VENN4000 英単語帳 ― 掲載数 19/23(27語)

No.0007〜0033 / アルファベット順
掲載英単語 / 発音コアイメージと説明意味/例文
0007■■■ 19/23
appreciate
[əpríːʃièɪt]
価値をしっかりと受け取る
appreciateの語源はラテン語の「ad(~に向かって)+ pretium(価値・価格)」。つまり「何かの価値に向かって意識を向ける」というのがコアイメージです。何かの価値・重みをきちんと認識して心に受け取る感覚です。相手の行為の価値をしっかり受け取れば「感謝する」、芸術や才能の価値を正しく認識すれば「正当に評価する・鑑賞する」、状況の深刻さや重要性を受け取れば「理解する・認識する」になります。また、資産が「価値を増す(値上がりする)」という意味も同じ根っこから生まれています。表面的に暗記するより、この「価値を受け取る」イメージを持つことで多様な文脈に対応できます。
感謝する
正当に評価する・鑑賞する
(重要性・深刻さを)理解する・認識する
(価値が)上昇する・値上がりする
例文
It would be nice if you could appreciate what I do for you.
私があなたのためにすることに感謝してくれたら良いのだけれど。
I don't think you fully appreciate how serious this problem is.
この問題がどれほど深刻かを、あなたは十分に理解していないと思う。
Property in this area has appreciated by 30% over the past decade.
この地域の不動産はこの10年で30%値上がりした。
0008■■■ 19/23
aspect
[ˈæspekt]
ある方向から『見えてくる顔』
aspectの語源はラテン語の「ad-(~の方へ)+specere(見る)」で、「ある方向から見たときに現れる顔・姿」がコアイメージ。建物が「南向き」であるような方角・向きの意味が古くあり、そこから「ある角度から切り取ると見えてくるその物事の一面」へと広がった。サッカーを正面から見るか、ルール面から見るか、体力面から見るかによって違う「顔」が現れるように、複雑な事物を多角的に捉えるときに使われる単語。「局面・表情・外見・方位」なども同じコアから生まれる意味であり、「ものごとが向いている方向、そこから見えてくる姿」という一本の軸で理解できる。
側面、局面、観点
(建物・部屋の)向き、方角
(人・物の)表情、外見、様相
例文
All the aspects of soccer seemed appealing to him.
彼にはサッカーのあらゆる側面が魅力的に見えた。
We need to consider every aspect of the problem before making a decision.
決定を下す前に、その問題のあらゆる観点を検討する必要がある。
The house has a southern aspect, which keeps the rooms bright all day.
その家は南向きで、部屋が一日中明るい。
0009■■■ 19/23
atmosphere
[ˈætməsfìɚ]
その場を包み込む『空気感』
atmosphereの語源はギリシャ語の「atmos(蒸気・空気)」+「sphaira(球)」で、地球を球状に包む「空気の層」が原義。物理的には地球を取り囲む大気圏を指すが、そこから「ある空間や場所を取り囲んで満たしているもの」という概念に広がった。人が集まる場所には、目には見えないが確かに感じられる「空気」がある。その空気が重苦しいか、明るいか、歴史を感じさせるか——それがatmosphereの雰囲気・風情・様子という訳につながる。物理的な「空気」も感覚的な「雰囲気」も、根っこは同じ「その場を包む目に見えないもの」というコアイメージで貫かれている。
大気、大気圏
空気、空気の状態
雰囲気、様子
風情、趣
気圧(物理単位)
例文
The negative atmosphere at work is starting to affect my personal life.
職場の悪い雰囲気が、私のプライベートにも影響し始めている。
The old café had a charming atmosphere that made you feel like you'd traveled back in time.
その古いカフェには、タイムスリップしたような素敵な風情があった。
Scientists are studying how pollution is damaging the Earth's atmosphere.
