきだよ。
The flood claimed dozens of lives in the region.
その洪水はその地域で数十人の命を奪った。
0060■■■ 18/23
command
[kəmˈænd]
上位から全てを掌握する力
commandのコアイメージは「高い立場から下を完全にコントロールする」です。軍隊の司令官(commander)が兵士に命令を下し、戦場全体を掌握する場面を想像してください。この「高い位置から全体を支配・掌握する」イメージが根底にあるため、単なる「命令する」だけでなく、「景色を一望できる(眺望が利く)」「〜を自由に使いこなせる」「尊敬・注目を集める」といった多彩な意味が自然に生まれます。orderが一方的に「指示を出す」ことに焦点を当てるのに対し、commandは「支配力・掌握力そのもの」に焦点があります。
命令する・指揮する
率いる・指揮下に置く
(言語・技術などを)意のままに使いこなす
(尊敬・注目・高値などを)集める・得る
(高所から場所・景色を)見渡す・一望する
命令・指揮・支配権
(コンピュータの)コマンド・命令
例文
She commands the respect of her entire team.
彼女はチーム全員から尊敬を集めている。
He has a good command of spoken English.
彼は英会話を自在に使いこなせる。
The fortress commands a view of the entire valley.
その要塞は渓谷全体を見渡せる位置にある。
0061■■■ 18/23
commit
[kəmít]
何かに向けて自分を縛りつける
commitの語源はラテン語のcom-(共に・完全に)+ mittere(送り出す)。「自分自身を何かに完全に送り込む・委ねる」というイメージが根底にある。犯罪を「犯す」のは、自分の行為をその悪事に完全に投入する感覚。約束や責任に「専念する」のは、自分を特定の方向へ縛りつける感覚。いずれも「後戻りできないほど深く関わる」という共通のコアがある。だから commit は単なる「する」ではなく、「覚悟を持って踏み込む」という重みを常に帯びている。
(罪・過ちを)犯す
(〜に)専念する・身を捧げる
(約束・責任を)引き受ける・確約する
(人・物を)〜に委ねる・付託する
(人を特定の立場に)縛りつける・言質を取る
例文
He committed a crime by robbing that old lady.
彼はあのおばあさんに盗みを働くという犯罪を犯した。
She committed herself to mastering English before the entrance exam.
彼女は入試前に英語をマスターすることに全力を注ぐと心に決めた。
The government committed billions of dollars to rebuilding the disaster area.
政府は被災地の再建に数十億ドルを投じることを確約した。
0062■■■ 18/23
compare
[kəmpéɚ]
2つ以上のものを並べて見る
compareの根底にあるイメージは「複数のものを同じ場所に並べて眺める」こと。ラテン語のcomparare(「一緒に並べる」)が語源で、com-(共に)+par(等しい、対)から来ている。2つ以上のものを横に並べ、共通点や相違点を観察する行為全体を指す。日本語の「比較する」に近いが、英語のcompareは「対比して違いを際立てる」だけでなく「類似点を見出す」方向にも使われる。また「〜に匹敵する・並ぶ」という自動詞用法もあり、この場合は「並べたときに同等と言えるほどの価値がある」というニュアンスが出る。
動詞(他動詞)〜を比較する、対照する
動詞(他動詞)〜をたとえる、なぞらえる
動詞(自動詞)匹敵する、肩を並べる
例文
Don't compare me to that woman! I'm nothing like her.
私をあの人と比べないで!彼女と私とはまったく違うわ。
The poet compared his lover to a summer's day.
その詩人は愛する人を夏の日にたとえた。
Nothing compares to the feeling of finishing a marathon.
マラソンを完走したときの感覚に勝るものはない。
0063■■■ 18/23
complain
[kəmpléɪn]
不満を声に出して訴える
complain のコアイメージは「自分が感じている不満・苦痛・不快感を、外部に向けて言葉で表明すること」です。単に心の中で不満を持つだけでなく、それを誰か(相手や第三者)に向けて発信するという「外向きの動作」が本質にあります。愚痴・苦情・抗議・訴えといった日本語訳はすべて、この「不満を声に出す」というコアから派生しています。文脈によって「愚痴をこぼす」(感情的・日常的)にも「苦情を申し立てる」(公式・手続き的)にもなりますが、根底にある「内なる不満を外へ出す」という動きは変わりません。
不平を言う、愚痴をこぼす
苦情を言う、正式に申し立てる
(体の不調を)訴える、しきりに言う
例文
Her mother complained about the mess that was left in the room.
彼女の母親は部屋に残されていた散らかりについて愚痴をこぼした。
Several customers complained to the manager about the poor service.
何人かの客がサービスの悪さについてマネージャーに苦情を言った。
He kept complaining of a headache all day.
彼は一日中頭痛を訴え続けた。
0064■■■ 18/23
complex
[kɑ̀mpléks]
複数のものが絡み合った状態
complexのコアイメージは「複数の要素(plex=fold, 折り重なる)がcom(共に)絡み合っている」こと。ラテン語のcomplexus(抱き合わせる)が語源で、単に「多い」のではなく「複数の要素が互いに絡み合って分離しにくい」状態を指す。だから形容詞として「複雑な」になるし、名詞として「複合施設(複数の建物が一体化したもの)」や「コンプレックス(複数の感情・記憶が絡まった心理状態)」にもなる。「難しい」という意味ではなく、あくまで「構造的に絡み合っている」という客観的な状態がコアであることを押さえておこう。
複雑な、込み入った
複合の、複数の要素からなる
複合施設、団地、複合体
(心理的な)コンプレックス、強迫観念
例文
This math problem is too complex for me.
この数学の問題は私には複雑すぎる。
There is a large sports complex near the station.
駅の近くに大きなスポーツ複合施設がある。
He has a complex about his height.
彼は自分の身長についてコンプレックスを持っている。
0065■■■ 18/23
concentrate
[kɑ́nsəntrèɪt]
一点に向かって絞り込む
concentrateの語源はラテン語のcon-(共に・ひとつに)+centrum(中心)。つまり「中心に向かってひとつに集める」がコアイメージ。意識・注意という目に見えないものを一点に絞り込む「集中する」、人や物資を一か所に引き集める「集める・集結させる」、水分を抜いて成分を中心部に凝縮する「濃縮する」、これらはすべて「分散しているものを一点に向かって絞り込む」という同一のイメージから派生している。日本語では文脈に応じて訳語が変わるが、「散漫な状態からひとつに絞る」という動的なプロセスを常に意識することが理解の鍵。
(注意・意識などを)集中する、専念する
(人・物・権力などを)一か所に集める・集結させる
(液体・物質などを)濃縮する
濃縮物、濃縮液
例文
I need to concentrate on my work.
仕事に集中しなければならない。
Wealth is concentrated in the hands of a few.
富は一部の人の手に集中している。
Add water to the concentrated juice before drinking.
飲む前に濃縮ジュースに水を加えてください。
0066■■■ 18/23
confirm
[kənfˈɚːm]
すでにあるものを固める・確かにする
confirmのコアイメージは「すでに存在する何かを、さらに確かなものにする」こと。語源はラテン語のcon-(完全に)+firmare(固める)で、「firm(固い・確固とした)」と同じ根を持つ。つまり、ぼんやりとした状態や不確かな状態にあるものを、「これは確かだ」とはっきり固めていくイメージ。予約の「確認」も、キャンセルされていないか不確かな状態を固めるから、疑いや不安を「確証する」のも、推測を固めるから。宗教儀式の「堅信礼(confirmation)」も、信仰を固め・強めるという同じ流れだ。
(すでにある事柄を)確認する・確かめる
(疑いや仮説を)確証する・裏付ける
(地位・決定などを)承認する・正式に認める
(信念・態度などを)強める・確固たるものにする
例文
I'm going to confirm our reservation at the restaurant.
レストランの予約を確認するつもりです。
The lab results confirmed that she had the virus.
検査結果は、彼女がウイルスに感染していることを確証した。
The Senate confirmed his appointment as Secretary of State.
上院は彼の国務長官への任命を承認した。
0067■■■ 18/23
consider
[kənsídɚ]
じっくり視野に入れて眺める
consider の語源はラテン語の considerare で、「con-(しっかりと)+ sidus(星)」、つまり「星を注意深く観察する」という意味に由来します。古代の占星術師が星の配置をじっくり見て吉凶を判断したように、consider には「対象を視野の中に置き、時間をかけて観察・判断する」というコアイメージがあります。単に「思う(think)」のではなく、「さまざまな角度から検討した上で判断を下す」という重みがある。だから「よく考える」にも「〜とみなす(判断を下す)」にも、同じ根っこのイメージが働いているのです。
よく考える・検討する
考慮に入れる・〜を念頭に置く
〜とみなす・〜と判断する
〜に配慮する・〜を思いやる
例文
You have to consider the possibilities.
あなたは可能性をよく考慮しなければなりません。
We consider this project a great success.
私たちはこのプロジェクトを大きな成功とみなしています。
A good leader always considers the feelings of others.
優れたリーダーは常に他者の気持ちに配慮します。
0068■■■ 18/23
contain
[kəntéɪn]
境界の内側に収める
containの語源はラテン語のcontinere(con-「共に・完全に」+tenere「保持する」)。コアイメージは「ある境界・枠の内側にしっかりとおさめておく」こと。液体や物質が容器の中に物理的に収まっている状態(含む)も、感情・火事・病気などが外へ広がらないように押しとどめる状態(抑える・封じ込める)も、すべて「内側から出さずに保持する」という同じイメージから生まれている。「包含する」も「制御する」も、境界の内側に存在を閉じ込めるという一つの動きが根底にある。
(中身として)含む・収容する
(感情・笑いなどを)抑える・こらえる
(火事・病気・敵などの拡大を)封じ込める・食い止める
(数量が)割り切れる・(数学で)約数として含む
例文
Seawater contains salt.