科学者たちは、汚染が地球の大気圏にいかなるダメージを与えているかを研究している。
0010■■■ 19/23
attempt
[ətém(p)t]
困難を前にしての『挑みかかる』
attemptのコアイメージは「成功するかどうかわからない状況で、あえて挑みかかること」。ラテン語のattentare(〜に向かって手を伸ばす)が語源で、「届くかどかからないが、とにかく手を伸ばしてみる」という感覚が根底にある。tryよりも困難さや失敗のリスクが高く、かつ意図的・真剣であるニュアンスが強い。そのため「試みる」という訳が当てられるが、文脈によっては「〜しようと図る」「〜に挑む」「〜を企てる」など、目標の難しさや切迫感が滲み出る日本語が自然になる。名詞では「試み」「挑戦」「未遂」となるが、いずれも「まだ結果が出ていない、または失敗した行為」という含みを持つ。
(困難なことを)試みる・挑む・企てる
試み・挑戦・(犯罪などの)未遂
名詞(見落とされがちな意味)(スポーツ・試験などの)受験・挑戦回数
例文
She attempted to climb Mount Everest without oxygen.
彼女は酸素なしでエベレスト登頂に挑んだ。
He was arrested for attempted murder.
彼は殺人未遂で逮捕された。
This is my third attempt at passing the bar exam.
これが司法試験合格への3度目の挑戦です。
0011■■■ 19/23
available
[əvéɪləbl]
手が届く状態にある
availableのコアイメージは「アクセス可能な状態にある」こと。語源は古フランス語 availer(役立つ)で、さらにラテン語 ad-(〜へ)+ valere(強い・価値がある)に遡り、「何かが目の前に存在し、使ったり手に入れたりできる状態」を表す。モノなら「入手できる」、場所・時間なら「空いている・使える」、人なら「手が空いている・会える」という訳になるが、どれも根っこは同じ。「障壁なくアクセスできる状態」というコアイメージを掴めば、文脈に応じた自然な日本語が自然と出てくる。
入手できる、手に入る
利用できる、使用できる
(人が)手が空いている、都合がつく
(席・部屋などが)空いている
例文
The new iPhone is now available.
新しいiPhoneが入手可能になった。
Are you available this Friday afternoon?
今週金曜の午後、都合はつきますか?
There are no rooms available at the hotel this weekend.
今週末、そのホテルに空き室はない。
0012■■■ 19/23
blame
[bléɪm]
原因をある対象に向ける
blameのコアイメージは「悪い結果の原因・責任を、特定の人や物に向けて指し示す」こと。矢印で何かを「指差す」感覚に近い。動詞として使うと「〜のせいにする・責める」、名詞として使うと「その矢印そのもの=非難・責任」となる。日本語の「責める」は感情的なニュアンスが強くなりがちだが、blameは必ずしも怒りを伴わず、純粋に「原因の帰属先を示す」行為。「It's not my fault(私のせいではない)」と対になることからも、blameは感情というより因果関係の所在を示す語だとわかる。
〜を責める、〜のせいにする、〜に責任を帰する
非難、責任、咎
動(受動態・慣用)〔be to blame〕責任がある、悪い
例文
Don't blame me. It's not my fault.
私のせいにしないで。私の責任じゃないよ。
Who is to blame for the accident?
その事故の責任は誰にあるのか?
She tends to blame her failures on bad luck.
彼女は失敗を悪運のせいにしがちだ。
0013■■■ 19/23
chemical
[kémɪk(ə)l]
自然界を人工的に操作した物質・現象
「chemical」の語源はギリシャ語の「khēmeia(錬金術)」に由来し、「自然の物質を人間が科学的に理解・操作する」というイメージが根底にある。名詞では「化学的な手法で作られた・分離された物質」、形容詞では「化学という学問・プロセスに関わる」という意味になる。重要なのは、この単語には「人工的・技術的に扱われた物質」という含意があり、日常会話では「薬品・化学物質(しばしば人工的で危険を伴うイメージ)」として使われることが多い。一方で学術文脈では「化学的な(=化学の原理に基づく)」と中立的に使われる。文脈によって自然な日本語訳を使い分けることが大切だ。
化学物質・化学薬品・薬品
名詞(複数形 chemicals)化学製品・化学薬品類(総称)
化学的な・化学の
形容詞(口語・比喩)(感情や相性の)化学反応的な
例文
There are many chemicals in this shampoo.