海水には塩が含まれている。
Firefighters worked hard to contain the blaze before it spread to nearby buildings.
消防士たちは、火災が近くの建物に広がる前に食い止めようと懸命に働いた。
She could hardly contain her excitement when she heard the news.
そのニュースを聞いたとき、彼女は興奮を抑えることができなかった。
0069■■■ 18/23
contract
[kɑ́ntrækt]
双方が引き寄せられ縛られる
contractの語源はラテン語のcon-(共に)+trahere(引く・縛る)。つまり「両者が互いに引き寄せられ、一点に縛られる」というのがコアイメージです。名詞としては「二者以上が合意によって互いを縛り付けた文書=契約書」を指します。さらに動詞になると、このコアイメージから「縮む・収縮する」(物が一点に向かって引っ張られる)や「病気にかかる」(病気が体に取り憑いて離れなくなる)という意味も自然に生まれます。見た目は名詞と動詞で全く別物に見えますが、根底には同じ「引き寄せられて縛られる」というイメージが流れています。
契約、契約書、請負
(病気に)かかる、感染する
縮む、収縮する(させる)
契約する、請け負う
例文
The singer signed a contract with a big company.
その歌手は大会社との契約書にサインした。
She contracted pneumonia while traveling abroad.
彼女は海外旅行中に肺炎にかかった。
Metal contracts when it is cooled.
金属は冷えると収縮する。
0070■■■ 18/23
contribute
[kəntríbjʊt]
全体の一部として差し出す
contributeのコアイメージは「何か大きな全体(目標・集団・成果)に対して、自分の一部(お金・力・時間・アイデアなど)を持ち込む」こと。ラテン語のcon-(共に)+tribuere(与える・割り当てる)が語源で、「みんなで何かを成し遂げるために自分の分を入れる」感覚が根底にある。だから「貢献する」にも「寄付する」にも「(記事・論文を)寄稿する」にも使える。特定の結果を「もたらす一因となる」という意味でも使われ、悪い結果の原因にも使われる点が重要。常に「より大きな何かの一部になる」という方向性がある。
(組織・目標などに)貢献する
(お金を)寄付する・寄贈する
(結果・状況を)引き起こす一因となる
(記事・論文などを)寄稿する
例文
How can you contribute to this company?
あなたはわが社にどのように貢献できますか。
She contributed $500 to the relief fund.
彼女は救援基金に500ドル寄付した。
Stress can contribute to a variety of health problems.
ストレスはさまざまな健康問題の一因となりうる。
0071■■■ 18/23
crop
[krɑ́p]
大地から刈り取ったまとまり
cropのコアイメージは「根元から切り取って得られるひとまとまりのもの」です。元々は「穂先・摘み取る」という意味を持つ古英語に由来し、「土地から切り取って集めた産物」というイメージが根底にあります。名詞では農作物や収穫物を指しますが、「写真をトリミングする(余白を切り取る)」や「短く切る(髪を刈る)」という動詞用法も、すべて「不要な部分を切り落として必要な部分を取り出す」という同じ感覚から来ています。また「(問題などが)突然現れる(crop up)」も、作物が地面から突然顔を出すイメージが元になっています。表面的に違って見える意味も、このコアイメージで一本につながります。
作物、農作物
収穫物、収穫高(その年に取れた量)
(同時期に生まれた・生み出された)一群、ひとまとまり
(植物・髪などを)短く刈る、切り詰める
(写真・画像を)トリミングする、切り抜く
(crop up)(問題・話題などが)突然現れる、持ち上がる
例文
We grow wheat crops on our farm.
私たちは農場で小麦を栽培しています。
She had her hair cropped short before summer.
彼女は夏の前に髪をバッサリと短く刈った。
A new problem cropped up just before the deadline.
締め切り直前に新たな問題が突然持ち上がった。
0072■■■ 18/23
cruel
[krúːəl]
苦しみを意に介さない
cruelのコアイメージは「他者の痛みや苦しみを無視するどころか、むしろそれを引き起こすことをいとわない態度」です。単に「怖い」「厳しい」とは違い、相手が苦しんでいると知りながら、あるいはそれを承知の上で行動する冷淡さが本質にあります。人に対してだけでなく、「cruel fate(残酷な運命)」「cruel winter(厳しい冬)」のように自然現象や状況が容赦なく苦しみをもたらす場合にも使われます。これは「苦しみを与えることへの無配慮・無情さ」というコアイメージが、行為者が人間であるかどうかを問わず適用されるためです。
残酷な、冷酷な、無慈悲な
(状況・運命などが)過酷な、容赦ない
(言葉・発言が)辛辣な、心ない
例文
That's a cruel and extreme punishment.
あれは残酷で極端な刑罰だ。
It was cruel of him to say that to her.
彼女にそんなことを言うなんて、彼はひどい人だ。
Life can be cruel sometimes.
人生は時として容赦がない。
0073■■■ 18/23
debate
[dɪbéɪt]
対立する意見をぶつけ合う
debateの語源はラテン語の「de-(下に・完全に)+ battuere(叩く)」で、「徹底的に打ち合う」というイメージが根底にある。単なる「話し合い」(discuss)とは異なり、debateには必ず「対立する立場」が存在し、論点を互いに叩き合いながら検討するという緊張感がある。公開の場での正式な討論会(名詞)だけでなく、「賛否両論を心の中でぶつけ合って迷う」という自問自答のニュアンスでも使える点が特徴的。「討論する」という訳は正しいが、本質は『対立する見解を鋭く突きつけ合うプロセス』にある。
(公の場で)討論する、論争する
(心の中で)熟考する、どうすべきか迷う
討論(会)、論争
例文
His class was mostly spent debating and discussing many political issues.
彼の授業の多くはたくさんの政治的論点について討論や議論をすることに費やされました。
The two candidates debated healthcare policy on national television.
2人の候補者は全国放送で医療政策について討論した。
She debated whether to tell him the truth.
彼女は彼に真実を告げるべきかどうか迷った。
0074■■■ 18/23
deny
[dɪnɑ́ɪ]
『ノー』と壁を作る
denyのコアイメージは「相手や物事との間に壁を作り、通過させない」こと。この壁には二方向の使い方がある。①ある事実・主張を「こちら側に入れない=認めない・否定する」と、②誰かに何かが「届くのを遮断する=与えない・拒む」という方向だ。どちらも本質は「遮断・拒絶」である。ラテン語のdenegare(否と言う)が語源で、単に「違う」と言うだけでなく、積極的に拒み退けるニュアンスが強い。そのため、自分自身の欲求を抑え込む「deny oneself(自制する・禁欲する)」という用法も自然に生まれる。
否定する、否認する
拒む、与えない
〜を自制する、禁じる(deny oneself)
(人を)認めない、拒絶する
例文
They accused him of lying but he denied it.
彼らは彼が嘘をついていると非難したが、彼はそれを否定した。
The judge denied the defendant's request for bail.
裁判官は被告の保釈申請を却下した。
She denied herself any sweets during the training period.
彼女はトレーニング期間中、甘いものを一切断った。
0075■■■ 18/23
desire
[dɪzɑ́ɪɚ]
心の奥底から湧き上がる渇望
desireのコアイメージは「内側から強く引っ張られるような渇望・欲求」です。単なる「好み」や「希望」ではなく、感情的・本能的な引力を伴う点が特徴です。語源はラテン語の「de(完全に)+sidus(星)」で、かつて「星の導きを強く求める」という占星術的な文脈から生まれたとも言われます。この「抗えない引力に引き寄せられる感覚」が根底にあるため、動詞では「強く望む」、名詞では「欲望・願望・熱望」といった意味になります。wantやwishより感情の熱量が高く、しばしば性的・情熱的な欲求にも用いられるほど、心の深いところから出てくる「渇き」を表す単語です。
強く望む・熱望する
(人に)~するよう要望する・求める
欲望・願望・欲求
(sexual desire として)性的欲求・情欲
例文
I desire to be rich.
お金持ちになりたくてたまらない。
She has a burning desire to succeed.
彼女は成功したいという燃えるような熱望を抱いている。
The manager desired the team to finish the report by Monday.
マネージャーは月曜日までにレポートを仕上げるよう、チームに求めた。
0076■■■ 18/23
disturb
[dɪstˈɚːb]
安定した状態を乱す
disturbの語源はラテン語の「dis-(離れて)+ turbare(かき混ぜる、乱す)」。turbは「乱す・かき混ぜる」を意味するラテン語語根で、同じ語根を持つturbulenceは「乱流・激動」を意味する、「穏やかに保たれていたものをかき乱す」というイメージが根底にある。物理的に人の邪魔をする場面だけでなく、心理的な「平静・安心感を乱す」場面にも使われる。「心を乱す」「精神的に動揺させる」というニュアンスは日本語の「邪魔する」よりも広く、ニュースを聞いて disturbed(心が乱された=動揺した・不安になった)という表現もよく使う。どの用法も「安定・平和な状態が外から侵される」という一貫したコアイメージで統一されている。
邪魔をする、妨げる
(心・感情を)乱す、動揺させる、不安にさせる
(物の配置・秩序などを)乱す、かき乱す
例文
Please do not disturb him while he is working.
彼が仕事中なので邪魔をしないでください。
The graphic images in the documentary deeply disturbed many viewers.