このシャンプーにはたくさんの化学物質が含まれている。
The factory was fined for releasing toxic chemicals into the river.
その工場は有害な化学物質を川に放流したとして罰金を科せられた。
A chemical reaction occurs when baking soda and vinegar are mixed.
重曹と酢を混ぜると化学反応が起きる。
0014■■■ 19/23
clue
[klúː]
謎を解くための糸口
clue の語源は古英語の「clew(糸巻き)」にある。ギリシャ神話でテセウスが迷宮(ラビリンス)から脱出する際、アリアドネから渡された糸巻きの糸をたどって出口を見つけた故事に由来する。つまり clue の本質は「複雑に入り組んだ状況から抜け出すための手がかりとなる糸」。だから「謎・問題を解くために役立つ情報や痕跡」という意味になり、ミステリー小説の「手がかり」から、何かを理解するための「ヒント」、さらには否定形で「まったくわからない(糸口すら持っていない)」という使い方も自然に生まれる。コアイメージは「暗闇の中で出口へ導く一本の糸」。
手がかり・糸口
ヒント・きっかけ
(否定形で)見当・わかること
(clue in で)情報を教える・事情を知らせる
例文
The detective found a clue at the crime scene that led to the suspect.
刑事は犯行現場で容疑者への手がかりを発見した。
Could you give me a clue about how to solve this math problem?
この数学の問題の解き方について、ヒントをもらえますか?
I don't have a clue what he is talking about.
彼が何を話しているのか、まったく見当もつかない。
0015■■■ 19/23
conduct
動詞 /kəndʌ́kt/、名詞 /kɑ́ndʌkt/
導いて、まとめあげる
conductの語源はラテン語「conducere(共に導く)」で、con-(共に)+ducere(導く)から成る。コアイメージは「ある流れや力を一定の方向へ導き、まとめあげること」。実験を「実施する」のは手順を導いて完結させること、オーケストラを「指揮する」のは演奏者を音楽の方向へ導くこと、熱や電気を「伝導する」のはエネルギーを特定方向へ流し導くこと、そして自分の「ふるまい」(名詞conduct)も「自分をどう導くか」という姿勢を表す。すべての用法の根底に「コントロールしながら導く」という共通イメージがある。
(実験・調査などを)行う、実施する
(オーケストラ・合唱などを)指揮する
(業務・交渉などを)処理する、取り仕切る
(人を場所へ)案内する
(熱・電気などを)伝導する、通す
(conduct oneself で)ふるまう
名詞(kɔ́ndʌkt)行動、品行、ふるまい
例文
The professor will conduct an experiment tomorrow.
教授は明日実験を行うつもりだ。
She was asked to conduct the youth orchestra for the first time.
彼女は初めてユースオーケストラを指揮するよう依頼された。
Copper conducts electricity very well.
銅は電気をよく伝導する。
0016■■■ 19/23
conflict
[kɑ́nflɪkt]
二つの力がぶつかり合う
conflictの語源はラテン語の「con-(共に)+fligere(打つ・ぶつかる)」。つまり、二つ以上の力・意志・考えが同じ場所で激しくぶつかり合うイメージが核心にある。物理的な衝突(戦闘・争い)から、心理的・概念的な衝突(意見の対立・矛盾)まで幅広く使える。重要なのは「単なる違い」ではなく、「ぶつかり合って摩擦や緊張が生じている状態」であること。だから、スケジュールが重なって都合が合わない場合や、証言同士が食い違う場合にも使われる。この「ぶつかり合いの緊張」こそが、fight などとの違いを生む本質的なニュアンスである。
争い・対立・紛争・戦闘
(意見・利害などの)不一致・矛盾・摩擦
(内面の)葛藤
(意見・情報などが)対立する・矛盾する・相反する
(予定・利害などが)重なって都合が悪い
例文
Armed conflict broke out along the border between the two countries.
二国間の国境沿いで武力衝突が勃発した。
His testimony conflicts with the evidence found at the scene.