そのドキュメンタリーの衝撃的な映像は多くの視聴者を深く動揺させた。
Do not disturb the papers on my desk.
私の机の上の書類を動かさないでください。
0077■■■ 18/23
efficient
[ɪfíʃənt]
無駄なくエネルギーを使い切る
efficientのコアイメージは「投入したエネルギー・時間・資源を無駄なく成果に変換できる状態」です。語源はラテン語のefficiereで「完全に成し遂げる」を意味し、「余分なロスなく目的を達成する」というイメージが根底にあります。機械・システムに使えば「効率的な」、人に使えば「無駄のない仕事ぶりで成果を出す=有能な・敏腕な」という訳が自然になります。日本語の「効率的」という訳語に引きずられがちですが、本質は『インプットに対してアウトプットが最大化されている』という状態です。人・機械・方法・組織など幅広い対象に使える点も特徴です。
効率的な(無駄なく機能する)
有能な・敏腕な(人が無駄なく仕事をこなす)
(費用・エネルギーを)節約できる・省エネの
例文
This new software is extremely efficient.
この新しいソフトウェアは非常に効率的だ。
She is an efficient manager who never wastes a minute.
彼女は一分も無駄にしない有能なマネージャーだ。
Electric vehicles are more fuel-efficient than gasoline cars.
電気自動車はガソリン車よりも燃費が良い。
0078■■■ 18/23
emphasize
[ˈɛm.fə.saɪz]
光を当てて際立たせる
emphasize の語源はギリシャ語の emphasis(「中に見せる」「明らかにする」)に由来する。コアイメージは「ある事柄に強い光を当て、他より目立たせる」こと。単に情報を伝えるだけでなく、受け手に「これが重要だ」と認識させるために意図的にエネルギーや注目を集中させる行為を指す。声のトーンを上げる、繰り返す、太字にするなど、手段はさまざまだが「目立たせる・際立たせる」という意図的な働きかけが根底にある。そのため「強調する」だけでなく「力説する」「重点を置く」「浮き彫りにする」など文脈に応じた訳が生まれる。
強調する・力説する
重点を置く・重視する
(視覚的に)際立たせる・引き立てる
例文
I cannot emphasize enough how important it is to study hard.
一生懸命勉強することの大切さはいくら強調しても足りないくらいだ。
The new curriculum emphasizes critical thinking over rote memorization.
新しいカリキュラムは、丸暗記よりも批判的思考に重点を置いている。
The black dress emphasized her elegant posture.
その黒いドレスは彼女の優雅な姿勢を引き立てた。
0079■■■ 18/23
encourage
[ɪnkˈɚːrɪdʒ]
心に勇気を吹き込む
encourageの語源はen-(〜の状態にする)+courage(勇気)。つまり「勇気を与えた状態にする」がコアイメージ。勇気のなかった人・萎縮していた人の心に火をつけ、前向きに動かす力を与えるイメージだ。だから、人を「元気づける」「励ます」だけでなく、ある行動を「勧める・促す」という意味にも自然につながる。人が一歩踏み出せるよう背中を押すのと同じように、政策や環境が行動・成長を「促進する」という使い方にも広がる。常に「外から内側への前向きなエネルギーの注入」という方向性が共通している。
元気づける・励ます
(行動を)勧める・促す
(成長・発展などを)奨励する・促進する
(望ましくない事態を)招く・助長する
例文
Everyone encouraged Tom to sing.
皆がトムに歌うよう勧めた。
The coach encouraged his players after the difficult defeat.
コーチは厳しい敗戦のあと、選手たちを励ました。
The government introduced new policies to encourage investment in renewable energy.
政府は再生可能エネルギーへの投資を促進するため、新たな政策を導入した。
0080■■■ 18/23
exist
[egzíst]
この世界に「在る」こと
exist のコアイメージは「この現実世界に場所・形・命として確かに存在している」という感覚です。ラテン語の ex-(外へ)+sistere(立つ)が語源で、「外の世界に立って現れている」状態を表します。単に概念や可能性としてあるのではなく、実際に世界の中に「立っている」という実在感がポイントです。そのため「存在する・実在する」という意味が基本になりますが、生き物が命をつなぎながら「この世に在る」という文脈では「生存する・生きている」という訳がしっくりきます。「何かがこの世界に確かな形で立っている」というイメージを掴めば、文脈ごとの訳が自然に導けます。
存在する・実在する
生存する・生きながらえる
(問題・状況などが)ある・生じている
例文
I've heard that the place mentioned in this book actually exists.
この本に書かれたその場所は実在するって聞いたことがあるよ。
Many people in the region exist on less than two dollars a day.
その地域の多くの人々は、1日2ドル以下で生活している(命をつないでいる)。
A serious gap still exists between the rich and the poor.
富裕層と貧困層の間には、今なお深刻な格差が存在している。
0081■■■ 18/23
experiment
[ekspérəmənt]
仮説を試して確かめる行為
experimentのコアイメージは「何かを意図的に試し、結果を観察・検証する行為」です。ラテン語のexperimentum(試み・証明)が語源で、動詞experiri(試みる、ex-〔十分に〕+-periri〔試みる・危険を冒す、語根*per-由来〕)から派生しています。同じ語根*per-からexperience(経験)も生まれており、「実際にやってみることで知る」という意味の核を共有しています。科学実験のように厳密な文脈でも、新しいことへのチャレンジという日常的な文脈でも使えます。重要なのは「結果がどうなるか確かめようとする」姿勢であり、単なる「経験」や「観察」とは異なり、能動的に何かを試すという意図性が常に含まれています。動詞としても用いられる点も見落とされがちです。
実験;試み・試験的な試み
実験する;試してみる(with / on を伴うことが多い)
例文
The experiment was successful.
その実験は成功した。
The new school policy was an experiment in student-led learning.
その新しい学校の方針は、生徒主体の学習への試みだった。
Scientists experiment on animals to test the safety of new drugs.
科学者たちは新薬の安全性を確かめるために動物で実験を行う。
0082■■■ 18/23
faith
[féɪθ]
証拠なき確信・揺るぎない信頼
faithのコアイメージは「目に見えない、証明できないものに対して心を委ねること」です。beliefやtrustと異なり、faithは合理的な根拠や証拠がなくても(あるいはそれを超えて)「この人・この存在・この価値は間違いない」という確信を指します。宗教的な「信仰」から人間関係の「信頼」まで、文脈は変わっても「疑わずに委ねる心のあり方」という核心は一貫しています。だから政治家への「信頼」にも神への「信仰」にも同じ単語が使われるのです。日本語の「信」という一字に近いイメージを持つと理解しやすいでしょう。
信頼・信用(人や組織に心を委ねること)
信念・確信(価値観や考えを疑わずに信じること)
信仰・宗教(神や超越的な存在への帰依)
誠実さ・約束を守る姿勢(keep faith / break faith の形で)
例文
I don't have any faith in our politicians.
政治家のことは全く信頼していない。
She never lost her faith during the most difficult times of her life.
人生で最も辛い時期にも、彼女は信仰を失わなかった。
You need to have faith that things will work out in the end.
最終的にはうまくいくと信じることが大切だ。
0083■■■ 18/23
feature
[fíːtʃɚ]
際立って目を引く部分
featureの語源はラテン語の「factura(作られたもの)」で、「形作るもの・際立った部分」というイメージが根底にある。顔の中で目や鼻など一つひとつの「際立つパーツ=容貌」、物や人の中で特に目立つ性質=「特徴・特色」、新聞や番組で特に力を入れた部分=「特集記事・目玉コーナー」、動詞では「〜を目立つ存在として取り上げる・主役にする」という意味になる。つまり、全体の中で意図的に、あるいは本質的に際立って存在する「何か」がfeatureのコアイメージである。文脈によって「特色」「機能」「特集」「顔立ち」など異なる訳になるが、「目を引く・際立つ」という根っこは常に同じだ。
特徴・特色・(製品などの)機能
顔の造作・容貌(通常は複数形 features)
特集記事・目玉番組・呼び物
〜を主役として取り上げる・〜を特集する・〜が主演する
例文
The salesman explained all of the safety features on my new car.
そのセールスマンは私の新しい車の安全機能をすべて説明してくれた。
The magazine features an interview with the Prime Minister on its cover.
その雑誌は表紙で首相のインタビューを特集している。
She has her father's sharp features.
彼女は父親の鋭い顔立ちを受け継いでいる。
0084■■■ 18/23
feed
[fíːd]
必要なものを供給し続ける
feedのコアイメージは「必要としているものを継続的に送り込む・供給する」です。動物にえさを与えるイメージが基本ですが、これは「相手が必要とするものを外から継続的に提供する」という行為です。このイメージから、赤ちゃんに食事をさせる、川が湖に水を注ぎ込む、データをコンピュータに入力する、人の好奇心や欲求を満たす、といった多様な文脈に広がります。「食べさせる」という日本語訳が思い浮かびがちですが、本質は「何かが機能し続けるために必要な供給をする」という流れのイメージです。相手が生き物でも機械でも感情でも、この供給の流れが成立すればfeedが使えます。
(人・動物に)食べ物・えさを与える、食べさせる
(情報・データなどを)供給する、入力する
(感情・欲求・好奇心などを)満足させる、養う
(川・パイプなどが)〜に流れ込む、注ぐ
(動物の)飼料、えさ;(乳児の)授乳、食事
例文
It's time to feed my cat.
猫にえさをやる時間だ。
The information was fed directly into the computer.
その情報は直接コンピュータに入力された。
Watching mysteries only feeds her curiosity.
推理物を見ることは彼女の好奇心をさらに刺激するだけだ。
0085■■■ 18/23
flexible
[fléksəbl]
外力に応じて形を変えられる
flexibleの語源はラテン語の「flectere(曲げる)」。コアイメージは「外からの力や状況に応じて、無理なく形・姿勢を変えられること」。固い棒は折れるが、しなやかな枝は風に揺れて元に戻る——そのしなやかさが本質だ。これが物理的な素材に使えば「曲げやすい・しなやかな」となり、人の態度や思考に使えば「融通がきく・柔軟な」となり、スケジュールや制度に使えば「変更に対応できる」という意味になる。「壊れずに変化に対応できる強さ」こそがflexibleの持つ肯定的なニュアンスの正体であり、単なる「ゆるさ」とは区別される。
しなやかな、曲がりやすい(物理的)
柔軟な、融通のきく(思考・態度)
変更・調整が可能な(制度・スケジュール・ルール)
適応力のある(人・組織)
例文
My schedule is completely flexible. We can go for lunch anytime next week!
私のスケジュールは完全に融通がきくよ。来週のいつでもランチに行けるよ!
This rubber hose is flexible enough to bend around corners without cracking.
このゴムホースはしなやかで、割れることなく角を曲がれるほどだ。
A good leader needs to be flexible and willing to change plans when circumstances demand it.
優れたリーダーは、状況が求めるときに計画を変える柔軟性と意欲を持っている必要がある。
0086■■■ 18/23
function
[fˈʌŋ(k)ʃən]
目的のために働くこと
functionのコアイメージは「ある目的・役割のために適切に働く・作動する」こと。ラテン語のfunctio(実行すること)が語源で、単なる「動く」ではなく「その存在意義に沿って機能している」というニュアンスが重要。名詞では「その目的を果たすための働き・役割」を意味し、数学の「関数」もある入力に対して決まった出力をする「対応の働き」と考えれば一致する。動詞では「機械や人が本来の役割を果たしている状態にある」ことを指す。日常会話では「(公式な)行事・式典」という意味でも使われ、これも「社会的な役割のために催されるもの」というコアから自然に導ける。
機能、働き、作用
職務、役目
関数(数学)
(公式な)行事、式典、催し
機能する、役目を果たす
例文
Does it have another function besides the ones you mentioned?
あなたが言及した以外に、(その装置には)別の機能はありますか?
The old elevator no longer functions properly.
その古いエレベーターはもはや正常に機能していない。
She served as a translator, functioning as a bridge between the two cultures.
彼女は通訳として、二つの文化の橋渡しの役目を果たした。
0087■■■ 18/23
identify
[ɑɪdénṭəfɑ̀ɪ]
『これだ』と結びつける
identifyのコアイメージは「あるものが何であるかを確定し、結びつける」こと。語源はラテン語のidem(同じ)+facere(する)で、「同一のものとして認識する」という感覚が根底にある。犯人を「特定する」も、顔写真と実物を「同一のもの」として結びつける行為。「同一視する」も、AとBを同じカテゴリーに結びつけること。「自分がグループと一体感を持つ」という意味も、自分とグループを心理的に「同一視」する感覚から来ている。どの文脈でも「バラバラに存在していたものを、これとあれは同じだ・つながっている、と確定する」イメージが貫かれている。
動詞(他動詞)(人・物を)特定する、識別する、見分ける
動詞(他動詞)(問題・原因などを)突き止める、明確にする
動詞(他動詞)AをBと同一視する(identify A with B)
動詞(自動詞)(グループなどに)一体感を持つ、共感する(identify with)
例文
Can you identify the driver that was driving recklessly?
暴走していた運転手を特定してくれますか。
Scientists have identified a new gene linked to the disease.
科学者たちはその病気に関連する新しい遺伝子を突き止めた。
Many young readers identify with the main character of the novel.
多くの若い読者がその小説の主人公に共感する(自分と重ね合わせる)。
0088■■■ 18/23
ignore
[ɪgnˈɔɚ]
知っているのに目を向けない
ignoreのコアイメージは「知っている・認識しているにもかかわらず、意図的に注意や関心を向けない」こと。ラテン語の ignorare(知らない)が語源だが、現代英語では「知らないふりをする・あえて見ないようにする」という能動的・意図的なニュアンスが核心にある。これが「無視する」という訳になる。相手の存在や問題・警告などを頭ではわかっているのに、あえて取り合わない・素通りするイメージ。「気づかなかった(不注意)」ではなく「気づいていてそうした(意図的)」という点が重要で、単純に「知らない」を表す不知(ignorance)とは異なる積極的な行為を指す。
(意図的に)無視する・取り合わない
(アドバイス・警告・ルールなどを)守らない・無視する
例文
She is ignoring me because she is mad at me.
彼女は私に怒っているので、私を無視している。
He ignored the doctor's advice and kept smoking.
彼は医者のアドバイスを無視して、喫煙を続けた。
We cannot ignore the fact that climate change is accelerating.
気候変動が加速しているという事実を見て見ぬふりはできない。
0089■■■ 18/23
imitate
[ímətèɪt]
対象を手本にして再現する
imitateのコアイメージは「あるものを手本として、その特徴を意図的に再現しようとする」こと。単なる「まねる」以上に、「対象を意識的に観察し、その本質的な特徴を自分の行為や作品として再現する」という知的な営みを含む。人の話し方・動作をまねる場合も、自然の風景を絵画で再現する場合も、建築様式を模して設計する場合も、すべて「対象を意識的に分析し、その特性を再現する」という同じ根っこから生まれる。そのため、ユーモラスな「物まね」から、芸術的な「模倣」、あるいは自然が人工物と見紛うような「酷似」まで、幅広い文脈で使われる。
(人・動作を)まねる、物まねをする
(作風・様式を)模倣する、手本として倣う
(外見・性質が)〜に酷似する、〜に見せかける
例文
When I'm learning a new language, I try to imitate the accents of native speakers.
新しい言語を学ぶとき、私は母語話者のアクセントを真似しようとする。
The comedian brilliantly imitated the president's gestures and speaking style.
そのコメディアンは大統領のしぐさと話し方を見事に物まねした。
Some non-poisonous snakes imitate the color patterns of venomous species to deter predators.
無毒のヘビの中には、天敵を遠ざけるために有毒種の色模様に酷似するものがいる。
0090■■■ 18/23
income
[ínkəm]
入ってくるお金の流れ
incomeは「in(中へ)+come(来る)」が語源で、「自分のところへ入ってくるもの」というコアイメージを持つ。単なる「お金」ではなく、労働・投資・事業などの活動を通じて継続的・定期的に入ってくる金銭の流れを指す。一度きりの臨時収入よりも、給与や利子のように繰り返し「流れ込んでくる」性質のものに使われることが多い。この「流れ込んでくる」イメージから、個人・家庭・国家のいずれのスケールにも使え、経済的な文脈で幅広く活用される語となっている。
収入、所得
(国や組織の)歳入、収益
例文
Some people get a second job to earn more income.
より多くの収入を求めて2つ目の職を得る人もいる。
The government raised taxes on high-income earners.
政府は高所得者の税率を引き上げた。
She lives on a fixed income after retirement.
彼女は定年退職後、固定された年金収入で生活している。
0091■■■ 18/23
indicate
[índɪkèɪt]
サインを外に向けて指し示す
indicateの語源はラテン語の「in(方向へ)+ dicare(宣言する・指す)」で、「内側の情報を外側に向けてサインとして示す」というイメージが核心にある。重要なのは、indicateは「何かが何かの存在・状態・方向性を示す」という間接的・客観的な指摘のニュアンスを持つ点だ。人が指でものを指し示すだけでなく、バナナの斑点が熟れを「示す」、データが傾向を「示す」など、物や事実が証拠として何かを指し示すときにも使われる。断定するのではなく、「〜という方向を指し示している」という含みがある。
(物・事実が)〜を示す、〜の兆しである
(人が)指し示す、指摘する
〜を表す、〜を意味する
(必要性・適切性を)示す、適応である
例文
The banana has brown spots which indicate that it is ripe.
そのバナナには茶色の斑点があり、それが熟れていることを示している。
The guide indicated the direction of the museum with his hand.
ガイドは手で博物館の方向を指し示した。
Recent polls indicate that support for the policy is growing.
最近の世論調査は、その政策への支持が拡大していることを示唆している。
0092■■■ 18/23
influence
[ínfluːəns]
じわじわと流れ込む力
influenceの語源はラテン語の「influere(流れ込む)」。in(中へ)+fluere(流れる)から成り、「何かが内側に静かに流れ込んでいく様子」がコアイメージ。水が地面にじわじわと染み込むように、ある存在が別の存在の内側に入り込み、考えや行動・性質を少しずつ変えていくイメージ。「force(力ずくで押しつける)」とは違い、影響は気づかないうちに・緩やかに・持続的に作用する点が特徴。だからこそ「人物・書物・環境」など無形の力の源が主語になりやすく、「権威」や「影響力のある人物」という名詞の意味も自然に生まれる。
(じわじわと及ぼされる)影響・作用
影響力・権力・権威
影響を及ぼす人・もの
(人・考え・結果などに)影響を与える・作用する
(人を)促して~させる・動かす
例文
The book greatly influenced his life.
その本は彼の人生に大きな影響を与えた。
She has a lot of influence over the committee.
彼女は委員会に対して大きな発言力(権威)を持っている。
His teacher was a great influence on his decision to study abroad.