彼の証言は現場で見つかった証拠と矛盾している。
She felt an inner conflict between her career ambitions and her desire to spend time with family.
彼女はキャリアへの野心と家族と過ごしたいという気持ちの間で葛藤を感じていた。
0017■■■ 19/23
cure
[ˈkjʊɚ]
悪い状態を完全に取り除く
cureのコアイメージは「問題・悪い状態を根本から取り除いて正常な状態に戻すこと」。病気を「治す」という医療的な意味が最もよく知られているが、これは「体の不具合をゼロにする」という完全回復のイメージに基づく。treatが「処置・手当てをする(完治するかどうかは問わない)」なのに対し、cureは「完全に治す」という完結のニュアンスが強い。また食品の「燻製・塩漬け処理」(腐敗を取り除く)や、社会問題・悪癖を「解決・矯正する」にも使われるのは、いずれも「悪い状態を除去して保全・正常化する」というコアイメージの表れである。
(病気・人を)完全に治す、癒やす
(問題・悪習・悪い状態を)解決する、矯正する、取り除く
(食品・革などを)燻製にする、塩漬けにする、乾燥処理する
治療法、治療薬、根治手段
(問題などの)解決策
例文
Prevention is more important than cure.
予防は治療(根治)より大切だ。
There is no cure for his laziness.
彼の怠け癖には治しようがない。
The fish is cured with salt and then smoked.
その魚は塩漬けにされてから燻製にされる。
0018■■■ 19/23
deal
[díːl]
分け与え、やり取りする
dealの根底にあるイメージは「分配・やり取り」です。トランプの「カードを配る」という原義が起源で、何かを相手に渡し、双方向のやり取りが生まれる場面全体を指します。カードを「配る」→複数人の間で何かを「やり取りする」→「取引・交渉」、問題や状況を自分の手元で「さばく・処理する」→「扱う・対処する」、商品を相手に「渡す」→「商う・売買する」という流れで意味が広がっています。「仕打ち」という意味も、相手に対してどう「やり取り(扱い)」をしたかというコアから来ています。
(問題・状況などに)対処する、扱う
商う、取引する
(カードを)配る
取引、契約
仕打ち、扱い方
(口語)大変なこと、重大事;量(a great deal of〜)
例文
I can deal with this problem, boss.
ボス、この問題は私にお任せください。
They finally struck a deal after weeks of negotiation.
何週間もの交渉の末、彼らはついに合意にこぎつけた。
She had to deal with a great deal of stress at work.
彼女は職場で多大なストレスに対処しなければならなかった
0019■■■ 19/23
demand
[dɪmˈænd]
強い力で「引き出す」要求
demandのコアイメージは「強制力を持って相手から何かを引き出そうとする」こと。語源はラテン語の demandare(委ねる・命じる)で、単なる「お願い」ではなく、権利・立場・必要性を根拠にした強い主張が根底にある。動詞の「要求する」「強要する」はそのまま、「必要とする」は「状況が強くそれを引き出そうとしている」というイメージ。名詞の「需要」は「市場が商品を強く引き寄せている力」、「要求・請求」も「強い力で何かを求める行為」と、すべて《強制的な引力》が共通している。
(権利・立場を背景に)強く要求する、迫る
(状況・物事が)必要とする、要する
要求、請求、(権利に基づく)主張
需要(← 見落とされがちな意味)
(精神的・時間的な)負担、重い要求(← 見落とされがちな意味)
例文
She demanded an apology because he was acting rude.
彼が失礼な態度をとったので、彼女は謝罪を強く求めた。
The job demands a high level of concentration.
その仕事は高い集中力を要する。
There is a growing demand for electric vehicles worldwide.
世界的に電気自動車への需要が高まっている。
0020■■■ 19/23
enormous
[ɪnˈɔɚməs]
通常の規模をはるかに超えた
enormousの語源はラテン語の「e-(外へ)+ norma(規範・基準)」で、「通常の基準の外にある」というイメージが根底にある。単に「大きい」というより、「普通の物差しで測れないほど桁違いに大きい」という感覚が本質だ。数量・規模・程度などあらゆる次元で「想定をはるかに超えている」場面に使われる。日本語の「巨大な」「膨大な」「莫大な」はそれぞれ文脈に合わせて当てた訳であり、どれも「基準をはみ出すスケール感」というコアイメージから生まれている。物理的な大きさだけでなく、感情的・抽象的な領域でも使えるのが特徴。
(物理的・空間的に)巨大な
(数量・金額・規模が)膨大な、莫大な
(影響・プレッシャー・喜びなどが)非常に大きな、計り知れない
例文
There is an enormous gap between the people and the government.
人々と政府の間には巨大な溝がある。
The company made an enormous profit last year.
その会社は昨年、莫大な利益を上げた。
Winning the award was of enormous importance to her career.
その賞を受賞することは、彼女のキャリアにとって計り知れないほど重要だった。
0021■■■ 19/23
evidence
[évədns]
見えるようにするもの
evidenceの語源はラテン語の「evidentia」で、「ex(外へ)+videre(見る)」から来ています。つまり「外へ向けて見えるようにするもの」がコアイメージです。何かが真実であると「目に見える形で示すもの」全般を指します。法廷での「証拠品」も、犯罪の「形跡」も、議論を裏付ける「根拠」も、すべて「ある事実を外側から可視化するもの」という点で共通しています。日本語の「証拠」より広い概念で、必ずしも物的なものに限らず、状況・痕跡・証言・データなど、何らかの「真実を指し示すサイン」すべてをevidenceと呼べます。
証拠、根拠
証言
形跡、痕跡、気配
〜を示す、〜の証拠となる
例文
You have to provide evidence before filing a case.
訴訟を起こす前に証拠を提出しなければなりません。
There is no evidence that smoking causes immediate harm in every case.
喫煙がすべてのケースで即座に害を引き起こすという根拠はない。
The muddy footprints were clear evidence that someone had entered the room.
泥だらけの足跡は、誰かが部屋に入った形跡を明確に示していた。
0022■■■ 19/23
facility
[fəsíləṭi]
たやすく使える仕組み
facilityの語源はラテン語のfacilis(やりやすい)で、facere(する・作る)と同じ語根です。つまり「何かをしやすくしてくれるもの」がコアイメージです。これが物理的な形をとれば「施設・設備」(使うことを可能にしてくれる場所や設備)になり、人の能力に宿れば「たやすくこなす才能・器用さ」になります。複数形facilitiesになると「整備された設備群・インフラ」という意味になりやすく、単数形では「才能・素質」の意味で使われることが多い点も重要です。「便宜を図ってくれるもの」というニュアンスが根底に一貫して流れています。
名詞(主に複数形)施設、設備
名詞(単数形)機能、特定の目的のための装置・機能
名詞(単数形・不可算)容易さ、才能、器用さ(~with/forと共に)
例文
The hospital I stayed at had great facilities.
私が入院した病院には素晴らしい設備が整っていた。
This software has a facility for automatically saving your work.
このソフトウェアには作業を自動保存する機能がある。
She writes with remarkable facility.
彼女は驚くほど軽々と文章を書く。
0023■■■ 19/23
figure
[fígjɚ]
輪郭・形として浮かび上がるもの
figureのコアイメージは「ぼんやりとした背景から輪郭をもって浮かび上がる形・姿」です。絵や彫刻の「形・図形」、霧の中に現れる「人影・人物」、数字という「目に見える形をとった量」——これらはすべて「形として認識できるもの」という共通点を持ちます。動詞として使われるとき、figure outは「頭の中でぼんやりしていたことに輪郭を与えて理解する」、I figuredは「こういう形だと頭の中でつかんだ=判断した」というイメージです。つまり「混沌から形を見出す」という感覚がこの単語の根底にあります。
形・姿・人影
(著名な)人物・人格
数字・数値
図・図形・挿絵
体形・スタイル
〜と判断する・思う
(figure out で)〜を解明する・理解する
(figure in で)〜において重要な役割を占める・関与する
例文
I figured that she was not going to talk to me again.