彼の先生は、彼が留学を決意するうえで大きな影響を与えた存在だった。
0093■■■ 18/23
insist
[ɪnsíst]
圧力をかけてでも押し通す
insistの語源はラテン語の「insistere(上に立つ・踏みしめる)」。自分の立場や主張の上にしっかりと「足を踏ん張って立つ」イメージが根底にある。周囲の反対や状況に揺さぶられても、自分の意見・要求・信念を曲げずに押し続けるというニュアンスだ。単なる「言う」ではなく、相手が抵抗していたり、状況が簡単ではないにもかかわらず、それでもなお主張し続けるという「粘り強さと圧力」が本質。だから「強く主張する」にも「言い張る」にも「強く要求する」にもなる。文脈によっては頑固さや押しつけがましさを含むこともある。
(反対を押し切って)強く主張する・言い張る
(相手に対して)強く要求する・求める
(好意を)どうしてもと言って聞かない・ぜひ〜させてほしいと言い張る
例文
He continued to insist on paying for dinner.
彼は夕食代を払うと言い張り続けた。
She insisted that she had never met him before.
彼女は彼に以前会ったことはないと強く主張した。
The doctor insisted on complete bed rest for a week.
医師は1週間の完全な安静を強く求めた。
0094■■■ 18/23
inspire
[ɪnspɑ́ɪɚ]
内側から息を吹き込む
inspireの語源はラテン語の「inspirare」で、in(中へ)+ spirare(息を吹く)から成る。神が人間に命の息吹を吹き込むイメージが原点だ。「外から力を加えて動かす」のではなく、「内側に何かを吹き込んで、その人自身の中から力や感情が湧き出るようにする」というのがコアイメージ。だから「鼓舞する」「刺激を与える」だけでなく、「ある感情・考えを呼び起こす」「(作品などに)霊感を与える」といった意味にもなる。spiritやrespireと同じ語根を持つことからも、「いのちの息」のイメージが見えてくる。
(人を)鼓舞する、やる気を起こさせる
(感情・考えを)引き起こす、呼び起こす
(芸術・創作などに)霊感を与える、インスパイアする
例文
I want to inspire people with my music.
私の音楽で人々の心に火をつけたい。
Her calm attitude inspired confidence in the whole team.
彼女の落ち着いた態度がチーム全体に自信を呼び起こした。
The landscape inspired him to write his most celebrated poem.
その風景が彼に霊感を与え、最も名高い詩を書かせることになった。
0095■■■ 18/23
launch
[lɑ́ntʃ]
勢いよく送り出す
launchの根底にあるイメージは「静止した状態から、力強い勢いをもって何かを世に送り出す」こと。もともとは船を水上に押し出す(進水させる)ことを指していた。その「蓄えたエネルギーを一気に解放して動き出させる」感覚が、ロケット・ミサイルの「発射」、新製品の「発売・発表」、キャンペーンや事業の「開始・立ち上げ」へと広がった。単なる「始める(start)」と違い、launch には準備期間を経た後の「本格始動」「公の場への登場」というニュアンスが含まれる。大きなエネルギーと決断を伴う「解き放ち」こそがこの単語の本質だ。
(事業・運動などを)始める、立ち上げる
(新製品・サービスを)発売する、発表する
(ロケット・ミサイルなどを)発射する
(新しいことに)乗り出す、突入する
発売、開始、打ち上げ;小型モーターボート
例文
We will launch a new campaign to fight against illegal drugs.
私たちは違法薬物と闘うための新たな運動を立ち上げる。
The company is planning to launch its latest smartphone next month.
その会社は来月、最新のスマートフォンを発売する予定だ。
The astronauts watched as the rocket was launched into space.
宇宙飛行士たちはロケットが宇宙へと打ち上げられるのを見た。
0096■■■ 18/23
measure
[méʒɚ]
基準を当てて『はかる』
measureのコアイメージは「基準(ものさし)を当てて、何かの大きさ・量・程度を確定する」こと。物理的な測定(長さ・重さを測る)も、抽象的な評価(能力・影響を測る)も、すべて「基準を当てて把握する」という行為だ。名詞になると「はかるための手段・基準」→「(目的を達成するための)手段・方策」へと意味が広がる。また、音楽の「小節」も楽譜上で音の長さをはかる単位であり、薬の「一定量」も「はかり取った量」。根底には常に『適切な基準で区切り、正確に把握・対処する』というイメージが流れている。
(長さ・量・程度などを)測定する、計測する
評価する、判断する
手段、方策、措置
測定(法)、尺度、基準
(音楽の)小節
例文
The Bank of Japan took measures needed to stabilize the market.
日本銀行は市場を安定化させるために必要な手段(措置)を講じた。
Can you measure the length of this room?
この部屋の長さを測ってもらえますか?
Success cannot always be measured in terms of money.
成功は必ずしもお金という基準で測れるものではない。
0097■■■ 18/23
mention
[ménʃən]
さらりと話題に出す
mentionのコアイメージは「ある話題や情報を、深く掘り下げるわけではなく、ちらっと・さらりと口に出す(または文章に記す)」こと。ラテン語のmentio(言及・言葉にすること)に由来し、「思い出したことを軽く取り出して示す」感覚がある。長々と説明するsay/tellや、詳しく論じるdiscussとは異なり、情報を軽く触れる程度に提示するのがポイント。「〜についてひとこと触れる」「〜の名前を出す」というニュアンスで、わざわざ掘り下げず通りすがりに提示する感じが根底にある。名詞でも「一言触れること・言及」という意味になるのも、このコアイメージから自然に導ける。
(ついでに・軽く)言及する、ちらっと述べる
(名前・事実などを)挙げる、名指しする
言及、(軽い)一言
例文
He did not mention anything about his wife.
彼は妻についてひとことも触れなかった。
She mentioned in passing that she was leaving the company.
彼女はついでのように、会社を辞めることをちらりと口にした。
There was no mention of the accident in the report.
報告書にはその事故について一切記載がなかった。
0098■■■ 18/23
military
[mílətèri]
国家が組織した武力の体系
militaryのコアイメージは「国家が組織・統制する武力・戦闘のための体系全体」です。語源はラテン語の miles(兵士)で、個々の兵士というより「国家が制度として持つ軍事力の仕組み全体」を指します。形容詞として使うと「軍という組織・制度に関わる」というニュアンスになり、名詞として使うと「その組織体そのもの」を表します。armyが陸軍という特定の部隊を指すのに対し、militaryは陸・海・空を含む国防力の総体を包括するイメージがあります。また、単に武器があるという意味ではなく、「厳格な規律・命令系統のもとに組織された国家的武力装置」という制度性・組織性が重要なニュアンスです。
軍隊、軍(部)、武力組織
軍の、軍事的な、軍人らしい
形容詞(派生的用法)厳格な、規律正しい(比喩的)
例文
I will join the military soon.
もうすぐ軍に入隊するんだ。
The government decided to take military action against the rebels.
政府は反乱軍に対して軍事行動をとることを決定した。
The civilian government gained control over the military.
文民政府が軍を統制下に置いた。
0099■■■ 18/23
negative
[négəṭɪv]
プラスを打ち消す側
negativeのラテン語の語源は「否定する・打ち消す」を意味するnegare。コアイメージは「基準点(ゼロ)から見て、あるべき状態やプラスの方向を打ち消した側にある」こと。数学では0より小さい「負の数」、医療では反応が「なし=陰性」、態度では前向きさを打ち消した「否定的・消極的」、気持ちは明るさを打ち消した「暗い・悲観的」、そして写真のネガ(光と影が反転した像)も同じ発想だ。どの意味でも「本来あるべきプラスや基準を打ち消した状態」という一本の軸が貫いている。これを掴めば文脈に応じた訳語を自然に選べるようになる。
否定の、打ち消す方向の
消極的な、後ろ向きな
悲観的な、ネガティブな
負の(数・数値)
陰性の(検査結果など)
(写真の)ネガ;否定語;否定的な側面
例文
The COVID test came back negative.
新型コロナの検査結果は陰性だった。
Try not to be so negative about the future.
将来についてそんなに悲観的にならないようにしなさい。
The temperature dropped to a negative value overnight.
気温は一晩でマイナスの値まで下がった。
0100■■■ 18/23
opportunity
[ɑ̀pɚt(j)úːnəṭi]
ちょうど良いタイミングで開いた扉
opportunityの語源はラテン語の「ob(〜に向かって)+ portus(港)」に由来し、「風が港の方向に吹いている、今まさに出港するのに最適な状態」を意味していた。つまり、ただ「時間がある」のではなく、条件・状況・タイミングがすべて整い、行動すれば成果につながる「恵まれた状況の窓口」というイメージが核心にある。日本語の「機会」より積極的・能動的なニュアンスが強く、「絶好の条件が揃った瞬間・状況」をとらえる感覚が近い。だからこそ「逃す・つかむ・与える」といった動詞と自然に組み合わさる。
機会、好機、チャンス
(キャリア・人生における)可能性、展望
例文
I am happy to have an opportunity to study abroad.
留学する機会を得られてうれしいです。
Don't miss this opportunity — it won't come again.
このチャンスを逃すな。二度と来ないぞ。
The company offers plenty of opportunities for career growth.
その会社にはキャリア成長の機会が豊富にある。
0101■■■ 18/23
ordinary
[ˈɔɚdənèri]
秩序の中に収まる・基準通り
ordinary の語源はラテン語の ordo(秩序・順序)。つまり「定められた秩序や基準の範囲内に収まっている」というのがコアイメージ。特別な逸脱もなく、驚きもなく、あるべきところにあるべき状態で存在している、という感覚だ。日本語で「普通」「平凡」と訳されることが多いが、ニュアンスはそれより少し広く、「これといって際立った特徴のない、標準的な状態」を指す。良い意味でも悪い意味でもなく、ただ「基準の枠内にある」という事実を述べる言葉。そのため、文脈によっては「日常的な」「ありきたりの」「取り立てて言うほどのことのない」などさまざまに訳せる。out of the ordinary(普通とは外れた=異常な・特別な)という熟語は、このコアイメージを反転させた表現として頻出。
普通の、平凡な、ありきたりの
日常的な、通常の
(人が)平凡な、凡庸な、取り柄のない
例文
That was nothing out of the ordinary.