もう彼女は自分と話す気はないとわかった(判断した)。
A dark figure appeared in the foggy street.
霧のかかった通りに暗い人影が現れた。
She is a key figure in the environmental movement.
彼女は環境運動における中心的人物だ。
0024■■■ 19/23
fuel
[fjúːəl]
エネルギーを生み出す源
fuelのコアイメージは「何かを動かし続けるためのエネルギー源」。ガソリンや薪が物理的な機械や火を動かすように、比喩的にも「人の感情・行動・状況を促進・激化させるもの」を指す。「燃料」という物質的な意味だけでなく、怒りや議論、運動などを「燃え上がらせる・煽る」という動詞用法も非常に重要。石油が炎を勢いづけるように、fuelには「外部から力を与えて、既にある何かをさらに活発にする」というニュアンスが根底にある。「add fuel to the fire(火に油を注ぐ)」という表現が象徴するように、単なる「素材」ではなく「推進力・触媒」のイメージが本質。
燃料、エネルギー源(ガソリン・石油・薪など)
(感情・議論などを)煽るもの、促進するもの
(感情・行動・議論などを)煽る、促進する、激化させる
(乗り物などに)燃料を補給する
例文
I put fuel in my car.
車に燃料を入れた。
The scandal fueled public anger against the government.
そのスキャンダルは政府への国民の怒りを煽った。
His dream of becoming a doctor was the fuel that kept him studying.
医者になるという夢が、彼が勉強し続けるための原動力だった。
0025■■■ 19/23
hesitate
[hézətèɪt]
一瞬、足が止まる感覚
hesitate のコアイメージは「前に進もうとする力が一瞬止まってしまう」状態です。語源はラテン語の haesitare(くっつく・引っかかる)で、何かに引っかかって動けなくなるイメージが根底にあります。行動・発言・決断のどれに対しても使えるのはこのためです。「躊躇する」「口ごもる」「迷う」はどれもこの「一瞬止まる」状態の異なる表れ方。文脈によって日本語訳は変わりますが、根っこにあるのは常に「スムーズに前へ進めない瞬間」です。また、Don't hesitate to do「遠慮なく〜してください」という定型表現でも、「足を止めないで」=「ためらわないで」というコアイメージが生きています。
躊躇する・ためらう
口ごもる・言いよどむ
迷う・決めかねる
(〜するのを)遠慮する
例文
She hesitated before answering the question.
彼女は質問に答える前に、一瞬言いよどんだ。
He hesitated about whether to accept the job offer.
彼はその仕事の申し出を受けるかどうか迷った。
Don't hesitate to call me if you need help.
助けが必要なら、遠慮なく電話してください。
0026■■■ 19/23
observe
[əbzˈɚːv]
意識を向けてしっかり捉える
observeのコアイメージは「目や意識をしっかり向けて対象を捉える」こと。ただ漠然と見るのではなく、注意深く・目的を持って対象に意識を集中させるイメージが根底にある。視覚的に「観察する」のも、規則やルールを「遵守する」のも、どちらも「しっかり意識を向けて対象を捉える」という点で共通している。規則を守るというのは、規則の存在をきちんと意識に「捉えて」それに従って行動することと考えれば自然につながる。また「気づく」「認める」も、ぼんやりではなく意識がそこに向いたからこそ気づけた、というニュアンスを持つ。さらに「述べる・発言する」という意味も、観察した結果を口にするというつながりから派生している。
観察する・注意深く見る
気づく・目撃する
(規則・法律・慣習などを)遵守する・守る
(意見・感想を)述べる・言う
(記念日・儀式などを)執り行う・祝う
例文
The scientists observed the result of the experiment.
科学者たちは実験結果を観察した。
"The situation is more serious than it looks," she observed.
「状況は見た目より深刻だ」と彼女は述べた。
All employees are required to observe the safety regulations.