それは特に変わったことは何もなかった。
She leads an ordinary life in a small town.
彼女は小さな町で日常的な生活を送っている。
This is no ordinary situation — we need to act fast.
これは並みの事態ではない。素早く行動しなければならない。
0102■■■ 18/23
overcome
[òʊvɚkˈʌm]
上から乗り越えて向こう側へ
overcomeは「over(上を越えて)」+「come(やってくる)」が語源。障害物の上を乗り越えて向こう側に来る、というのがコアイメージだ。物理的な「越える」から転じて、困難・障害・感情・相手など、自分の前に立ちはだかるあらゆるものを「制して向こう側へ出る」ことを表す。だから「克服する」にも「打ち負かす」にも「(感情に)圧倒される」にも使える。最後の「圧倒される」は受動態でよく出てくる形で、困難のほうが自分を乗り越えてくる、つまり逆向きに使われていると理解すると自然につながる。
(困難・障害などを)克服する、乗り越える
(相手を)征服する、打ち負かす
(感情・衝動に)圧倒される、参らせる(受動態で多用)
(眠気・疲労などが人を)おそう、やりこめる
例文
You'll have to overcome a few difficulties.
あなたはいくつかの困難を乗り越えなければなりません。
She was overcome with grief when she heard the news.
彼女はその知らせを聞いて、悲しみに打ちのめされた。
He was overcome by sleep during the long flight.
彼は長いフライトの間、睡魔に負けてしまった。
0103■■■ 18/23
profit
[prɑ́fɪt]
手元に残る『プラスの取り分』
profitのコアイメージは「費やしたものを超えて手元に残るもの」。語源はラテン語のproficere(前へ進む・前進する)で、「消費・投資・努力の先に得られる前進・利得」を指す。金銭的な「利益・もうけ」が代表的だが、それに限らず「努力の甲斐として得られる有益な何か」全般を表す。動詞として「(何かから)利益を得る・恩恵を受ける」という使い方も重要で、この場合は金銭に限らず知識・経験・立場など幅広い「プラスの取り分」を指す。コアを掴めば名詞・動詞どちらの用法も自然に理解できる。
(金銭的な)利益・もうけ
(経験・努力から得られる)益・得るもの
(〜から)利益を得る・恩恵を受ける・役に立つ
例文
The company made a profit of two million dollars last year.
その会社は昨年200万ドルの利益を上げた。
She profited greatly from her experience abroad.
彼女は海外経験から大いに多くのものを得た。
This is a non-profit organization.
これは非営利団体です。
0104■■■ 18/23
range
[réɪndʒ]
広がりを持った連続的な空間
rangeの根底にあるイメージは「一方の端から他方の端まで、広がりを持って連続している」こと。もともと「整列させる・並べる」という意味のフランス語が語源で、「列をなして広がる」感覚が核心にある。名詞として「範囲・幅」「射程距離」「山脈」「レンジ(調理器具)」など多岐にわたるが、すべて「連続的な広がりの中に収まっている」イメージで統一できる。動詞としても「(ある幅の中で)及ぶ・わたる」「動き回る」と、広がりの中を移動・展開するニュアンスが共通している。
範囲、幅、多様性
射程距離、届く距離
山脈
(ガス・電気)レンジ、調理器具
(ある幅の中で)及ぶ、わたる
広い範囲を動き回る、歩き回る
例文
My patients' ages range from 5 to 80.
私の患者の年齢は5歳から80歳にわたる。
The store offers a wide range of products.
その店は幅広い種類の商品を取り揃えている。
The missile has a range of over 1,000 kilometers.
そのミサイルは1,000キロメートルを超える射程を持つ。
0105■■■ 18/23
refuse
[rɪfjúːz]
受け取りを拒んで跳ね返す
refuseのコアイメージは「向こうから来たものを受け取らず、ノーと言って押し戻す」こと。古フランス語のrefuser(断る)に由来し、さらにラテン語のrecusare(断る)やrefutare(論駁する)と関連するとされる(諸説あり)。差し出されたもの・求められたことを受け入れずに返す感覚がある。頼まれた行動・申し出・要求などに対して意志を持って「NO」を突きつけるイメージ。単に「断る」だけでなく、強い意志や能動的な拒絶のニュアンスを含む点が特徴。「しようとしない」という訳でも使われるのは、行動の実行を自分の側から跳ね返しているためである。
(申し出・要求などを)断る、拒絶する
〜しようとしない、〜することを拒む(refuse to do)
(物・人が)受け付けない、応じない
ごみ、廃棄物(発音注意:réfjuːs)
例文
She refused his marriage proposal without hesitation.
彼女はためらいもなく彼のプロポーズを断った。
The stubborn child refused to eat his vegetables.
その頑固な子どもは野菜を食べようとしなかった。
The old lock refused to open no matter how many times I tried.
その古い錠前は何度やってもどうしても開かなかった。
0106■■■ 18/23
regard
[rɪgɑ́ɚd]
じっと目を向けて評価する
regardのコアイメージは「ある対象にしっかりと視線を向け、その価値や性質を評価・判断する」こと。語源はフランス語の regarder(見る)で、単なる視覚的な「見る」ではなく、「注意深く観察し、心の中で何かとして位置づける」という評価的なニュアンスが伴う。だから「みなす・考える」という訳が生まれる。また「目を向ける=敬意や配慮を示す」という発展から、名詞では「敬意・よろしく(挨拶)」の意味にもなる。「注意・配慮」という意味も同じ根っこから来ている。
〜とみなす、〜と考える
〜を(注意深く)見る、〜に目を向ける
〜を気にかける、〜に配慮する
敬意、尊重
よろしく(手紙・メールの結びの挨拶)
点、関連(with regard to〜の形で)
例文
I regard her as one of my best friends.
私は彼女を親友のひとりだとみなしている。
He regarded me with a look of suspicion.
彼は疑わしそうな目で私を見た。
With regard to your question, I will respond shortly.
あなたの質問に関しては、すぐに回答いたします。
0107■■■ 18/23
remove
[rɪmúːv]
ある場所から切り離して動かす
removeのコアイメージは「あるものをその場所・状態から完全に切り離して動かす」こと。re-(離れて・後ろへ)+ move(動かす)という語源が示す通り、「もともとあった場所から離す」という動きを表す。物理的にモノをどかすだけでなく、障害・問題・汚れなどを「消す・なくす」、人を役職・地位から「解任する」、距離的・心理的な「隔たり」まで幅広く使われる。これらはすべて「あるものを本来の位置・状態から切り離す」という一つのコアイメージでつながっている。
取り除く・取り去る
移す・移動させる
解任する・罷免する
(隔たりの)段階・度合い(やや形式的)
例文
I removed these plates from the table.
私はこれらの皿をテーブルから取り除いた。
The president was removed from office after the scandal.
大統領はスキャンダルの後、職を解任された。
This new medicine can remove the symptoms within hours.
この新薬は数時間以内に症状を取り除くことができる。
0108■■■ 18/23
replace
[rɪpléɪs]
ある場所・役割を別のもので埋める
replaceは「re-(再び)+ place(置く)」が語源で、「ある位置・役割をものや人が占めていたところに、別のものを収める」というイメージが根底にある。壊れた部品を新しいものと取り替えるとき、辞めた社員の後任を据えるとき、古い習慣が新しいものに駆逐されるとき——いずれも「もとあった場所・機能を何か別のものが塞ぐ」という構造が共通している。また語源どおり「re-(元の位置に)置く」という意味にもなり、本や道具をあった場所に戻す場面でも使われる。つまりreplaceには「入れ替え」と「元に戻す」という一見逆の方向を持つ二面性があるが、どちらも「特定の場所・役割を埋める」という一点でつながっている。
〜を(別のもので)取り替える・交換する
〜に取って代わる・〜の後継となる
〜を元の場所に戻す
(人を)交代させてその後任に据える;後任を充てる
例文
I broke my wife's cup, so I had to replace it with a new one.
妻のカップを割ってしまったので、新しいものに取り替えなければならなかった。
Smartphones have almost completely replaced paper maps.
スマートフォンは紙の地図をほぼ完全に駆逐した(取って代わった)。
Please replace the book on the shelf after you finish reading it.
読み終わったら、本を棚の元の場所に戻してください。
0109■■■ 18/23
reveal
[rɪvíːl]
覆いを取り除いて見せる
revealはラテン語の「re-(元に戻す)+velum(ベール・覆い)」が語源です。つまり、何かを覆っていたものをはがして「もとの姿をあらわにする」というイメージが根底にあります。隠れていたもの・見えなかったものが、意図的にせよ偶然にせよ「表に出てくる」瞬間を指します。人の秘密を「暴露する」も、新製品を「お披露目する」も、神が真理を「啓示する」も、すべて「覆いが取れて本来の姿が現れる」という同じコアから生まれています。「単に見せる(show)」よりも、それまで隠れていた・知られていなかったという前提が必ずあるのが特徴です。
(隠れていたものを)明らかにする・暴露する
(新製品・作品などを)お披露目する・発表する
(神・運命などが真理・意志を)啓示する・示す
(事実・性格などが自然と)表れる・浮かび上がる
例文
I revealed my plan to my friends so they could help me surprise everyone.
皆へのサプライズを助けてもらえるように、私は計画を友達に明かした。
The investigation revealed that the company had been hiding financial losses for years.
調査により、その会社が何年も財務上の損失を隠していたことが明らかになった。
The new smartphone was revealed at the annual tech conference.
その新型スマートフォンは、年次テクノロジー会議でお披露目された。
0110■■■ 18/23
seek
[síːk]
目的に向かって能動的に動く
seekのコアイメージは「何かを得ようとして意図的・積極的に動く」こと。単に「探す」というよりも、目的物や目標がはっきりしていて、そこへ向かって主体的に行動するニュアンスが強い。食べ物を求めて動き回る動物の姿をイメージするとわかりやすい。「探す(search)」が場所や物理的な捜索に焦点を当てるのに対し、seekは「職・助言・真実・幸福」など抽象的なものを対象にしやすく、「求め続けるプロセス」自体に重きが置かれる。さらに「〜しようとする(= try to)」という意味にも発展しており、この場合もある目標に向かって努力する姿勢というコアが底流している。
(目標・望むものを)探し求める、求める
〜しようとする(= try to do)
(人に)〜を求める、依頼する(advice・help・permissionなど)
〔文語・詩語〕(場所へ)向かう、赴く
例文
He is seeking a job opportunity here.
彼はここで仕事の機会を探し求めている。
The government is seeking to reduce carbon emissions by 2030.
政府は2030年までに炭素排出量を削減しようとしている。
She sought advice from her mentor before making the decision.
彼女は決断を下す前にメンターに助言を求めた。
0111■■■ 18/23
species
[spíːʃiːz]
共通の特徴で区切られた集まり
speciesのラテン語の語源はspecies(外見・様子)で、「見た目や特徴によって区分されたグループ」というイメージが根底にある。生物学では「同じ特徴を持ち、互いに交配できる生物の集団」を指す専門用語として定着しているが、本質的には「識別可能な共通の特徴によって他と区切られたまとまり」という意味合いを持つ。単数・複数同形という特殊な形は、ラテン語第五変化名詞の語尾をそのまま引き継いだためで、単数形も複数形も species のまま変化しない。生物の「種」という訳が最も有名だが、広義では「種類・タイプ」という意味でも用いられる。
(生物分類上の)種
種類・タイプ
例文
I studied the behavior of this species all day long.
私はこの種の習性を一日中研究した。
Over a million species of insects have been identified on Earth.
地球上では100万種以上の昆虫が確認されている。
Human activity is driving many species to extinction.
人間の活動が多くの種を絶滅に追い込んでいる。
0112■■■ 18/23
spoil
[ˈspɔɪl]
本来の状態を損なわせる
spoilのコアイメージは「本来あるべき良い状態・完全な状態が崩れていく」こと。食べ物が腐るのも、計画が台なしになるのも、子どもを甘やかすのも、すべて「本来の健全な状態から逸脱させてしまう」という共通イメージから来ている。特に「甘やかす」は、日本語では一見ズレて見えるが、英語では「子どもの本来持つべき自立心・正常な発達をダメにする」という意味合いで、まったく同じ発想。食べ物を冷蔵せずに腐らせるのも、贅沢に慣れすぎさせて子どもをダメにするのも、どちらも「本来の状態を損なわせる行為」なのだ。
台なしにする・だめにする
(食べ物が)腐る・傷む
(人を)甘やかす・過保護にする
(spoilsの形で)戦利品・略奪品
例文
If the milk is not refrigerated, it will spoil.
牛乳は冷蔵されていなければ腐ってしまう。
The rain completely spoiled our picnic.
雨がピクニックを完全に台なしにした。
His grandparents always spoil him with expensive gifts.
祖父母はいつも高価なプレゼントで彼を甘やかしている。
0113■■■ 18/23
stare
[stéɚ]
目を固定して動かさない視線
stareのコアイメージは「目を一点に固定させ、動かさずに見続ける」こと。単に「見る(look)」ではなく、意識的または無意識的に視線が釘付けになっている状態を表す。驚き・恐怖・好奇心・困惑・敵意など、強い感情や刺激によって視線が離せなくなるときに使われる。日本語の「じっと見る」「じろじろ見る」「凝視する」「呆然と眺める」など、文脈によって訳し分けるが、根底にあるのは常に「目が止まって動かない」というイメージ。名詞としても使われ、その「固定された視線」そのものを指す。
動詞(自動詞)じっと見る、凝視する、じろじろ見る
動詞(自動詞)(驚きや恐怖で)目を見開いて見る、呆然と見つめる
じっと見つめること、凝視、固定された視線
例文
Stop staring at me.
じろじろ見ないでください。
She stared at the test results in disbelief.
彼女は信じられない思いでテストの結果を見つめた。
He sat staring into space, lost in thought.
彼は物思いにふけりながら、ぼんやりと虚空を見つめていた。
0114■■■ 18/23
suffer
[sˈʌfɚ]
望まぬものを受け続ける
sufferの根底にあるイメージは「自分の意志や望みに反して、何か不快・有害なものを受け入れ続けている状態」です。ラテン語のsub(下に)+ferre(運ぶ・耐える)が語源で、「重荷を下から支え続ける」感覚があります。だからこそ「苦しむ」という意味が中心になりますが、そこから派生して「損害・損失をこうむる」「不快な経験をする」にもなります。さらに「黙認する・許す」という意味も、本来は嫌だけれど逆らわずに受け入れている、というニュアンスから来ています。つまりすべての意味は「嫌だが受け続けている」という一本の軸でつながっています。
動詞(自動詞)苦しむ、苦痛を受ける
動詞(他動詞)(損害・敗北などを)こうむる、受ける
動詞(他動詞)(不快な経験を)する、経験する
動詞(他動詞)黙認する、許す、しのぶ
動詞(自動詞)(病気・問題に)悩む、苦しむ〈suffer from〉
例文
They suffered inside that gruesome prison every day.
彼らはあの恐ろしい刑務所の中で毎日苦しんだ。
The company suffered a huge loss due to the recession.
その会社は不況によって多大な損失をこうむった。
He does not suffer fools gladly.
彼は愚か者を黙って見過ごすことができない(愚かさに我慢できない)。
0115■■■ 18/23
sufficient
[səfíʃənt]
ちょうど満たしている状態
sufficientのコアイメージは「必要量にちょうど達している・満たしている」状態です。語源はラテン語の「sub-(下から)+facere(作る・供給する)」で、「底を支えるだけの量が供給されている」イメージです。「十分な」と日本語訳されますが、enoughよりやや改まった語感があり、「必要条件を過不足なく満たしている」というニュアンスが核にあります。多すぎず少なすぎず、ある目的・基準に対してちょうど届いている、あるいは届いていないという文脈で使われます。否定形not sufficientで「要件を満たさない=不十分だ」という意味になることも多く、要件・条件に対する充足度を問う場面で活躍します。
(ある目的・基準に対して)十分な、足りている
(条件・根拠として)十分な、正当である
例文
These reasons are not sufficient to justify the means.
これらの理由では、その手段を正当化するには不十分だ。
Is the evidence sufficient to convict him?
彼を有罪にするのに、証拠は十分ですか?
A small amount of the medicine is sufficient to relieve the pain.
少量のその薬で痛みを和らげるのに十分だ。
0116■■■ 18/23
suggest
[sə(g)dʒést]
心にそっと浮かび上がらせる
suggestのコアイメージは「何かを相手の意識の中に静かに呼び起こす」こと。直接・断定的に言うのではなく、ふんわりと「こういう可能性があるよ」と相手の心に浮かびあがらせるイメージ。だから「提案する」になるときも、命令や指示ではなく穏やかな申し出になる。「暗示する」「連想させる」という訳も同じ根っこで、証拠や物事が「ある結論・イメージをそっと浮かび上がらせる」という動きを表している。推測・示唆のニュアンスが常に底流しており、断言(tell / order)とは対極にある単語。
提案する・勧める
暗示する・示唆する
連想させる・思い起こさせる
(証拠・データが)〜だと示す・〜を示唆する
例文
Where would you suggest we go?
どこに行くのが良いと思いますか?
The evidence suggests that he was not at the scene.
証拠は、彼が現場にいなかったことを示唆している。
The blue walls suggest calmness and serenity.
青い壁が穏やかさと静けさを連想させる。
0117■■■ 18/23
sum
[sˈʌm]
すべてを一つにまとめた総体
sum のコアイメージは「バラバラなものをすべて集めて一つにまとめた総体」である。ラテン語の summa(最高・頂点)に由来し、「積み上げられたものの頂点=全体」というイメージが根底にある。数字を足し合わせた「合計」も、お金の「総額」も、話の内容を一言にまとめた「要約」も、すべて「複数の要素を束ねて一つの全体像にする」という同じ感覚から生まれている。「部分の集積によって得られるひとまとまりのもの」と理解すると、名詞・動詞どちらの用法も自然につながる。
合計(数)、総計
金額、総額
要点、要旨(in sum で「要するに、つまり」)
合計する(sum up)
要約する、まとめる(sum up)
例文
The sum of 15 and 27 is 42.
15と27の合計は42だ。
He paid a large sum of money for the painting.
彼はその絵のためにかなりの金額を支払った。
To sum up, we need more time and resources to complete the project.