すべての従業員は安全規則を遵守することが求められている。
0027■■■ 19/23
protest
[prətést]
公に声を上げて抵抗する
protestのコアイメージは「自分の意思・立場を外に向かって強く表明すること」です。語源はラテン語のprotestari(公に証言する)で、pro-(前に/公に)+testis(証人)から来ています。「抗議する」という訳が代表的ですが、根底にあるのは「黙っていない、声に出して主張する」という姿勢です。反対意見を述べる場合も(抗議)、自分の正しさを押し通す場合も(断言・主張)、どちらもこの「声に出して表明する」エネルギーが共通しています。日本語の「抗議する」より幅広く、「異議申し立て」から「強い肯定的主張」まで、公的な表明全体をカバーする単語です。
抗議する、異議を申し立てる
(正しさを)強く主張する、断言する
抗議、異議、抗議運動・デモ
名詞(慣用)under protest(不承不承、嫌々ながら)
例文
The students are protesting the decision to fire the teacher.
生徒たちはその教師が解雇されるという決定に抗議している。
She protested her innocence even after the verdict was announced.
評決が下された後も、彼女は無実を強く主張し続けた。
He signed the contract under protest.
彼は不承不承、契約書にサインした。
0028■■■ 19/23
recall
[rɪkˈɔːl]
呼び戻す・引き戻す
recallの核心は「re-(再び・もとへ)+call(呼ぶ)」、すなわち「呼び戻す」というイメージです。記憶に関して使えば「過去の情報を意識のもとへ呼び戻す=思い出す」になり、人やモノに使えば「もとの場所や持ち主のもとへ物理的に呼び戻す=回収する・呼び戻す」になります。また、発言や決定をもとの状態に引き戻せば「撤回する」、役職者を任命者のもとへ引き戻せば「解任・リコールする」になります。すべての意味が「出ていったものを元の地点へ引き戻す」という一つのコアイメージから自然に派生しているのです。
思い出す、記憶を呼び起こす
思い出させる
呼び戻す(人を元の場所へ)
(製品を)回収する、リコールする
(役職者を)解任する、罷免する
(言葉・決定を)撤回する
記憶力、想起;回収、リコール;撤回
例文
I don't recall her saying anything at all about moving.
彼女が引越しについて何か言っていた覚えは全くありません。
The manufacturer recalled thousands of vehicles due to a brake defect.
そのメーカーはブレーキの欠陥を理由に何千台もの車を回収した。
The ambassador was recalled to his home country after the diplomatic incident.
その大使は外交問題を受けて本国に呼び戻された。
0029■■■ 19/23
specific
[spɪsífɪk]
ピンポイントで絞り込まれた
「specific」の語源はラテン語の「species(種・種類)」+「-fic(〜を作る)」。つまり「ある特定の種・カテゴリをはっきり指定する」というイメージが根底にある。漠然とした全体から「これ!」と一点を指差すような感覚だ。だからこそ「特定の」「明確な」「その物固有の」といった訳語が生まれる。「be specific」は「もっと絞り込んで話せ」、「specific to ~」は「〜にだけ当てはまる固有のもの」という意味になる。大きな海から一匹の魚を指差すイメージを持つと、どの文脈でも意味を自然に導き出せる。
特定の、ある特定の〜
明確な、はっきりとした
〜に特有の、〜固有の(specific to ~)
名詞(複数形 specifics)具体的な詳細、細かい点
例文
Please be more specific when explaining your answer.
答えについて説明するときは、もう少しはっきり(詳細に)してください。
This disease is specific to tropical regions.
この病気は熱帯地域に特有のものだ。
We need to set a specific date for the meeting.
会議のための特定の日程を決める必要がある。
0030■■■ 19/23
suspect
[səspékt]
証拠なく心の中で『怪しいと感じる』
suspectの語源はラテン語のsuspicere(下から見上げる→ひそかに見る)。「確かな証拠はないけれど、何かがおかしいと内心感じている」というのがコアイメージ。対象が「人」なら「疑いをかける」、対象が「事実・状況」なら「〜ではないかと思う」となる。日本語の「思う」より少しネガティブな色合いを持ち、「何となくまずいことが起きているのではないか」という感触を伴う点が特徴。「確信している」わけでも「ランダムに予測する」わけでもなく、間接的な手がかりや直感から「そうではないかと感じている」というニュアンスを常に持つ。
(人を)疑う、怪しいと思う
(不都合なことを)感づく、うすうす察する
〜ではないかと思う(やや懸念を含む推測)
容疑者、怪しいと思われている人
怪しい、信用できない
例文
I suspect that he doesn't actually have a job.