要するに、プロジェクトを完成させるにはもっと時間とリソースが必要だ。
0118■■■ 18/23
supply
[səplɑ́ɪ]
必要なものを満たすように届ける
supplyのコアイメージは「不足や需要があるところへ、必要なものを補うように届ける」こと。語源はラテン語のsupplere(下から満たす)にあり、「すでに存在する不足・空白を埋めるように補充する」というニュアンスが根底にある。単純に「渡す」のではなく、「何かが足りないから補う」という文脈で使われるのが特徴。そのため「供給する」「提供する」「支給する」など文脈によって訳語が変わるが、常に「必要性・不足感→それを満たす補充」という流れが存在する。名詞では「供給量・在庫・備蓄」を指し、物が蓄えられている状態そのものを表す。
(不足を補うように)供給する、配給する
〈人・組織に〉(必要なものを)提供する、支給する
供給(量)、在庫、備蓄;〔supplies〕必需品、物資
(経済用語)供給(↔ demand 需要)
例文
The expedition was supplied with a large amount of food and water.
遠征隊は大量の食糧と水の供給を受けた。
The government decided to cut off the electricity supply to the region.
政府はその地域への電力供給を遮断することを決定した。
Medical supplies were running low after the disaster.
災害後、医療物資が不足してきた。
0119■■■ 18/23
suppose
[səpóʊz]
根拠なく頭の中に置いてみる
supposeの語源はラテン語の「sub-(下に)+ ponere(置く)」。「考えの土台の下に仮に置いてみる」というイメージが根底にある。確かな証拠や確信があって言うのではなく、「とりあえず頭の中に仮に置いてみる」感覚だ。だから「〜だと思う(でも自信はそこまでない)」「仮定する」「〜することになっている」など、どれも「確定ではなく仮に置いた状態」から派生している。thinkが純粋な思考・判断を表すのに対し、supposeは「半信半疑のまま仮に認めてみる」というニュアンスが漂う。be supposed toになると「〜することが(社会的に)仮置きされている=決まっている」となり、義務・期待の意味になる。
(漠然と・半信半疑で)〜と思う、〜だと考える
〜と仮定する、〜と想定する
動詞(be supposed to)〜することになっている、〜するはずだ、〜すべきとされている
動詞(Suppose (that)〜 / Supposing〜)もし〜だとしたら(仮定の提案)
例文
I suppose you're right, but I'm not entirely convinced.
あなたが正しいとは思いますが、完全には納得していません。
The meeting is supposed to start at 10, but the manager hasn't arrived yet.
会議は10時に始まることになっているが、マネージャーがまだ来ていない。
Suppose we double the budget — would that solve the problem?
仮に予算を2倍にしたとしたら、問題は解決できるだろうか?
0120■■■ 18/23
surface
[sˈɚːfəs]
見えている・触れられる『外側の面』
surfaceの語源はフランス語の sur(上)+ face(顔・面)。つまり「上に向いた顔」がコアイメージ。物体の「外側に露出している平面」を指すが、ここから「見えている部分=うわべ・表面上のもの」という抽象的な意味にも広がる。重要なのは、surfaceは「内側・深部とは対照的な、外から見える・触れられる面」というニュアンスを持つ点。物理的なテーブルの表面だけでなく、「問題の表面をなぞるだけ」「感情を表に出さない」といった比喩的な用法でも同じコアが機能している。動詞・形容詞としても使われる点も押さえておきたい。
(物体の)表面・面
外見・うわべ・表面上のもの
表面の・表面的な・うわべだけの
(水中・地下から)浮かび上がる・表面化する
例文
The surface of the table is very dusty.
そのテーブルの表面はとてもほこりっぽい。
On the surface, he seemed calm, but inside he was terrified.
表面上は落ち着いているように見えたが、内心は恐怖でいっぱいだった。
New evidence finally surfaced after years of investigation.
何年もの調査の末、ついに新たな証拠が浮かび上がった。
0121■■■ 18/23
survey
[sɚvéɪ]
高いところから広く見渡す
surveyのコアイメージは「高い視点から全体をくまなく眺め渡す」こと。語源はフランス語のsurveoir(上から見る)で、sur-(上から)+ voir(見る)に由来する。この「上から広く・系統的に見る」というイメージが、あらゆる用法に共通している。アンケート「調査」は人々の意見を広く見渡して集めること、「測量」は土地全体を系統的に観測すること、「概観」は物事の全体像を俯瞰することである。文脈によって適切な日本語訳は変わるが、どれも「広く・組織的に・全体を把握しようとする視線」というコアイメージから自然に導き出せる。
調査(アンケート・意識調査)
測量(土地・建物の)
概観、全体像
〜を調査する、〜を見渡す、〜を測量する
例文
There were a lot of questions on that survey.
あの調査(アンケート)にはとてもたくさんの質問があった。
He stood at the top of the hill and surveyed the valley below.
彼は丘の頂上に立ち、下の谷を見渡した。
The book provides a comprehensive survey of modern linguistics.
その本は現代言語学の包括的な概観を提供している。
0122■■■ 18/23
survive
[sɚvɑ́ɪv]
〜を越えて生き続ける
surviveは「super-(〜を越えて)」+「-vive(生きる)」というラテン語の合成語に由来します。コアイメージは「ある危機・試練・時間の壁を越えてなお存在し続ける」こと。物理的な死の危機を乗り越える「生き残る」が典型的な意味ですが、これに限らず、「困難を切り抜ける」「(誰かより)長生きする」「(物・習慣などが)廃れずに残り続ける」という意味にも自然に広がります。主語は人だけでなく、建物・文化・記憶なども取れることが重要なポイントです。「存在の継続」という軸が共通して流れています。
動詞(自動詞・他動詞)生き残る、切り抜けて生き延びる、助かる
動詞(他動詞)〜より長生きする、〜の死後も生き続ける
動詞(自動詞)(物・文化・習慣などが)廃れずに残り続ける、存続する
例文
He survived an assassination attempt.
彼は暗殺未遂を切り抜けて生き延びた。
She survived her husband by twenty years.
彼女は夫の死後も二十年間生き続けた。
Some ancient Greek manuscripts have survived to this day.
古代ギリシャの写本のいくつかは現在まで残っている。
0123■■■ 18/23
transform
[trænsˈfɔɚm]
形そのものが根底から変わる
transformの「trans-」は「向こう側へ・越えて」という意味の接頭辞で、「form」は「形・形態」を意味する。つまりtransformとは、単に表面を変えるのではなく、「形そのものが別の側へと移行する」イメージ。changeが「変化」全般を指す広い語なのに対し、transformは変化の前後で別物と見まごうほどの質的・根本的な変容を指す。毛虫が蝶になるような、元の姿の面影がなくなるほどの劇的な変化がコアにある。数学や物理の「変換」、社会の「変革」など、抽象的な文脈でも同じ「別次元への移行」というイメージが貫かれている。
動(他動詞)(人・物・場所を)根本から変える、一変させる
動(自動詞)(自ら)変容する、変わる
動(専門語)(電力・数式・データを)変換する
例文
The caterpillar will eventually transform into a beautiful butterfly.
毛虫は最終的には美しい蝶へと姿を変える。
The industrial revolution transformed society beyond recognition.
産業革命は社会を見る影もないほどに変革した。
A good teacher can transform a student's attitude toward learning.
優れた教師は生徒の学びに対する姿勢を根本から変えることができる。
0124■■■ 18/23
treat
[tríːt]
意図をもって関わる・働きかける
treatのコアイメージは「ある対象に対して、意図や目的をもって関わる・働きかける」こと。人を「扱う」のも、患者を「治療する」のも、食事を「おごる」のも、テーマを「論じる」のも、すべて「何らかの目的・意図をもってその対象に働きかける」という根底が共通している。化学的に物質を「処理する」場合も同じ発想だ。名詞になると「特別な働きかけで得られた喜び・ご褒美」という意味が生まれる。日本語の「扱う」「もてなす」「治療する」はバラバラに見えるが、英語では一つのイメージで統一されており、文脈がその具体的な中身を決める。
(人・物を)〜として扱う、接する
(病気・患者を)治療する
(飲食などを)おごる、もてなす
(テーマ・問題を)論じる、取り上げる
(物質を)化学処理する、加工する
特別な楽しみ、ご褒美、おごり
例文
They treated me very well.
彼らはとてもよく私をもてなした(扱ってくれた)。
The doctor is treating her for diabetes.
その医師は彼女の糖尿病を治療している。
Let me treat you to dinner — it's my treat.
夕食をおごらせてよ——私のおごりだから。
0125■■■ 18/23
upset
[`ʌpsét]
安定した状態がひっくり返る
upsetは「up(上に)+ set(置かれた状態)」が崩れるイメージ。コップが「ひっくり返る」「転覆する」が原義で、そこから「安定・平静が乱される」という意味が広がった。感情的には「心の平静がひっくり返った状態」→狼狽・動揺・怒り。胃腸に使えば「胃の調子が乱れた状態」→胃の不調。動詞では「計画・予測をひっくり返す」→番狂わせを起こす。どの品詞・どの文脈でも「安定していたものが崩される」という一本のイメージが貫いている。これを掴めば、文脈ごとの日本語訳を自然に導き出せる。
動揺して、うろたえた、気が動転した(怒り・悲しみ・驚きを含む幅広い感情の乱れ)
(胃・お腹が)不調の、具合の悪い
(人を)動揺させる、悲しませる、怒らせる
(計画・予測などを)覆す、狂わせる;(試合で)番狂わせを起こす
番狂わせ;感情の乱れ;胃の不調
例文
You look upset. Did he say something to you?
怒っているように見えるよ。彼が何か言ったの?
The news of his accident really upset her.
彼の事故のニュースは、彼女をひどく動揺させた。
The underdog team pulled off a major upset in the championship.
その格下チームは選手権で大番狂わせを演じた。