彼は本当は無職なのではないかと思っている。
The police suspect him of stealing the car.
警察は彼が車を盗んだと疑っている。
I suspect the situation is more complicated than it looks.
状況は見た目よりずっと複雑なのではないかと感じている。
0031■■■ 19/23
symptom
[sím(p)təm]
内部の異変が表面に現れたサイン
symptomのコアイメージは「内側で起きている何かが、外側に表れた徴候」です。ギリシャ語の「syn-(共に)+piptein(落ちる)」に由来し、「何かと同時に現れるもの」が語源です。医学用語としての「症状」(頭痛・発熱など)が最も有名ですが、本質は「問題や変化の存在を示す間接的な証拠・兆し」です。病気に限らず、社会問題・組織の不調・経済の変化など、あらゆる分野で「表面に出てきた問題のサイン」として使われます。つまり「原因そのもの」ではなく、「原因の存在を知らせる表れ」であるという点が核心です。
(病気の)症状
(問題・変化の)兆候・しるし
(好ましくない傾向の)表れ・現れ
例文
The symptoms I had were so mild that I did not even notice.
私の症状は非常に軽かったので気づきさえしなかった。
High unemployment is a symptom of deeper economic problems.
高い失業率は、より深刻な経済問題の兆候だ。
The constant conflicts among team members were a symptom of poor leadership.
チームメンバー間の絶え間ない衝突は、リーダーシップの欠如の表れだった。
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victim
[víktɪm]
力に抗えず傷を受けた者
victimのコアイメージは「自分の意志や力ではどうにもならない状況に置かれ、害・損害・苦しみを受けてしまった存在」。ラテン語の victima(神への供物・生贄)を語源に持ち、「自らの意志とは無関係に、外部の力によって何かを奪われたり傷つけられたりする」という本質がある。犯罪の被害者だけでなく、自然災害・事故・詐欺・差別・運命など、あらゆる「抗いがたい力」にさらされた人・物に使える点が特徴。比喩的に「状況や慣習のえじき」という意味でも使われ、必ずしも物理的な暴力に限らない。
被害者(犯罪・事故・暴力などの)
犠牲者(災害・戦争・病気などの)
えじき・食い物にされる人(詐欺・操作・利用などの)
生贄(宗教的・比喩的)
例文
The victim was hurt badly.
被害者はひどく傷つけられた。
Thousands of victims of the earthquake lost their homes.
何千人もの地震の被災者が家を失った。
He fell victim to a clever online scam.
彼は巧妙なネット詐欺のえじきになった。
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witness
[wítnəs]
その場で直接「見知っている」存在
witnessの語源は古英語の「wit(知る・理解する)」+「-ness(状態)」。つまり「知っている状態にある人・もの」がコアイメージです。単なる「見る」ではなく、その場に居合わせて直接体験・把握しているというニュアンスが核心にあります。だから「目撃者」にも「証人」にも「証拠」にもなり得るのです。法廷で証言できるのは「自ら直接知っている人」だから証人であり、ある事実を証明できるものは「知っている状態を示すもの」として証拠になる。動詞として使えば「〜を直接目の当たりにする」となります。このコアさえつかめば、文脈ごとに自然な日本語を選べるようになります。
目撃者・立会人
証人(法廷などで)
証拠・証し
〜を目撃する・〜に立ち会う
〔ある時代・場所が〕〜を経験する・〜の舞台となる
例文
The witness told me many things about the crime.
目撃者は犯行についてたくさんのことを話してくれた。
She witnessed the signing of the contract.
彼女は契約書への署名に立ち会った。
The 20th century witnessed remarkable advances in technology.
20世紀は技術の目覚ましい進歩を経験した(の舞台となった)。